2022年の4月から、企業が男性の育休取得を推奨するように義務化されるなど、なにかと注目のトピックとして挙がるようになった男性の育休。
しかしその一方で、夫の「とるだけ育休」など育休を本来の趣旨として利用されないケースも問題になっています。
こちらの記事では、男性の育休取得にまつわる背景事情と、育休期間をより有意義なものにできるような過ごし方のコツをご紹介します。
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男性の育休取得の実情について
国として男性の育休取得率の向上に向けて施策を行っているものの、実際に育休を十分な期間取得している男性はまだごく一部となっています。
男性の育休取得により、出産後の女性の体調不良のケアや、子育てや家事への意識向上といった効果も期待できるため、円満な夫婦生活のためにもぜひ一般化してほしいもの。
こちらではデータに基づいて、男性の育休取得の背景を解説します。
男性の育休取得率(※厚生労働省データから)
日本の育休取得率は、女性 : 81.6% 、男性 : 12.65%となっており、男女で実に7倍近い差があるのが現状です。
これは令和2年度に取得されたデータのため、現状は多少改善されている可能性もありますが、まだまだ改善の余地は大きいと言えるでしょう。
男性の育休がなぜ進まないのか(※厚生労働省データから)
男性が育児休業を取得しない理由について最も多いものが、「職場が育休の取りやすい環境ではない」というものです。
実際取得をした方の状況を見ても、約70%が1週間という短期間の育休取得に収まっており、職場への影響をなるべく及ぼさないようにしている配慮が見受けられます。
また、育休取得を控える理由として、「収入を下げたくない」が22.6%を占めていますが、育休を取得した月は社会保険料の支払いが免除されることから、一週間以内程度の取得の場合、手取り額がかえって増える場合も出てきます。
そんな背景がありつつも、1ヶ月以上の育休取得を希望する割合は35.2%と多く、「取りたい気持ちはあるが、職場から許可が下りない」という状況に悩まされている方が多い可能性が高いです。
政府は2022年4月以降、企業に対して以下の内容を努力目標から義務へと変更しました。
- 企業から従業員への育休制度の説明
- 企業から従業員への育休取得の促進
これにより、「育休の取得が当たり前」という風潮作りに貢献できると考えられます。
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夫の「とるだけ育休」の現状
「とるだけ育休」とは、育休を取得したにもかかわらず、夫(パートナー)が家事や育児を手伝わず、単なる休暇として扱う過ごし方を指します。
育休は産後のケアが必要な女性の心身を整えたり、育児を通して父子の絆を深めたり、家事育児の実情を知り夫婦生活をより良くしたりする効果が期待されています。にもかかわらず、単なる休暇として消費されてしまうのでは、むしろ逆効果です。
1日の活動時間は、24時間から睡眠時間を8時間と仮定して省いた場合、16時間です。
しかし現状は32.3%の男性が、1日のうち2時間以下というごくわずかな時間しか家事・育児に携わっていないという結果になっています。
ネットで集めた「とるだけ育休」のリアルな声
夫に育休を取らせた方に質問です。
育休を取らせた結果育休らしい事をしてくれましたか?育休を取らせて良かったなと感じましたか?私の場合は後悔しかありません。
まるで自分の長期休みのように自分の好き放題に寝たい時間まで寝て何時間もゲーム、ほとんど家事や育児はせずぐずった時や私がどこか出掛けている時だけ。毎日毎日ストレスの積み重ね。なんの為の育休なんやろう。育休らしい事しろよと毎日心の中で思う。働いてないからだらけていいは違うやろ。働いてない分余計に家のこと育児しなあかんやろ。なんで楽しようとするのかわからんし、自分の時間が当たり前にあると思ってることが1番許せない。
子供ができたら自分の時間なんてあったらラッキーなくらい子供が優先子供の生活スタイルに合わせるのが親なんじゃないの?
結局男って仕事しかできないんだなとガッカリ。こんなんで簡単に子供作ろうって言われた嫁の気持ちにもなってほしい。信じた私は馬鹿だ。
yahoo知恵袋
「働いていないからだらけていい」そんなことはありませんよね。
家事育児への向き合い方は家庭それぞれではありますが、育休を取る以上は仕事に向けていたエネルギーを家庭円満のために費やしてほしいと思って当然です。せっかくの家族の時間を怠惰な過ごし方で消費してしまうことで、夫婦関係にヒビが入るのは残念ですよね。そうならないよう、互いに満足できる過ごし方を考えていきましょう。
<引用ここから>
夫が育休中で、私は週4で朝の数時間パートに出ています。旦那が育休を取得してから半年が経ちました。毎日凄くイライラします。日中昼寝してる姿や子どもと遊ばず1日中ゲームをしてる姿を見ると、とてもイライラします。
ですが、家事はしっかりやってくれます。といっても、動いて〜!と軽くいっても寝てるだけで、声をあげて怒るとようやく動いてくれる感じです。
とにかくイライラしてしまいます。私の心が狭いのでしょうか。後、半年育休があると思うと気が狂いそうです。
yahoo知恵袋
家事をやってくれるとはいえ、そのためにいちいち声を荒げないといけないのでは、余計にストレスが溜まってしまいますよね。
その上でイヤイヤ動かれる結果、余計にイライラ。相手も「せっかくやったのに…」とイライラ。
こうした悪循環に陥ると、なかなか元に戻すのは難しいものです。
【育休の過ごし方が大切】事前に夫婦で話し合っておきたいこと9選

普段仕事を中心に回っている日常も、育休の間は一変します。
生まれたばかりの子どもがいれば、寝る時間などもいつも通りにはいきません。
育休の過ごし方について、早め早めに夫婦で話し合っておくことにより、より育休期間を充実させることに繋がります。
- 職場に早くから相談することで、仕事への影響を最小限に出来る。
- 妊娠中のストレスを軽減させられる。
- 急な出産になったとしても、落ち着いて対応出来る。
などといった利点もありますので、話すことを整理して夫婦間での共通認識を作っておきましょう。
その1:育休期間の家事・育児の役割分担を決めておく

「とるだけ育休」でも特に問題として挙がりやすいのが、家事への不満です。
お互いの担当分野を明確にしておくことで、役割を全うしているのかどうかをはっきりさせることが出来ます。
注意点として、大雑把に役割分担をすることにより、自分の担当以外の家事が発生しても対応をしないという大義名分を与えてしまうことがあります。
「料理」であれば調理そのものだけではなく、食材の買い出し、冷蔵庫の整理、食器や調理具の洗浄・片付け、テーブルの上の整理、生ごみの処理などといった細かい家事も出てきます。
そうした意識の外に出がちなアクションについても明確にしておくと、イライラすることが減りますよ。
その2:家事・育児の時間配分を考えておく

家事を項目ごとに分担するのではなく、時間で分担するのも一つの方法です。
特に生まれてからの数か月は、管理不能な赤ちゃんの夜泣きに苦しめられるもの。
二人でやるからには、お互いの睡眠時間の確保も大事な仕事です。
時間で分担をする場合は、赤ちゃんの食事(ミルク)の時間の周期である、2-3時間を目安にしておくと管理がしやすいです。
ただし、大人の決めた都合に従ってくれないのが育児の難しいところ。大まかな予定は立てておきつつ、その通りに行かなかった場合の対応についても合わせて考えておくとベターです。
その3:出産前後での女性の身体の変化について学んでおく

男性はもちろん、出産をする女性自身も出産前後での体調の変化については知らないことが多いです。
個人差も大きいため一概には言えないものではありますが、最悪の状況も踏まえて知識を備えておくに越したことはありません。
特に影響の大きなものとして、以下のような変化があると言われています。
- 精神的に不安定になる。(産後うつ)
- 乳房が張って痛い。(母乳の分泌)
- 切開の痛み。(帝王切開/会陰切開をした場合)
- 腰痛で動けない。
男性は痛みを伴わないため、女性の不調には鈍感なもの。
文字で知識を蓄えるだけでなく、苦労された先輩夫婦に話を聞いたり、経験談の動画を見たりすることで、より具体的なイメージを身に着けてもらえます。

その4:パパママ学級に参加する

育休のあるなしに関わらず推奨できるのが、パパママ学級への参加です。
パパママ学級には以下のようなメリットがあります。
パパママ学級のメリット
- 妊娠中の過ごし方を教えてくれる。
- お産や母乳についての情報を得られる。
- 産後の心と体の変化について動画や体験談を交えて聞ける。
- 赤ちゃんの抱き方、おむつの替え方を実習で身に着けられる。
- 地域の子育て情報などを教えてくれる。
- 同じ地域で同じ時期に出産を控える仲間に出会える。
特に男性は同じ境遇に置かれている相手がいると、意識して自覚が芽生えやすい傾向にあります。
パパママ学級は平日開催かつ定員もあるため、予定を早めに立てないと参加できないケースもありますので、ご注意ください。
その5:出産前に必要なアイテムを揃えておく

予定日が分かっていたとしても、出産のタイミングは千差万別。
想定していたよりも早く生まれてしまい、準備が整っていなくて困ってしまうこともあります。
赤ちゃんのためのアイテムは、肌着などのこまごましたものからベビーカーなどの大型のものまで多岐にわたるので、一回の買い物で全部揃えきれず、何回も行くことになるケースも。
妊娠中は特に買い物も大変になりますので、必要なものを確認して、旦那さんと早めに準備をしておくと良いでしょう。
赤ちゃん用品メーカーでは出産準備品のリストも公開していますので、ぜひ確認してみてください。
出産時にあったら嬉しいもの
出産時にあったら嬉しいものとして、赤ちゃん用のスキンケアグッズ(シャンプー・ボディーソープ・保湿剤)もおすすめです。
特に、赤ちゃんの肌は皮膚バリア機能が低いため刺激に弱いです。
そのため、赤ちゃんの敏感肌を保湿しつつ清潔に保つことができるものが大切となります。

- 特におすすめな製品は、石鹸の代わりとなるシュガーリングバスです。
こちらは、お砂糖とクエン酸・重曹を使うことで、赤ちゃんの敏感肌でも
保湿しながら清潔に保つことができます。
100%天然成分なので、上がり湯もいりません。体力を消耗した出産直後や
育児に追われるママの味方です。
¥1,320 (税込) 内容量 200g
その6:出産(分娩)方法を確認しておく

男性が把握しきれていないことが多いものの一つに、出産(分娩)方法の種類があります。
分娩方法は妊婦への負担や費用が違うほか、ご家族の中に「この分娩方法が良い!」とこだわりを持っている方がいて、トラブルになることも。
どのような選択肢があるのかを把握して、自分たちに合った方法を選び、説明できるように夫婦で相談しておきましょう。
- 自然分娩:
何の処置も行わず、自然に陣痛が来るのを待ち、分娩する方法です。
「赤ちゃんが出てくるべき時に出てきてほしい」と好まれる方式でもあります。追加の費用も発生しません。 - 無痛分娩:
和痛分娩とも呼ばれ、麻酔を使うことで出産時の痛みを和らげる方式です。医学的処置に当たりますので出産場所によってはこの方法を選べない可能性があること、麻酔の使用量も施設や医師の方針で異なることなどは注意が必要です。 - 計画分娩:
陣痛促進剤を用い、人為的に陣痛を発生させて出産を促す方法です。
赤ちゃんや母体に何らかの問題がある際に、もともとの出産予定日より早めて調整される事があります。
出産予定日を特定できることから、立ち合いがしやすい等のメリットもあり、海外では積極的に用いている国もあります。 - 帝王切開:
母体や赤ちゃんに何らかの問題(逆子など)があった場合に、子宮を切開してそこから取り出す方式です。場合によっては医師から事前に打診されることもあります。
この他にも、細かく言えば自宅分娩など様々な分類がありますが、主要な選択肢としてご紹介しました。
選べる方法は利用できる施設によって異なりますので、妊婦検診の際などに医師に相談してくださいね。
その7:育児で必要なアクションについて予習しておく

育児は家事と異なり、新しい命をケアするものです。
そのため、何も知らずに育児に取り組もうとすると、思わぬ事故に繋がる可能性も。
事前にどのようなアクションが必要になるのかを把握し、イメージを掴んでおくことで、慣れない育児ストレスの軽減にもつながりますよ。
- おむつ交換:
紙おむつであればどのメーカーも基本的な扱い方は同じですが、特殊な形状のものや布おむつなどを選択する場合には、都度履かせ方を確認しないといけません。
交換中に粗相をしてしまうことも良くありますので、手際よく出来るように、おむつの形状や履かせ方を確認しておきましょう。 - 寝かしつけ:
新生児は意思の疎通ができず、なかなか寝てくれずに泣いていてもその原因が分からずに疲弊してしまいます。「赤ちゃんは泣くもの」という認識を持ち、覚悟をしておくことが大切です。
性格によって、抱っこで寝る子、ベッドで寝る子、ベビーカーで寝る子など様々です。あまり一つにこだわらず、ベストな方法を探しましょう。 - ミルク調整:
ママが寝ている間は、ミルクを飲ませるのもパパの役割になります。
ミルクは粉タイプ、キューブタイプ、缶タイプなど様々な形状があり、それにより作り方も違います。哺乳瓶は赤ちゃん用洗剤で洗って消毒することが推奨されますので、作る→飲ませる→片づけるという一連の流れをこなせるようにしましょう。 - 沐浴:
新生児は一緒にお風呂に入ることができないため、赤ちゃん用の小型のバスタブや桶を使って体を洗う必要があります。片手で頭と体を支える必要があり、力のある男性の方が安定します。慣れていないと顔をお湯につけてしまい、溺れてしまうなんてことも…濡れた体を冷やさないようにタオルや着替えを準備しておくなど、準備とイメージを徹底しましょう。 - 洗濯:
生まれたばかりの赤ちゃんは皮膚が弱いため、大人とは別に洗濯することが推奨されています。暑い時期は一日に何度も着替えることもあり、肌に優しい素材だと、ネットに入れるなどの工夫をしないと傷んでしまうことにも繋がりますので、ご注意ください。
その8:出産後の手続きについて調べておく

出産をした女性の体にはしばらくダメージが残っているため、一週間程度入院を必要としたり、その後も一か月程度は安静にしておくことが推奨されています。出生に伴う手続きを育休中のパパにやってもらえると、大分気持ちも落ち着きますよね。
日本では政府や各自治体からの補助金など、しっかり把握して申請をすれば貰えるものが数多く存在します。
逆に言えば、申請をしないと貰える権利を失う事にもつながってしまうので、早めに準備しておきましょう。
その9:子ども連れで利用できる施設を確認しておく

子どもが生まれると、夫婦で出かける際には必ず子ども同伴となります。
一度泣き出してしまうと周囲の目も気になりますので、公共交通機関の利用や買い物、外食などもある程度の制限が加わります。
よく利用するデパートやショッピングモールなどは、エレベーターや多目的トイレの位置を確認しておくと、安心して利用することができるでしょう。
ベビーカーを用いる場合はスロープの有無なども把握しておくとなお良いです。
その他、地域に児童館や地区センターなど、子連れで息抜きに使える場所は事前に行って施設の方と話をしてみるのも良いでしょう。ママ友が出来たり、一時保育で息抜きをしたりすることも可能です。
男性が育休を取ることによるメリット

このように事前に男性側も子供が産まれてパパになる準備をすることでたくさんの夫婦のメリットが存在します。
ぜひ、確認してみてください。
メリット①: 心置きなく子どもと一緒に過ごすことが出来る
日頃は仕事で疲れて育児に参加できなかったり、帰ってきても寝ていて起きている姿は見られない…。
そんな話を聞くこともありますよね。
育休期間であれば、仕事のことを気にせず存分に育児に専念することができます。
妊娠中や新生児の間にパパがコミュニケーションを取っていないと、抱っこしても泣かれてしまうなんて噂もあります。
可愛いわが子との時間を楽しみましょう!
メリット②: 良好な夫婦関係を築きやすくなる
家事や育児は言葉にするとシンプルですが、「名もなき家事」とも言える細々とした雑務がたくさんあります。
一つ一つのアクション自体は簡単でも、マルチタスクにこなしたり、泣いている赤ちゃんを気にしながらのストレスなどは、経験してみないと分からないものです。
同じ苦労を分かち合うことで、より相手のことを思いやれるようになるため、その後の夫婦生活にも良い影響を及ぼすことに繋がります。

メリット③: 食費や保険料などの支出を減らせる
仕事をしていると、毎日の昼食やたまの飲み会などで外食する機会も多く、どうしても余分に食費がかかってしまいます。
育休中は家族全員そろって食事をすることが基本となりますので、食費の節約につながるでしょう。
また、育休期間中は社会保険料の支払いが免除となります。
これにより支給金額自体は通常の2/3(67%)であっても、保険料が免除されている分手取り額は通常の8割程度を維持できます。
また、会社との相談によっては月末最終日だけを育休にすることで、ほぼ満額の給与をもらいながら、その月の社会保険料を免除出来ます。決して少なくない金額ですので、事前によく相談しましょう。

男性が育休を取ることによるデメリット

男性の育休はメリットもたくさんありますが、事前に認知しておかなければならないようなデメリットも存在します。
夫婦でデメリットの分な一面もしっかりと把握した上で、育休を取得することをお勧めいたします。
デメリット①: 前もって相談をしていないと、職場に迷惑をかける可能性がある
育休は規定上、一か月前までに相談をすれば取得が出来ることになっています。
しかし、実際に職場から人が一人抜けるというのは大きな影響があるもの。
その期間の仕事の引継ぎ先を検討することもそうですし、育休期間の給付金の申請は会社が行う部分もありますので、その準備も必要です。
気持ちよく育休に送り出してもらえるように、どの程度の期間の取得をしたいと思っているかは早めに、明確に伝えるようにしましょう。
デメリット②:育休期間中の収入が8割程度になる
メリットの項にも書きましたが、収入自体は本来の8割程度に抑えれてしまうのは事実です。
特に子どもが出来てからはその分の出費も増えますので、収入と支出のバランスがカツカツの場合には、苦しい生活を送る必要も出てきます。
妊娠が発覚をしてからは、生活費で節約ができるところがないかと積極的に探すようにし、金銭的なストレスを育児の時期にまで持ち込まないように意識しておくと良いでしょう。

育休の過ごし方次第で子育てスキルが伸ばせる

育休期間を夫婦で協力し合って過ごすことができれば、無理なく時間的余裕を作り出すことも可能です。
日常業務に追われていて、なかなか身に着けることが出来ないスキルも、その時間をうまく活用すれば取得することも可能です。
力のいる家事・育児はパパにお任せ!
男性と女性の違いとして大きなものは、やはり腕力です。大き目な買い物や、こびりついた汚れを取るための拭き掃除、重いものを運ぶ模様替えなど、やはり男手があると助かる面も大きいです。
育児の面では、長い時間の抱っこや沐浴は特に力が必要です。自分の強みを頼ってもらえることは男性にとっても嬉しいもの。
感謝の気持ちも伝えることで、夫婦円満にも繋がりますよ。
料理の腕前を伸ばして、健康で経済的な食生活に!
意外と男性がハマりやすいと言われるのが料理。
冷蔵庫の中身を効率よく使って美味しい料理を作る、なるべく節約をして決まった予算内で満足度を上げる、効率よく作業して調理場を整えるなど、仕事のように上手にこなしてくれることも。
料理に積極的に取り組んでもらうコツは、口出しをせずに褒めること。
調子に乗せすぎないように注意は必要ですが、「自分は料理が出来る」と思い出すと、どんどん技術が向上していきます。

副業を始めて、生活費に余裕を持たせる!
実は育休期間は副業をしてもOK。もちろん会社の規定は確認する必要がありますが、本来の収入の13%未満の収入であれば、給付金を満額もらいながら副業収入を得ることが可能です。
副業はどんどん一般化してきているものですが、本業をやりながらだと手が付けにくい一面もあります。育休期間のスキマ時間を活用し、収入の柱を増やすための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】育休をきっかけに、より円満な家庭を築こう!
今回は、「とるだけ育休」にならないように育休取得の現状から、事前準備の方法までをご紹介しました。
夫婦どちらかばかりに負担が偏るのではなく、お互いが自分事として家事・育児を認識して取り組むことで、より苦労や楽しさを分かち合うことが可能です。
ぜひ育休期間を活用して理解を深め合い、円満な家庭を築いてくださいね。