旦那の給料が低すぎて生活できない!と感じた時の対処法や夫の給与に対する妻の本音

旦那の給料が低すぎて生活できない!と感じた時の対処法や夫の給与に対する妻の本音

「豊かな国」といわれる日本ですが、実は旦那さんの給料が低すぎて生活できないと感じている人は少なくありません。
日本の子どもがいる現役世帯の貧困率は14.6%で、約7世帯に1世帯が貧困とされる給与を下回っています。
※:厚生労働省「貧困率の状況」より抜粋

また、最低限の生活はできていても、出産や病気、事故などで大きな出費が必要となることもあります。
ぎりぎりの生活を送っていては、いざという時に困ってしまうことになりかねません。

目次

夫の給料が低くて生活できないと感じる妻の声

夫の給料では生活できないと感じる妻の声

ネット上でも、旦那の給料が低すぎてどうしたらいいのかわからないという相談が投稿されています。

旦那の給料が少な過ぎてどうしたらいいかわかりません。

旦那が51歳手取り23万 わたしが32歳パート8万 小学生が2人います。
わたしはたくさん働きたくても 扶養から抜けると旦那の給料で 家族手当がもらえないし余計手取りが少なくなりますよね?

旦那の給料が少ない人は生活レベルを 下げるしかないのでしょうか?

yahoo!知恵袋

生活ができないくらい旦那の給料が低すぎる場合、生活レベルを下げたり、他にも仕事を行う他ないのでしょうか?

今回は、旦那の給料が低いと感じたときに取るべき対策についてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

旦那の給料が低い?年代別の平均給与について

旦那の給料が低い?年代別の平均給与について

世間で言われる平均的な給料と比較して「うちの夫の給料は低い?高い?」と気になる方も多いでしょう。
どんなに親しい友人であっても旦那さんの給料の話はしづらいものです。

ネット上でも、家計のやりくりが大変で「旦那の給料が低いのでは?」と感じている方からの投稿が数多く見られます。

夫の給料は低い?全国の平均給与と比較!

職業や雇用形態などさまざまな要因で給料は異なりますが、一般的な年代別平均給与のデータを紹介します。
厚生労働省のデータを参考にすると、年代別平均給与は以下の通りです。

年齢平均給与額
20~24歳21万5,400円
25~29歳25万3,300円
30~34歳29万500円
35~39歳32万7,000円
40~44歳35万7,600円
45~45歳38万2,800円
46~49歳38万2,800円
50~54歳41万2,100円
55~59歳41万3,600円
60~64歳31万8,100円
65~70歳27万4,800円
参考:厚生労働省 第2表 性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差

なお、上記の金額は税金などを差し引いた手取り金額の平均になります。

平均給与が高いのは、役職が上がる40代と50代となります。
60代になると定年を迎える方も増えるため、平均給与も下がります。
現代は定年後も働く方が多いですが、支払われる給料が下がることがほとんどです。

平均年収と中央値について

2023年日本における平均年収と年収の中央値

ここで確認しておきたいのが、全体の平均年収とその中央値です。

※)平均年収の場合、数千万円以上稼いでる高所得者も含まれます。
  そのため、中央値の方が、世間一般の平均値に近い数値となります。

平均年収年収中央値
男女の平均値4,453,314円3,967,314円
男性の平均値4,826,514円4,326,514円
女性の平均値3,782,514円3,514,914円

これらの結果をもとに、夫の給与が低いかどうか確認してみましょう。
上記の年収は、手取りの金額ではなく、額面での金額となりますので注意しましょう。

夫の年収に対する妻の本音

旦那の給料少ないですか?
入社5年目。
23歳で
手取りが22万円。
ボーナス25万です。

今は私の実家に住んでて
8万食費と家賃として
支払ってます。

旦那の給料は世間一般から
みてどうですか?
ちなみに将来性は
あります。

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旦那の給料…少ないと思いますよね?
旦那 34歳 手取り23万 ボーナスは16万が年2回
子供もいます。
私もパートとして働いてますが、月8万行くか行かないか。
もちろん、下の子(現在年長さん)が小学生になればもう少し稼げるように働くつもりです。
毎月毎月、赤字で困ってるなかギャンブルに使う旦那。
今はボーナスもない会社があるみたいで、貰えてるだけありがたいですが、やっぱり少ないと思ってしまいます。

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今は生活が出来ているけど、このまま生活していけるかしら?

他の家庭では毎月どのぐらい貯金が出来ているのかしら?

お金の話となると相談できない場合が多いため、悩みを抱えやすいのです。

また、夫婦共働きの生活が当たり前となった今、夫と妻の生活費の負担で悩む人も増えてきています。

共働き夫婦のお金の悩み

先日夫と喧嘩をして冷戦状態なのです。
小学3年生と2歳8ヶ月の子がいます。
私は現在時短勤務中の契約社員で、来年からフルタイムに戻る予定です。

夫との生活費の割合は夫6:4私くらいですが、夫は基本残業や休日出勤もあり、家事はワンオペです。(下の子の保育園送りだけは夫)
家計管理は私で、口座も全て私が管理しています。

喧嘩をした際に、「今後離婚を視野に入れるのであればそれなりに貯金もしておきたいし、今管理してもらってる口座も分けて、生活費も折半にしてほしい」と言われました。

私の給与手取りだけでは半分は出せない状況を分かっているはずなのに、これで本当に半分しか生活費を入れないとなると、モラハラにはならないんでしょうか??

また、生活費の割合を5:5にするとなれば、私からしたら家事育児の割合も5:5にすべきでは?と思うのですが、おかしいでしょうか。

日頃から口調が強く、子供もただ呼ばれただけで「何か怒られるのかと思った」という事や、飼っている猫につしけと言って掃除機を当てて追いかけたりする等、色々な意味で人としてどうかと思って接してしまうので、私が被害妄想に囚われてるだけでしょうか。。

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旦那の給料が低いと感じるきっかけとは?

旦那の給料が低いと感じるきっかけとは?

普段、何気なく生活していると当たり前に感じることも、ふとしたきっかけで「うちの旦那の給料は低いのでは?」と感じることが多いようです。

このように、夫の年収に対して不安を感じるきっかけはなんでしょうか?

旦那の給料が低いと感じるきっかけについて

  1. ほかの家庭の暮らしぶりを知ったとき
  2. スーパーで割引品を選ぶとき
  3. 物を購入する際に質より量を重視するとき
  4. いつも同じ服を着ていることに気づいたとき
  5. 貯金が全くできない
  6. 夫が30歳を超えても月収が20〜30万円の時
  7. 勤続年数に対する昇給が少ない時
  8. ボーナスが少ない・出ないとき

旦那の給料が低すぎて生活できないラインとは?

旦那の給料が低すぎて生活できないラインとは?

年代や子どもの有無、住んでいる場所など、さまざまな要因により生活費は大きく異なります。
そのため、旦那の給料が低いと感じるレベルには人それぞれ違いがあるでしょう。

そもそも旦那さんの給料は、どのくらいあればいいのでしょうか?

月の平均的な給料によって生活パターンがどのように変わるのか比較してお話しします。
目安として参考にしてください。

旦那の給料が13万円の場合:
旦那の給料だけでは生活できない!

旦那さんの月々にもらえる給料が13万円の場合、一人の収入で生活することはかなり難しいとされます。

かなりの節約を要する生活になり、子どもが欲しいと思っても、給料が少ないため断念する夫婦が多いかもしれません。
また、13万円の給料では夫婦2人で生活するのも困難になるので、妻も働くことが必要になります。

もし専業主婦を希望するなら、夫の給料が上がるように転職や副業を勧めていくのも手段の一つです。

すぐに転職が決まるとは限らないため、旦那の給料が13万円から変わらない間は、共働きで家計を助けていく必要があるでしょう。

旦那の給料が17万円の場合:
夫婦2人ならぎりぎり生活できる?

どうにか1人暮らしができるであろう給料が17万円です。
夫婦2人でも生活できないラインではありませんが、給料が17万円では生活にゆとりがあるとは言えないでしょう。

子供が欲しいと思っても、もう少し余裕ができてからと考える人がほとんどです。
かなり切り詰めた生活になるので、夫の給料が17万円から上がらないようなら、妻もパートか正社員で働く方が安心できます。

ネット上でも、子どもは欲しいが、旦那さんの給料が不安定で妊活に踏み切れないと悩む方の声が投稿されています。

旦那の給料が少ないが、妊活するかどうか。

結婚4年目、子なしです。
(私30歳、旦那34歳)

旦那の会社は、大手の子会社ですが
給料がインセンティブ制で、
かなり不安定です。
手取りが50〜100万ほどの月もあれば、
12万の月もあり、差が激しいです。
昨年は月平均にしたら30万円ですが、
ボーナスはありません。

そろそろ妊活をと考えていましたが
今年に入って5ヶ月連続で
旦那の毎月の給料が12万円です。

私はいま正社員で働いているので、
2人で暮らす分には余裕がありますが
今後子どもを、となると、お金に関して不安があり、妊活に踏み切れません。

yahoo知恵袋

旦那の給料が20万円の場合:
地方であれば夫婦2人で暮らせる

旦那さんの給料が20万あれば、地方でならようやく夫婦2人暮らしができるレベルになります。

住まいが地方であれば、東京などの大都市と比べると、家賃や生活費などを含めた物価が全体的に安いため、家計が楽になるメリットがたくさんあります。

ただし、子どもがいる場合や将来子どもを望む場合は、専業主婦でいることは難しいかもしれません。
生活費に余裕を出すためには家計をやりくりしたり、共働きしたりする必要があります。

旦那の20万円の給料だけで生活するのであれば、以下のような工夫が必要です。

  1. 住まいを地方にする
  2. 家計のやりくりをする
  3. 節約術を身につける
  4. 固定費を上げすぎない
  5. たまにパートなどで働く

もし、専業主婦を希望するのであれば、旦那さんの給料を上げる何かしらの工夫をした方が安心できます。

旦那の給料が30万円の場合:
生活できないことはない

旦那さんの給料が30万円くらいあれば、夫婦2人暮らしの生活はできるでしょう。

生活ができないということはないので、専業主婦でも家計をやりくりして暮らしていけます。

  1. 子供が欲しい
  2. 将来子供に好きなことをさせてあげたい
  3. ある程度老後のために貯蓄していきたい

このように、将来のことを考えて貯金をしていきたいのであれば、夫の給料が30万円では厳しいと考える人もいるかもしれません。

また、妊活中の方などは「今はよくても、子どもが生まれてからは貯金ができなくなるのは?」と不安に感じることもあるでしょう。

旦那の給料が30万円で不安を感じる場合は、共働きするのもひとつの方法です。
子どもができるまでは共働きをして、できる限り貯金します。

子どもが生まれてからは子育てに専念してもいいですし、時短勤務などで働くのもいいでしょう。
夫婦で協力し合い、生活していくのが理想です。

子どもができるころには、夫の給料も30万円よりも上がっている可能性があります。
家族が増えても、家計にゆとりが生まれることでしょう。

【専業主婦or共働き】旦那の給料はいくらあればいい?

専業主婦を希望する場合と共働きの場合とでは、旦那の給料に求める額も大きく違います。

共働き夫婦であれば、旦那の給料が20〜30万くらいでも、妻の給料があるため生活していけるという夫婦が多いです。

しかし、現代の日本では、物価が上がり続け、平均年収が下がっているのが現状です。
そのため、専業主婦でやっていくには夫の給料はある程度の額が必要です。

旦那さんの給料がいくらあればいいのか悩んでいるのではなく、家計をやりくりしたり、共働きをして夫婦で協力して堅実に生活していく人たちが多いようです。

旦那さんの給料が低い!と感じたときの対策

旦那さんの給料が低い!と感じたときの対策

結婚して、日常の生活は困らずに生活ができていたとしても、マイホームの購入や出産、病気など大きなお金が必要になるときが必ずあります。いざという時のためにも、貯金しておきたいと考える方は多いはずです。

夫の給料が少ないから、生活レベルを下げるしかないのかなぁ?

旦那さんの給料が低いと感じたなら、事前に対策を取る必要があります。
何かあってから「お金がない!」では遅いのです。

旦那の給料が低いと感じたときに取るべき対策をお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

対策法①:生活費・支出の見直し

旦那さんの給料が低いことで、家計がまわらないこともあるでしょう。
しかし、旦那さんの給料が平均給料とあまり変わらない場合は、家計の見直しが必要です。

STEP
今の家計の収支を正確に把握する

何に出費をしているか?しっかりと確認をしましょう。
不明瞭勘定が多いほどお金は貯まりづらいとされます。

  1. 電気代
  2. ネット代
  3. 通信費(携帯)
  4. ガス代・光熱費
  5. 食費
  6. 固定費(家賃、駐車場、車検、ローン)
  7. 衣服代
  8. 趣味・嗜好品
  9. 保険代
STEP
家計の見直し

無駄な出費を一つずつ減らしていく事が大切です。

  1. スマホのプランを格安SIMへ変更する
  2. 毎月の外食の回数を1〜2回減らす
  3. 毎月の衣服代や趣味・趣向品の金額を決める
  4. 無駄な待機電力を減らす

上手く節約できれば、少しずつ使えるお金や貯蓄にまわせるお金が増えてくるはずです。
給料が低いからと人のせいにしてしまわずに、家計のやりくりに工夫できる点を見つけて夫婦二人で改善していきましょう。

対策法②:専業主婦にこだわらず共働きする

旦那の給料が30万円で専業主婦を希望する場合、住まいを地方にしたり、生活費を節約するなど、いろいろとやりくりする必要があります。

また、東京などの都市部で暮らし、さらに子どもが欲しいと考えるなら、夫の給料が30万円では家計が苦しいと感じる人も多いでしょう。

共働きが多い現代では、専業主婦に憧れる女性もいますが、共働きすることで、ゆとりのある生活を送れるようになります。

対策法③:旦那の転職で収入を増やす!より給料の高い会社への転職を検討

あまりにも夫の給料が低いと感じているなら、転職を勧めるのもひとつの方法です。

夫の勤務している会社では、昇給が期待できないと判断するのであれば、転職を検討しましょう。
より給料の高い会社へ転職することで収入を増やせる可能性があります。

「旦那の給料が低い」と嘆く前に心がけたいポイント

「旦那の給料が低い」と嘆く前に心がけたいポイント

旦那さんの給料が低すぎて生活できないと嘆いていても、何も解決しません。

共働きしたり旦那さんの転職を検討したりして、世帯全体の収入を増やすことは、ゆとりある生活を送る第一歩となります。

しかし、収入が増え金銭的にゆとりがある生活だけが、本当の幸せなのでしょうか?
旦那さんの給料が低いと嘆く前に、心がけたいポイントを紹介します。

幸せに過ごすポイント①:夫婦にとって大切なこと

旦那さんの給料がいくら高くても、幸せな家庭とは限りません。

たとえば、金銭的に余裕があると、付き合いも多くなり、浮気しやすい環境になりやすいといえます。
また、夫婦間で金銭的な価値観が異なる場合、不仲の原因になることもあるでしょう。

さらに、子どもの教育に関しても熱心になりすぎる傾向があり、子どもがストレスを抱えてしまうことも多いようです。
いくらお金があっても、夫婦や家族の気持ちが離れてしまえば幸せとは言えないでしょう。

それよりも大切なことは「夫婦の会話や、価値観の擦り合わせ」などです。
夫婦は助け合って生活していくため、夫婦が笑顔で過ごす事ができる家庭である事が最も大切です。

幸せに過ごすポイント②:考え方を変えて幸せを実感!節約を楽しむ

節約は辛いものだと考えていませんか?
節約を楽しめれば、より生活の充実感が得られます。

「今月はこれだけ節約できた!」という達成感と、金銭的に余裕ができるという2つの満足感を味わう事ができます。
考え方を変えるだけで、人は幸せと感じることも変わってきます。

給料が低いからといって悲観的になりすぎず、ポジティブにいい面をとらえていけると幸せに一歩近づけるかもしれません。

幸せに過ごすポイント③:ほかの家庭と比較しすぎない

ほかの家庭の話を耳にして、つい自分の家庭と比較してしまいませんか?

今までは、特に気にすることもなく満足していたことも、急に不満に感じたり焦ってしまうことがあります。

確かにお金を持っている人の暮らしぶりを知れば、憧れや羨ましさを感じることもあるでしょう。
しかし、自分は自分、他人は他人と割り切ることも大切です。

他の家庭の事情は気にせず、自分たちが幸せだと感じていれば十分だと考えることが大切です。

まとめ

家庭により、住んでいる場所や子どもの有無などさまざまな要因で生活費は大きく異なります。
そのため、夫の給料が低いと感じるレベルも人それぞれ違うでしょう。

確かに給料が低いと、家計のやりくりは厳しくなり心配事も増えるため、不安に感じることが多いものです。
しかし、支出をしっかり把握し、できる限り家計を見直したり、共働きをしたりすれば、ゆとりのある生活を送れます。

ほかの家庭と比較して「旦那さんの給料が低い!」と嘆いていても、なにも変わりません。

夫婦でよく話し合い、より良い解決策を探して幸せな生活を手に入れましょう。

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この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係・育児・子育てにまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦問題の解決、子育て・育児のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
https://fathering.jp/papafiles/common/20211206_batori.html
クーミル株式会社 代表取締役
https://coomil.co.jp/

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