「散らかしているつもりはないのに、いつの間にか部屋の中がぐちゃぐちゃになってしまう。」など
終わらない片付けに悩んでいませんか?
全然片付かないー!!
もしあなたが「片付けが苦手」と自覚しているのなら、むしろそれはチャンスです。
あなたは片付けが上手になる素質を持っているかもしれません。
片付けが苦手と感じる理由を明確にしていけば、散らかる原因が分かり、段々と片付けが上手になっていきます。
原因がハッキリすれば片付けの解決策も見つかります。
この記事ではあなたが片付けられない理由を明らかにし、具体的にどんな行動をすれば解決出来るかを紹介します。
片付かない原因を知って、苦手な片付けを克服しよう
「片付けたいとは思っている」「今の状況をなんとかしたい」と感じて行動してみるものの、苦手意識があり、やっても部屋が綺麗にならないのには理由があります。
それは、片付かない原因に基づいた対策を行うだけで改善できます。
このように片付け下手の人は、考え方や、やり方ひとつで簡単に部屋がきれいになることがあります。
片付けができない特徴に対して解決策も提示してあるので、自分がどの特徴に当てはまるのか考えながら参考にしてください。
片付け下手特徴①:自分の為に片付けをしていない
あなたは何故綺麗な部屋を手にいれたいのでしょうか?
この質問に戸惑ってしまう方は「自分の為に片付けをする目的がない事」が原因かもしれません。
綺麗な部屋より楽をしたい勝ってしまう
「綺麗な部屋がいい」と頭ではわかっているものの、いざ部屋を片付けようとすると、こんな気持ちになった事はありませんか?
- 「このペン、よく使うしテーブルの上にある方が便利だな」と、テーブルの上に出しっぱなし。
- 「毎回コップを洗うのも面倒くさいから沢山買っておこう」と必要以上に購入し、流しに溜まってしまう。
- 「起き上がるのが面倒くさいから布団から手の届く位置に物が置いてある」
など、面倒臭さが片付けのベネフィット(綺麗な部屋から得られる価値)を上回っている場合です。
パートナー言われて仕方なく片付けをする
- あなたは何故部屋を片付けたいのでしょうか?
- 本当にあなたの為に部屋を綺麗にしたいのでしょうか?
人は趣味や好きな事であれば誰に何を言われずとも自分から行動できます。
ですが「一緒にいるパートナーが綺麗好きで、部屋が散らかっているとイライラしてしまう。」など、
片付ける理由が他人軸になっていたら話は別です。
人は強制されると不自由を感じ、行動する意力を失ってしまいます。
また、「相手に怒られない為にやる」というのは非常にネガティブな動機のため、やりながら「なんで私がこんな事をしないといけないんだ。」と怒りを感じたり「部屋を綺麗にしていないと相手に嫌われてしまう」と不安になったり、片付け=ストレスの悪循環に陥ってしまいます。
そして、益々片付けが嫌いになってしまうのです。
解決方法:自分のために片付ける動機を考えよう
このタイプはまず、「何故、“自分“は綺麗な部屋を手に入れたいか」を一度考えてみましょう。
片付けができない理由が綺麗な部屋より楽をしたいのであれば、誰に迷惑をかけるわけでもなく、自分もストレスを感じていなければそのままでいいのかもしれません。
- 「このままではいい加減まずいかも・・・。」
- 「あまりにもだらしなさすぎるよね・・・。」
と自分の中で葛藤が生まれているのなら、紙に書き出してみたり、どうしてそう思ったのかをもう一度自分に問い直してみましょう。そこに「自分のために片付けをする動機」が隠れているはずです。
パートナー言われて仕方なく片付けをするタイプの場合、相手との関係性もあるので少し複雑です。
あまりにも自分が無理をしすぎていて辛いのであれば、それを素直にパートナーに伝えるのもいいでしょう。
ですが、これからも生活を共にしていくのであれば、お互いに歩み寄ることが1番大切です。
片付け下手な私の体験談
実は私もこのパートナーに言われて仕方なく片付けをするタイプでした。
新婚当初はお互いの価値観が合わず苦労する事が多くありました。
夫の機嫌を取るために片付けをし、綺麗な部屋を保とうと努力はしていましたが、根本はものぐさなので中々続きません。
3回中1回は物を出しっぱなしにしてしまうので、できていない所だけを見られて嫌味を言われる…。
など、夫婦関係もストレスになっていきました。
「このままではいけない」と、「夫の為にする片付けはもうやめよう。自分が心地よく過ごすための片付けをしよう」と、自分のために片付けをする理由を考え始めました。
私の場合
- 綺麗な部屋を保っておくと、自分も心が安定する。
- 部屋が整っていると、探し物をする時間がなくなるので自分の時間ができる。
- 綺麗な家は風水的にも金運が良くなる。
など、が挙げられました。
自分の為に掃除をするようになってから、片付けの時間が苦にならなくなりました。
片付ける理由が人のためになっている場合は、まずは「自分の為の片付け」になるよう一度ゆっくり考えてみてください。
片付け下手特徴②:後回しにしてしまう
共働き家庭や、仕事をして…家事もして…とにかく時間がありません。
家事に仕事に育児に、目まぐるしく一日が過ぎていってしまいます。
「今は忙しいから、後で片付けよう」と一度物を積み上げたら最後。
「後でやろう」が積み重なり、気づけば部屋の中が物だらけに。
これでは益々手をつけるのが億劫になってしまいます。
片付けに対しての優先順位が低い
このタイプはそもそも「片付けに対する優先順位が低い」事が原因です。
他のやらなければならないことに忙殺されたり、時間があってもゲームや漫画を読んでしまったり。
物が溜まってあまりにも汚い部屋に自分が耐えられない限界が来るまで動かないので、その頃には部屋は大変なことになっています。
なので片付けが一大イベントになってしまい、余計に労力を浪費してしまっているのです。
解決方法:10秒以内に片付けをやると決める
片付けとは「使ったものを元の場所に戻す」こと。
その都度やっていれば、時間に換算すると10秒かからないことがほとんどです。
たった10秒なら頑張れる気になりませんか?
逆にこの10秒を先延ばしにすると、片付け負債が1時間、2時間と貯まっていってしまうのです。
まずは今、ここで記事を読むのを一旦やめて10秒だけ片付けをしてみてください。
いいですか?
実際に体験することで雲泥の差が出るので騙されたと思って試しにやってみてください。
よーい、スタート!!
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」
どうでしょうか?
意外と10秒で様々なことができることに気付かされたのではないでしょうか。
このカラクリに気付けると片付けに対するハードルが一気に下がるのでおすすめです。
片付け下手特徴③:計画性がない
「片付けや整理整頓が上手な人は、人生もうまくいく。」という話はよく聞きませんか?
これは片付け上手な人は「普段の生活からその場の感情に流されず、計画的に物事を進めることができる人」だからです。
では片付けにおける「計画性がない」とはどういう状態なのでしょうか?
衝動的に物を買ってしまう
- 「これ可愛い!」
- 「値段が安くなっているから買わないと損!!」
と衝動的に物を買っていないでしょうか?
片付けが苦手な人はむやみやたらに物を増やしてはいけません。
物が増えれば増えるほど管理する労力が必要になるからです。
具体的な例
- 時短を家具や電化製品を買ったは良いものの使わない
- ダイエットグッズを買っても1ヶ月程度で物置へ
- 可愛いと思って服を買ったものの、同じような服がたくさんある
いつか使うと思い、捨てられない
こちらも、片付け下手さんによくある特徴です。
高額な商品は勿体無いが優先し、いつか使うと思い捨てることができません。
また、思い出の品もなかなか思い切ることが出来ません。
物が置かれただけの状態で判断を先伸ばしにしてしまいがちです。
物の定位置を決めていない
物の定位置を決めていないので、いつも使った後に置きっぱなしだったり、適当に物を仕舞ってしまうので、どこにいったか分からなくなってしまいます。
必要な時にさっと取り出せなくなるのがストレスで、いつも目に見える場所に置いておきたいと、物が散乱する原因になってしまいます。
解決方法:物を使っている自分を想像する
計画性を保つ為に必要なことは、衝動的に動かない事です。
よく考えて物を買ったり、必要な物とそうでない物の判断をしたり、置き場所を決めるなど、「物を使っている時の自分を想像する」ようにしましょう。
具体的には物を買うときは、いきなりレジに持って行かずに、これらをよく考えてから買いましょう。
- 本当に、どうしても必要か
- メンテナンスは大変じゃないか
- どこで使うか
- どこに仕舞うか
- 家の中で他に代わりになる物はないか
断捨離をする基準
- 一年以上使っていないものは手放す。
- 思い出BOXがいっぱいになったら優先順位を決めて整理する。
- 写真に残しておくなど、代わりの選択肢を考える。
- また必要になった際に買い直したり、取り戻すことができる。
これらを先によく考え、なるべく物を増やさないように気をつけます。
そうする事で浪費も防ぐ事が出来るので一石二鳥です。
そうやって洗練された物達はどこでどんな風に使っているか想像も出来ているので、仕舞う場所も自ずと決まってきます。
ラベリングをして、物の定位置を決めてあげると視覚的にも意識できるので物を戻しやすくなります。
「使った物を元の場所へ戻す」の片付けの基本が出来る様に、物の場所は必ず決めておきましょう。
片付け下手特徴④「無理をして続かない」
記事を読んで、自分の苦手と解決策が分かると早速行動したくなりますよね。
とてもいい傾向ですが、ここでも思わぬ落とし穴があります。
自分を変えたいと焦るあまりに、無理をし過ぎて今の自分の生活からかけ離れた環境にしてしまうのです。
ここでは部屋を綺麗にしようとして、逆に生活しにくくなってしまう人の特徴を紹介します。
ラベリングのしすぎ
「物の定位置を決めればいい」と、なんでもかんでもラベリングをし過ぎてしまったり、収納場所ぴったりに物を入れてしまうと想定外の物が来た時にどこへ仕舞えばいいか分からず、対応が出来なくなります。
結果、溢れた物の置き場所を考えるのが面倒くさくなり、また物が積まれていってしまいます。
家族に強要させてしまうor全部1人で背負ってしまう
ラベリングをし過ぎる問題にもう一つ、家族にも強要させてしまうことがあります。
特に、子ども達はもともと片付けがあまり得意ではありません。
厳格にルール決めをしすぎると、子どもも片付けが面倒くさくなり、取り組む意欲がなくなってしまいます。
子どもからすれば勝手なルールを押し付けられている状態です。
「片付けが自分事」になっていないので、自分からは片付けない、結果叱られることが増え、関係性も悪くなる恐れもあります。
反対に子ども達がやらないからと、全てを自分で背負ってしまう事もよくありません。
力技で押し切ろうとしても、単純に労力が2倍、3倍になってしまうだけなのでいつか絶対に無理がきて挫折に繋がってしまうのです。
生活導線を無視した配置にしてしまっている
収納場所がせまい家に多いのですが、何とか物を全部しまってしまいたいと、その物をよく使う場所から離れたところに片付ける事はありませんか?
具体的な例
- 溢れたおもちゃを納戸に仕舞い込んでしまう。
- 服を寝室へ仕舞うようにしている。
- 食器棚がダイニング側にある。
など、生活動線を考えずに収納場所を決めてしまうと、物を定位置に戻す事が億劫になり部屋に物が積み上がっていきます。
解決方法:生活動線をよく考え、小さなことから始めてみる
ここでポイントなのは、自分だけではなく、家族も無理せず片付けを続けられるかどうかです。
家族の中で情報共有をして、物の定位置を守らなければ意味がありません。
具体的な解決策
- 仕舞う場所にラベリングをして、視覚的にも分かりやすくする。
- ラベリングの仕方も全部細かく決めるのではなく大まかに種類分けする程度に留めておく。
(例:「ペン」「ハサミ」→× 「 文房具」→○) - 収納に入れる物は8割ぐらいに留めておき、出し入れにストレスがないようにする。
- 想定外の物が来た時用に「とりあえずBOX」を作っておく。
- 生活動線を考え、使う場所としまう場所が近くなるように気をつける。
- なるべく物はワンアクションで出し入れしやすい様に工夫する。
そして1番気を付けてもらいたいことは全部を一度にやらない事です。
人間は急な変化に不安を感じるようにできています。
これは人間の中に「変化をしてリスクを冒すよりも、現状維持をして今までの生活を送っていく方が安全」という生存確率を高めるために身につけてきた本能なのです。
この本能には抗えません。
無理なダイエットをしてリバウンドをしてしまうことと同じで、片付けも今までの生活を一気に変えてしまうとリバウンドしてしまい、さらに汚れてしまい自己嫌悪に陥ってしまいます。
まずは無理せず、「キッチンだけ」など、片付ける場所を一部分だけでやって見るなど少しずつ生活の中に取り入れてみましょう。
片付け下手特徴⑤「自己流でやってしまう」
最後に片付けが苦手な人の最大の特徴にして挫折の原因「自己流」について解説していきたいと思います。
失敗から学ばないで繰り返してしまう
自己流でやってみる事は決して悪いことではありません。
むしろ、やってみてうまく行かない事は、自分には何が合っているのかがよく分かったり、次に打つ対策を立てる為にもとても大切です。
問題は、失敗した事に失望し、振り返りを怠る事です。
失敗から何も学ばなければ本当にただの失敗として終わります。
そしてまた忘れた頃に自己流で同じような事を繰り返し、改善していかないのです。
何処から手をつけていいか分からない
ネット社会の現代。
片付けの情報は溢れていますが、逆に情報が多すぎて片付け下手さん達にはどれを選べば正解なのかが分かりにくくなっています。
それもそのはず。
片付けにはその人の性格や、家族構成、部屋の間取りなど、一人一人によって部屋を綺麗に保つポイントが違っているからです。
「ネットで調べた収納の仕方をしてみても何だか上手くいかない。」「自分なりに努力したのに、ちっとも汚い部屋から抜け出せない。」と、自己嫌悪に陥り、片付けが嫌いになっていくのです。
解決方法:プロの手を借りる
- いくら自分で情報を集めて自己流で工夫しても一向に片付かない。
- 情報が多すぎて、何からやればいいのかわからない。
そんな場合はいっそのことプロに入ってもらう方が確実です。
お家を綺麗にしてくれるだけでなく、自分に合ったアドバイスをしてもらえますよ。
こちらの方は定期的にプロの方に入ってもらってアドバイスを受けている様です。
経験も豊富なので、そのお家ごとの的確なアドバイスを貰え、投稿者自身も掃除が楽しくなっている様子が伺えます。
こちらは実際にプロがお掃除をした後。
新品の様にピカピカですね。
専用の道具や洗剤があるので、どんなに頑張っても自己流ではここまで出来ないでしょう。
- 「もう片付けに悩みたくない。」
- 「一度相談に乗ってもらいたい。」
- 「もう面倒臭いから全部任せてしまいたい。」
と、どんなニーズにも答えてくれるのがプロの技。
初めての方はお試し価格で試せるので、年末の大掃除ついでに気軽に利用してみるのはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も片付けが苦手だったので片付けられない人の気持ちがとてもよく分かります。
ですが、そんな私でも紆余曲折しながら何とか綺麗な家を保てる様になってきました。
綺麗な部屋の方が心も穏やかになり、日々の充実感も変わっていきます。
まずは自分がなぜ片付けられないかをよく考え、そこにあったアプローチをすることをおすすめします。
答えが出たら是非実行してみてください。
一歩でも前に踏み出すことができれば、あなたもお片付け上手になる事がきっとできるでしょう!