ついこの間まで寝てばかりだった赤ちゃんも、生後8カ月を過ぎる頃になると起きている時間が長くなって様々な表情を見せてくれますよね。
うちの子って他の赤ちゃんと同じような1日の過ごし方をしているのかしら?
このように、ふと不安に感じることもあるでしょう。
笑ったり泣いたりたくさん感情表現ができるようになった赤ちゃんはとっても愛おしいですよね。生後8カ月の赤ちゃんは、どのような1日を過ごさせてあげるのがいいのでしょうか?
今回は、生後8カ月の赤ちゃんのタイムスケジュールの例をご紹介します。
また、生活の変化の目安や生活リズムの整え方も解説します。生後8カ月の赤ちゃんの生活リズムについてお悩みのママやパパ必見の内容です。ぜひ参考にしてください。
【生後8カ月の赤ちゃん】1日のタイムスケジュール例
少しずつ活動量も増えてくる生後8カ月の赤ちゃんとの生活は、いろいろと悩みも増えてくる頃でしょう。
離乳食の進み具合や授乳回数、寝かしつけ、夜泣きなどに悩むママやパパは少なくありません。
- おっぱいばっかりで、離乳食を食べてくれない!
- 寝かし付けが上手くいかず、いつも2時間ぐらいかかる
- 夜泣きがひどくてしんどい…。
- あんまり昼寝をしてくれない
このように、赤ちゃんの生活リズムが整わないことで夜泣きに悩むママから「生後8カ月の1日のタイムスケジュールを教えて欲しい」という声をよく目にします。
生後8カ月の赤ちゃんと家で過ごすタイムスケジュールの一例をご紹介
では生後8ヶ月の赤ちゃんはどのような1日を過ごすことが多いのでしょうか?
今回は、お家でゆっくり過ごす場合の1日のタイムスケジュールを作って見ました!
6:30 | 起床 |
7:00 | 朝ごはんの準備 |
7:30 | 朝ごはん(離乳食)/授乳 |
8:30 | お着替え/洗濯 |
9:00 | 室内で遊ぶ or お散歩 |
11:00 | 午前の昼寝 |
15:00 | おやつ |
15:30 | 室内遊び or お散歩 |
17:30 | 夜ご飯(離乳食)/授乳 |
18:30 | 入浴 |
19:30 | お着替え/保湿 |
20:30 | 寝かし付け |
生後8カ月の赤ちゃんのおやつは1日1~2回程度とされています。
離乳食に影響がでないように量や時間帯を工夫しましょう。
生後8カ月頃の赤ちゃんの成長スピードは個人差が大きいです。
夜間の授乳の有無は、赤ちゃんによってそれぞれ異なります。赤ちゃんの様子をみながら1日の過ごし方を工夫しましょうね。
生後8ヶ月の赤ちゃんの体の変化
体重、睡眠時間、離乳食の回数、行動について
生後8ヶ月となると、生まれてからずいぶん変わってきてると思います。
では、一般的に生後8ヶ月の赤ちゃんの体の変化はどのようになっているのでしょうか?
生後8カ月の赤ちゃんは、さまざまな成長を感じる時期でもありますね。
今回は、以下の特徴について解説します。
- 身長・体重
- 睡眠時間
- 離乳食の回数
- 授乳回数
- おしっこ、うんちの回数
- 行動
あくまで生後8ヶ月の赤ちゃんの目安となります。
そのため、子どもによっても全く異なることがありますが、過度に心配する必要はありません。
もし、不安な場合は定期検診のタイミングで専門の医療機関に必ず相談するようにしましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃん:身長・体重
性別 | 身長 | 体重 |
---|---|---|
男の子 | 66.3~75.0cm | 7.0~10.1kg |
女の子 | 64.4~73.2cm | 6.5~9.6kg |
女の子の体重は一般的に男の子よりも少なめになります。
1歳のお誕生日が近づく頃には体重の増加は緩やかになってくるのが一般的です。
生後8ヶ月の赤ちゃん:睡眠時間
赤ちゃんの1日の睡眠時間の目安は以下の通りです。
月齢 | 睡眠時間 |
---|---|
0~1ヶ月 | 16~18時間 |
1~3ヶ月 | 14~15時間 |
3~6ヶ月 | 13~14時間 |
6~12ヶ月 | 11~13時間 |
1~3歳 | 11~12時間 |
個人差はありますが、生後8カ月頃の赤ちゃんの睡眠時間は1日あたり11〜13時間程度が目安とされています。
また、生後8カ月頃になると夜にまとまった時間を連続して眠れるようになる赤ちゃんも多いようです。
昼間の活動時間が増え、お昼寝の時間が少しずつ減っていく赤ちゃんもいるでしょう。
お昼寝の回数はどのぐらい?
お昼寝は1日2回程度をおすすめします。
お昼寝の時間は1回で30分〜2時間程度の赤ちゃんが多いです。
1日2回のお昼寝は、合わせて3時間程度にしておくと夜の寝かしつけに影響が出にくいでしょう。
お昼寝や夜の就寝時間をしっかり決めて、赤ちゃんが夜遅い時間まで起きないようにして心がけましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃん:離乳食の回数について
離乳食にも少しずつ慣れてきてた生後8カ月の赤ちゃんは、離乳食中期に該当します。
離乳食中期では1日2回食へと進める赤ちゃんが多いようです。
生後8カ月の赤ちゃんの離乳食のタイミングは、午前と午後に分けるなど時間を決めて食べさせるようにしましょう。
ただし、離乳食は月齢の目安よりも赤ちゃんそれぞれの様子を見ながら進めるのがポイントです。
生後8ヶ月の赤ちゃん:授乳回数について
離乳食の回数が増えると授乳の回数と量が少しずつ減っていく赤ちゃんも多いです。
厚生労働省が作成する「授乳・離乳の支援ガイド」では、生後7カ月〜8カ月頃の離乳食中期の赤ちゃんの離乳食や授乳回数を以下のように推奨しています。
離乳食は1日2回にして生活リズムを確立していく。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」P31
母乳や育児用ミルクは離乳食の後に与え、離乳食後以外の時間に与えるミルクは1日3回程度を目安にし、赤ちゃんが欲しがるだけ与えるとよい母乳は赤ちゃんの飲みたい分だけ与えるとよい。
我が家では添い乳を欠かすことが出来ず、上手く減らすことが出来ませんでした・・・。
けど、元気いっぱいで過ごしています!
母乳よりも育児用ミルクの方が腹持ちがいいです。
育児用ミルクを与えるときは、就寝前や離乳食を与えないときにするなどタイミングや量を調整するといいかもしれません。
生後8ヶ月の赤ちゃん:おしっこ・うんちの回数
新生児の頃から比較すると、生後8カ月の赤ちゃんのおしっこやうんちの回数は少なくなるのが一般的です。
とはいえ、まだまだ頻繁にオムツ交換は必要でしょう。
- おしっこの回数:1日あたり10~15回
- うんちの回数:1日あたり0~2回
ただし、あくまでも目安であり個人差があるため参考程度にとどめてください。
生後8ヶ月の赤ちゃん:行動について
おすわりができるようになり、中にはハイハイができる子も
生後8ヶ月となると、ほとんどの赤ちゃんはお座りが安定してきます。
中には、ハイハイ・ズリハイをし始める子もいます。
指先が使えるようになってくる
親指が使えるようになり、手先で小さい物や細かいものを掴むことができるようになってきます。
- 物を手に取り、片手から片手へ移すこともできる
- 両手で別々のおもちゃを持つ
- 引っ張る、掴む、振り回すなどができる
月齢が進むほど発達の差が生じてきます。
自分の子ができなかったとしても焦らずに見守りましょう。
赤ちゃんの生活リズムを整える5つのポイント
生後8カ月の赤ちゃんの一般的な生活リズムの一例をご紹介しましたが、赤ちゃんの成長スピードや性格には個人差があります。
タイムスケジュールはあくまでも一例です。
赤ちゃんに理想のスケジュール通りに過ごしてもらうのはなかなか難しいかもしれません。
あまり神経質にこだわり過ぎるとストレスになってしまいます。
赤ちゃんの様子を見守りながら改善できるところを見つけたら意識する程度がいいかもしれませんよ!
ここでは、生後8カ月の赤ちゃんの生活リズムを整える5つのポイントをご紹介します。
生活リズムを整えるポイント①:朝は同じ時間に起こす
赤ちゃんの生活リズムを整えるためには、朝はなるべく同じ時間に起こしてあげましょう。
起床時間が遅いと、日中の活動もずれ込んでしまうことになり、その分就寝時間も遅くなってしまいます。
お昼寝は午前と午後にそれぞれ1日2回行うようにし、夜の睡眠に影響が出ないように工夫しましょう。
離乳食後に眠くなってしまう場合はどうしたら良いの?
離乳食のあとは、眠くなってしまう赤ちゃんもいます。
午後のお昼寝までの時間や就寝の時間までの時間に眠ってしまわないように赤ちゃんと遊んであげるのも1つの方法です。
日中は、ママやパパの負担にならない範囲で赤ちゃんとたくさん遊んであげましょう。
日中の活動が多いと赤ちゃんも疲れて、夜はぐっすり眠ってくれる傾向にあります。
赤ちゃんを寝かしつける際は、昼間はカーテンを閉めたり夜は寝室の照明を暗くしたりすると、赤ちゃんがスムーズに眠りにつけます。
赤ちゃんがぐっすり眠れるように睡眠環境を整えてあげましょう。
生活リズムを整えるポイント②:日中は散歩などをして活動量を増やす
天気のいい日は赤ちゃんを連れてお散歩することをおすすめします。
1日1回1時間程度を目安に赤ちゃんを連れてお出かけしましょう。
いつも同じ時間にお散歩するようにすると、赤ちゃんの生活リズムが整いやすいです。
お散歩をするメリット
日中にお散歩や公園に行くなどして活動的に過ごすことは、赤ちゃんにとって刺激になり程よい疲労感を得られます。
お昼寝や夜の寝かしつけもスムーズに行えるようになるでしょう。
お散歩は、家の中とは異なりさまざまなものを見たり聞いたりできます。
五感が養われ豊かな感性を育くむきっかけになります。
ママやパパにとっても気分転換になるため、積極的にお散歩しましょう!
生活リズムを整えるポイント③:離乳食の時間を決める
離乳食中期に入り1日2回食に進むと、離乳食を食べさせる時間をいつにするか悩むママもいるでしょう。
1回目と2回目の離乳食の間隔は6〜8時間程度あけてあげると2回目の離乳食の食も進みやすいです。
毎日同じ時間に離乳食を食べさせることも、赤ちゃんの生活リズムを整えることにつながります。
離乳食の1回目は午前中に、2回目は午後に食べさせるようにしましょう。
おやつを食べさせる場合は、離乳食に影響が出ないように工夫しましょう。
離乳食をあまり食べない場合は、おやつを少なめにするなど量を調整してください。
生活リズムを整えるポイント④:就寝前のルーティーンをつくる
就寝前の夜の時間は、赤ちゃんが興奮しないように静かに過ごすことを心がけましょう。
テレビやスマホの使用は控えて、部屋の明かりも薄暗くしてあげるといいですね。
就寝前のルーティンを決めておくのもおすすめです。
「お風呂〜授乳〜絵本〜寝かしつけ」など、毎日同じ行動をすることで赤ちゃんも眠りに入る準備ができます。
就寝前のルーティンがあることで、スムーズに眠りにつきやすくなります。
生後8カ月頃の赤ちゃんの夜間授乳の有無に関しては、赤ちゃんによってさまざまです。
赤ちゃんがミルクを欲しがる場合や夜中や朝早くにお腹がすいて泣く場合は、授乳して落ち着かせてあげるとよいでしょう。
生活リズムを整えるポイント⑤:1日の流れを意識する
生後8カ月の赤ちゃんは体の成長だけでなく、心の成長もしています。
朝起きたらパジャマから洋服に着替えさせ身支度するなど、1日の流れを習慣化することを意識してあげるのもおすすめです。
夜は、2回目の離乳食のあとに入浴しパジャマに着替えて就寝することなどを習慣づけて生活することで、赤ちゃんが成長してからも生活リズムが整いやすいかもしれませんね。
生後8ヶ月の赤ちゃんについてよくあるFAQ
- 生後8ヶ月の赤ちゃんと楽しく過ごすための工夫は?
-
赤ちゃんと楽しく過ごすには以下の工夫がおすすめです。
- 問いかけるのではなく、たまにはお母さんがそれをそばで見守って、必要なときに関わろうとしてあげる
- 赤ちゃんが目を合わせた時に話しかける
- 離乳食を食べてくれるようになる方法は?
-
- 子どもの目の前で食べ物を見せ、子どもから食べるように促す
- 活発的に行動をして空腹を感じるようにする
- 食材の大きさや硬さを調整する
- ハイハイをしないで伝い歩きをするのは大丈夫?
-
ハイハイをする前に伝い歩きをする子供もいますので、必ずハイハイをしなければならないというわけではありません。転倒する恐れがありますので、しっかりと見守ってあげましょう。
生後8カ月の赤ちゃんが怪我を防ぐ室内の安全対策
生後8カ月の赤ちゃんは、ずりばいをしたりハイハイができるようになったりする頃で行動範囲も大きく広がります。
赤ちゃんがケガなどしないよう、室内の安全対策は万全にしておきましょう!
転落に要注意!備品の安全対策を心がける
室内で起こりやすい事故の1つに、転落事故があげられます。
生後8カ月の赤ちゃんは、まだ自分でしっかりとバランスをとることが難しいです。
赤ちゃんがバランスを崩して、ベッドやハイチェア、ソファーなどから転落してしまうことが考えられます。
ベビーベッドやハイチェアなどは安全な基準を満たした製品であるか、正しく組み立てられているかなどしっかり確認しましょう。
ママやパパはできる限り赤ちゃんから目を離さないように心がけてください。
水の事故には十分注意する
赤ちゃんや幼児は水深が浅くてもおぼれる可能性があります。
お風呂場では赤ちゃんから絶対に目を離してはいけません。また、水の入ったバケツや洗面器の近くでも赤ちゃんを1人きりにしないようにしましょう。
万が一のことも考えて、トイレのドアは開けたままにしない、便器のフタもかならず閉じるなど十分注意しましょう。
赤ちゃんは水遊びが大好きです。
赤ちゃんと水遊びをする際は、ママやパパは十分注意しながら楽しむようにしましょう。
まとめ
生後8カ月の赤ちゃんはおすわりが上手になったりハイハイができるようになったりなど、活動的になり行動範囲も広がります。
これから、ますます目が離せない時期になりますね。
ママやパパは、赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとりながら赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
赤ちゃんと一緒にお散歩や公園へ出かけ、外の刺激を感じられるようにしてあげると赤ちゃんの五感が育まれます。
よく笑い、よく食べ、よく動き、8カ月の赤ちゃんの成長は目を見張ることでしょう。しかし、赤ちゃんの成長は個人差があります。周りと比較するのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら1日のタイムスケジュールを調整してあげるといいですね。
生後8カ月の赤ちゃんの生活リズムが整うように、ママやパパが上手にサポートしてあげましょう。