監修記事

もしかして…うちの夫はADHD?旦那のADHDチェックと夫婦幸せに暮らすコツ【医師監修】

監修者

虹の森クリニック 院長

坂野 真理

ADHD夫のトリセツは発達障害の中でも主に、ADHDの夫で悩む妻に向けた記事です。
ADHDの正しい理解と、ADHD夫への接し方をテーマに作成いたしました。

※情報量が多いため目次をご活用ください

目次

はじめに:ADHD夫が医師監修のもと書いています

  • もしかしたら夫がADHDかもしれない・・
  • 発達障害について正しく理解したい
  • 夫がADHDで接し方がわからず疲れてしまった・・
  • 発達障害の夫とうまく付き合う方法が知りたい!

という世の妻に向けて、医師監修のもと作成しています。

また、この記事を書いている僕自身が妻・子供を持つ「ADHD夫」です。

もともとは、僕のADHDが原因で夫婦関係がうまくいかず、一時、妻は抑うつ状態でした。
ことの深刻さに気づいた僕はADHDについて深く学び、妻と共有し、少しづつ夫婦関係を改善していきました。

記事を読む前の注意点

・完全にADHDを治すための「根治療法」ではなく、ADHDの症状を抑えたり、状況に応じた処理の仕方を解説した「対症療法」であること

・実践してすぐに夫婦関係が良くなるものではないということ

・夫婦が幸せに暮らすために、お互いがADHDへの正しい理解を深め、継続的に協力しあうこと

・自分達だけでは解決できない場合、医師やカウンセラーなど専門家に相談すること

この記事を書く上で妻にも協力してもらいリアルな意見をもらいました。

また、僕たち夫婦の体験だけでなく、各種SNS、YouTube、掲示板などでADHD夫で悩み苦しむ人の体験談も参考にさせていただきました。

「あー!そうそう!わかるわかる!」と思わず共感してしまうエピソードもあると思います。
楽しみながらADHDに対する理解を深め、ADHD夫と幸せに暮らすコツを掴んでください。

あまり知られていませんが、現在「発達障害」は、「神経発達症」という呼び方になっています。本記事では一般的に知られているという観点で神経発達症を「発達障害」と表記しています。

あなたの夫は本当にADHD?

最近では発達障害やADHDという言葉をメディアでも良く耳にするため、偏った情報だけを見てADHDと決めつけてしまうケースも少なくありません。

まずはADHDに対して正しい理解をした上で、あなたの夫がADHDであるか判断してみてください。

ADHDとは?

ADHDとは注意欠如多動症(ちゅういけつじょたどうしょう)を意味し、「不注意」「多動性・衝動性」の大きく2つの症状がみられる発達障害のひとつです。

ADHDの主な原因

ADHDは、脳の機能異常により、脳内の神経伝達物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン)に偏りが生じていることが原因で起きるといわれています。
つまり、ADHDの原因は育った環境などの問題ではなく、先天性の脳機能障害であると捉えられています。

ADHDの薬物療法では、これらの神経伝達物質の働きを調整し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。

発達障害とは?

厚生労働省のHPでは発達障害を「生まれつきの特性」と表現しています。

発達障害という言葉は、知的、身体的、精神的機能に影響を与えるさまざまな状態を説明するために使用される広い用語であり、発達障害の中には以下のようなものが含まれています。

  • ADHD(注意欠如多動症
  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • SLD(限局性学習症)
  • チック症
  • トゥレット症候群
  • DCD(発達性協調運動症)

ADHDって病気なの?

この問いに対してはハッキリとした答えはありません。

ADHDを病気ととらえるか、そうでないかは個人の主観が大きいです。

ADHDを「生まれつきの特性」と捉えるのであれば病気ではありません。
一方でADHDを「脳の病気や障害」と表現する場合もあります。

ADHD夫かどうかチェックシート(全18項目)

できれば夫自身に回答してもうことが理想的ですが、難しい場合は、妻から見た夫の当てはまるところをチェックしてみてください。

実際に、医師がADHDを診断する際に用いる「DSM(精神疾患の分類と診断の手引き)」の最新版DSM-5を参考にし、わかりやすい表現に書き換えています。

参考:Symptoms and Diagnosis of ADHD
https://www.medicalnewstoday.com/articles/adhd-benefits

不注意(9項目)

多動性・衝動性(9項目)

不注意→
多動・衝動性→
合計:
あなたの夫は何個当てはまりましたか?

▼不注意が5個以上
不注意優勢型のADHDの可能性あり

▼多動・衝動性が5個以上
多動・衝動優勢型のADHDの可能性あり

▼合計が10個以上不注意が5個以上&多動・衝動性が5個以上
混合型のADHDの可能性あり

※このチェック結果はあくまでも目安です。正しい診断は病院で行うようにしてください。

20人に1人はADHDに当てはまる症状があると言われていますが、チェック項目に当てはまったからと言ってすぐに診断されるわけではありません。仮にADHDにあてはまる症状があっても、仕事や生活に支障がなければわざわざ病院を受診して診断を受ける必要はありません。

ADHD夫の特徴3選

ADHDの特徴①:不注意優勢型

集中力が切れやすく、注意散漫で忘れっぽいタイプ。

不注意優勢型は集中が続かず、物事を先延ばしにしてしまったり、うっかりミス・忘れ物が多く見受けられます。

部屋が散らかっており、服が脱ぎっぱなしで、机の上が散らかっているなどの特徴があります。

ADHDの特徴②:多動・衝動優勢型

思考が止まらず、行動にも落ち着きがないタイプ。

多動・衝動優勢型は、何か思いついたら行動しないと気が済みません。

常にソワソワしていたり、思ったことをすぐに口に出してしまうなどの特徴があります。

ADHDの特徴③:混合型

不注意と多動・衝動性の両方の症状があるタイプ。

先ほど行ったADHDチェックシートをもとに、夫が3つのうちどのタイプか考えてみてください。どのタイプか分かることで対処がしやすくなります。

ADHDは他の発達障害を併せ持つ場合もある

ADHDだと思って受診したら他の発達障害も併せ持っていたということは少なくありません。

代表的な例で言うと以下が挙げられます。

ASD(自閉スペクトラム症)

ASD(自閉スペクトラム症)とは、コミュニケーション能力の困難、こだわりが強いなどの特徴があります。

SLD(限局性学習症)

SLD(限局性学習症)とは、知的発達に遅れがないものの、「読字」「書字」「算数」能力のうちいずれかまたは複数のものの習得・使用に著しい困難を示す発達障害のひとつ。

発達障害ではありませんが、HSPを併せ持つと言われることもあります。

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略称で、「とても繊細な人」という意味を持ちます。
※HSPは医学的にも心理学的にもまだエビデンスが不十分で、確立された概念ではありません。

HSPの特性は、五感が鋭く、他者の言動や感情を敏感に感じて相手に対して過剰に感情移入してしまう周囲の音や臭い、光などを敏感に感じて集中を削がれてしまうといわれています。

自分の夫はADHDだけだと思って治療や対処をしようとすると、うまくいかないことがあります。

その場合は上記のASDやSLD、HSPなどを併せ持っている可能性も考えてみましょう。

発達障害の二次障害

発達障害は見た目では分かりづらいため、周りから理解されず、他の人が当たり前にできることができず否定的な評価をされたり、自尊心の低下やストレスから二次障害を発症しやすくなります。

二次障害は、「内在化障害」と「外在化障害」の2つに分類されます。

  1. 内在化障害・・・不安や抑うつなど自分自身に影響を及ぼす精神疾患や症状のこと。
  2. 外在化障害・・・他者に対して影響を及ぼす行動面の問題のこと。
疾患・症状
内在化障害・不安症
・抑うつ
・強迫症
・対人恐怖症
・心身症
・依存症
・引きこもり
など
外在化障害・反抗挑発症
・素行症
・感情不安定、自傷
・反社会的な行動
・触法行為
など

ADHDは遺伝することがある

親がADHDだと、その子供にADHDが遺伝する確率は平均70%という研究結果も出ています。

もしも、あなたの夫の親がADHDであったり、疑わしい症状がある場合には、夫がADHDである可能性は大いにあり得ます。

また、自分達の子供にも同じように遺伝する可能性はあります。

僕の子供もADHDの傾向が見られますが、自分自身がADHDの特性を理解しているので遺伝していたとしても全く心配はしていません。むしろADHDの特性は、うまく転換させることでADHDでない人よりも優れた才能に開花するので、どちらかというとポジティブな考えを持っています。
そのためには周りのサポートが欠かせません。

ADHD夫のあるある体験談

妻の実体験や、ネット上に寄せられた体験談をもとADHD夫あるあるをまとめました。

きっと共感できることがあると思います。

「不注意」が原因で起きる、あるある体験談5選

脱ぎっぱなし、出しっぱなし、開けっぱなし、つけっぱなし

今、手で持っているものや、脱いだもの、開けたものにすでに意識はありません。

  • 服や靴下はそのまま脱ぎっぱなし
  • 使ったものは出しっぱなし
  • 容器の蓋は開けっぱなし
  • 電気はつけっぱなし

は当たり前です。

返事したけど、実は全く耳に入っていない

例えば、お風呂のお湯を入れてくれる?と夫に聞き、「おっけ〜」と返事はしますが、いつまでたってもお風呂のお湯を入れてくれません。

あとからもう一度声をかけると、「え?そんなこと言ったっけ??」とまったく耳に入っていないことが多々あります。

約束すっぽかしや遅刻は当たり前

ADHDの人は、大事な約束や予定を忘れがちです。

また、時間の見積りが甘く、いつも家を出る寸前にあれがない!これがない!とバタバタしはじめて遅刻するのがデフォルトです。

片付け・掃除が永遠に終わらない

片付けの最中ムダに動き回り、そこら中を引っ掻き回すので永遠に片付けは終わりません。

テーブルの上を片付け始めたと思ったら、そのゴミをキッチンのゴミ捨て場までいき、テーブルには戻らず、キッチンの掃除を始めてしまいます。

その後、掃除用のブラシを洗面所に取りに行ったと思ったら洗面所を磨き始め、そのうちにテーブルの片付けをしていたことなんて忘れています。

毎日モノを無くして探し回っているADHD夫

「あれ?鍵どこおいたっけ?」

「あーーメガネ見つからないよー」

「俺のマスクしらない?」

「ヤバい!!!スマホどっか忘れてきたかも!!」

全部、だいたいすぐ近くにあります。

ここにあるよ!と教えると、「あれーさっきはなかったんだけどな・・」と。

そんなはずありません。

「多動・衝動性」が原因で起きる、あるある体験談6選

ビックリするくらいよく話す

おしゃべりスイッチでもあるのかと思うくらい、突然、猛烈な勢いで話し始めます。

話題が飛びすぎ

話している最中に、話題が飛びすぎて夫自身「あれ?何が言いたかったんだっけ??」となります。

こちらが聞きたいです。

せっかちで、じっとしていられない

例えば、ネットで頼んだ荷物が指定時間に届かないとソワソワしはじめて、「大丈夫かな?もう不在票入ってるかも・・」と、わざわざ郵便ポストを見に行きます。

休日に家族で出かける際も、自分の準備が終わるとすぐに車のエンジンをかけに行き、周りを急かします。

思ってしまったら後先を考えずに唐突にやってしまう

まったく予定にはなかったのに、突然やりたいと思ったら、その後の予定は関係なしに動き始めてしまいます。

例えば、電気が切れたことを急に思い出して、他にやることがあるのにいきなり電球を変え始めたなんてことがあります。

衝動買いし、後で後悔する

欲しい!と思った気持ちは、止められません。

あきらかに金額が高く、検討の余地があるものでも、相談もなしにすぐにネットでポチります。

そして、思っていた商品と違うものが届き「やらかしたー」と騒いだり、冷静になって「なんでこんな高いもの買ったんだろう・・」と後悔することがあります。

待つことが嫌いで、イライラする

例えば予定していた約束の時間に相手がこなくて待たされてイライラ、など、「待てない」ことへのイライラがあります。

イラっとしたらすぐ衝動的に暴言が出たり暴力が出たりする人もいます。

旦那がADHDの時によくある口癖

ADHDの人は特性が似通っているので、場面や状況によって言うことがだいたい同じです。

僕の個人的な実体験やSNSの投稿などから集めてみました。

明日からやる

ADHDの人で先延ばし癖がある人がよく言うフレーズです。

えーっと、なんだっけ?

話題が飛びまくりで自分でも何が言いたいか分からなくなった時に言うフレーズです。

ちょっと待って!

家を出る直前に突然何かを思い出したかのように言うフレーズです。

〇〇どこにあるか知らない?

ADHDの人は頻繁にモノを無くすので、その時によく言うフレーズです。

そういえば、〇〇

突然思いついたように話し始める時に言うフレーズです。

わかってはいるけど・・

頭ではわかっていても感情や行動がコントロールできないためよく言うフレーズです。

話変わるけど、

ADHDの人は頻繁に話題が飛ぶので、その時によく言うフレーズです。

ADHDだから〇〇

ADHDを自虐ネタのように言うフレーズ。

ADHDの診断・治療方法・薬について

ADHDは生まれつきの特性なので、完全に治るということはありません。

例えるなら、あなたが、憧れの芸能人と同じ容姿になりたいと願っても、姿・形を完全にその人にすることができないのと同じことです。できることは、ダイエットや筋トレなどの努力したり、化粧、整形などで自分の欠点やコンプレックスに感じていることを改善したり補っていくことです。

ADHDも、ADHDでない人と同じようになろうとするのではなく、苦手なことを改善したり補っていくことが大切です。

ADHDの診断は病院の何科?

ADHDは基本的に精神科の受診となります。心療内科でも診療している場合もあります。

ただ、どちらの科でも発達障害への対応をしていない場合もあり、特にADHDの治療薬であるメチルフェニデート(コンサータ)の処方にあたっては、専門の資格が必要です。

発達障害の診療を行っているかどうか、受診前に確認するとよいでしょう。

精神科と心療内科違いは?

精神科

こころ(=脳)の病気そのものを治療する。ADHDは精神科に該当します。

例)うつ、不安、不眠、発達障害、統合失調症、認知症など

心療内科

様々なストレスが原因で主に「からだ」に症状が現れる場合にその症状を治療する。摂食障害などからだへの治療も必要な場合は心療内科はお勧めです

例)摂食障害、過敏性腸症候群、偏頭痛、自律神経失調症、神経性胃炎など

ADHD診断の一般的な流れ

カウンセラーとの面談や、医師による問診

まずは問診にて現在困ってる症状や、幼少期・学童期の状況の確認を行ないます。大人のADHDの診断には、幼少期・学童期の情報がとても重要なので、病院へ行く前に両親やパートナー、周りの人から情報を集めておくと診断に有用です。

心理検査や血液検査

ADHD以外の別の病気の可能性も考えられるため心理検査や血液検査を行い、総合的に診断します。

例)ADHDに似た疾患
・不安障害
・うつ病
・躁うつ病

治療

ADHDの治療では主に「薬物療法」と「心理社会的治療」の2つがあります。
次で詳細を解説いたします。

ADHDの治療法は主に2つ

ADHDの治療では主に「薬物療法」「心理社会的治療」の2つがあります。

薬物療法は、脳機能の働きを助け、ADHDの「不注意」「多動性・衝動性」の大きく2つの症状を緩和する目的で使われます。

一方で心理社会的治療とは、自分の行動の特徴を理解し、状況に応じた適切な行動を取れるようになるためにしていくものです。

世界的にみると子供のADHDに対しては、薬物療法よりも心理社会的治療を優先することが推薦されています。

しかし、大人のADHDは、子供のADHDとは違い、認知され始めたのがここ20年程度のことなので、心理社会的治療が優先か、薬物療法が優先か見解が統一されていないようです。

治療法その1. 心理社会的治療の代表的な3つの例

心理社会的治療は、医師やカウンセラーのもと、自分の行動の特徴を理解し、ADHDの症状が強く出ないように環境を整えたり、考え方を変換してADHDの特性をうまく活かせるようにする治療です。

薬物療法は診察や薬代が保険適用であるのに対して、心理社会的治療のカウンセリング料は原則保険適用外となります。

心理教育

ADHDの症状や対処法を学び、自己理解を深める

環境調整

集中し物事に取り組める生活環境を整える

認知行動療法

生きづらい要因となっている物事の受け止め方を、少しづつ修正していき、気分や行動を変化させていく


ADHDと診断されてまず検討したいのはこの心理社会的治療です。

薬物療法だけでは、ADHDの「時間の管理が苦手」「決められた手順にしたがって進められない」「整理整頓ができない」といった問題を解決するには不十分であるといわれているからです。

現実として・・

ADHD治療の理想としては、心理社会的治療からスタートし、その上で必要があればADHDの症状を緩和させる薬物療法を併用することです。

しかし、実際に病院でADHDと診断されると薬物治療が先行されることが多いです。その理由の1つとして考えられるのは、心理社会学的治療にはとても時間がかかるからです。

症状改善の効果に関しては、心理社会学的治療よりも、薬物療法の方が高いことは研究で示されています。

ただ、薬物療法では、薬を飲んでいる間しか効果が認められないため、薬物療法のみで問題を解決しようとすると一生飲み続けなければなりません。そのため、薬物療法を選択したとしても、薬がなくても症状とうまくつきあっていく方法を学ぶための心理社会学的治療も合わせていくことが重要です。

治療法その2. 薬物療法(大人のADHDの治療薬は3種類)

薬物療法は、「不注意」「多動性・衝動性」の大きく症状を緩和する効果があります。しかし、この効果は服薬している間にとどまります。薬の効き方は個人によって違いがあり、また副作用の出方もまた同様です。そのため、医師と相談しながら使用する必要があります。

ADHDの原因は?

ADHDは、脳の機能異常により、脳内の神経伝達物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン)に偏りが生じていることが原因で起きるといわれています。

つまり、ADHDの原因は育った環境などの問題ではなく、先天性の脳機能障害であると捉えられています。ADHDの薬物療法では、これらの神経伝達物質の働きを調整し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。

最終更新日:2022年3月1日
薬は新しいものがでたり既存のものが使われなくなったりするため、記事の内容は常にアップデートしていきます。

ストラテラ

現在のADHD治療薬で一番最初に処方を検討されるのがこのストラテラ(ジェネリック医薬品:アトモキセチン錠/アトモキセチンカプセル)です。

ストラテラ
主要成分アトモキセチン
ジェネリック医薬品あり(アトモキセチン錠/アトモキセチンカプセル)
効果脳内のノルアドレナリンという物質を調節し、不注意、多動・衝動性などの症状を改善する働きがあります。
服用回数1日1回ないし2回
効くまでの期間投薬開始から2週間
効果の持続1日を通して効果が持続する
適応年齢6歳以上
依存性無し
副作用頭痛(22%)、食欲減退(18%)、傾眠(14%)、腹痛(12%)など
処方条件非規制薬(とくに規制なく処方が可能)

インチュニブ

ストラテラを服用したけど、あまり効果がない、かつ、多動・衝動性が強く出ている場合に処方されることが多いようです。

インチュニブ
主要成分グアンファシン
ジェネリック医薬品なし
効果鎮静効果があり、特に多動・衝動性や攻撃的行動を改善する働きがあります。
服用回数1日1回
効くまでの期間投薬開始から1〜2週間
効果の持続1日を通して効果が持続する
適応年齢6歳以上
※2019年6月追記 18歳以上への処方も認められました。
依存性無し
副作用傾眠(58%)、血圧低下(15.4%)、頭痛(12%)、など
処方条件非規制薬(とくに規制なく処方が可能)

コンサータ

コンサータは3種類の中で唯一脳の覚醒があり、効果がわかりやすく現れます。副作用や依存性があるので注意が必要です。

コンサータ
主要成分メチルフェニデート
ジェネリック医薬品なし
効果脳内のドーパミンという物質を増やすことで、脳の覚醒度を上げ、不注意、多動・衝動性などの症状を改善する働きがありま
服用回数1日1回
効くまでの期間服用後すぐ
効果の持続12時間
効果が切れた後にどっと疲れや疲労感が出る事がある
適応年齢6歳以上
依存性あり
※量により精神依存や乱用のリスクあり
副作用食欲減退(42%)、不眠症(19%)、体重減少(12%)、など
処方条件規制薬
※不適正な使用を防ぐため2019年12月より登録制

「ほぼ覚醒剤」と表現する医師もいるぐらい、効果と副作用がハッキリしている薬です。実際にADHD患者で乱用する方や、不正に入手する方が増えたそうです。

そうした背景もあり、2019年12月から登録制となりました。登録の際には身分証明書、薬物乱用歴の有無、第三者からの症状に関する情報について確認が必要となりました。

補足:ビバンセ(6~18歳の小児を対象)

ビバンセというADHD治療薬もありますが、6~18歳の小児を対象に2019年12月3日より販売が開始した薬となります。ビバンセはコンサータと同じ中枢神経刺激薬に属します

ADHDの治療薬を服用している人の声

ストラテラ(アトモキセチン)

インチュニブ

コンサータ

どれくらい薬代かかる?(保険適応されます)

2022年3月現時点で、ストラテラ(アトモキセチン)、インチュニブ(グアンファシン)、コンサータ(メチルフェニデート)3つ全ての治療薬が保険適応されます。

ADHDの治療薬はよく「値段が高い」と言われます。

薬の種類や病院によって金額は多少異なりますが、診察代は約2,000円前後、ストラテラのジェネリック医薬品であるアトモキセチンの場合、1ヶ月に5,000円前後が目安となります(実体験と、Twitterでの意見の平均値)

医療費がバカにならないので記録つけ始める
診察料:1,430円 薬代:4,120円
ジェネリックでもこの値段 結構いくよね…飲み会1回分の我慢か〜
#ADHD #アトモキセチン

Twitter

ジェネリックでアトモキセチンにしてるから費用負担は抑えられてる方だけど、ADHDの薬って高すぎるー。自立支援医療使う前で一日100円以上かかってた。ストラテラやコンサータ飲んでるひと、だいぶ負担大きそう。

Twitter

診断結果、不注意によるADHDだそうだ。 診察代2000円くらい。薬代2週間分1000円くらい。薬に関してはアトモキセチン40mgを処方されました。

Twitter

服用する薬の種類や量が多かったり、ジェネリック医薬品以外の場合には薬代だけで月10,000円前後掛かることも考えられます。

自立支援医療費制度で1割負担になる

自立支援医療費制度とは、精神科の通院医療費(通院、お薬、リハビリ等)が原則1割に減額される制度です。

医師から診断書をもらい、市町村役場の福祉課などで申し込みます。

医師に自立支援医療費制度を希望していることを伝える

自立支援医療費制度は申請から発行まで時間がかかるため、ADHDの診断がされた最初のタイミングで、自立支援医療費制度を希望していることを医師に伝えましょう。

※自分から希望を伝えないとそのまま通常の3割負担になります。

医師に専用の診断書を発行してもらう(後日受け取り)

診断書の作成には一般的に3,000円~5,000円程度の金額が必要になります。 保険ではまかなえないため、自己負担となります。

必要書類を揃えて市町村役場に申請する
  • ・印鑑
  • ・マイナンバー
  • ・診断書
  • ・健康保険証など
受診時に毎回「自立支援医療受給者証」を提示する

自治体によっては、自立支援医療受給者証の発行まで1か月から1か月半程度かかるので、その間の支払い分の支払い分に関しては「自立支援医療受給者証」が発行された後、医療機関等で払い戻しを受けることができます。

※自立支援医療費制度の申請をする以前の医療費は、払い戻しはできません。

上記とは内容が異なる場合がございます。詳細は病院や市町村役場にお問合せください。

ADHD夫と上手に付き合う8つのコツ

大前提として、ADHD夫をサポートすると言うことはとても大変なことです。

少し大袈裟かもしれませんが、もう1人子供がいるのと同じぐらいの感覚でいることが大切です。

「大人だったらできて当然」という考えをなくし、「夫が苦手なことはサポートする」という意識を持つことで、おおらかに対処することができます。

その1. 夫の視界に入り、夫が手を止めてから話しかける

例えば、別の部屋から「〇〇しておいてねー!」と声をかけていないでしょうか?
夫がスマホやテレビを見ているときに話しかけていないでしょうか?

不注意の傾向からADHDの人は聞いているようでまったく聞いていないという状況がよくあります。
また、ADHDには1つのことに集中しすぎるという特性もあるので、返事はしたけどまったく効いていないことがあります。

夫の視界に入り、夫が手を止めてから話しかけることで、注意をこちらに向け、しっかりと話を聞いてもらうことができます。

その2. 時間やスケジュール管理を代わりにやってあげる

不注意によるスケジュール漏れや、多動・衝動性によって優先順位がグチャグチャになってしまうADHD夫の代わりにスケジュールをLINEで共有したり、Googleカレンダーなどで予定を入れてあげるとスムーズにことが進みます。

夫本人に時間やスケジュール管理を徹底させるという考えもあるかと思います。

もちろんそれができれば良いのですが、ADHDの人にとっては、スケジュールを入力するという簡単な作業でも時間がかかり過ぎてしまったり、スケジュールの入力漏れが発生してしまうことが多いです。

その3. 声かけ・確認をしてあげる

  • 「携帯持った?」
  • 「いま、そこにメガネ置いたよ」
  • 「その靴下洗濯機に入れてね」

と声かけや、確認作業をしてあげるようにすると、夫の意識は携帯やメガネ、くつしたに向けられ、正しい位置に置いたり、片付けたりすることができるようになります。

その4. 多くはお願いせず、1つのことだけお願いする

ADHDはマルチタスクがとにかく苦手です。

やってほしいことがたくさんあったとしても、1つだけお願いした方が結果としてしっかりと遂行してもらえます。

複数同時にお願いされると、本来1つだけならできることができなくなります。

その5. 片付ける場所にラベルを貼る

片付けができないADHD夫には、棚や引き出しに何をしまう場所か名前を書いたラベルを貼りましょう。

そもそも片付けの際にしまう場所がわからないと、迷ってしまい、そのうちに違いことに意識が向いてしまいます。

「パジャマは引き出しの2番目」「充電コード類はここ!」などと明確に示してあげることで、出しっぱなし、置きっぱなしを防ぐことができます。

電気のつけっぱなしなどは、目立つところに「電気を消す!!」という張り紙を貼っても良いと思います。

その6. 見える収納、フタが一体型の容器などを使う

引き出しの開けっぱなしや、フタの開けっぱなしなどに関しては、閉める前に注意が別に向けられていることが原因です。

例えば収納は引き出しではなく、置くだけで良いワゴン(キッチンワゴンのようなもの)にしたり、中身が見える子供用のおもちゃ収納も使えます。

歯磨き粉や化粧水、コンタクトケースなどはフタが一体型になっているものを使うと、そもそも閉め忘れや、フタの紛失を防ぐことができます。

その7. 夫に理解してもらいたいことは紙に書いて伝える

よくある誤解ですが、ADHDの人は会話は問題なくできます。

ASD(自閉スペクトラム症)のように、相手の気持ちが理解できずコミュニケーションが困難ということはありません。

ただ、言ったことに対して、衝動的に意見を被せられてしまったり、会話のスピードが早過ぎて、妻自身が言いたいことがうまく伝えられないことがあります。

夫に理解してもらいたい時は、伝えたいこと紙に書いて、それを読んでもらった上で、冷静な状態で話し合いをすると良いでしょう。

LINEのメッセージで伝えてもよいですが、LINEに慣れすぎてしまっているとさらっと読み流されてしまうので、紙に書いて渡すのが個人的にはおすすめです。

その8. ハードルの低いルールを設定する

例えば
「お小遣いの範囲なら文句は言わないけど、10,000円以上のものは必ず相談してから購入する」
「食器は洗わなくてもいいけど、自分が食べた分だけは水につけておく」

などハードルが低めのルールを設定することで、ADHD夫自身も、自分の行動がコントロールしやすくなります。

ルールを決められると窮屈に感じるように思えますが、ADHDの人はやることがコレ!と1つ決まっている方が、迷わなくて良いのでむしろ楽な場合があります。

ADHD夫が原因でウツっぽい?カサンドラ症候群とは

カサンドラ症候群とは、パートナーや家族が発達障害で、うまくコミュニケーションがとれないことによる不安や抑うつなどの心身の不調をきたす状態のこと言います。

一般的に、発達障害の中でも、ADHDではなく、ASD(自閉スペクトラム症)のパートナーや家族を持つ方に多いとされています。

コミュニケーションが得意ではない場合は、もしかしたら、ADHDとASDが併発している場合や、ADHDだと思っていただけど実はASDだったというパターンもあります。

カサンドラ症候群は医学用語ではありません。
「何でもかんでも病名のように名前をつけるのはどうか?」という意見もありますが、名前がつくことによって情報交換がしやすくなり、自分一人ではない安心感から改善されるケースもあります。

カサンドラ症候群の主な症状

  • 抑うつ
  • 自律神経失調症
  • 自己評価の低下
  • 動悸
  • 不眠

など身体・精神共に不調に陥ってしまう症状があります。

カサンドラ症候群の対処療法は?夫以外に感情や行動の共有をする

カサンドラ症候群は放置しても治るものではなく、むしろ悪化してしまいます。

カサンドラ症候群になってしまう原因はパートナーとコミュニケーションが取れず、孤独を感じてしまうことにあります。

そのため一番の対処療法は夫以外に感情や行動の共有ができる場を作ることです。

例えば以下のようなものがあります。

  • 習い事
  • サークル
  • ボランティア
  • バイト
  • パート
  • 趣味

僕の妻の場合は、子育て中で、外で習い事やパートをすることが難しかったため、

  • 気兼ねなく何でも話せる身内(妹や母)に週1回程度来てもらったり
  • 育児系のオンラインママコミュニティのZoomをしたり

することで家にいても夫以外に感情や行動を共有をすることで改善されていきました。

ADHD夫の弱みだけでなく強みを考える

①創造性に優れ、様々の視点で物事を考えられる

ADHDの人は創造性に優れていて、アイデアや、普通の人が思いつかない視点で物事を考えています。

そのため、育児に行き詰まった際に夫に相談することで、新しい視点で意見をくれたり、職場やママ友などの人間関係で問題を抱えているときも夫に相談することで積極的に解決策を考えてくれることでしょう。

②好奇心が旺盛で、刺激に貪欲

ADHDの人は、好奇心が旺盛で、刺激に貪欲という面があり、次々と新しい場所や変化のある場所を求めていくため、新しいことへ果敢に挑戦する傾向につながります。

平凡でゆったりと変わらず日々を過ごしたいと考えている妻には苦痛かもしれませんが、思い切って一緒に楽しむ心持ちでいると、夫婦関係がより良い方向へ進むかもしれません。

③エネルギッシュで、活動的

ADHDの人は自分が評価される環境では、とても精力的に活動することができます。

妻が夫の特性を理解し、うまく導くことで夫は家事や育児にも積極的に参加してくれます。

例えば、「あなたは細かいことに気付けるから洗面所の見えづらいところの掃除をしてほしいな!」などのように「夫への評価+お願い」をすることで一生懸命そのことにエネルギーを費やしてくれます。

④物怖じしない大胆さがある

普通の人ならリスクを考えて尻込みしてしまうところでも、チャレンジしていく大胆さがあります。

多動性や衝動性ゆえですが、じっくり考えず悪い方向に行ってしまうリスクはありますが、一方で予期せぬ良い結果が待っているときもあります。

また、不測の事態があったとしても、そのような変化を楽しみながら進むこともできるでしょう。

⑤細かいことは気にせず、おおらか

ADHDの人は自分自身がマルチタスクをしたり、ミスなく完璧にこなしたりすることは難しいことがあります。

しかし一方で他の人の仕事にもいちいち細かく注意したりすることなく、他の人のミスにもおおらかに接することができることが多いです。

まとめ:ADHD夫自身の改善+妻のサポートで幸せに暮らせる

「ADHD夫のトリセツ | ADHD夫と幸せに暮らすコツ」というテーマで、ADHDの夫を持つ妻に向けて、知っておいてほしいADHDの知識と、対処法をお伝えしました。

ADHDは結婚してから問題が顕著に現れるケースが多く、「付き合う前はこんなんじゃなかったのに・・」と感じている妻も多いと思います。

今は、ADHDの夫に対する悩みや不安でいっぱいだと思います。

でもADHDは、改善できます。そしてその特性をプラスに働かすこともできます。

当事者本人が言うのだから間違いないです。

ADHD夫のトリセツは常に情報をアップデートしています。ADHD夫に対する知識や対処を忘れてしまった時は、読み返してみてください。

また感情を共有できる場として夫婦のお悩み掲示板を活用いただき、同じように悩まれている方からの体験談や、対処法を質問してみることをおすすめします。

ADHDに関する疑問にお答えします!

ADHDは疲れやすく、いつも眠い?

ADHDの人は、エネルギッシュで疲れを知らないように見える人もいます。一方で、注意力の低下や、多動による疲労などで日常的に眠気や疲労感を感じている人もいます。

ただし、日常的に眠気や疲労がある場合は、ADHDだけでなく長時間労働による疲労やうつ病なども考えられます。

ADHDに向いている仕事は?

不注意の傾向が強い人

デザイナー、アニメーター、イラストレーターなどアイデア力が活かせる職業
(不注意の傾向が強い人は作業中であってもアイデアが湧き上がってきます。)

多動性・衝動性の傾向が強い人

経営者、営業職、カメラマン、ジャーナリストなどの一箇所に留まることが少ない職業

興味のある分野に高い集中力を発揮できる人

研究職、プログラマー、エンジニアなどの集中力が活かせる職業

ADHDとワーキングメモリの関連性

ワーキングメモリとは、一つの情報を記憶しながら他の作業を行う能力のことです。

そもそもADHDの人は「実行機能」の低下が科学的に証明されています。

実行機能の中には「作業記憶(ワーキングメモリ)」も含まれており、実行機能には、例えば下記のような領域があります。

  • 作業記憶(ワーキングメモリ)・・・一つの情報を記憶しながら他の作業を行う能力
  • 柔軟な思考・・・気持ちや行動を柔軟に切り替える能力
  • 抑制制御・・・気を散らすものを無視し、誘惑に抵抗する能力

ADHDは本が読めない?

ADHDは注意散漫で最後まで一直線に読み終えるということが難しい場合が多いため、本は読みたい気持ちはあるのにどうしても最後まで読めないという方がいます。

その代わりに、本の一部の情報から独創的かつ斬新的に読み取ることができるため、自己啓発やビジネス書のような自分に活かすために読む本は必ずしも最後まで読む必要はありません。

追伸:全てのADHD夫へ、薬だけでは改善しません。

僕は服を脱いだら畳むことができません、出したものを元の場所に戻すことができません。順序立てて物事を行うことが苦手です。

だから自分がADHDだと診断されたとき「ほっと」しました。今までできなかったことは”ADHDのせい”だと思えたからです。

でもそれは大きな勘違いでした。

たしかに、ADHD治療薬を服用しはじめて頭の中のざわつきは減りました。余計なことを考えなくて良い分、集中の持続時間は伸びました。

なのに、相変わらず服は脱ぎっぱなし、出したものは出しっぱなし。順序立てて物事を行うが苦手のままです。

そこで初めて気付いたのですが、薬を服用して不注意や多動・衝動の症状が改善しても、できないことができるようになるわけではないということです。

パートナーと幸せに暮らすには訓練が必要です。例えるなら薬はあくまでADHDでない人と同じスタートラインに立てるだけあって、突然足が速くなるわけではないです。

足を速くするには日々の訓練が必要なように、整理整頓やタスク管理ができるようになるためには日々の訓練が必要です。

そして、自分一人の力では改善することは難しいです。パートナーに声かけしてもらう、身の回りの環境の改善に協力してもらうなどが重要です。

ただし一方的に頼り、負担をかけるだけの存在ではなく、パートナーに対して思いやりを持ち「妻に負担がかからないように、なるべくできることはやろう!」という強い意志を持つことが大切だと思います。

このADHD夫のトリセツが、一人でも多くのADHDで悩む夫婦の元に届き、夫婦円満のヒントになればと願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事の監修

東京大学医学部附属病院小児科及びこころの発達診療部、医療福祉センター倉吉病院精神科等を経て、英国キングスカレッジロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所(IoPPN)にて修士号取得。

日本精神神経学会認定精神科専門医

子どものこころ専門医

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この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係にまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦の円満のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
https://fathering.jp/papafiles/common/20211206_batori.html
クーミル合同会社 代表社員
https://co.pamarry.com/
ファングロウス株式会社代表取締役
https://fun-growth.co.jp/

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