- 休みの日は家事のことを考えて1日が終わる…
- いつまでやっても家事が終わらなくてイライラする…
そんな経験はありませんか。
私もとくに子供が生まれてからは家事まで手が回らず大変な思いをしていました。
しかし、家事に対する考え方を変えて自分の意識を変えることで今はなんとか家事と向き合えています。
この記事では毎日積み重なっていく家事について
- 家事が終わらない原因
- 今すぐできる意識改革
- 毎日やらなければいけない家事を苦に感じず継続する方法
の3つを解説しています。
毎日、時間をかけても終わらない家事にうんざりしている人は必見です。
家事が終わらない原因を考えてみよう
毎日のように家事が終わらない現実は突きつけられますが、その原因を考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。
家事が終わらない理由は主に以下の4つが考えられます。
- 誰からも評価されないことでやる気が出ない
- 毎日積み重なっていく家事の出口が見えない
- 仕事で精いっぱいで家事まで手が回らない
- 専業主婦で24時間子育てにフル稼働している
それぞれについて、1つずつ考えていきましょう。
家事が終わらない原因①:誰からも評価されないことでやる気が出ない
家事は家庭内で完結し、家族にはやって当たり前だと思われがちです。
そのため評価されにくく、やる気を出すのが難しいという性質があります。
ネット上にもこのような声が見られました。
家事しても誰に評価してもらえるわけでもないし、社会で通用するスキルが身につくわけでもないし、精神的に余裕のあるときはいいけど、疲れてるともうすべてを投げ出したくなります。
一緒に暮らして家事をしてきた数年間は私にとって何になるんだろうって思います。しんどい。ただ感謝してもらえるだけでいいのに。
yahoo知恵袋
仕事はタスクが終わっていき、上司や相手先に感謝されることも多々ありますし、報酬も貰えます。
しかし家事にはそのようなやりがいはありません。
そもそも何のために・誰のために家事をやっているのかわからなくなってしまうため、家事のモチベーションは上がらないのです。
家事が終わらない原因②:毎日積み重なっていく家事はゴールが見えない
家事は毎日、毎時間積み重なっていくのも終わらない原因です。
今日、お風呂掃除して、洗濯をして、食器も洗ったら、
明日は楽ができる〜♪
などそんなことはありませんよね。
たとえ夜に食器洗いが終わっても、朝ごはんを食べたら再び食器を洗う必要があります。
また、手間をかけた料理を作ったり、ピカピカに掃除をしたりしようと思ったらもう終わりがありません。
家事に終わりがないことを嘆く声はネット上にも多々ありました。
家事にうんざりしてしまうポイント
- 家事をやらないとどんどん新しく増えていく恐怖・・・。
- 生活する限り、家事に休みなし・終わりなし
- 家事をやらなければ終わらない
- 家事にこだわればキリがない
という家事の特徴は、やってもやってもゴールが見えずに家事が終わらない原因になっているのです。
家事が終わらない原因③:仕事で精いっぱいで家事まで手が回らない
仕事をしていると例え在宅ワークでも家事に回す時間も体力もないことが多いのではないでしょうか。
特に小さな子どもがいると、
- 仕事が終わる
- 保育園までダッシュでお迎え
- 夕食の支度や食事・入浴
- 寝かしつけ
と、夕方のタイムスケジュールは座る暇もないほど忙しいですよね。
逆に子どもがいない方やパートナーが育児をしている方は時間外労働が多く、家事をする時間的な余裕がない方もいるでしょう。
なんとか食事をし、入浴もできずにリビングで寝てしまうような日はありませんか。
仕事に生活を圧迫されることで、家事がたまってイライラする原因になってしまいます。
家事が終わらない原因④:専業主婦/主夫で24時間子育てにフル稼働している
私は子どもが生まれてから専業主婦とパート主婦を経験しています。
優雅なイメージのあった専業主婦ですが、実際はとても大変で家事をする気力も体力もなかったです。
子どもが小さいと
- 毎日生きるので精一杯
- 子どもが寝ている時は、物音を立てることができない
- 家事どころか睡眠の時間すらない
と、家事どころではなくなんとか毎日をこなしている方もいるのではないでしょうか。
子どもの性質にもよりますが、子育ては睡眠不足になる上に休みがなく気が抜けません。
仕事もしていないのに、家事すらできない自分を責めてしまう日々でした。
終わらない家事への対策【今すぐできる意識改革4選】
続いて終わらない家事への対策をご紹介します。
まずは家事を頑張らないと!終わらせないと!という意識を少し変えましょう。
いきなり意識を変えろと言われても、積もり積もった家事への苦手意識を変えるのは難しいと思います。
しかし以下の4つのことを少しでも頭の中に置くと、徐々に家事のとらえ方が変わってくるはずです。
- 家事は終わらないものだと認識する
- パートナーに感謝し、お互いありがとうを伝える
- 家事の最低ラインはゆるめに決め、無理をしない
- 頑張りすぎずギリギリまでに終わればOKとする
1つずつ説明していきます。
対策①:家事は終わらないものだと認識し、できたことに目を向ける
そもそも、家事は終わりません。
「え?終わらない家事への対策は?いきなり全否定?」
そう思いますよね。
でも実際に家事は終わらないのです。
食事は毎食必要ですし、生活していれば家も服も汚れ続けます。
そのため終わらないことにイライラしたり、1日中家事に追われて焦るよりもできた家事に目を向けることが大事です。
- 今日はトイレ掃除をしたから良し
- 洗濯をできた
- 夕飯の準備ができた
など、小さなことでも良いので達成した家事に目を向けてみてください。
日々の生活を送れるのは、この当たり前のようでやらないといけないことをあなたがしっかり積み重ねているからなのです。
終わっていない家事に目を向けたくなりますが、できたことを考えて自分を褒めてあげましょう。
対策②:パートナーに感謝し、お互いありがとうを伝える
感謝も評価もされにくい家事ですが、私は家族に感謝してもらうためにまずは自分から感謝を伝えるようにしています。
このように、自分もお礼を言ってもらうためにやったことをアピールしたり、先にお礼を言うことは有効です。
私は夫に「仕事をいつもありがとう」と伝えた上で、次のようなことを伝えています。
・小さなことでもいいからお礼を言ってほしいこと
・ごはんの時はいただきます・ごちそうさまを言ってほしいこと
その後ももちろん自分でも夫への感謝は忘れないようにしています。
感謝の言葉があると、家事へのモチベーションアップにつながりますし、お互いをリスペクトできるようになるのでおすすめの方法です。
対策③:家事の最低ラインはゆるめに決め、無理をしない
何事も目標が高ければ高いほど達成しにくく、家事も同様です。
我が家では生きていけて最低限の清潔感があれば良しとしています。
毎日全部の部屋を掃除して、夕食は必ず自炊して…と
目標が高いと達成できなかった場合に「今日も家事が終わらなかった…」とネガティブになってしまいます。
そうならないように最低限の家事を目標に設定し、もしそれ以上できたら素晴らしい日だと自分を称えましょう。
最低限の家事の例
- 何か食べるものがある(買い物、料理)
- 着る服が何かある(洗濯)
- 臭くなる前にゴミを出す
- 最低限の掃除
くらいではないでしょうか。
「ここまでは絶対にやらないと」と思い込んでしまう完璧主義の方ほど無理をしがちです。
まずは目標を下げて、無理せず達成を目指しましょう。
対策④:頑張りすぎずギリギリまでに終わればOKとする
早め早めに家事を終わらせようとすると自分を追い込んでしまうことにも繋がります。
- 食べ終わった食器や鍋はすぐに洗う。
- 汚したところはすぐに掃除する。
- 明日のお弁当の仕込みを夜のうちにやる。
どれも次のことをしっかり考えて家事をしていて理想的ですよね。
しかしこれができれば家事に苦しむことはありません。
家事はいつやっても目に見える結果は同じです。
ギリギリでもお皿は綺麗になるし、お客さんが来る前は丹念に掃除をするでしょう。
毎日のことですので頑張りすぎず、「とりあえず使えるお皿があればいいや!」くらいの気持ちで家事と向き合ってみましょう。
終わらない家事への対策・具体的な行動プラン
家事に対する意識を変えたら次は具体的な夫婦で行っていくべき行動などに目を向けてみましょう。
終わらない家事に対して、家庭内でシステム的に改善できるところはないのか、本格的にテコ入れ開始です。
対策①:家事を見える化し、客観的に分担を考え直す
最初に家事分担を見直してみましょう。
その際はお互いに担っている家事を細かく書き出して「見える化」することが大切です。
掃除・洗濯・料理など比較的わかりやすい家事はどちらがやっているかお互い把握しやすいかと思います。
しかし「名もなき家事」はやってもらっていることに気付いてすらないケースも考えられ、主観で分担を話し合うのは危険です。
名もなき家事とは?
- 日用品のストック管理
- 子ども関係の書類記入
- シャンプーや洗剤の詰め替え
- 冷蔵庫の在庫管理
地味ですが日常生活を送るためには必要なことばかりです。
書き出すことで意外とパートナーが多く家事を担ってくれていたり、逆に相手の負担が軽すぎることに気付くことができます。
そして書き出した物を見ながら
- 仕事とのバランス
- 育児とのバランス
- 得意不得意
を考慮してお互いの家事分担を客観的に見直していきましょう。
対策②:便利家電・グッズを取り入れて時短する
便利家電や便利グッズはよほど家事にこだわりがなければ誰もが取り入れたいものではないでしょうか。
我が家では以下の物を導入して家事時間を大幅に短縮しています。
- コードレス掃除機
- ロボット掃除機
- 食洗器
- 大きい冷蔵庫、冷凍庫
- 自動調理器具
- 擦らないお風呂の洗剤
資金面で悩んでいる場合は、1日あたりの金額で考えるのがおすすめです。
ドラム式洗濯機を例に考えると、導入することで
- 洗濯物を干す手間と時間が不要
- スイッチを押したら寝てもOK
- 天気や時間を気にせず洗濯できる
といったメリットが得られます。
価格を20万円として3年間毎日使用すると、1日あたり約180円です。
そう考えると非常に安いのではないでしょうか。
便利家電やグッズを取り入れることで得られるメリットや時間と1日(1回)あたりの金額を天秤にかけて、どんどん家事を楽にしていきましょう。
対策③家事の「外注」を試してみる
まだ家事の外注はそれほど一般的ではなく、なんとなく後ろめたさを感じる方もいるかもしれません。
しかし核家族化や共働きの増加により、家事代行サービスを利用している家庭は急増しています。
野村総合研究所の「家事支援サービス業の推計市場規模」によると2017年に約700億円の家事代行サービスの市場規模は、2025年には約8100億円にもなると予想されています。
家事は家庭内で完結するものから、サービスを利用して成り立たせていくものへと変化しているのです。
お試しプランのある業者もありますので、終わらない家事に悩んでいる方はぜひ1度家事代行サービスを利用してみるのをおすすめします。
【まとめ】対策を行って終わらない家事と上手く付き合おう
家事が終わらないことへの対策として
- 家事は終わらないため、できることを考える
- パートナーと感謝し合う
- 最低ラインをゆるめに決める
- ギリギリに終われば良しとする
- 家事を見える化し、分担を考え直す
- 便利家電を導入する
- 外注を試す
の7つの方法をご紹介しました。
少しでも変えられる部分を変えていき、終わらない家事と無理せず上手く付き合っていきましょう。