- 家にずっといるのに、家事の負担の割合がおかしい
- 家に帰ってきても、散らかったまま
- 嫁は昼間、家で何をしているの?
このように家事をしない嫁に対して、「どうして家事が出来ていないのか理解できない!」
とイライラが溜まっている男性は少なくありません。
しかし、どのように対処すれば妻と円満に家事をおこなってくれるか分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
直接、妻に「もっとしっかりやってほしい」と不満をぶつけても、解決するどこか夫婦関係も悪化する危険もあります。
何もしない嫁をこのまま放っておくのも嫌だけど、夫婦げんかに発展するのはもっと嫌ですよね。
今回は、嫁が家事をしない理由や対処法についてご紹介します。
嫁が家事をしない理由にはいろいろなパターンが考えられますので、
嫁の気持ちの読み解き方、嫁のやる気をなくす原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
夫婦が共に納得して、円満になるためのヒントをお伝えしていきます。
家事の分担の割合でイライラする男性は多い
家事の役割分担問題…。
共働き家庭が当たり前になっている今、どこまでの家事を夫がやって、どこまでの家事を妻がやるべきか、この線引きが上手くいかず、イライラを募らせてしまう男性が増えてきています。
ネット上にあった家事をいない嫁に対してイライラしている男性の声を一部ご紹介します。
SNS上で愚痴をつぶやいてストレス発散している方も多いようですが、嫁が家事をしない理由が分からず、「どうして家事をしないんだ!」とイライラするばかりでは結局何も変わりません。
そこで、まずは嫁の事情を知り、一体何が原因なのかを探ってみましょう。
専業主婦なのに嫁が家事をしない・出来ない理由について
では、専業主婦なのに妻が家事をしない・できない理由は具体的にはどのような理由があるのでしょうか?
妻が家事をしない理由を理解をしてあげないと、「他の家庭はしっかりやっているのに、なんでうちの嫁は家事をしないんだ!」と夫が一方的にイライラを募らせてしまいます。
嫁が家事をしない理由①:育児で忙しくて家事ができない
結婚当初は家事を頑張っていたのに、子供が生まれてから段々と手抜きになったという場合があります。
子供が生まれると子育てが忙しくなり家事が手抜きになってしまう事があります。
育児に休憩時間は出なく、産前と同じように家事をこなすのは難しくなります。
お昼寝をしている間に家事をやろうと思っていても、なかなか寝てくれない…。
やっとの思いで寝てくれた…。その、瞬間に子供の大きな鳴き声が…。
「もうなんで!!?」と叫びたくなりますよね。
このように、子供が生まれると、全てが全て子供に合わせて生活をする必要があります。
予定通りにいかないことは日常茶飯事です。
専業主婦は家にいる時間は長いですが、小さい子供の育児をしながらすべての家事をこなすのは大変なのです。
自分が食事やトイレに行く時間も確保できない!なんてこともあります。
少しでも思い当たる場合は、少しずつ家事を手伝ってみてはどうでしょうか?
トイレを使用したついでにトイレ掃除をしたり、洗濯物を畳んだりなど出来ることを少し手伝うだけでも家事の負担が減り妻は助かるはずです。
そうすることで家事のモチベーションも上がり、自然と家族で過ごす大切な時間も増えるでしょう。
嫁が家事をしない理由②:夫婦間での家事に対する考え方のズレ
そもそも夫婦は育ってきた環境が違い、キレイと感じる基準や考え方も違って当たり前です。
夫婦間で家事に対する考え方の違いから、夫が嫁に対して「家事をやっていない」と感じてしまう場合もあります。
嫁なりに精いっぱいがんばって家事をしているのに、夫にやっていないと思われて関係が悪化してしまう場合もあります。
特に育児を嫁に任せっきりだったりするような場合では注意が必要です。
いきなり「今日は一体何をしていたのか」と咎めるのは避けた方が良いでしょう。
夫婦といっても元々は他人同士であるため、物事の考え方や日々の過ごし方などが違うのは仕方がないことです。
嫁と違う部分があったとしても「嫁には嫁の考え方がある」と受け止めて、頭ごなしに否定したり自分の考え方を押し付けたりするのは避けましょう。
嫁が家事をしない理由③:家事に苦手意識があり、本人も悩んでいる
嫁が家事に苦手意識があったり、家事に慣れていないといった場合は、どの様にすればよいのか分からず、その結果、家事をしなくなるといったこともあります。
苦手意識が強いと、家事から目を背けてしまい、やる気自体が起きないということもあるでしょう。
この様な場合は、本人は罪悪感を持っていることも多いので、できないことを責めず、少しずつ慣れていってもらいましょう。
家事や育児に苦手意識を持つ女性の声
このように家事ができないことを悩み、夫に受け入れてほしいと思っている女性も多いのです。
人には得意・不得意があって当たり前です。
家事のハードルを少し下げてあげたり、あなたが家事を得意にしているようであれば、嫁を誘って一緒に行うのもおすすめです。
嫁が家事をしない理由④:旦那が家事をやれるので人任せにしてしまう
テキパキと行動するタイプの旦那さんは、嫁が動くより先に行動するため、「やってくれるなら任せてしまおう」と考え、いつの間にか家事をやらなくなっているということもあります。
また、自分より要領良くこなす旦那がそばにいると、「自分はこんなこともできないのか…」と自己嫌悪に陥ってしまい、その結果家事をやらなくなっている可能性もあります。
テキパキと行動するタイプの旦那さんは、思い切って「どうしていつも家事をしないの?」と嫁に本音を聞いてしまうのもひとつの手です。
もしかしたら「本当は家事をやりたかった」なんて拍子抜けする言葉が返ってくるかもしれません。
家事を旦那に任せて「楽」をしたいと思っているのか、本当は自分が家事をしたいと思っているのか話し合ってみましょう。
どちらにせよ、お互い本音で話し合えば相手のことを知ることができ、嫁が家事をやるきっかけになるはずです。
嫁が家事をしない理由⑤:旦那の態度が高圧的で愛情の薄れから家事をしない
あなたに自覚はなくても、嫁から見ると旦那はいつも怒っている怖い存在なのかもしれません。
- イライラしてすぐに怒鳴ったり、嫁の言うことを最後まで聞かなかったりしていませんか?
- 仕事をしていない専業主婦である嫁を見下していませんか?
そんな日々が続けば、あなたへの愛情も薄れ、あなたのために家事などやりたくなくなってしまいます。
嫁が家事をしないのはあなたへの不満の表れなのかもしれません。
少しでも心当たりがある方は注意が必要です。
妻のやる気を削ぐ、NG行動チェック
- 「高圧的な態度をとっていないか」
- 「イライラしてすぐに怒鳴ったりしていないか」
- 「嫁に嫌な思いをさせたことはないか」
など、これまでの言動を振り返ってみましょう。
自分自身を振り返り、落ち着いて考えてみることで反省点が見つかるかもしれません。
何もしない嫁に家事をやる気になってもらう対処法
前述した通り、妻が家事をしない理由や、しなくなってしまった理由が何かしらあります。
子供が生まれて、忙しくて家事をしたいけどできないなど家庭によって理由は様々ですが、とは言っても一緒に住む夫からしたら何とか良い関係を保ちつつ、お互いが過ごしやすいより良い家庭になることを望んでいるはずです。
そんな時にできる対処法をご紹介します。
対策①:なぜ家事ができないのか話を聞いてみる(聞き方要注意!)
どうしても嫁が家事をしない理由が分からない場合は、家事をしない理由を本人に尋ねてみましょう。
ただし、旦那の聞き方によっては「なにか文句あるの⁉」と夫婦げんかに発展してしまう可能性もあります。
「なぜ家事ができないの?」とストレートに聞くのではなく、「最近少し忙しすぎるんじゃない?」などと気遣いする素振りを見せてあげることが大切です。
嫁から家事をしない理由を聞き出せたら、問題の解決策を一緒に話し合いましょう。
対策②:家事リストを作り、家事分担の提案をする
家事というと、すぐに思い浮かべるのは「料理」「洗濯」「掃除」「ゴミ捨て」のような一般的なものですよね。
しかし、それ以外の名前も付かないほど細かいちょっとした家事を「見えない家事」「名もなき家事」と呼びます。
家事といっても幅が広く、目に見えるものだけが家事ではないのです。
「見えない家事」は気が付きにくく、嫁は「自分ばかりが面倒な家事をしている」と感じており、家事をすることに不満を持った結果、家事をしなくなることもあるのです。
名もなき家事・見えない家事の一例
料理関連 | 掃除 | 洗濯 |
---|---|---|
献立を考える | 掃除機にたまったゴミを捨てる | 洗剤、柔軟剤の補充・交換 |
調味料や油の補充 | 台所の排水溝に詰まったゴミの清掃 | 洗濯槽の掃除 |
食材の買い物 | リモコンや文具など置きっぱなしの ものを片づける | 洗濯機のフィルターの清掃 |
食前、食後にテーブルを拭く | ゴミを集め分別する | 家族の寝具の洗濯、取り換え |
食器の片づけ | 新しいゴミ袋のセット | タオルの交換 |
シンクの排水溝の処理 | 風呂の排水溝に詰まった髪の毛の掃除 | クリーニングに出す |
食器洗い洗剤の詰め替え | 掃除用洗剤の補充・交換 | アイロンをかける |
まな板の除菌&漂白 | 風呂掃除用スポンジや雑巾などの交換 | 洗濯物の裏返しチェック、仕分け |
布巾の除菌&漂白 | トイレの消臭剤の交換 | 取れかけのボタンを付け直す |
冷蔵庫の中の整理 | 段ボールをつぶして捨てる | 家族の衣服を分けて仕舞う |
解決策
夫婦間で話し合い、お互いの要望を確認したうえで、負担が偏らないよう家事分担を話し合ってみましょう。
各家庭により必要な家事は異なりますので、話し合いの際はどのような家事があるのか全てリストアップすることが大切です。家事を「見える化」することで、嫁への感謝の気持ちも生まれやすくなります。
また、人により得意・不得意な家事があるはずです。
得意・不得意な家事についても夫婦間で話し合ってみましょう。
苦手な家事はどうしても効率が悪くなり、ストレスも溜まる一方です。
家事分担をする際は大切なポイントになります。
【名もなき家事】夫婦仲が良くなった!名前のない家事や育児を紹介【夫目線】
対策③:妻のやる気をなくす夫の言動を理解し、気を付ける
結婚当初は家事をやっていた嫁が段々と家事をやらなくなったと言う場合は、夫の行動や些細な一言など、何らかの原因でやる気がなくなってしまったのかもしれません。
嫁のやる気をなくす夫の言動
妻に対する感謝やねぎらいの言葉がない
「嫁だから当たり前」と考えており、文句は言うのに「ありがとう」「いつもよくやってくれているね」などという感謝の言葉をかけていない。
夫よ「ごめん」の一言が何で言えないの?謝れない旦那の心理状態と効果的な対処法
家事や育児を手伝わないのに口は出す
完璧主義の考えで、嫁にもあなたの理想を押し付けていませんか?
家事や育児を手伝わないのに口出しだけはしていませんか?
指示や命令をされる方は、気持ち良くはありません。
夫婦はどちらが上などはないので、寄り添う気持ちで接していきましょう。
【口だけ達者な旦那にイライラ】子供のように幼稚な夫の特徴と対処法
嫁に対して上から目線
プライドが高く、嫁を自分より下に見ていませんか?
そのため、自慢話が多く、嫁に対して高圧的な態度を取っていませんか?
そのような態度の人に、「何をしてあげよう・あげたい」と感情を抱くことはありません。
相手から「この人のためだったら頑張れる」と言われるような関係性が理想です。
対策④:感謝の言葉やプレゼント
仕事で誰かに褒められたら、「もっと頑張るぞ!」とやる気がアップしますよね。
それは、嫁も同じこと。
日頃の感謝の気持ちをメッセージやプレゼントで表して、家事のモチベーションをアップさせましょう!
褒めるときは、具体的な例をあげるとより伝わりやすいでしょう。
「この家事はしっかりやってくれているな」という要素を見つけて、「今日のハンバーグおいしいね」「おふろの浴槽がキレイで気持ちがいいよ」といった言葉を伝えましょう。
もし家事について褒めるところが見つからなければ、ほかの場面を思い返してみてください。
- 「いつも仕事の愚痴を聞いてくれてありがとう」
- 「毎朝起こしてくれて助かるよ」
などと伝えれば、「もっと家事をがんばろう!」という気持ちが湧き出てくるはずですよ!
恥ずかしくてなかなか直接言葉に出来ないタイプの方は、手紙にするのもおすすめです。
改めて文字にすることで、感情的にならずに、今まで気付けなかったことにも気付けるかもしれません。
話し合いをしても嫁が家事をしない…。問題が解決できない場合
これまで紹介した対策のように、家事をしない妻と話し合ったものの中々解決がしない場合があります。
「夫が激務で帰りが遅く、家事を手伝うことができず、妻がワンオペ育児状態」など物理的に解決が難しいケースも少なくありません。
そのような場合は、住む環境や外部のサービスなどを活用して大変な状況を解決していく必要があります。
親の近くに住んだり、同居も検討してみる
あなたにもし抵抗がなければ、嫁の両親と同居するという方法もあります。
両親に家事を手伝ってもらえれば、家事の負担が減りますし、両親としては老後の心配もなくなるでしょう。
もしくは、あなたの親と同居するという方法もありますが、その場合は決して勝手に話を進めないよう注意が必要です。
両親の同居には難色を示す嫁も多く、話の進め方により、夫婦間に亀裂が生じるかもしれません。
場合によっては、「同居をするくらいなら…」と嫁が家事をやってくれるようになることもあります。
妻の地元に転職・移住する〝嫁ターン〟ってあり?メリットデメリットを解説
生活に支障が出ている場合は夫婦カウンセリングを受けてみる
どうしても家事についての話し合いが上手く進まず、夫婦関係が悪化してしまうようであれば、夫婦カウンセラーに間を取り持ってもらい解決に導いてもらうのも一つの方法です。
人はそれぞれ異なる価値観を持っています。
育った家庭環境や性別も異なれば、価値観が異なるのは当然のことです。
夫婦にとって大切なのは、その違いを受け入れていけるかどうかです。
第三者に間に入ってもらい話をするだけで解決の糸口が見つかるかもしれません。
家事代行サービスを利用してみる
まったく家事をしなくてもよいとまではいきませんが、原因である家事自体を外注化するのもおすすめです。
家事代行サービスとは、料理や掃除、洗濯、片付けといった家事を専門のスタッフが代わりに行ってくれるサービスです。
苦手な家事やなかなか手が回らない家事など特定の家事だけを依頼することも可能ですので、上手に活用するのも一つの方法です。定期的に家事代行サービスを依頼することもできます。
効果的に家事代行サービスを利用することで、家事の負担が減り、時間と心にも余裕が生まれることでしょう。
また、家事代行サービスを利用するという「選択肢がある」と知っておくだけでも、安心感が増すのではないでしょうか。
何もしない嫁と離婚するかどうかの判断基準は?
どんなに嫁が家事をしないとしても、家族として人生を歩んでいく必要があります。
しかし、奥様に対してどんどんフラストレーションが溜まっているにあなたにとって、この生活が続いていくのは大きなストレスです。
そんな時に頭をよぎるのは「離婚して一人になること」です。
けど「本当に妻と別れた方が良いのかな…。子供の養育費や慰謝料はどうなるんだろう…。」と悩みは尽きません。
離婚届を提出するだけで成立する協議離婚であれば、妻が同意しさえすれば、どんな理由であろうと離婚できます。
妻が嫌いでも離婚をしない理由
妻に対してイライラが溜まっていたとしても、様々な理由で離婚することが出来ないと悩んでいる男性は少なくありません。
今回は、なぜ大嫌いな嫁さんと離婚することが出来ないのか合わせてご紹介します。
- 周りの目(世間体)が気になる
- 子供から離れたくない
- 親族に話しずらい
- 離婚を切り出したら、お金が心配…。
このように、離婚したくても出来ない理由は家庭にとって様々で、多くの男性が一番気になっているのが、「離婚後の子供とお金」です。
妻と離婚をしても良い判断基準
妻のことが嫌いで離婚したい理由が以下のようなことであれば、離婚をする事を弁護士などに相談する事をお勧めします。
- 心療内科や精神科に通うレベルのストレスを感じる
- 怒ると歯止めが効かず、暴力を振るわれそうなぐらいの剣幕で怒る
- 妻の不倫が発覚した
これらのケースは、子供を育てる上で非常に悪影響であるだけでなく、あなた自身の健康を脅かす危険が高いため、離婚を検討しましょう。夫婦は、支え合って生活していくものです。一方的な要求をするような生活では長くは続きません。
法定離婚事由への該当性は認められないケース
- 妻がヒステリーだから離婚をしたい
- 妻が家事をしないから離婚したい
これだけを理由に、法定離婚事由への該当性は認められないことがほとんどとなります。
※)法定離婚事由とは、民法 第770条で定められた、離婚理由のことです。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
民法 第770条
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
まとめ
専業主婦の嫁が家事をしてくれない!とイライラせず、まずは嫁が家事をしない理由を知り、お互いの気持ちを理解できるよう話し合いましょう。
効率よく話し合いを進めるためには、お互いの状況を念頭に置き、家事をリスト化しましょう。
家事は自分たちだけで行うものと決めつけず、両親との同居や家事代行サービスを利用するなど、周りの力を借りることも検討してみてください。
そうすることで自然と夫婦で過ごす大切な時間も増え、より幸せで心地よい暮らしが実現できるはずです。
やらねばならない家事ですが、嫁のやる気をアップさせるのも、ダウンさせるのもあなたの言動次第かもしれませんね。