最近「イライラしてなんだか集中できない!」と悩んでいませんか?
理由もなくイライラしやすいのはなんでだろう…。
その感情の苛立ちは、もしかしたら、部屋に物が多いことが原因で起きるストレスによるものかもしれません。
物が多いと、人は無意識にイライラしやすくなるとされています。
物を減らして部屋を片付けるだけで、気持ちが軽くなり落ち着いた生活が送れるようになったという声もあるほどです。
今回は、物が多いことがなぜストレスを与えるのか?その原因についてお話しします。
また、ストレスから解放されるだけでなく、物が少なく片付いた部屋をキープするためのポイントも紹介します。
ぜひ参考にして、ストレスのない快適な生活を手に入れてください。
部屋に物が多い・片付けが出来ていない割合について
部屋の物が多すぎてしまい、片付けができないと感じる人の割合はどのぐらいいるのでしょうか?
本記事を執筆するにあたり、PaMarry編集部では男女211名を対象にアンケート調査を行いました。
物が多い、片付けが苦手な1人暮らし世帯
結果としては、一人暮らし世帯では、半数以上の人が物が多いや片付けられないという悩みを抱えていることが明らかとなりました。
また、一人暮らしで物が多く悩んでいる人の傾向して、同じ物件での居住年数が長ければ長いほど多いとなっています。
最初は良くても、断捨離を行う事ができず、物が捨てられず蓄積してしまうようです。
物が多い、片付けが苦手な2人暮らし世帯
同棲をしているカップルや、夫婦二人で生活している家庭は、今回アンケート調査した中で、
最も「片付けについて悩んでいる割合が他の世帯と比べて最も少ない」結果となりました。
一人暮らしよりも広い家に住んでいる傾向が多く、一部屋を荷物・衣服部屋などと活用している声も見受けられました。
物が多い、片付けが苦手な家族(3人以上)世帯
お子様がいる家庭では、子供のおもちゃや、勉強道具など物が増えてしまい物が多く困っているという声が多く見受けられました。特に、幼い子供を持つ家庭では
- 「おもちゃなど出したら出しっぱなしで片付けが出来ない」
- 「片付けた側から、すぐに散らす」
このような形で終わりがない片付けにストレスを抱えてる人も少なくありません。
物が多いことがイライラの原因⁈ストレスがかかる5つの理由
そもそも、なぜ物が多いとイライラしやすいとされるのでしょうか?
物が多い方が、満たされて
ストレスが少なさそうだけど・・・。
このように、「本当に物が多いだけで、ストレスが溜まるの?」と思われるかもしれませんが、物が多いことはメンタルに影響を及ぼす可能性が高いとされています。
ここからは、物が多いことでストレスを引き起こす理由を解説していきます。
ストレスがかかる原因①:常に脳が刺激され、脳が疲れやすくなる
物を目にするだけで、人間の脳はストレスの影響を受けるとされています。
物が多いということは、常に脳が刺激を受け続けている状態に近いのです。
人間は、視覚はもちろん嗅覚、聴覚などあらゆる感覚器官から情報を受け取っています。
部屋に物が多い状態だと、脳が常に刺激され続けるため、イライラしやすくなったり、精神的に疲れやすくなったりやる気が出ないなど、ストレスの影響を受けやすくなるとされています。
ストレスがかかる原因②:物に注意力が奪われて意志力が消耗するから
物が多く片付いていない部屋にいると、物に注意力を奪われてしまい、ひとつのことに集中できなくなります。
人は、情報が入ってくるときに「意志力」を使います。
意志力は科学的に証明された力で、筋肉と同じように使いすぎると消耗するものです。
入ってくる情報やノイズが多ければ多いほど、人の意志力は消耗してしまいます。
たとえば、繁華街など人ごみの中に出かけた日など、帰宅後にものすごく疲れた経験はありませんか?
これは目に入ってくる情報が多すぎたため、意志力が消耗してしまい気疲れやストレスを起こしているからと言えます。
ストレスがかかる原因③:必要なものがすぐ見つかりづらくなる
部屋に物が多いと、必要な物をすぐに探し出せず、ストレスを引き起す原因となります。
物が多く部屋が散らかっていると、目に入ってくる情報量が多すぎるため、必要な物をすぐに探し出せません。
部屋に物が多い分、置き場所が決まっておらず、出かける前に「携帯がない・鍵がない」などの事態になりかねません。
このように、急いでいるときに探し物が見つからないと、イライラの原因となります。
ストレスがかかる原因④:何をするにも時間がかかるから
物が多く片付いていない状態は、選択肢がたくさんある状態とも言えます。
選択肢が多いと物事を始める際、考えなくてはいけないことが増えてしまいます。
物が多いことで、あれもこれも気になってしまい、結局、何から手を付ければいいのかわからなくなってしまいます。
ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、物が多いと判断力をたくさん使わなければならなく、脳が疲弊してしまいイライラの原因になるのです。
ストレスがかかる原因⑤:脳が常に働き続けているから
この記事を読んでいる方の多くは、頭のどこかで「片付けなきゃ」などを考えている人が多いと思います。
片付けなきゃ!
でも、どこから片付けよう・・・。
最もリラックスできる自分だけの空間にいるのに、脳が常にリラックスできていない状態になります。
本来は、休息をとるための部屋であるべきなのに、常に脳が働き続けている状態では、くつろげずストレスが溜まってしまう原因となるでしょう。
物が多い人でもできる部屋を片付ける方のコツ
物の多さが原因でストレスが引き起こされているなら、何よりも断捨離して物を減らすことが大切です。
断捨離は、実際にやるとなると面倒に感じる人も多いのではないでしょうか?
また、コツや手順がわからずになかなか断捨離できない人もいます。
断捨離はしたいけれど「何から手を付けたらいいのかわからない!」「コツを教えてほしい!」などの数多く見受けられます。
物を減らしてスッキリしたい!
物が多く、自分でも嫌になります。
引っ越しをして余計狭くなったので、物を捨てたいです。
あとゴキブリ対策としてもシンプルで掃除しやすく綺麗な部屋をつく
りたいのですが、捨てられません!
ほとんど必要ないものなのですが、捨てる勇気がないのです。どうしたらいいですか?
yahoo知恵袋
収納や靴入れもない部屋なので、片付けにくいです
アドバイス下さい
断捨離について。コツを教えてください。物を減らしたいです。
お互い30歳すぎて結婚しました。共に実家暮らしだったのもあり、持たされた荷物(私物)が30年以上分の大荷物です。現在借家の一軒家に住んでるのですが
とても小さく収納も全然ないので、家のサイズや収納以上の荷物がかなりあって
部屋が2つ潰れています(荷物置き場)それ以上に生活空間にも荷物が多くて置き場がありません。
特に多いのが服です。やはりこれは捨てすぎ!と思うほど断捨離しないとダメですよね。
yahoo知恵袋
元々片付けが苦手なタイプなので余計途方にくれています。
旦那は断捨離について手伝う気がなく、旦那の荷物も多いんですが捨てられません(明らかに使ってなくてめちゃくちゃ古いラジカセとかは黙って捨てましたが←全く気づいてないし、本人も荷物の詳細は把握してないのでわからないみたいです)
ここからは、断捨離を簡単に行うためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
物を減らすコツ①:「物を処分するルール」を決めて断捨離を行う
断捨離する際、いつか使うかもしれないと思い、なかなか物を捨てられない人も多いでしょう。
あらかじめ「物を処分するルール」を決めてから取り組むことをおすすめします。
自分の価値観にあったルールを決めることが大切ですが、迷ったときは以下の「物を処分するルール」を参考にしてください。
【物を処分するルール】
- 1年以上使用していない物
- 使い道をすぐに答えられない物
- 壊れている物
- 使わないもらい物
物を減らすコツ②:「必要」「不要」「保留」の3種類に分類
断捨離する際は、物を「必要」「不要」「保留」の3種類に分類しましょう。
必要なもの | 使いやすい場所に戻して、位置を決める |
不要なもの | 処分、売却、譲渡する |
保留なもの | 必要か不要か迷うもの 1週間〜1ヶ月期間を決めて保管。使用しないのであれば、処分を検討 |
このようにしっかりと自分の中で、分類分けをすることで、部屋に物が溜まりすぎてしまうことを防ぐ事ができます。
数ヶ月に1回程度(季節の変わり目など)のペースで行うと部屋をキレイに保つ事ができます。
物を減らすコツ③:徹底的に片づける!断捨離の日を1日作る
断捨離すると決めたら、徹底的に片付けをする日を1日作ることをおすすめします。
断捨離は、毎日少しずつ片付けるのではなく、1日で集中的に行う方が効果的です。
少しずつ進めようとすると、どうしても面倒なところが後回しになり、なかなか断捨離が進まなくなることもあります。
丸1日時間をとって、部屋を片付けられれば、目に見えて部屋がきれいになるので、モチベーションもアップするでしょう。
きれいに片付いた部屋に慣れてくると、物が多く散らかった部屋だと違和感を感じるようになるはずです。
もし、何日かに分けて片づける場合は、片付ける場所をあらかじめ決めましょう。
「リビングは片付いた」「クローゼットはスッキリした」と変化を感じられることで片付けられてきたと言う自信にもなります。
物を減らすコツ④:まずは、簡単な断捨離にチャレンジしてみる
断捨離は集中的に一気に行った方が効率的です。
しかし、断捨離に慣れていない人や性格によっては、一度で全てを片付けようとしないほうがいい場合もあります。
断捨離に慣れていないと、作業に予想以上の時間がかかることがあります。
時間がかかりすぎてしまい、やる気がなくなってしまっては意味がありません。
まずは、引き出しやクローゼットなど比較的短い時間で片づけられる場所から始めてみましょう。
慣れてきたら、徐々に範囲を広げていくことをおすすめします。
手軽な場所からはじめることで、達成感を得られればモチベーションも上がり、自然に片付けもはかどるようになるはずです。
物を減らすコツ⑤:整理する場所・物の種類を一つに絞る
1日かけて断捨離する日を作れない人は、整理する場所をひとつに絞って集中的に片付けると効率的に部屋をキレイにできます。
たとえば、今日はリビング、明日はキッチン、明後日は寝室など、場所を絞ることで片付けが中途半端になることを防げます。
また、1つの場所にさまざまな物が混在している場合は、物の種類を絞って取り組むのもおすすめです。
まずはおもちゃ、次は衣類など種類を絞っておけば処分の判断もしやすくスムーズに片付けられるでしょう。
【物を増やしすぎない】部屋が汚れない為の片付け術
断捨離して部屋をすっきり片付けたら、きれいな状態をキープすることが大切です。
いくら定期的に断捨離して部屋を片付けても、物が増えるペースの方が早ければ、いつまで経っても物は減りません。
ここからは片付いた部屋をキープするために、物を増やさない工夫やポイントを紹介します。
ポイントその①:自分の持ち物を把握する
物を増やさないためには、まず自分がどのくらいの物を持っているのか把握することが大切です。
実は、意外とできていない人が多かったりします。
洋服や靴、食器はもちろん、消耗品である洗剤やティッシュなども含めて確認してみましょう。
ただし、あまり細かくチェックする必要はありません。
大まかで構いませんので紙に書き出してリストにしてみましょう。
紙に書き出すことにより、自分がどれだけ物を持っているのかいるのか明確になるだけでなく、無駄な物の多さにも気が付くでしょう。
また、新たに物を購入する際は、リストをチェックして本当に必要なのか判断することもできます。
ポイントその②:代用できる物やレンタルを賢く使う
物を増やさないようにするためには、物を購入する際に、既に持っている物で代用できる物がないか確認しましょう。
また、レンタルできるものであれば、レンタルを上手に活用するのも一つの方法です。
代用できるものを活用したり、レンタルを上手に使って、物を増やしすぎないにしましょう。
レンタルなどを考えるべきアイテム
- 使用頻度が少なく、年に使っても数回程度の製品
- 大きく収納がしづらい物
- その時にあったら便利だけど、なくても済む物
ポイントその③:物を大切にする
物が増えてしまう人ほど、物を大切にしていない傾向があります。
物が壊れてしまえば、新しいものを購入しなくてはなりません。
物を増やさないようにするためには、メンテナンスして大事に扱うことが大切です。
普段から物を大事にし、手入れをすることで物を長持ちさせられます。
我が家の実家では、同じフライパンを20年以上使用しています。
しっかりと手入れを行えば、物を大切に長時間使う事ができますよ。
片付けても、夫や子供がまた散らかす…。ストレスの対処法
家族と一緒に暮らしている場合、自分は一生懸命片付けを頑張っています。
しかし、夫が余計な物を買ってきたり、子供が散らかしてしまったりしてイライラしてしまうことがありませんか?
家族が協力的であれば良いのですが、そうでない場合もあるかと思います。
まずは、片付けられない理由を聞く
片付けが苦手な家族がいる場合、片付けられない理由を直接聞いてみるのもひとつの方法です。
「忙しくて時間がない」「疲れている」などといった理由がある場合や「片付け方がわからない…」と諦めている場合もあります。片付けができない理由がわかれば、必要なサポートができるはずです。
理由を尋ねる際は、「どうして片付けられないの!?」と責めたてるのではなく、相手の気持ちに寄り添い、あなたに協力したいという気持ちを伝えることがポイントです。
片付けは強要しない
自分は部屋をきれいに片付けているのに、家族が物を増やし散らかしている場合「どうして片付けてくれないのか?」とストレスを感じてしまうでしょう。
しかし、片付けを強要してしまうと、かえって意固地になってしまうことがあります。
まずは、自分ができる範囲で片付けることから始めてみましょう。
部屋が整然と片付いていれば、散らかす当人も自然にきれいにしようと考えるかもしれません。
また、家族が忙しく片付ける時間がない場合は「代わりに片付けようか?」と提案するのもおすすめです。
あくまで強要するのではなく、部屋が片付いていると気持ちがいいと実感してもらうことが、家族の協力を得るときのポイントです。
まとめ
物が多く部屋が片付いていないと、常に脳が刺激を受け続けるためストレスを感じやすくなります。
もし、イライラしたり気が散ってしまうと感じるときは、断捨離を実行して部屋を片付けてください。
物が減り部屋が片付くことで、気持ちがスッキリしストレスが軽減するはずです。
断捨離するときは、できれば1日確保し、集中的に片付けることをおすすめします。
断捨離して部屋がきれいに片付くと、目に見えて変化を感じられるので、部屋をきれいに保つモチベーションもアップするでしょう。
もし、自分では手に負えないほど物が増えてしまっている場合や、時間がないけど片付けたい場合は、片付けの専門業者や家事代行業者などに依頼することもおすすめです。
物を減らし、きれいに片付いた部屋で、ストレスのない快適な生活を送りましょう。