家族みんながゆっくりとくつろぐはずのリビングにおもちゃが散乱…。
「片付けていないわけじゃないのに、どうしてこんなに散らかるの⁉」そんなイライラ、あなたにも経験ありませんか?
元々片付けが苦手だったり、ましてや小さな子供がいる家庭では散らかってしまうのは当然のことです。
とは言え、すっきりと片付いたリビングで快適にくつろぎたいですよね。
そこで今回は、おもちゃが片づかない行動パターンを解明し、無理せず簡単に片付けられるポイントをお伝えしていきます。
子供がおもちゃを散らかしてもイライラしない考え方

- 片付けても片付けても、1時間後にはおもちゃでリビングがぐっちゃぐちゃ…。
- 片付けた側から、子供がおもちゃ箱を天地返し…。

はぁ・・・。またおもちゃの片付けね・・・。
このように、ため息ひとつ吐きたくなる時もありますよね。
子供を寝かしつけをしてその後、音を立てないようにおもちゃを片付けるときは、ヘトヘトです。
「散らかす子供vs片付けるママ」でイライラしてしまうネット上の声
5歳2歳新生児がいるんだけど上2人が片付けしないし、言う事聞かないし毎日毎日喧嘩ばかりしててウンザリして怒鳴ってしまう。。。
mamasta
可愛い寝顔を見て何で今日もこんなにイライラして怒鳴ってばかりで子供に優しくしてあげれなかったのかと自分が嫌になる。
毎晩もっと抱きしめてあげれば良かった、
もっと話をちゃんと聞いてあげれば良かった、
怒り過ぎてしまったと自己嫌悪に陥ってしまう。
寝顔を見て申し訳なくなって泣けてくる。
このようにイライラしてつい声を出してしまう自分に後から後悔をしてしまうママ達は少なくありません。
私も、よく子供との接し方で反省しています。
片付けない子ども。
9月で4歳になる息子です。
絵本も読まないのに一気に全部、本棚から引っ張り出してそのまま…
おもちゃもカゴを全てひっくり返してそのまま…次から次へと片付けないままに散らかすのでイライラが半端なく襲ってきてしまいます。
そして、息子をきつく叱ってしまいます。
片付けてと怒ると、私も手伝えばいいと泣きながらもう手がつけられません。近所迷惑なほど(たぶん)怒っていて毎日疲れてしまいます。
yahoo知恵袋
こんな息子に、どのように対応したら良いのでしょうか?
子供が「なぜ片付けないのか」が分からず、イライラしてつい怒鳴ってしまうなんてことも…。
イライラしないための考え方①:おもちゃを散らかす=子供の脳によいこと!


好奇心旺盛な子供は興味が次々と移り変わっていきます。
この時、脳が活性化していて、新しいアイデアが生まれたり、その子らしい感性が育まれていきます。
とは言え、片付けなくてもよいという訳ではありません。
もちろん、片付けは身に付けてもらわないといけませんが、散らかるのはむしろ子供にとって良いことだと思いましょう!
そうするだけでも、少しポジティブに気持ちを切り替えることができます。
イライラしないための考え方②:おもちゃは「遊ぶもの」で片付ける認識が子供にない


おもちゃは子供にとって「遊ぶもの」です。
楽しくおもちゃで遊んだあとはそれでおしまい。
遊ぶためのおもちゃは「片付けるもの」と言う認識がないために、片付けをしないでその場を離れてしまうのです。
また、片付けてしまったら「遊ぶことを終わりにしなければならない」という気持ちから、そのままの状態にしておく傾向があります。
さらに、片付けようと思っていた矢先に「片付けなさい!」と言われてしまうと、反抗心からやる気が失せてしまう子もいます。
「おもちゃを片付けることも楽しい!」とゲーム感覚に片付けができる工夫を行うことで、子供は楽しく片付けをし始めます。
片付けができない子供が片付けるようになるプチアイデア


子供が片付けができないのは、「楽しくないから」です。
勉強が嫌いな子供と同じで、楽しさを知らないから行動を起こすことができません。
片付けをすることは楽しいこと!と子供に理解が理解するだけで素直に片付けをしてくれるようになります。
ここからは片付けを楽しくするためにできるプチアイデアを紹介します。
その①:片付けられない子供への声かけを工夫する


前述もしましたが子供が楽しく片付けをできるように、遊びやゲーム感覚を取り入れてみるのはいかがですか?
片付けゲームアイデア
- ママと子供だけのお片付け大会を開催する。どちらがおもちゃをたくさん片付けられるか競争
→ママと子供でどっちが片付けができるか大会をする - おもちゃの片付けをお買い物ごっこに変える
→子供に小さな買い物カゴを渡して、リビングのおもちゃを買い物感覚で一緒に集める - 「このおもちゃはどこにしまうんだっけ?」と子供に教えてもらう
→子供に教えてもらうことで、得意になって「ぼく(わたし)知っているよ!」と率先して片付けるようになる - お片付けの歌を作り、子供と一緒に歌いながら片付ける



お片付けゲームだー!



ママとどっちが早く片付けできるかな〜?
一番大切なのは、片付けができたら、毎回必ず褒めてあげることです。
いくつになっても褒めてもらえるのはとても嬉しいことですし、褒められたことが糧となり次につながるのです。
子供が片付ける習慣が身につくまでは、想像以上の時間がかかるかもしれません。
「何度も言っているのに…」とイライラすることもあるでしょう。
片付けができたとしても、雑だったり違う場所へ片付けていたりと目に付くことも多いと思います。
大人が片付けてしまえば、簡単に終わることでも、グッと我慢して根気よく子供と一緒に取り組んでいってください。
小さい子供のうちに片付ける習慣が身につけば、整理整頓が上手な大人に育ってくれるでしょう。
その②:おもちゃの整理整頓まで子供と一緒に考える


子供の成長と共に、おもちゃの種類も数も増えていきますよね。
当然、遊んでいないおもちゃや本なども増えてきます。



おもちゃ・絵本をどうやって片付ければ綺麗になるかなぁ?
このタイミングで、上記のような形で子供と一緒に相談しながら整理していきましょう。
おもちゃを片付ける上で決めること
- どのおもちゃ箱に何をしまうか
- もう使わないおもちゃとこれからも遊びたいおもちゃの仕分け
大人でもそうですが、自分で物事を決めると他人に言われるより行動しやすくなります
自分で決めた場所なら片付けやすいですし、子供の片付けへの意識も高めることができますよ。


その③:おもちゃを迷子にさせない!ラベルで子供も簡単にお片付け


大人と同じように片付けができる子供はいません。
子供が片付けやすいような環境づくりがとても大切です。
例えば、カテゴリー別におもちゃ箱をつくり、写真やイラストなどを入れたラベルを付けてあげると、幼い子供でもわかりやすく、遊んだおもちゃを元に戻しやすくなるでしょう。
この方法は、保育園や幼稚園でも取り入れていることが多いようです。
おもちゃ箱にフタをするのは見た目はすっきりしてよいのですが、幼い子供にとっては、おもちゃを入れるためにフタを開ける、おもちゃを入れたらフタを閉めるという作業が面倒に感じてしまいます。
おもちゃ箱に入れるだけで片付けが終わるように、フタなしの収納がおすすめです。
子供によってはおもちゃに思い入れが強く、大好きなおもちゃや絵本を片付けけることが寂しいと感じたり、飾っておきたいという気持ちから、片付けを嫌がる場合もあります。
そんな気持ちを尊重した収納方法もおすすめです。
お気に入りのおもちゃは、おもちゃ箱にしまわずに棚の上に飾ったり、大好きな絵本は本棚に並べずに表紙を見せて収納してみてはいかがでしょうか。
おもちゃの収納におすすめなアイテム


IKEAのTROFAST/トロファストは、頑丈な木製フレームと軽量のプラスチック製ボックスを組み合わせた収納です。どの様なリビングにもマッチしやすいシンプルなデザインで、子供でも簡単に出し入れができます。
ラベルを貼ってさらに仕分けしやすくしてあげましょう。
また、フレームの上にお気に入りのおもちゃや絵本を飾ることもできます。
スマホから簡単にラベル作成ができるラベルプリンター


手のひらサイズで、見た目もおしゃれなラベルが簡単に作成できます。
収納アイテム用のラベルだけでなく、子供の入学準備にも活用できるのでおすすめです。
リビングがおもちゃだらけならない、収納アイデア
いつもリビングは子供が出したおもちゃだらけ…。
そんな散らかったおもちゃを子供が寝た後、音を立てないように片付ける。
実は、おもちゃを収納する方法を工夫するだけで、片付けの負担を軽減する事ができます。
ぜひ、これから紹介する収納アイデアを参考にしてみてください。
その①:忙しい時は「なんでもボックス」を活用、時間があるときに分類分け


片付けたはずのトランプやゲームのカードが1枚だけ落ちていたり後からブロックがひとつだけ見つかるなんてことありませんか?
それらはとりあえず「なんでもボックス」に入れておき、余裕のある休日にまとめて分類することをお勧めします。
忙しい時に片付けるストレスと手間を省いてくれるアイデアです。
また、子供のおもちゃも全部をジャンル分けしようとすると大変です。
そんな時は「なんでもボックス」をひとつだけ作っておくことをおすすめします。
子供が自分でジャンルを決められないようなものは、「なんでもボックス」にひとまとめにしておきましょう。
「なんでもボックス」におすすめな収納アイテム


ニトリのNポルダ収納ボックスは非常にシンプルなデザインですので、どんなリビングにもなじみやすく使い勝手も抜群です。またサイズも豊富で、ふた(別売り)をして重ねることもでき、様々な置き方が可能です。
カラーボックスに収納することもできるので「なんでもボックス」だけではなく、工夫次第で様々な収納にも活用できます。
こちらのBOXとIKEAの収納家具を組み合わせたセットが収納がしやすく快適です。


その②:整理整頓しやすい機能性の高い収納家具を利用する
居心地の良い快適な空間を広げるための収納家具選びも大切です。
収納量に合わせたサイズや納まりの良い収納家具を選ぶことで、スペースを広く使え快適にゆっくりと過ごせる空間ができあがります。
整理整頓がしやすいことで片付けが楽にできたり、収納量に合わせて拡張できる機能性があるものを選ぶこともポイントになります。
整理整頓しやすいおすすめ収納アイテム




ニトリのカラーボックス3段は、お手ごろな価格なので複数組み合わせてしようしたり、棚の位置も細かく変えられ、組み立ても簡単です。さらにひと手間加えてアレンジも可能で、使い方の幅が広がります。
リビングが子供の絵本が散らからないようにする収納アイデア


絵本が片付けやすいように仕切りを作る
ひとつ目のポイントは、絵本を収納する棚に仕切りを作り、子供でも収納しやすいようにしてあげましょう。
本棚に仕切りがない場合子供は収納するのが大変
本棚に仕切りがないと子供にとって絵本を取り出すのも収納することも非常に大変です。
実はこれが意外と盲点です。
子供が絵本をしまうために行わなければいけない動作
このように、子供は絵本をしまうときに、収納してある絵本を手でどけながら本を差し込む必要があります。
絵本を取り出すのも子供の力では大変です。
わかりますでしょうか。
上の画像のような状態だと、子供は何冊も重なり重くなった本を手でどけて、そこに絵本をしまう必要があります。



大人でも大変ですよね。
私だったら、絵本の上につい差し込んでしまいます・・・。
ここに無印などで売っているアクリル製の板などを差し込むことで、本が崩れることを防ぎ、子供簡単に差し込むだけで絵本の片付けができるようになります。
このように大人が出来て当たり前となっていることでも子供にとっては重労働で結果として片付けが楽しくないとなってしまっているケースもたくさんあるのです。


絵本が見えるディスプレイ型の本棚を活用する
子供が読みたい絵本がなかなか見つからず、本棚の前が絵本だらけになってしまう…。
こんな経験はありませんか?
このように読みたい本が見つからず、毎回たくさんの絵本を出してしまうケースには、絵本の表紙が見えるディスプレイ型の本棚を使用することで防ぐことができます。
リビングは大人も子供も長時間いるため、少しでもおしゃれに見せたい!そんな希望もディスプレイ型の絵本棚だと叶えることができます。




キッチン下のデットスペースを活用した本棚
カウンターキッチンだと、キッチン下のスペースが無駄になりがちです。
ここに突っ張り棒を立てることでおしゃれに本棚を作ることができます。
上記の写真はDIYで作られたものですが、もっと簡単に行いたい人は以下の収納アイテムもオススメです。


大人も子供も居心地がいい快適なリビングを作るためのポイント
リビングは家族全員が居心地が良くみんなが集まる場所であって欲しいものです。
そんな大人も子供も居心地が良いリビングを作り出すためにはどのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
居心地のいいリビングで、大切な家族と過ごす時間を想像する
まずは「居心地のいいリビングで、大切な家族と過ごす時間」を想像してみましょう。
一日の大半を過ごすリビングが居心地のいい空間であることで、家族みんなが快適に過ごせます。
片付けを後まわしにせず、ゴールではなくスタートと考えれば、散らかりにくく、家族みんなが快適に暮らせるリビングがつくれるはずです。家族みんなが快適に特別な時間を過ごせる、居心地の良い部屋にしていきたいですね。
どんな部屋にしたいかイメージ例)
イメージがなかなか付かないような方は以下のようなスタイルを参考してみると、理想のリビングイメージがしやすいと思います。
- ブルックリンスタイル
- ホテルライクなリビング
- 西海岸風
- カフェ風
- ヴィンテージ風
- 北欧風
- インダストリアル(コンクリート調)
- アジアン風
子供のおもちゃや絵本は常時使う物と思い出の物に分類分けをする


「まだ子供が遊ぶかも?」と思い、子供のおもちゃをついついリビングに出し過ぎてしまっていませんか?
子供のおもちゃは年齢と共に使用するものが変わってきます。
体験談として、子供の成長スピードがあまりに早く2歳児になる時でも、子供が4ヶ月の頃に使っていたおもちゃを今使っているオモチャとごちゃ混ぜでリビングのおもちゃ箱に入れていました。
子供がほとんど興味を示さない状態でも、そのままオモチャケースに入れがちです。
そのため、年齢に合わせたおもちゃをリビングのおもちゃ箱に収納して、他のおもちゃは押し入れなどに思い出のオモチャとして別々に収納しましょう。
そうすることで、リビングにおもちゃが増え過ぎてしまうことを防止でき、片付けても片付けてもキリがない状態を防ぐことができます。
思い出のおもちゃに収納するポイント
思い出のおもちゃや絵本を分けるときに最も大切なことは、子供と一緒に片付けを「楽しみながら」行うことです。



「このおもちゃほとんど使っていないから大切に取っておく?」



「また新たしい絵本を買いたいんだけど、あまり読まない本とかある?」
など子供の意思も尊重してあげることで子供も納得した形でおもちゃの片付けができます。
片付ける時間がない場合は家事代行サービスも検討してみる
どうしても片付ける時間がない場合は家事代行サービスを検討してみるのもよいでしょう。
家事代行サービスとは、掃除や料理、洗濯、片付けといった家事を専門のスタッフが代わりに行ってくれるサービスです。
リビングだけの片付けなど特定の場所だけを依頼することも可能ですので、上手に活用するのも一つの方法です。定期的に家事代行サービスを依頼することもできます。
効果的に家事代行サービスを利用することで、片付けの負担が減り、時間と心にも余裕が生まれることでしょう。


まとめ
そもそも人が生活する場は散らかるものです。ましてや小さな子供がいる家庭では散らかってしまうのは当然です。だからこそ、散らかることを前提に、すぐに元に戻せる仕組みを作ることが大切なのです。
快適で居心地のいいリビングを作るのは、ちょっとした工夫や自分の考え方次第なのではないでしょうか?自然に片付けられる仕組みが出来上がれば、ホッと一息つける快適なリビングで家族と共に過ごすステキな時間が手に入ることでしょう。