来月から地方に転勤ね
ええ!?
マイホームを買ったばかりなのに…。
となると、単身赴任?
このように、数年に一度のペースで転勤がある人も少なくありません。
本音を言うと、転勤の辞令を受けたとき「大切な家族とはいつも一緒にいたい!」という思いから、単身赴任はしたくないと思う人がほとんどでしょう。
しかし、さまざまな事情から単身赴任を選択しなければならないこともあります。
- 一人で知らない土地に家族と離れて生活することに不安を感じてしまう
- デメリットしかない
このようにと感じてしまう方も少なくありません。
今回は、単身赴任のデメリットだけでなくメリットも紹介します。
また、単身赴任でもっとも心配される離婚についても解説し、家庭円満に過ごす方法も紹介します。
単身赴任するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
転勤によって単身赴任をすることになった夫の本音
単身赴任をすることになった人の多くは、
「知らない土地での生活が不安…」
「どのようなデメリットがあるのか?」
など、単身赴任によるデメリットを心配する夫の本音が数多く見受けられました。
単身赴任を不安・寂しいと感じる夫の本音・妻の本音
このように仕事のためとはいえ、今まで一緒にいた家族が急に離れ離れになってしまうのは、お互いに寂しいものです。
特に遠方となってしまうと、会うことが出来るのは、多くても1ヶ月に数回程度・・・。
単身赴任のデメリットを強く感じてしまう家族が非常に多いです。
寂しいだけではない?単身赴任における5つのデメリット
単身赴任のデメリットとして、第一に「大切な家族と離れることが寂しい」ことがあげられるでしょう。
しかし、デメリットはそれだけではありません。
単身赴任をしてから後悔しないためにも、事前にデメリットを知っておくことは大切です。
単身赴任のデメリットその①:子どもの成長をすぐそばで見守れない
単身赴任のデメリットとして一番にあげられるのは、子どもの成長をすぐそばで見守れないことでしょう。
会わない間にこんなに大きくなったんだ!
成長を見たかったなぁ・・・。
父親にとって、子どもの成長に立ち会うことは一番の幸せであり、生きる目的とも言えます。
妻から子どもの写真や動画を送ってもらったり、電話で子どもと話したりしても、やはり直接会えないことは寂しいものです。
また、父親だけでなく子どもにとっても辛く寂しいものとなるでしょう。
1人で部屋にいると「何のために頑張っているのだろう…。」とネガティブな気持ちになる方も少なくありません。
単身赴任のデメリットその②:手間がかかり大変!引っ越しの手続きや準備
単身赴任のデメリットとして、家具の新調や引っ越しの準備や手続きが大変なこともあげられます。
ほとんどの会社では、辞令が出てから実際に転勤する日まで、時間があまりないことが多いものです。
見知らぬ土地での新居探しや引っ越し作業に加えて、住民票の移動手続きなどもやらなくてはいけません。
仕事の引き継ぎなどもあり、忙しい中での作業は手間に感じる人も多いでしょう。
自分や家族が希望する引っ越しであれば、余裕をもって準備もできますし、楽しみな気持ちで取り掛かれます。
しかし、単身赴任による引っ越しはまったく違うものなのです。
単身赴任のデメリットその③:どんなに疲れて帰っても一人で家事
単身赴任では、たとえ仕事で疲れて帰宅しても部屋には誰もいません。
炊事や洗濯、掃除などの家事を全て1人でやらなければならないというデメリットもあります。
特に、家事を全て妻に任せている方にとっては、かなり苦痛に感じるでしょう。
独身時代に1人暮らしの経験がある方でも、結婚してからは妻が身の回りの世話をしてくれることに慣れてしまっているはずです。
単身赴任での家事は、苦痛に感じる人は少なくありません。
単身赴任のデメリットその④:貯金できない⁈ 生活費が二重でかかる
単身赴任では引っ越し費用がかかるのはもちろん、新たに家具や家電を揃える必要もあり、初期費用は莫大なものです。
さらに、毎月の家賃や日々の食費が二重にかかります。
どんなに頑張って節約しても、家族と同居の場合と比較すると出費はかさみます。
会社からの手当てがある場合がほとんどですが、手当だけでは賄いきれずに赤字になってしまうことも少なくありません。
貯金できないどころか、貯金を取り崩さなくてはならない…なんてことも考えられます。
単身赴任のデメリットその⑤:離婚率が高い⁈寂しさゆえにお互い浮気しやすい
単身赴任を選択する事情は家庭によりさまざまですが、家族のことを考えて単身赴任を選択する人がほとんどのはずです。
しかし、単身赴任は夫婦が遠く離れてしまうため、どうしても寂しさを感じやすくなります。
夫婦が互いにそばにいないことで、寂しさを埋めようと浮気に走ってしまうことも少なくありません。
浮気が発覚するようなことになれば、離婚に至るケースもあるでしょう。
家族のことを思って単身赴任したはずなのに、離婚してしまってはデメリットというしかありません。
意外に快適⁈単身赴任における4つのメリットとは?
一般的に、単身赴任はしたくないと考える人が多く、マイナスなイメージを持つ人が多いでしょう。
しかし、単身赴任はデメリットばかりではありません。
実際に単身赴任を経験した人によるとメリットもあるようです。
ここからは、単身赴任におけるメリットを紹介します。
単身赴任のメリットその①:独身時代の自由な生活が送れる
単身赴任での生活は妻の目がありませんので、独身時代のように自由な生活を送れます。
- 部屋を散らかしても何も言われない
- 自分のタイミングでお風呂に入れる
- 何時に家に帰っても問題ない
家族で生活していると、飲みに行って帰りが遅くなれば、嫌味を言われることもあるでしょう。
しかし、単身赴任中はいくら遅く帰宅しようが朝帰りしようが誰にも文句は言われません。
気兼ねなく余暇を楽しめるのはメリットといえるでしょう。
単身赴任のメリットその②:自分の時間を満喫!仕事や趣味に打ち込める
単身赴任では家族に気を遣ったり、相手をする必要がないため、1人の時間を大切にできます。
休みの日に趣味を満喫することもできますし、部屋で仕事をしたいと思えば静かな環境で集中できます。
妻や子供に邪魔されず、1人でゆっくりテレビを見たりゲームに熱中したりできるのです。
常に家族を優先して、自分のことを後まわしにしてきた方にとって、大きなメリットと感じられるのではないでしょうか?
単身赴任のメリットその③:ゆっくり休養!休日はひとりの時間を確保できる
家族と一緒に暮らしていると、休日には買い物や遊園地など家族サービスを要求されることも多いでしょう。
平日忙しく働いていると、休日はゆっくりと体を休めたいと思う方も多いはずです。
単身赴任では、いくら自分の思い通りに生活しても誰にも文句言われることはありません。
自分が起きたい時に起き、どんなにダラダラしていてもいいのです。
仕事が休みの日には、しっかりと身体を休めリフレッシュできるでしょう。
単身赴任のメリットその④:改めて実感!家族の大切さを再認識
単身赴任をきっかけに、家族の大切さを再認識することがあるでしょう。
人間は、毎日同じように家族と生活していると、一緒にいることが当たり前と感じてしまうものです。
しかし単身赴任では、家族がそばにいることは決して当たり前ではないと気付くでしょう。
同居夫婦より離婚率が2倍?単身赴任で離婚率が上がる理由
転勤の辞令が出て単身赴任を検討する際、パートナーと離れて生活することが心配と考える方が多いでしょう。
単身赴任をきっかけとして離婚に至るケースもあるようです。
では、単身赴任をきっかけとした離婚率とはどのくらいなのでしょうか?
単身赴任している人は、日本全国におよそ40万人います。
そのうちの約7%が離婚しており、単純計算すると2.8万組もの夫婦が単身赴任によって離婚していることになります。
また、アメリカの心理学者によると単身赴任者の離婚率は同居夫婦の2倍に当たることが発表されています。
家族のことを考えて単身赴任を選択したはずなのに、夫婦仲が悪化してしまったり、離婚に至ってしまっては元も子もありません。
ここからは、単身赴任により夫婦関係が悪化してしまう理由をお話しします。
離婚率が高まる要因①:パートナーの必要性が薄れる
単身赴任を始めたばかりのころは、お互いに寂しさを感じるものです。
しかし、時が経過すると少しずつ1人の生活に慣れてきて、むしろ気楽に思う人もいます。
単身赴任では、妻から小言を言われることも、子供の世話を押し付けられることもありません。
自分1人で気楽に生活を送れることに居心地の良さを感じてしまう方も多いようです。
パートナーのことを想う時間がだんだんと減っていき、少しずつ愛情も薄れてしまうこともあります。
愛情が薄れることで、パートナーに冷たく当たることも増え、不仲や離婚の原因につながりやすくなります。
離婚率が高まる要因②:単身赴任は浮気しやすい環境⁈解放感を感じやすい
単身赴任は、自分1人きりの生活のため、解放感を感じやすいです。
寂しい気持ちはもちろん、妻が遠く離れた場所にいるという安心感も後押しして浮気してしまう人が多いようです。
浮気が発覚すれば、離婚に発展する可能性もありますし、発覚しなかったとしても妻への気持ちは冷めてしまうでしょう。
単身赴任は浮気しやすい環境がそろっているため、離婚に繋がりやすいと言えるのです。
離婚率が高まる要因③:羽目を外して浪費…生活費を圧迫して揉め事に
単身赴任での自由で快適な生活は、ついつい羽目を外しやすいものです。
単身赴任でやってしまいがちな浪費について
- 夜は毎日コンビニ弁当
- 飲み会
- ギャンブル
- タバコ
単身赴任は妻の目を気にする必要がないため、つい浪費しやすいです。
家族の生活費を圧迫するほど浪費してしまえば、妻からは不満の声があがるのは当然のことでしょう。
単身赴任では金銭面で揉めることが起きやすく、夫婦が衝突する原因とも言えます。
単身赴任でも大丈夫!夫婦円満の日々を送る6つのポイント
単身赴任の夫婦は同居夫婦よりも離婚率が2倍も高くなるといわれてますが、円満な夫婦が多いのも事実です。
単身赴任をしても夫婦円満な日々を送って行くにはどうしたらいいのか、夫婦円満のポイントを6つ紹介します。
単身赴任中の方や単身赴任を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
夫婦円満のポイントその①:意識して夫婦のコミュニケーションを取る
単身赴任は同居している時と比べ、どうしてもコミュニケーションが少なくなってしまいます。
コミュニケーションが少なければ自然に心も離れてしまいます。こまめに連絡を取り合ったり、できる限り会うようにしたりと、意識してコミュニケーションを取ることが大切です。
夫婦が常にお互いを意識し続け、家族の大切さを忘れないようにしましょう。
家庭円満の秘訣とも言える「夫婦のコミュニケーション」は、単身赴任中はさらに重要なポイントとなります。
会話時間と夫婦の円満度合いには関係性がある
夫婦円満であると回答した家庭ほど、会話時間が長いという統計データが出ております。
単身赴任こそ、いつも以上に意識的に会話をすることを意識することが大切です。
夫婦円満のポイントその②:家族の顔を見ながら話せる!テレビ電話を活用
顔を見ながら話せるテレビ電話を活用することをおすすめします。
- 表情を見ることができる
- 距離は遠くとも、身近に感じることができる
- 相手の大切さを再認識することができる
電話をして声を聞くだけではなく、家族の顔を見ながら話すことで、より近くに感じられ、表情を見ることでお互いの気持ちも伝わりやすくなります。
LINEやスカイプ、zoomなど無料でテレビ電話を利用できるサービスも数多くありますので、積極的に活用しましょう。
夫婦円満のポイントその③:生活費の配分や内訳をしっかり話し合う
単身赴任の家庭では、金銭面に関する揉め事や衝突が少なくありません。
夫婦で金銭感覚が異なると衝突の原因になります。
事前に生活費の配分について、夫婦でしっかり話し合いをしておきましょう。
しかし、実際に単身赴任をしてみると思っていたよりも出費がかさみ、生活費が足りなくなることも少なくありません。
生活費が不足するようであれば、夫婦で改めてしっかりと話し合いをして解決しましょう。
夫婦円満のポイントその④:誕生日や結婚記念日はきちんと家族でお祝いする
一緒に暮らしていないからこそ、家族の誕生日や夫婦の結婚記念日などの特別な記念日は大切にしてください。
記念日には、できる限り家族と一緒にお祝いできるように時間を作りましょう。
家族一緒にお祝いすることで、家族を大切にしているという気持ちが伝わりますし、日頃の感謝を伝えるいいきっかけにもなります。
仕事でどうしても都合が付かない場合でも、電話でお祝いしたり、プレゼントを郵送したりすることはできるはずです。
離れているから何もしないということだけは避けましょう。
夫婦円満のポイントその⑤:感謝の気持ちを言葉にして伝える
単身赴任ではすべての家事を自分1人で行わなくてはなりません。
今まで妻にやってもらっていたことが、当たり前ではないことに気付き、妻への感謝の気持ちが湧くはずです。
その時の感謝の気持ちは、恥ずかしがらず妻に伝えるようにしましょう。
言葉でしっかりと気持ちを伝えることが大切です。
感謝の言葉は、妻にとって自分を想っていてくれるという安心感になり、夫婦円満へと繋がります。
単身赴任で離れているからこそ、しっかりと言葉で伝えることが大切なのです。
夫婦円満のポイントその⑥:パートナーを信じることが大切!闇雲に浮気を疑わない
世間一般的に「単身赴任は浮気しやすい」と考える人が多く、漠然と不安に思う人もいるでしょう。
しかし、闇雲に浮気を疑っても何も得することはありません。
大切なパートナーを心から信頼していた方が、気持ちも穏やかでいられます。
また、信頼してもらえていると強く感じていれば、パートナーも浮気に罪悪感を感じるはずです。
夫婦円満の秘訣は、離れているからこそ大切なパートナーを信じることなのです。
まとめ
単身赴任は、大切な家族と離れることで寂しいということはもちろん、夫婦の不仲や離婚のきっかけとなるケースが多いことも事実です。
単身赴任によるデメリットばかりを心配して、単身赴任をなかなか決断できない方も多いでしょう。
しかし、単身赴任をきっかけに「家族の大切さを再認識した」と感じる方も数多くいます。
単身赴任しても、夫婦円満の生活を送るには、夫婦がお互いに信頼し合い、意識してコミュニケーションを取ることが大切です。
単身赴任する際は「夫婦円満の6つのポイント」をぜひ参考にしてください。
単身赴任で家族と遠く離れても、夫婦が仲良く笑顔で過ごせることでしょう。