夫のテレワークが始まってから、ストレスを感じる機会が多くなってきた。
そんな悩みを感じていませんか?
- 子供がもう一人増えたみたい
- 夫が家にいることで家事や育児の負担が増えた
- お昼ごはん、お昼ごはんうるさい
- 「仕事だから」と言って何も協力しない
これまでいなかった夫が家にいることで、逆に家事の負担が増えてストレスが限界寸前の女性が増えています。
大切なのは夫に対して感じるストレスを放置せず、夫婦でルールなどを決めるなど対策によって問題を解決していくことです。
夫のテレワークが始まってストレスを感じている人は、ぜひ参考にしてください。
夫のテレワークが、妻の家事の負担を増やしている
上記の画像は夫婦共働き家庭における妻と夫の家事を負担している割合となります。
この結果を見ると、家事のほとんど(8割以上)負担していると回答した女性が、61.1%と半数以上となります。
共働きで忙しいにも関わらず、旦那が家で仕事しかしない姿を見るとストレスを溜めてしまう女性も少なくないでしょう。
旦那がテレワークを行っている家庭での家事の負担
また、旦那がテレワークを行っている家庭における妻の家事の負担について調査した結果もあります。
- 妻がほぼ全て担っている。 32.1%
- どちらかといえば妻が多く担っているが、夫も一部担っている。49.0%
- 夫と妻で平等に分担している 13.3%
このように夫婦共働きだとしても、8割以上の家庭で妻の方が家事の負担が多いという結果となりました。
そのため、テレワークが始まった事により「妻の負担が増えていることが明らかとなっている」のです。
参考文献:東京都生活文化局「令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査報告書」(令和3年11月)
夫(旦那)が在宅勤務中の妻の本音エピソード
旦那の在宅勤務が始まってからストレスが強いと感じる女性の声が多数寄せられています。
その一部を抜粋してご紹介します。
主人が、今までは毎日出社していたのが、一年半ほど前から週3日の在宅ワークになりました。
出社がなくなり、朝起きてくる時間は遅くなり、部屋から全く出ず、おやつを食べに頻繁にリビングに来ます。どんどんと太っていて、こちらの体調管理も話を聞かずにストレスが溜まります。
夫婦でテレワークの日が増えた頃から理不尽を感じストレスいっぱいです。
なぜなら私は家事をしながら仕事、子供の休校時には子供の世話をしながら仕事が当たり前なのに対し、夫は自室に閉じこもり9時から5時まで集中しているのです。宅配便のチャイムが鳴っても絶対出ません。
それが夫の荷物だと投げつけたくなります。怒りをぶつけると「でも勤務時間だから…」というので「私の仕事は?」とかえすと無言。
どうして自分だけがテレワークでしっかりと仕事ができる環境、時間を当たり前に確保できると思っているのか本当に不思議です。自分のことしか頭になく妻のことに対しては微塵の想像力を働かせることさえできないのかと非常に残念です。
夫が在宅ワークになってからと言うもの、毎日が本当に大変!いつも在宅ワークしている割にはダラダラしている時間の方で多く、子供みたいにゲームばっかり、「ハラ減ったなんかくれー」じゃなくてお前が料理しろや!
主人が、今までは出社の時にはお昼ごはんは自分で買うために準備をせずに済みました。
ですが、テレワークになりお昼ごはんを考えなければいけなくなり、しかも、肉が好きで肉料理のがっつり系を考えないといけないため、レシピを考えるのがストレスです。
夫が在宅勤務をする前から、私は自営で在宅ワークをしています。2人とも、家にいて働いているのにすべての家事は私です。たまには、お昼ご飯くらい作ってくれたらいいのにと思います。買い物も私なので、最近自由時間が少なくなりました。たまに買い物をしても、高いものばかり買ってくるので困ります。
いかがでしょうか?
このように自分のペースで家事や育児をやっているのに、何故か夫の目線を感じてしまうや、ご飯の準備が本当に大変!など「早く夫に出社してほしい!!」という女性の切実な声が多数寄せられていました。
テレワークを行う旦那に対してストレスを感じる理由
- お昼ご飯がめんどくさい
- ゲームばかりしている
- 「仕事だから」を理由に全く家事をしない
- 旦那が家にいると、余計に家事の負担が増える
- 仕事中の旦那の声がうるさい・気になる
- 気が休まらない
- 監視されている気分
- 食事代・ガス代・電気代が余計にかかる
- リビングを占領されて家事がスムーズにできない
テレワーク中の夫とストレスなく生活するための家族ルール
在宅勤務が始まり、何もしない夫にうんざりしている女性は少なくありません。
しかし、考えてみるとこれまで夫が一日中家にいることは休日だけでした。
普段、妻がどれだけ家事や育児に奮闘しているか全く知らないのです。
そのため、夫は何をしたら分からず、仕事が終わったらダラダラしてしまっている可能性があります。
何もしないダラダラ夫にも家事や育児をして欲しいと感じる場合は、「夫婦の家族ルールを決めること」をお勧めします。
テレワーク中の家族ルール①:1日のスケジュールを共有
朝になったら、夫の1日のスケジュールについて必ず確認しましょう。
夫が何時まで働いているのか?いつ休憩を取っているのかが分からないと、夫に対して1日中気を遣うことになります。
例えば、お互いの予定を把握していないと仕事のWeb会議中に、家事の音や子供の声にイライラさせてしまう恐れがあります。
逆に、予定を把握していない仕事でリビングなど共有スペースを占有されて、テレビを見て一息入れたり、家事ができないと言ったトラブルを招くことがあります。
お互いが気持ちよく生活できる上で、二人の生活リズムを把握しておくのは大切なこと。
言葉で確認するだけではなく、夫に1日のスケジュールを紙に書いてもらい見える化してみるのも良いですね。
テレワーク中の家族ルール②:家事・育児の分担割合を明確にする
夫は、妻がどれだけ育児や家事を昼間行っているのか全く知りません。
そのため、まずは妻の1日の仕事量を夫に伝えてみましょう。
その上で、家事・育児の分担割合を明確にしておくと、不公平感による夫へのイライラが軽減されます。
旦那との役割分担の一例
- 料理を妻が担当・部屋の掃除は夫が担当
- 子供をお風呂に入れるのは妻が担当・子供を寝かしつけるのは夫が担当
家庭の家事・育児について夫に任せられると感じることで、心に余裕が生まれます。
夫が家事をする時間がないと主張する場合は、これまで通勤に使用していた時間分、家のやる事が出来るはずです。
1日のうち、その時間だけは家族のために頑張ってもらうのも一つの手段です。
夫がテレワークしていると、家事・育児についてどうしても期待してしまうもの。
自分の気持ちを抑えるのではなく、無理が無い範囲で夫にも協力してもらいましょう。
テレワーク中の家族ルール③:見えない家事まで夫と役割分担する
実は、家事といってもその内容は非常に幅広いです。
すぐにイメージできる「掃除」「洗濯」「料理」だけではなく、名前がない家事【見えない家事】がたくさんあります。
この見えない家事についても「家事の一種」として扱い分担をする事で、夫のテレワーク中のストレスを軽減する事ができます。
見えない家事の例)
- 脱いだ服を洗濯機に入れる
- ゴミの分別
- 食後のテーブル拭き
- カーペットをコロコロで綺麗にする
実は、見えない家事を在宅勤務の旦那が知らず知らずのうちに増やし、妻のストレスを高めている恐れがあります。
「見えない家事の大変さ」まで夫に理解してもらい、役割分担する事で楽しいテレワーク生活を過ごせますよ。
テレワーク中の家族ルール④:子供と遊ぶ時間をしっかりとる
在宅勤務が始まると、夫にとって「家が職場」となります。
そのため、仕事と家庭をうまく切り替える事が出来ないジレンマに悩まされる事があります。
そのため、夫婦の間で「パパは1日何時間は子供とたくさん遊ぶ時間を作る」などメリハリをつけてられるように家族ルールを作ることをお勧めします。
そうする事で、その時間は妻は育児から離れて自分の時間を確保する事が出来、生活のリズムが作りやすくなります。また、子供に寂しい思いをさせる心配が減ります。
テレワーク中の家族ルール⑤:しんどい時などは素直に話す
夫が在宅勤務で妻は専業主婦の場合、常に旦那に見張られている気分になります。
これまで昼間に好きなドラマをNetflixで見てリラックス時間を確保していたのに、テレワークが始まってから一切出来ないなんて話も聞きます。
特に夫から何を言われた訳ではありませんが、目に見えないプレッシャーを感じてしまい、気が休まる事がありません。
そうなってしまうと、自分の好きなことをする時間も全く確保が出来ず毎日が辛くなってしまいます。自分を追い詰めてしまう前に、夫に素直に話して大変さを伝えましょう。
夫(旦那)のテレワークで増えた家事負担を減らすサービス
これまでは、テレワークが始まった夫と家事を分担する事で、妻にかかる負担を減らすための方法を紹介してきましたが、そもそも旦那が全く家事ができない人の場合は、家事負担を減らす事ができるサービスを活用するのも一つの手です。
あまりに負担が強い時は、ストレスを軽減するためにも外注サービスを活用してみてくださいね。
その①:宅食サービスの検討
これまで適当に済ます事が出来ていたお昼ご飯。
けど夫がテレワークになってから手を抜く事が出来なくて辛い…。
そんな不満が爆発する前に、宅食サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
昼食を宅食サービスにお願いすれば、時間を有効活用できます。
夫のテレワークが始まると、昼食の問題が発生。家事・育児をして、次は海外ドラマを視聴するといった、妻の1日のスケジュールが崩れてしまう恐れがあるでしょう。
宅食サービスを利用すれば、バランスに優れた食事が自動的に家に届けられます。
忙しい家事・育児の合間に食事を作ったり、買い物に出かけたりする手間が軽減される便利なサービスです。
その②:家事代行サービスの検討
宅食サービスと同じように、家の家事をお手伝いさんに代行してもらえる「家事代行サービス」も存在します。1時間1500~2500円程度で、お風呂掃除から洗濯などありとあらゆる家事を行ってくれます。
家事代行サービスを利用した感想
パマリー編集部のスタッフです。
家事代行サービスは非常に便利で何度かお世話になっています。
たった1時間で「1週間分の料理を作り置き」して下さり、ビックリ仰天です。
子供がまだ小さく、育児だけで手一杯の時に、1時間2000円程度で美味しい料理を1週間分作って貰えました。
外食するより圧倒的にコスパ良しです。
その③:調理を時短できる家電を買う
夫が在宅勤務となり、今まで以上に家事の負担が増えていると感じているのであれば、時短家電を購入する事も一つの手です。
時短家電の特徴としては、スイッチを押すだけで「ほったらかし」で完了するような家電です。
例えば、これまで手で洗っていた食器なども食洗機を導入する事で、ボタン一つで完了します。
部屋の掃除もルンバのようなロボット掃除機を導入すれば、ボタンを押すだけで自動で掃除をして定位置に戻って行きます。
「食べ終わった食器を食洗機に入れてボタンを押すだけ」「掃除もルンバのボタンを押すだけ」であれば、家事が苦手な夫でも出来るはずです。
このように、時短家電を使用する事で、これまで妻が担当していた家事も夫に役割分担する事が出来ますよ。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では夫(旦那)のテレワークが始まりストレスが限界な女性が何もしない旦那を動かす方法についてご紹介しました。
夫のテレワークが決まったら、はじめに「夫婦で家族ルールを話し合う機会を設ける」ことをおすすめします。
そうする事で在宅勤務中の互いの過ごし方・家事や育児のやり方・食事についてなど、何でも話し合ってトラブルを防いでいきましょう。
お互いの心に余裕がなくなりストレスが限界寸前になる前に、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
また、自分一人でストレスが抱え込めなくなってしまった場合は、匿名で相談できる掲示板もあります。色々な人の意見を貰うのも一つの手ですよ。