赤ちゃんのおむつから発生する臭いに悩まされている方は多いのではないでしょうか?
特に、春から夏にかけての温かい季節になると、おむつを入れた袋やごみ箱からもれてくる臭いは気になるものです。

おむつを入れていないのに、ゴミ箱自体が臭くなってきた気がする…。
赤ちゃんのおむつの臭い対策として「おむつが臭わない袋(BOS)」をご存じですか?
防臭効果がとても高いと評判で、実際に使用している方もたくさんいると思います。
しかし、性能は申し分ないのだけど価格が高いことがネック…という方も多いようです。
本記事では、おむつの臭い対策に悩んでいる方に向けて、おむつが臭わない袋(BOS)について詳しく解説します。
また、価格が高いというデメリットを解決する代用品についてもご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
コスパ最強オムツ袋はどこのメーカー?【コスパ比較決定戦】
結論からお伝えすると、おむつが臭わない袋は、他のパン袋や100均に売っている防臭用の袋で代用することができます。
おそらく皆さんが知りたいのは、「どのメーカーのどの製品が最もコスパが良いのか?」だと思います。
そこで、代表的な4つのオムツ袋を比較し、総合評価を5段階でつけております。
エントリーした比較対象表品
- おむつが臭わない袋 Mサイズ
- PPパン袋(一斤用)
- Seria(100均)消臭バック Mサイズ
- ダイソー(100均)おむつ用消臭ポリ袋
商品 | 価格 (参考) | 1枚の 値段 | 使用済おむつ 入る量 | 袋の丈夫さ | マチの有無 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() おむつが臭わない袋Mサイズ (BOS) | 1,080円 | 12円 | Mサイズ: 2個程度 | 強い | あり | 機能は◎、金額が△ |
![]() ![]() PPパン袋(1斤用) | 1000円 | 3.3円 | Mサイズ: 2個程度 | 普通 | なし | バランスが良い |
![]() ![]() 100均消臭バック (seria) | 110円 | 3.67円 | Mサイズ: 2個程度 | 普通 | あり | マチ付きでコスパ良 |
![]() ![]() 100均おむつ用消臭ポリ袋 (ダイソー) | 110円 | 2.2円 | Mサイズ: 1~2個程度 | 薄い | なし | 材質が薄く破れやすい |
上記の金額は、2023年4月時点におけるAmazonで販売されている金額の最安値を参考に作成しております。
おむつが臭わない袋(BOS)とは?


おむつが臭わない袋(BOS)とは、防臭力に特化したおむつ専用のごみ袋です。「驚くほど臭わない!」と、うたっているだけあって臭いがもれないと評判の商品です。
もともとは医療現場向けに開発された商品でしたが、数年前にSNS上で話題を呼び、赤ちゃんがいる世帯から高い評価を得ています。今では、大手ベビー用品店のアカチャン本舗や西松屋、ドラッグストアなどでもよく見かけるようになりました。


ここでは、医療現場向けに作られた防臭効果が高い「おむつが臭わない袋(BOS)」について解説します。
おむつが臭わない袋(BOS)は、なぜ臭いがもれないの?
おむつの臭いがもれないと高い評価を得ている理由は、袋の構造にあります。
そもそも、なぜビニール袋に入れて口を縛っているのに、おむつの臭いが漏れ出してしまうのでしょうか?
例えば、ビニール袋に水を入れても水は漏れません。



水が漏れないのであれば臭いも通さないのでは?
と考える方もいるでしょう。
しかし、ビニール袋には気体だけ通す目には見えないほどの小さな穴が空いています。
この小さな穴を通して、臭いがもれ出てしまうのです。
おむつが臭わない袋(BOS)にも穴は空いていますが、非常に遅いスピードで臭いが穴からもれ出すように設計されています。そのため、おむつを入れても袋を縛ってしまえば、ほとんど臭いを感じないほどの防臭力を発揮できるのです。
おむつが臭わない袋(BOS)のデメリット
おむつの臭わない袋(BOS)は、その名の通り「おむつが驚くほど臭わない」のが特徴です。
菌も通さず、衛生的でとても使いやすいため、おむつを使用する赤ちゃんのいる家庭ではよく利用されている商品です。しかし、何といっても値段が高いのが難点で、他に代用できる商品がないか探す方も多いようです。
SNS上でも、おむつ臭わない袋(BOS)は値段が高いため他に代用できる商品はないか?という質問が投稿されていました。
おむつが臭わない袋(BOS)は、販売店またはサイズや枚数によって多少価格は異なりますが、1枚当たりの金額は7.5〜12円程度になります。



正直、気兼ねなく利用できる価格とは言えないでしょう。「代用できるものがあれば、そちらを使いたい…」というのが本音ですよね。
おむつが臭わない袋(BOS)の代用品「PP食パン袋」とは?


おむつが臭わない袋(BOS)の代用品として「PP食パン袋」がSNS上でも話題になっていたので紹介します。
本当に、パンの保存袋がおむつが臭わない袋(BOS)の代わりになるのでしょうか?
食パンの保存袋がおむつ臭わない袋(BOS)の代用になるのか気になるところですね。
ここからは「PP食パン袋」について詳しく解説していきます。
【素材に秘密あり】パンの保存袋は、なぜ臭わない?
防臭機能に優れている「PP食パン袋」の秘密は素材にあります。
一般的によく使われているレジ袋などは、ポリエチレンという素材でできていますが、PP食パン袋は「ポリピプロピレン」という臭いがもれにくい素材でできています。
PPとはポリプロピレンのことで、臭い成分である気体を2分の1から3分の1程度しか通さない素材なのです。
おむつ袋をPP食パン袋へ代用するデメリットは?
PP食パン袋は、おむつが臭わない袋(BOS)と遜色ないくらいの防臭効果が期待できます。
しかし、以下のようなデメリットがあるようです。
- 袋が厚手なためたくさんおむつを入れると縛りにくい
- 透明なので中が丸見えでごみ捨ての際気になる
- 近くのお店であまり売っていない



袋が透明なため、汚れたおむつが丸見えで気になるという方は多いようです。ごみ捨ての際は、新聞紙やチラシなどでおむつを包んでから捨てるといいでしょう!
代用する最大のメリット:コスパがいい
PPパン袋(1斤用)の1枚当たりの値段は2.9円程度です。
おむつが臭わない袋(BOS)が、1枚あたり7.5〜12円なのを考えると圧倒的にコスパはいいと言えるでしょう。
100円ショップやホームセンターでも、防臭効果が期待できる袋は販売されています。
中にはもっと低価格の商品もありますが、防臭力はPP食パン袋の方が優秀との声が多いです。
性能面でもコスパの面でもPP食パン袋は優秀だといえそうです。



市販の超熟や本仕込みなどの食パン袋も同様の効果が期待できます。
少しでも節約した方は、食パンを食べ終わったら袋を捨てずに再利用することもおすすめです!
おむつは何枚入るの?PP食パン袋のサイズ
PP食パン袋のサイズには、半斤用と1斤用があります。各サイズの詳細は下記の通りです。
半斤用 | 1斤用 | |
---|---|---|
サイズ | 厚さ0.025mm×横185mm縦310mm×マチ幅125mm | 厚さ0.025mm×横250mm縦360mm×マチ幅125mm |
入れられるおむつの枚数 | 2~3枚程度(Mサイズ) | 4~6枚程度(Mサイズ) |
新生児のころは1日に何回もおむつ替えをします。
おむつの消費枚数も多いため、よりコストを押さえたい場合は大きいサイズの1斤用が便利です。
また、暑い季節など臭いが気になる場合は、半斤用を使用してこまめに捨てるようにしましょう。



おむつ替えの度に、袋を縛ったり開けたりするのはとても手間がかかります。PP食パン袋がいっぱいになるまでは、食品用のクリップなどを活用するのもおすすめです。
PP食パン袋がいっぱいになったらしっかり縛ってから捨てましょう。
どこで買える?購入はネットがおすすめ
普段あまり使用することがないPP食パン袋は、どこで購入すればいいのか分からない方も多いでしょう。
PP食パン袋が購入できる主なお店は下記の通りです。
- ホームセンター
- 大型スーパー
- 雑貨店
- ネット通販
ただし、実店舗では取り扱い量が少ない場合も多く、特に地方では取り扱い店も少ないため、ネット購入がおすすめです。


【袋だけでは心配】ダブルで防臭!おすすめ臭い対策6選


- 袋1枚だけではおむつの臭いを防げないのでは?
- 春から夏にかけて暑い季節は、臭いもれが心配
という方も多いでしょう。
パマリー掲示板でも、おむつの臭い問題についての質問が投稿されていたので紹介します。





いくら防臭効果が高いとは言っても、おむつ臭わない袋(BOS)やPP食パン袋に入れるだけでは心配…
という方も少なくありません。特に、リビングなどの生活空間でおむつ替えをする場合などは臭いが気になることもあるでしょう。
どうしても臭いが気になる場合は、おむつが臭わない袋(BOS)やPP食パン袋に加えて、他の防臭方法も組み合わせてダブルで対策しましょう!徹底的に臭いもれを防ぐ方法を6つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
ダブルで臭い対策その①:フタ付きのゴミ箱を利用する
おむつが臭わない袋(BOS)やPP食パン袋におむつを入れてから、さらにフタ付きのごみ箱に捨てることで臭いもれを防ぐことができます。
ただし、気密性が高いフタ付きゴミ箱だと、フタを開けた際に、ごみ箱の中で充満していた臭いがもれてしまい気になる方もいるようです。
ごみ箱の開閉時の臭いがどうしても気になるという方は、維持費は高くつきますが、消臭効果のあるおむつ専用ごみ箱を利用するのもおすすめです。
ただし、おむつが臭わない袋(BOS)やPP食パン袋に入れてあれば、ほぼ臭いは気にならないため、一般的なフタ付きのごみ箱で十分なケースがほとんどでしょう。



フタ付きのごみ箱は、ペダル式やワンタッチオープン式だと、赤ちゃんを抱っこした状態でもおむつを捨てやすくて便利ですよ!
ダブルで臭い対策その②:おむつを小さく丸めて新聞紙で包む
おむつの臭いもれを防ぐポイントとして、おむつを小さく丸めることがあげられます。
なるべく密閉するようにきつく丸めることを心がけましょう。
さらに、丸めたおむつは新聞紙で包むことで臭いのもれを遅らせることができます。新聞紙には「カーボン」という炭から作られたインクが使用されており、臭い成分を吸着し消臭する効果が期待できます。
また、新聞紙には水分を吸収する効果があるため、おむつに含まれている水分とともに、臭い成分も吸収してくれるのです。
ダブルで臭い対策その③:重曹を利用する
重曹を使用することで、おむつの臭いを軽減できます。
お掃除アイテムとしてよく使われている重曹には、汚れを落とす効果だけでなく、実は消臭効果もあります。
やり方
臭いを消すためのやり方は簡単です。
おむつを入れた袋の中に重曹を入れるだけです。
重曹はドラッグストアや100円ショップなどで簡単に手に入ります。また、重曹は低価格なため低コストで消臭ができるおすすめの方法です。
ダブルで臭い対策その④:コーヒー豆を利用する
コーヒー豆にはアンモニアを分解する効果があります。
鼻を突くようなアンモニア臭と言われるおしっこの臭いを軽減すると言われています。
使用方法もシンプルで、おむつを入れた袋にティースプーン1杯分のコーヒーかすを入れるだけです。なお、コーヒーかすは水分が残っているとカビが生えやすいため、触ってサラサラな状態になるまでしっかりと乾燥させてから使用してください。



日常的に自宅でコーヒーを淹れて飲んでいる方は、いつもは捨ててしまうコーヒーかすを再利用して消臭できるので、ぜひ試してみてください。
ダブルで臭い対策その⑤:消臭スプレーを使う
臭いに直接吹きかけて使用する消臭スプレーには、さまざまな臭いに対応したタイプがあります。
おむつの臭いに対応した消臭スプレーも販売されています。
おむつに直接スプレーすると、化学成分が臭いのもとを脱臭してくれるため臭いが軽減します。
また、ごみ箱の中の臭いが気になる場合もあるでしょう。
ごみ箱の素材によっては、おむつの臭いが移ってしまうこともあります。定期的にごみ箱をオキシクリーンやハイターでつけ置き消毒するのもおすすめです。
ダブルで臭い対策その⑥:シーラーで密封する
シーラーとは、熱でプラスチックの溶着ができるアイテムです。おむつの臭いがしない袋(BOS)やPP食パン袋を手で縛るよりも、シーラーを使うことで完全に密閉することが可能となります。
完全に密閉することで、臭いが外へもれるのを防げるのです。
シーラーは、100円ショップなどでも販売されているため、比較的簡単に入手できます。
電池式のシーラーであれば、外出時でも使用可能です。
使用済みのおむつを持ち歩かなくてはならないときでも、袋を完全に密閉できるので、臭いを気にすることなく周りにも迷惑をかけません。
まとめ
おむつが臭わない袋(BOS)は、もともと医療現場向けに開発された商品と言うだけあって、防臭効果は申し分ありません。
しかし、育児にはいろいろとお金がかかるものです。低価格で同様の効果が期待できるPP食パン袋は、おむつが臭わない袋(BOS)の代用品としておすすめです。性能面でもコスパの面でもPP食パン袋はとても優秀と言えるでしょう。
また、フタ付きのごみ箱や重曹、新聞紙など手軽に防臭できるアイテムを組み合わせて、気になるおむつの臭い対策をするのもおすすめです。
お金をあまりかけなくても、ちょっとした工夫で防臭効果が期待できるものはあります。
今回の記事が、赤ちゃんのおむつの臭いが気になるときの参考になったら幸いです。