家族にだけすぐにキレるのは病気?身内にイライラする原因と対処法を紹介

家族にだけすぐにキレるのは病気?身内にイライラする原因と対処法を紹介
  1. 家族にだけ、強く当たりすぐにキレる。
  2. 子供にもヒステリックに怒ってしまう。
  3. 昔のように戻って欲しい。
  4. 家族にだけキレる理由がわからない。

今回はこのようなお悩みを解決していきます。
家族にだけすぐにキレる子供や妻、夫は何かの病気に苦しんでいるかもしれません。

当記事では、家族にだけすぐにキレる原因の病気と対処法を知ることができます。
すぐにキレるのはただの性格ではなく病気の可能性があり治療が必要です。

当記事を最後まで読めば、すぐにキレる子供やパートナーに対して適切な関わり方を知れるかもしれません。

まず初めに、キレやすくなる病気について紹介します。
家族の中でキレやすい人に当てはまるところがないかよく読んでください。

目次

家族にすぐキレてしまう原因5選

家族にすぐキレてしまう原因5選

すぐにキレる原因が病気ではなかった場合は、下記の5つような原因があります。

  1. 家族が過干渉すぎる
  2. 仕事でストレス溜まっている
  3. 全て自分の思い通りにしたい
  4. 言いたいことが言えない自分を隠したい
  5. (子供の場合)思春期や反抗期である

旦那さんを無駄にキレさせて、あなたが嫌な思いをしないためにもそれぞれの特徴についてよく知っておきましょう。

キレる原因①:家族が過干渉すぎる

家族にすぐキレる原因①:家族が過干渉すぎる

家族に対してキレる原因の一つに、家族が過干渉すぎることが挙げられます。
どんな人でも干渉されすぎると、煩わしいと感じる経験はあるのでしょうか。

たとえ家族だとしても同じです。
家族でも考えてる事ややりたい事は全く異なります。

そのため、過度に家族から干渉されると、「もう私に干渉しないで!」とイライラをぶつけることがあります。
そのため、本人の主張を尊重して、「何をしたいのか?」「やりたい理由は?」など意思を確認して、一方的に意見を押し付けないようしましょう。

キレる原因②:仕事でストレスが溜まっている

家族にキレる原因②:仕事でストレスが溜まっている

パートナーが家族に対してイライラしている場合は、仕事でストレスが溜まっている可能性があります。
仕事が忙しく疲労していると、怒りっぽくなってしまいます。

普段はどうも思わないことも、ストレスが溜まってしまっていると精神的にも余裕がなくなります。

仕事の内容や勤務時間など、いままでとの変化があるかもしれません。
そのため、家族に対してイライラさせないためにも、変化に注意して観察が必要です。

キレる原因③:全てを自分の思い通りにしたい

キレる原因③:全てを自分の思い通りにしたい

怒りにより、上手くいかなかったことを思い通りにコントロールしたいという心理の場合もあります。
自分が怒れば、周りの人は要望を叶えてくれると思っているのです。

全てを思い通りにしたいという思うは、幼少期の家庭環境が影響している場合もあります。

幼少期に親からモラハラを受けたり、父親が母親へ日常的に罵声を浴びせていた場合に、大人になってから家族に対して無意識にモラハラをするようになります

キレる原因④:言いたいことが言えない自分を自分を隠したい

キレる原因④:言いたいことが言えない自分を自分を隠したい

誰しも自分の弱いところを見せたくないと思うものです。
家族に対してすぐにキレる人は、家族に対して弱みを見せることが恥ずかしい・劣等感に感じているかもしれません。

このようなタイプは、気持ちが繊細であったり、横柄な態度で振る舞ったりすることで自分を大きく見せたいと思っています。

自分の気の小ささや気弱さ、自信のなさを隠したいという心理が原因になっています。

キレる原因⑤:(子供の場合)思春期や反抗期である

家族にだけすぐキレる原因:(子供の場合)思春期や反抗期である

思春期や反抗期は、体のホルモンバランスが著しく変化する時期でもあり、子供から大人へと成長する段階です。
この時期の子供は、今までのように子供扱いをされて干渉される・指示されることをひどく嫌います。

  • 自分で考えて行動したい
  • 自分のやりたいことをしたい
  • 家族に干渉されることが子供みたいで恥ずかしい

心のバランスが不安定になりやすい時期のため、無理に干渉すると「家族のことが嫌い・うざい」など家族にだけキレやすくなる原因となります。

家族にだけキレるのは異常?病気でイライラする事はある?

旦那がすぐにキレるのは病気の可能性あり!【旦那がキレる原因と対処法を紹介】

家族にだけすぐに癇癪を起こして異常にイライラしてしまう場合は、以下の病気の可能性が考えられます。

  • 躁うつ病
  • 間欠性爆発性障害
  • 依存症
  • 発達障害
  • 脳に異常があるの可能性

それぞれがどんな病気なのか詳しく解説します。

その1:躁うつ病

躁うつ病とは、かなり活動的になる躁(そう)状態と憂うつで気分が落ち無気力なうつ状態を繰り返す病気です。
躁状態になると、気分が高ぶり、時間に関係なく夜も眠らずに活動してしまいます
躁状態では、気分が良く自分では病気と自覚していません。

ギャンブルに全財産をつぎ込んで財産を失ったり、怒りっぽくなり他人と大ゲンカをしてしまい、社会的信用や職を失う危険性があります。

このうつ病は家族関係がうまくいかないことによるストレス性や、本人の性質によるものもあります。
特に、子供の頃に家族の顔色を伺って「我慢しなきゃ。」「いい子でいなきゃ」と感情を抑制することでストレスがより蓄積して、コントロールができなくなり、イライラや怒りの感情が家族へ向けられることがあります。

その2:間欠性爆発性障害

間欠性爆発性障害とは、自分や周りの人に対して危害をくわえてしまうような行為や、罵声を浴びせたり、急激な怒りや感情を相手にぶつけたりして自分自身でその感情を制御できずに起こる病気のことです。

発生する典型的な頻度は、3ヶ月平均で週に2回ほど、30分も持ちません

しかし、ほとんどの場合は自覚がないため、重度の場合は警察沙汰となってから、初めて精神科医の診断を受けて判明することがあるようです。

間欠性爆発性障害は、女性よりも男性に多く、比較的若者の方が多いです。
原因とされているのは、幼い頃からの療育環境や心の問題、遺伝などが考えられます。

間欠性爆発性障害が起きることで、ストレスや社会的及び家庭的困難、経済困難などの問題が生じる可能性があります。

その3:依存症

依存症とは、特定の物事に頼ることをやめようと思ってもやめられない状態のことです。
依存症の種類には、アルコール、薬物、ギャンブル、インターネットやゲーム、特定の物質を使用することがあります。

これらの依存傾向が強まると、社会生活に問題を起こす状態になってしまいます。
仕事や経済状態、対人関係、家族間トラブルに発展することも多い
です。

依存症になると、脳が報酬を感じるご褒美を求めてエスカレートしてしまい、正しい選択ができなくなります。例えば、飲酒や薬物、ギャンブルなどを優先することで家族に嘘をついたり、借金をしてしまう可能性があります。

一時的に反省しても、自分でやめることができません。また繰り返してしまう脳の病気なのです。

これらの依存しているものが不足してしまった場合や、無理矢理やめさせようとすると、家族へ向けて攻撃的な言動や行動に出てしまう危険性があります。

依存は回復できます
回復するためには、依存していることをやめ続けることができるような支援が必要です。

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その4:発達障害

発達障害とは、広汎性発達障害(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害、チック症、吃音などが含まれます。

発達障害は、脳機能の発達が関係しています。発達障害がある人は、対人関係をつくることが苦手です。

行動においては、変わった人や自分勝手といった誤解を生むこともあります。この行動は、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害であることを周りの人が理解していくことが重要です。

以前は、知的障害を伴って幼少期に診断されるものと考えられてきました。しかし、現在では知的障害を伴わない場合も多いとわかってきました。

大人の発達障害の特徴では、大人になって高度で複雑なコミュニケーションが要求され、周囲の環境にうまく適応できず、不注意によって仕事に影響が出たりします。

発達障害の人に対しては、脳の病気であることを周囲の人が理解し接することが重要です。

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その5:脳に異常がある可能性

人間の怒りの感情は、脳の大脳辺縁系で生じています。その怒りを制御する役割は、前頭葉が担っています
前頭葉は、注意・思考・感情のコントロールをつかさどり、物事全体を把握する機能も担っています。

その前頭葉が損傷を受けることで、注意障害や社会的行動障害を起こします。

  • 注意障害:ボーッとしたり、些細なことに気が散ります。
  • 社会的行動障害:怒りっぽくなったり、キレやすくなったりする症状があります。

脳内の神経伝達物質の一つであるドパミンやノルアドレナリンを制御し精神を安定させるセロトニン不足も原因と考えられています。

ただキレやすいだけかと思ったら、さまざまな病気の可能性があり奥さんは旦那さんにどう対応したいいのかわからなくなってしまいますよね。

次に子供やパートナーが家族にだけキレやすい状況が病気の可能性が高い時にどのようの対応を紹介していきます。

キレる原因が病気の可能性が高い子供やパートナーへの対応

病気の可能性が高い子供やパートナーへの対応

すぐにキレる原因が病気だった場合、治療のために病院を受診しようと直接伝えると、そのことでまたキレる可能性が考えられます。

そのため下記の3ステップを押さえて関わってください。

  • あなたのことが心配であることを伝える
  • 受診をすすめる
  • どうしても受診してくれない場合は相談する

ただでさえ家族にすぐキレる状態である時に『病気だから病院に行こう』なんて口が裂けても言えませんよね。
3ステップを詳しく説明していくので、キレさせず受診させることを目指しましょう。

ステップ1:心配である事を伝える

キレられた時に、こちらの怒りをそのまま返しては逆効果です。
まずは、家族が貴方のことを心配しているということを素直に伝えましょう

その際には、大きすぎない声で優しく伝えましょう。
「辛かったね。」と否定しないで受け入れる言葉で接します。
イライラした気持ちも静まりやすくなります。

興奮状態が落ち着くまでそっと見守ることも大事です。

ステップ2:受診をすすめる

心配であること伝えたら、病院の受診を勧めていきましょう。

イライラしたり怒りっぽくなるのが少しでも良くなって、毎日楽しく一緒に過ごしたいという前向きな気持ちを伝えることで、抵抗なく受診することができます

まずは、脳自体の病気の可能性も考慮し、脳神経外科を受診することをおすすめします。

脳神経外科というと、脳卒中や認知症などが起きた際に高齢者が受診するようなイメージを持っている人も多いでしょう。頭痛やめまいなどの症状で受診している若者も多くいますので、不安に思う必要はありません。

脳自体の病気ではないとわかったあとは、精神科またはメンタルクリニックを受診しましょう
いま苦しんでいることが、精神科またはメンタルクリニックを受診することで楽になるかもしれないと伝えます。

最近はこうやって苦しんでいる人が多く、受診して治療することで楽になっていると伝えると良いでしょう。

ステップ3:どうしても受診してくれない時は相談する

どうしても受診することに納得してくれない場合は、一人で悩まずに第三者へ相談しましょう。
精神保健福祉センターや、カウンセラーといった専門家に相談することをおすすめします。

専門的立場から、対処方法や受診についてアドバイスをもらうことができます。
上手く受診させられたけど特に問題なく病気じゃなかった場合、どうするべきか悩んでしまいますよね。

次に病気ではないキレる原因を解説していきます。

合わせて読みたい記事:
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家族にすぐにキレる子供やパートナーへの対処法

家族にすぐにキレる子供やパートナーへの対処法

家族にすぐにキレる子供やパートナーへの対処法は、以下の6つです。

  • どんな行動でキレるのかを知る
  • キレた場合はそっとしておく
  • 同じようにキレて感情的にならない
  • すぐにキレることに対して家族が思うことを伝える
  • なぜキレてしまうのかを共に考える
  • モラハラに関する相談窓口に相談する

些細なことでキレてくる子供やパートナーに気を遣って過ごすのは本当にストレスですよね。
気を遣ってあなたらしくいられない日々を変えるべく、対処法を理解していきましょう。

どんな言動ででキレるのかを知る

普段から、どんな言葉・どんな行動がきっかけで家族に対してキレているのかを観察してみましょう。

些細な一言がきっかけになっている可能性があります。
そして、怒りのタイプやキレてからの行動も合わせて観察すると良いです。
冷静に観察すると特徴が見えてきます。

特徴や行動パターンを知っていれば、無駄に怯える必要もなくなります。

家族に対するキレる行動への対策

  • 家族から指示されるとキレる
    →指示ではなくお願いをしてみる
  • 家族から頼み事をされるとキレる
    →頼み方を変える
  • 話しかけるとイライラしている
    →手紙で気持ちを伝えてみる

キレた場合はしばらくソッとしておく

怒りのピークは6秒といわれています
アンガーマネジメントを行う際に、怒りのピークから6秒やり過ごせば落ち着くでしょう。

子供やパートナーががキレた場合は、その場から離れてください。
落ち着いたのを確認し、元の場所に戻るようにしましょう。

ソッとしておき、何事もなかったかのように「今はもう話しかけても大丈夫?」など聞いて優しく話しかけてあげましょう。

同じようにキレて感情的にならない

興奮状態でキレられてしまうと、こちらも興奮しそのまま相手にぶつけてしまいがちです。
まずは妻の方が深呼吸をして心を落ち着かせ、冷静に対応します

  • どうして怒っているの?
  • 今は話しかけない方が良い?
  • 辛いことがあったらあなたの味方だからなんでも話してね。

など、興奮して家族に怒っている状態の時は、逆に優しく話しかけてあげることが大切です。

冷静に対応はしますが、冷たい言動になるとヒートアップしてしまうので注意が必要です。
穏やかな言葉や態度で接しましょう。

すぐにキレることに対して家族が思うことを伝える

子供や旦那や妻が家族に対して癇癪を起こすことにに対して、家族が思っていることを素直に伝えてみましょう
キレている最中に伝えると、もっと酷い状態にてなる可能性があるので落ち着いてから伝えると良いです。

キレられと強い恐怖を感じることや、いつキレるのか不安になってなかなか自分らしく過ごせていないなどを穏やかに伝えると良いです。

なぜキレてしまうのかを共に考える

怒りのコントロールのために、自分が変えられることと変えられないことを共に考えてみましょう

旦どうしてもキレてしまうほど許せないことや、我慢できないことを明らかにして共に解決する姿勢を見せると、怒りも次第に落ち着いてきます。

そして、些細なことでキレてしまって辛いという旦那さんの思いに共感することも大事です。

まとめ

本記事では、家族に対してすぐにキレる原因と対策方法について解説しました。
家族に対してすぐにキレる場合は下記のような病気の可能性があります。

  • 躁うつ病
  • 間欠性爆発性障害
  • 依存症
  • 発達障害
  • 脳自体に異常がある状態

まずは、なぜ家族に対してキレるのか?キレる行動や言葉のきっかけは何か?から探っていくことをお勧めします。
特に、このような家族の悩みを抱える人は少なくありません。

ぜひ不安な気持ちは一人で抱え込まないようしましょう。
夫婦のお悩み掲示板を用意していますのでぜひ活用ください。

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この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係・育児・子育てにまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦問題の解決、子育て・育児のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
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クーミル株式会社 代表取締役
https://coomil.co.jp/

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