数年前から「イクメン」という言葉が世に広まり、家事育児に積極的な男性が増えていますね。
一方で「イクメンなんて架空の生き物でしょ?」と疑いたくなるほど育児をしない夫が多いのも事実です。
ほんと休日でもダラダラばかりの旦那を見るとイライラする!
だったら家にいるな!!って言いたいわ…。
母親ばかりに子育ての負担がかかると心身ともに疲れて、夫にもイライラしてしまいますよね。
2人の子どもなのになぜ夫は育児をしないのか、育児をしない夫の特徴と対処法を見ていきたいと思います。
育児をしない旦那によくある特徴5選
育児に対して協力的ではない夫(旦那)には5つのよくある特徴があります。
ぜひ一度自分の旦那にも当てはまるか確認してみましょう。
育児をしない旦那の特徴①:仕事をすることだけが父親の役割だと思っている
仕事を頑張って経済的に家庭を支えるのも、もちろん大変なことです。
ですが共働きが当たり前のこの時代、仕事だけしていれば良いというわけではありません。
仕事から帰ってきたらオフモードになり、ご飯を食べてお風呂に入ってさっさと寝てしまう夫。
仕事で日中いないからこそ帰宅後は子どもと関わって欲しいのに、家事育児は母親の仕事と思っているようです。
ママが専業主婦だったとしても、子育ては協力してやるべきですよね。
「休みの日くらいゆっくりさせて」と言ってしまう夫
ドラマやマンガでよく聞く「休みの日くらいゆっくりさせて」というセリフ。
実際に言うとモラハラっぽいので口には出さないけれど、心の中で思っている男性も多いのではないでしょうか。
休みの日にゆっくりしたいのは母親だって同じです。
だけど家事育児に休みはありません。
妻は、朝からバタバタ動き回っているのに、夫が昼間からソファーでダラダラされると余計にイライラしてしまいますよね。
仕事は育児をしない言い訳なの?と感じてしまいます。
仕事を理由に育児をしない夫の多くは、仕事が忙しくなくても育児に積極的にはならないように思います。
なぜならば、育児を自分事と思っている夫は、忙しい中でも子どもとの時間を見つけて関わるからです。
仕事を理由に育児をしなかった私の夫は、育休を取っても育児をほとんどしませんでした。
「育休に入ったらやる」と言っていましたが、いざ休みになると「スキルアップのために勉強するから」などと理由をつけて結局育児にはほぼ関わらずでした。
育児をするための休業中に育児しないなら、いつやるんだよ!とツッコミどころ満載の夫でしたが、結局「仕事」は育児の面倒から逃れる理由の一つだったのです。仕事がなくてもできない理由を見つけ出していました。
育児をしない旦那の特徴②:子供より自分が優先
育児をしない旦那の特徴の2つ目は、子どもは可愛いけれど、育児のために自分の時間や、やりたい事が制限されるのは嫌!というタイプの旦那です。
全てを我慢する必要はありませんが、子どもが産まれると今までより自由がなくなるのは仕方のないこと。
ママは睡眠時間さえ削っているのに、夫がいつまでも独身気分だと困りますよね。
よくあるケース①:ゲームをしながら「今忙しいから」と言ってしまう夫
子どもが話かけても、スマホでゲームをしながら「今忙しいから後でね」と言ってしまう夫も多いのではないでしょうか。
そのゲーム、子どもとの時間より大切なの?と悲しくなってしまいます。
子ども見て欲しいとお願いしても、テレビを見せて夫はスマホをいじっているだけ、
ということもあるかもしれません。
子どもと遊べる期間は案外短いものです。
その期間くらいは子どものことを優先して欲しいですね。
よくあるケース②:自分のタイミングだけで動く夫
お出かけの日、母親は自分の身支度から子どもの持ち物までバタバタ準備をしています。
一方で夫は好きな時間に起きて自分の準備ができると「まだ準備できてないの?もう行くよ」なんて言ったりしますよね。準備を手伝うどころか、テレビまで見始める夫に呆れてしまいます。
育児をしない夫の特徴③:自分はいいパパだと思っている
「ギャンブルも浮気もしないし自分はいいパパだ。」なんて思っている夫もいるかもしれません。
育児してないのに?冗談?
と思ってしまいますが、本人は案外本気で思っているのです。
ギャンブルも浮気もしないから、育児しなくてもいいパパって…どうしてそうなるのか、理解に苦しみます。
そしてそんな男性に限って他のイクメンと比べられるのを嫌がったりするものです…。
「一般的に見れば俺の方が育児をやっている」と身近なイクメンパパと比較せず、ダメ夫と比較して俺の方が良いパパだと思い込んでいます。
良いパパだと思っている勘違い夫①:運転するだけでいいパパだと思う夫
お出かけのとき、運転する夫が「休みの日に家族サービスして、自分はいいパパだ」なんて思っていたらイラッとしてしまいますよね。
なぜなら、こちらは朝から家事をこなす合間に子どもの準備をして、疲れてグズる子どもをなだめて、帰ったら片づけをします。
おでかけの運転だけを切り取って、いいパパなんて言わないで欲しいのが本音ですよね。
良いパパだと思っている勘違い夫②:他の家族よりやっているアピールをする
- 「自分は家事や育児をたくさんやっている」
- 「こんなに早く帰ってきて、子供の送り迎えをしている」
このように他の家族と何かと比べ、自分はイクメンパパであるアピールをする旦那。
確かにやってくれることもありますが、他の家族と比べ始めた段階で、幻滅してしまいます・・・。
育児をしない旦那の特徴④:育児を自分事と思っていない
時代は令和だというのに、育児は「手伝うもの」という受け身のスタンスなのがこのタイプの夫です。
本来育児における両親の立場は平等であるはずです。
ですが、いつまで経っても父親として育児に主体的に関わることができないでいるようです。
「頼まれたらやるけど・・・」なんて感じを出されると、頼みたくもなくなります。
自分でやるべきことを探すなり、やることがないか聞くなりして欲しいですね。
よくあるパターン:「ママじゃないとダメみたい」と言ってしまう夫
子どもを見て欲しいと頼むと、一旦は引き受けてくれてもすぐに「ママじゃないとダメみたい」と言われる…。
子育てをしている家庭ではあるあるではないでしょうか。
子どもにとって、一緒にいる時間が長い母親がいいのは当然のことです。
子どもに拒否されてやる気がなくなる父親の気持ちも理解はできます。
でもそこで関わることをやめてしまうと、「ママじゃないとダメ」な状況は変わりません。
母親は子どもが泣くからと育児を放棄することはできません。悩んで試行錯誤する中で子どもとの関係を作っていきます。頑張ることもせず、むしろ「面倒見なくてラッキー」と言わんばかりの夫の態度にげんなりしてしまいます。
育児をしない夫の特徴その5:そもそも何をすれば良いか分からない
初めての子供だと特に多いのが、何をすれば良いか分からないから変なことをしないように「何もしない」という夫もいます。
下手に育児に参加して、失敗して赤ちゃんを泣かせたり奥さんに怒られることが面倒臭いと感じているのです。
「分からないなら手探りでも勉強してほしい」とあなたは思っているかも知れません。
しかし、「育児が分からないから勉強しよう」だけのやる気もありません。
確かに最初は、初めてのこともあれば失敗はするものですし、その分奥さんのフォローアップが必要となります。
しかし、何事もやっていかないと上手にはなりません。
逆を言うと分からないなりに夫が育児に奮闘することで、次第に「今の泣き方はお腹が空いたんだな」「この時間になったらお風呂に入れなきゃ」など自然と育児について分かってくるものです。
育児をしない夫をイクメンパパに変えるためにできること
育児をしない夫にイライラしてしまう前に、夫に育児に参加してもらうためにできることをご紹介していきます。
子供と夫だけの時間を短時間でも良いので作る
まずは子供と夫だけで過ごす時間を短時間でも良いので作るようにしてみましょう。
いきなりあなたが1日外出するなどは、これまで育児をしてこなかった夫からしたら、心の準備が出来ておらず、「いきなりなんでそんなことをするの?」と場合によってはイライラさせてしまう可能性があります。
その前の予行練習として、少しずつ育児を一人でやってみる時間を作っていくことが大切です。
イクメンパパへの一歩に繋がる対策
例えば、「一人でスーパーに買い物に行きたいから30分だけ見ててくれる?」など
まずは30分〜1時間程度、ママが育児から離れる時間を作りましょう。
口実としては、「買い物に行く」「銀行に行く」「子供用のものを買ってくる」などがおすすめです。
あなた自身も24時間ずっと子供と一緒にいるのは楽しいけど、心身ともに大変ですよね。
少し息抜きをこめて夫に短い時間任せてみましょう。
夫が一人での育児に慣れてきたらその時間を少しずつ伸ばしていき、旦那一人で2時間や3時間、育児をすることができるようになりますよ。
夫が休みの時に、しばらく妻が外出する
前述した子供と夫だけの時間を作るのと同様に、夫の仕事が休みの日は、子供と二人っきりで過ごす時間を作ることが大切です。
休日であれば、旦那の「仕事が忙しくて育児ができない」理由が通用しません。
しかし、夫によっては、「休日ぐらい休ませてくれ…。」と言われる可能性があります。
最初のうちは夫の立場を立てつつ、「あなたが休みの時にやっと美容院に行けそうなの。申し訳ないけど少しの間見てて貰える?」など優しく伝えてあげましょう。
もちろん、育児は妻だけでなく夫も行う必要がありますが、今はグッと堪えて、少しずつ「できる育児」の経験を増やしたり、あらためて育児の大変さを夫に知ってもらいましょう。
育児について素直に気持ちを伝える
いきなりですが、残念ながら人は簡単には変わりません。
まして他人が変えることはほぼ無理なのが現実です。
できるのは、夫が自分から育児をしようと思えるきっかけを作ることです。
まずはあなたの、一緒に子育てがしたいという率直な気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
イライラすると忘れがちですが、夫が仕事を頑張っていることへの理解や感謝も伝えると案外聞き入れてくれるかもしれません。
変わってくれるかは夫次第ですが、伝えることに意味はあると思います。
1日の育児を見える化する
今の旦那様には育児は1つのやることと言った認識です。
しかし、育児というのは「ご飯・洗濯・オムツ変え・お散歩・お風呂に入れる・絵本を読む・寝かしてあげる・遊んであげる」など多岐にわたります。
我が子を育てるためには、妻が普段どんなことをして、どんな風にタイムスケジュールを考えているか「見える化」してみることをお勧めします。そうすることで、育児の大変さをあらためて夫に伝えることができます。
育児の見える化した例(一部抜粋)
6:30~子供が起きたタイミングでオムツ替え
6:40~子供のご飯を柔らかく出来るようにお湯を沸かす
6:45~子供のご飯の準備(野菜・ご飯・お肉を入れる)
7:00~子供のご飯
7:30~部屋の掃除(子供が埃を食べないようにするため)
7:50~子供を保育園に送る
8:00~出社
18:00~帰宅・お迎え準備
18:30~子供のお迎え
18:45~夜ご飯
19:30~子供のお風呂
20:00~寝かしつけ
この育児の見える化はほんの一部です。
それ以外にも子供の歯磨きや着替えなど何十個もやることがあります。
その上で、旦那のご飯を作ったりなど家事を行なっているのです。
育児には多数のやる事があることを夫に話してみましょう。
その上で、普段夫が仕事から帰ってきたら、見える化した育児の1つで良いので協力してもらえる様に促していきましょう。
まだ余裕がありそうであれば「最近私いっぱいいっぱいで、もし残業がなかったら〇〇もお願いできる?」などイクメンパパとして出来ることを増やしていきましょう。
育児をしない旦那に対してイライラしてもやってはいけない行動
育児をしない旦那がベットでゴロゴロしているとあなたのイライラは溜まっていくばかりです。
しかし、こんな旦那であってもより状況を悪化させる恐れがある「やっては行けない行動」があります。
ついやってしまいがちな行動ですのでおさらいしましょう。
NG行動①:旦那のやり方が違うと怒る
旦那が家事や家のやることを手伝ってくれた時に、やり方が違っていたとしても、つい怒ってしまうのは辞めましょう。
旦那としては手伝ったのに怒られると「手伝って損した」と感じてしまいます。
どんな人でも作業に慣れるまでに時間はかかりますので、間違っても優しく受け入れてあげましょう。
育児をしない旦那に効果的な言葉
もし、旦那のやり方が違う場合は、次ように伝えてみてはいかがでしょうか?
「手伝ってくれてありがとう。こうするとより綺麗になるよ。」
「すごい助かるわ。また時間がある時にお願いしてもいい?やり方が分からなかったらいつでも聞いてね。」
夫が初めから出来るとは思わずに、出来る限りハードルを低くして、子供を褒めるように「出来たの〜?凄いね〜!」ぐらいの気持ちで接していきましょう。
NG行動②:愚痴や嫌味を吐く
いつも育児を手伝ってくれない夫に対してムカついて愚痴や嫌味を言いたくなる気持ちは非常にわかります。
- 「何もしないで休めていいね。」
- 「いっつも仕事ばっかりで家のこと全くしないよね。」
など愚痴を言ってしまうと、旦那のやる気をより低下させてしまいます。
特に、「俺は仕事を頑張っているから家ではゆっくりしたい」など考える人は、自尊心が高い傾向にあります。
そのような人に、愚痴や嫌味を吐くと夫婦としての仲も悪くなってしまう恐れがあります。
愚痴を言うではなく、今あなたが旦那にやってほしいことを「具体的に」伝えていきましょう。
ポイントは具体的に伝えることです。全く育児や家事に協力的ではない人は、洗濯をやってと言われても、服を洗濯袋に入れて洗うなど発想がありません。
旦那を動かす効果的な方法
めんどくさいかも知れませんが、「いつ・何を・どうやって・どんな感じに」これらをしっかりと夫に伝えましょう。
今日の12時までに溜まった洗濯物を洗って貰える?
洗剤と柔軟剤は〇〇に置いてあるから、それを使って。
後、選択すると伸びやすい黄色いブラウスがあるからこれは洗濯用の袋に入れてから洗って貰える?
このような形で大変かも知れませんが、あなたの2度手間を避けるためにも伝えていきましょう。
まとめ
本記事では、育児をしない夫の特徴5選と旦那をイクメンパパへ変えていく方法についてご紹介しました。
妊娠や出産を経験した母親に比べて、父親が親になった自覚を持ちにくいのはある程度仕方のないことかもしれません。
でもいつまでも父親になった自覚がなく、育児をしない夫の姿を見るとうんざりして、愛情も冷めてしまいますよね。
夫にも言い分はあるのでしょうが、どんな理由も育児をしなくてもいい理由にはなりません。
夫には同じ方向を向いて育児をできる良きパートナーであって欲しいものです。
また、このような育児や夫婦間のトラブルなどでお悩みの人は匿名で相談できる掲示板(夫婦のお悩み掲示板)をご用意しています。ぜひ活用ください。