「仕事が終わったらすぐに帰宅する。」
そんな生活が出来たら良いのに・・・。
と思いつつ、人それぞれ様々な理由で家に帰りたくないと感じる男性が多いことをご存知でしょうか。
そんな私も以前は、家に帰りたくないなぁ・・・と感じる時がありました。
そんな日は、いつも以上にゆっくり、ゆっくり歩いて帰っていました。
今回は、仕事終わりで疲れているにもかかわらず家に帰りたくないと感じる男性の本音と、帰宅する前に、同居人や妻にバレずにできるリフレッシュ方法を解説します。
記事の後半には、自宅に帰りたくない人の原因別の対策方法も合わせて紹介しております。
家に帰りたくないと感じる既婚男性は意外と多い
家に帰りたくない人がどの程度いるのか、既婚者男性を対象にアンケート調査を行ってみました。
【調査概要】
- 調査対象:全国の既婚者男性のみ
- 調査日:2022年9月6日~2022年10月5日(1ヶ月)
- 調査方法:インターネットによる任意解答
- 調査人数:312名
「家に帰りたくないと思うことがある」既婚者男性の割合
家に帰りたくないと思うことがある既婚者男性の割合
- よくある:13.7%
- たまにある:50.1%
- あまりない:20.1%
- ほとんどない:16.1%
既婚男性のうち、63.8%もの家に帰りたくないと感じることがあると回答しています。
誰しもが何かしらの理由で、家に帰ることがしんどいと感じているのです。
〝家に帰りたくない〟と感じる理由や心理7選
仕事が終わり、プライベートの時間を確保できるにもかかわらず、家に帰る足取りが重くなってしまう理由はなぜでしょうか。
まずは、家に帰りたくない男性の本音を確認してみましょう。
家に帰りたくない心理・理由①:一人の時間が欲しい
1つ目に、「一人の時間がほしい」が家に帰りたくない理由として上げあれます。
結婚した方は、誰しもが感じることかと思います。
一人で過ごす時間が本当に全くないことを・・・。
独身時代には嫌と言うほどありましたよね。
- 家でYouTubeをダラダラ見て気づいたら夕方になっていること
- 好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、布団の中で一日過ごすこと
- 自分の趣味に1日没頭できる日が毎週あったこと
今、思い返すとなんて幸せな時間だったんだろうか…。と感じることもあるでしょう。
このように、一人で好きなことをする最高の時間は極端に減ってしまいます。
結婚して子供ができると、休日は、家族奉仕でみんなで出かけたり、子供の付き合いで1日潰れてしまい、自分の趣味の時間を確保することはできません。
仕事が終わり家に帰ると、妻や子供がいることはもちろん幸せです。
家に帰ったら、家事と育児が待っている
また、夫婦共働きの家庭も増えたこともあり、仕事が終わったら今日の役目は終わり。という人は少なくなりました。
「家に帰ってから、やるべきことが沢山ある」のが現実です。
男性にとって、仕事から自宅までに帰宅するまでの時間が唯一のプライベート時間と言っても過言ではありません。
この時間を少しでも伸ばしたいという理由からも、家に帰りたくないと感じてしまいます。
家に帰りたくない心理・理由②:妻や同居人と喧嘩中
2つ目の理由として、妻や同居人と喧嘩をしている最中の時は、家に帰る足取りは非常に重くなります。
それはそうですよね。家に帰ったら、怒っている妻がいるのですから。
ギクシャクしますし、相手にすごい気を使います。
初めは些細な喧嘩でも、言い合いがエスカレートしてしまうことで、長期的に夫婦関係が険悪になってしまうことがあります。
そうなると、自分の家にも関わらず、「家に帰りたくない・家にいることが苦痛」と感じてしまう男性も少なくありません。
喧嘩が理由で家に帰りたくない男性の心理状態
- 家に夫婦の会話がなく、気まずい
- 家に帰ったら、また怒られる
- 仕事をしている方が気楽
- 家に帰ると何かと嫌味を言われる
- 妻が不機嫌でどうしよう
家に帰りたくない心理・理由③:帰宅したら、家事や子育てが忙しい
夫婦共働きの時代、男性の役目は仕事だけをしてれば良い時代ではなくなりました。
妻も正社員として働いているため、夫も家事や育児に率先して、家族を支えていく必要があります。
仕事が終わり、「家に帰ったら、ゆっくりできるか?」と言われるとそんな時間はありません。
家に帰ったら、子供の寝かしつけ・食器洗いなど家事や育児とやることは沢山あります。
そして土日は家族サービスで、子供の面倒を見る日々・・・。
俺は、いつ休めばいいの?
家族のため・子供のためとはいえ、仕事終わりぐらいゆっくりする時間が欲しいと、家に帰ることに少し躊躇してしまう人も少なくありません。
家に帰りたくない心理・理由④:家に帰ると、妻に小言を言われるのが苦痛
- 片付けをちゃんとして!
- 食器洗いがちゃんとできていないからやり直して!
- 私のやり方があるから勝手にやらないで
このように、妻をサポートしたいと思っている男性でも、「こんなに頑張っているのに、なんで小言を言われるの?」と思うことが頻繁にあると思います。
妻の負担を少しでも減らそうと、不器用なりにも、次のようなことを夫が行うと
- 夫が畳んだ洗濯物には、「畳む順番が違う。」と言われる。
- 食器を洗うと「まだ汚れがついている。仕事を増やさないで」と言われる。
このようなことが積み重なり家にいると、「自分のやること・なすこと全てに小言を言われるのでは?」と家に帰ることが苦痛に感じてしまう人もいます。
家に帰りたくない心理・理由⑤:仕事のストレスが強く精神的に余裕がない
- 責任がある仕事を任される
- 仕事の納期が近い
- 大切なクライアントに粗相をしてしまった
- 仕事で失敗をしてしまった
「仕事でやることがたくさんあり、精神的に余裕がない」
このように常に仕事を考えてしまう時は、家に帰らずに一人でいたいと感じる人は多いとされます。
仕事で失敗した時や、納期が近い時は、仕事モードから家庭モードへ切り替えるのは、中々難しいものです…。
常に仕事のことを考えてしまい家でも上の空になりがちです。
また、精神的に余裕がないため、些細なことでも妻や子供に対して強く当たりやすくなります。
そのため、できる限り誰とも接しないように、距離を取りたいと感じます。
家でゆっくりしていても、頭の片隅には常に仕事があります。そのように仕事で精神的に追い込まれると、一人で考える時間が欲しくなります。
結果として、「一人でいたい・家に帰りたくない」と心理状態が傾いていくのです。
家に帰りたくない心理・理由⑥:妻が怖い
- 嫁が怖くて仕方がない…。
- 嫁が怖いから家に帰りたくない…。
このように妻との関係性によって、家に帰りたいくないと感じる男性は一定数います。
家庭では嫁の立場の方が夫より強く、事あるごとに怒られると、男性は夫や父親としての立場がないと感じてしまいます。
家ではダラダラ過ごすなどリラックスすることができません。
常に「嫁に何かまた言われるかも?」と不安になりやすくなります。
この状態が悪化すると、嫁が怒っていない時でも、「いつ怒られるか分からず不安…。家にいたくない」と感じやすくなります。結果として、帰宅恐怖症になってしまう恐れがあります。
帰宅恐怖症とは?
帰宅恐怖症(帰宅拒否症)とは、家に帰ることが怖い・嫌になってしまう状態のことを言います。
帰宅恐怖症になってしまう原因として、主に妻の言動や態度にあることが多いとされます。
帰宅してすぐに、妻に不満や愚痴を言われたり、妻のプレッシャーがあるため、「家でゆっくりすることができない」「常に気を張っていなければいけない」と男性は感じてしまう状態です。
家に帰りたくない心理・理由⑦:家に居場所がない
- 夫は邪魔者のような冷たい態度を子供からされる
- 妻も夫に興味がなく、家にいてもいないかのような振る舞いをする
- 家族の会話に溶け込めない
家に帰りたくない男性の中には、家には自分の居場所がないというのが理由になっているケースは多いです。
年齢を重ねるごとに、仕事のやりがいが増えるとともに、責任のある立場に立つ人も増えてきます。
そうすると、必然的に職場にいる時間が長くなり、家にいる時間が短くなります。
このような生活が続くと、次第に「パパが家に居ないことが当たり前」という考えに変わっていきます。
嫁や子供の中で「夫はいてもいなくても同じ」となってしまうと、「家に居ても家族の対応が冷たい」「家族の会話は自分に分からないことばかり」と家族と距離を感じることが増えてきます。
その結果、男性は「家族にとって自分は必要な存在じゃない」「休みの日に家にいても居場所がない」と思ってしまい、帰りづらくなっていきます。
仕事帰りの短い時間で妻にバレずにリフレッシュできる方法
早く仕事が終わっても、「まだ家に帰りたくないなぁ。」そんな気分になることは誰にでもあります。
ただ、かといってやることもないし、飲み行ったらすぐに妻にバレてしまいますよね。
家に帰りたくない時に、妻にバレずに時間を潰しながらリフレッシュできる方法をご紹介します。
マッサージ店に行き、体をほぐす
- デスクワークばかりの仕事
- 外勤で一日歩き続けている
このように、1日仕事をした体は固く凝り固まっています。
そのような方は、マッサージに行き体の疲れをほぐすことをお勧めします。
1時間3,000円程度で施術可能なお店も多く、自分の疲れた箇所をほぐすことができます。
コスパもよく、仮に週1回マッサージをしたとしても1ヶ月の費用は12,000円程度となります。
時間に余裕がある時は、90分や120分。余裕がない時は30分程度と、家に帰宅する時間に合わせて調整することもできます。
頑張った自分へのご褒美としてリフレッシュ効果が期待できます。
ヘッドスパに行く
1日中、パソコンの前で仕事をしていると、思った以上に目の疲労を感じるかと思います。
そのような男性は、ヘッドスパに行くことをお勧めします。
ヘッドスパというと、髪の毛が濡れて妻にバレてしまうと考える方もいますが、ドライヘッドスパと呼ばれる髪の毛を濡らさずにできる頭皮マッサージもあります。
寝てしまう人が出るほど気持ちが良いマッサージですので、家に帰りたくない時のひとときの癒しとしてヘッドスパは活用できます。
カフェ・喫茶店で一息入れる
一人の時間が欲しいが家に帰りたくない理由である人は、数百円で本を読んだりリラックスする時間を過ごせるカフェや喫茶店で一息入れるのも有効です。
Wi-fi環境も整っているカフェも多く、気軽に利用できますので普段できない自分の趣味や調べごとなどに当てることができます。
また、コーヒーの香りには、実は人間の脳に良い影響を与えて、リラックスできる効果があることが科学的に分かっていますので、ストレスを感じた時にコーヒーの香りを嗅ぎながら、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。
漫画喫茶で気分転換をする
家に帰りたくない気分だけど、何をしようか思いつかない時は、一人で好きなことに没頭できる空間で過ごす方法がお勧めです。
最近の漫画喫茶は、完全個室を完備しているお店も多く、周りの目線も気にせず自分の好きなことに没頭できます。
フリードリンク・ソフトクリーム・雑誌・漫画・ネット環境が完備された環境のため、数時間は簡単に時間を潰すことができます。
ダラダラ過ごしていることを妻にバレたくない人は、消臭スプレーを完備しているお店も増えていますので、帰りに使用すればバレることはありません。
いつもとは違う道・遠回りして帰宅する
多くの方が実践するのが、いつもの通勤ルートとは異なる道で帰宅することです。
多くの人が、家に帰りたくないからわざと遅くなるルートを選ぶなどの理由からされているかと思います。
もちろん。
自分の気持ちを落ち着かせるために、ダラダラと帰宅することは悪いことではありません。
しかし、マイナスの考えで遠回りして帰宅すると、足取りは重くなる一方ですよね。
考え方を変えて、いつもとは違う道で帰ることで、「自分だけの新しい発見(お店・公園)などお気に入りのスポット」を発見できるかも?と思って歩いてみてはいかがでしょうか。
新しい発見を見つけることは、それだけいつもとは異なる刺激があるということ。
帰りたくない嫌な気持ちから、ポジティブな気持ちへ少しずつ変えるキッカケになるかもしれません。
帰宅まで時間を確保できる時のお勧めリフレッシュ方法
- 映画
- 一人カラオケ
- スーパー銭湯・サウナ
- トレーニングジム
- 美術館・博物館
- バッテイングセンター
- プラネタリウム
家に帰りたくないと感じる原因別の対処法
今は家に帰りたくない気持ちでいっぱいですが、本音をいうと「家に帰ることが楽しみ」の状態へ変えていきたい方が多いと思います。
男性が家に帰りたくない原因別に対処法を行うことで少しずつ今の状況を改善することにつながります。
対処法①:妻や家族関係で家に帰りたくない男性向け
夫婦関係や家族関係が上手くいないことが原因で家に帰りたくない人は、これからご紹介する対策を行い、少しずつ関係を修復していくことをお勧めします。
STEP1:自分から意欲的に家族へ歩み寄る(家族関係の修復)
家に帰りたくない問題を解決するためには、家族との関係性を良好することは必須となります。
今の状態は、家族とあなたとの間に、深い溝が出来ている状態。
この溝は放置して改善するものではなく、むしろ広がる恐れがあるものとなります。
居心地が良い家庭環境へ改善するためには、自分から妻や子供に意欲的に歩み寄る必要があります。
仮に些細な喧嘩がきっかけで夫婦仲が悪くなってしまっている場合は、自分から「今までごめんね。(具体的な謝るエビソードがあれば伝える)」と伝え、「遅いかも知れないけど、昔みたいに仲良くしたな。」と態度や意思を伝えましょう。
突然のことで、相手は受け入れることはできないかも知れません。
頑張って伝えたとしても、相手の気持ちを変えることはすぐにはできません。
しかし、諦めずに継続的に歩み寄ることで、妻も「夫は本気で変わろうとしてくれているんだ。」と感じ始め、少しずつ態度や言葉も柔らかくなっていきます。
STEP2:家族と共有体験を増やす(経験の共有と感情の共有)
次の対策として、家族と共感・感情を共有できることを増やしていきましょう。
例えば、「ペットを飼う・家族で旅行に行く・家族で何かイベントをやってみる」などです。
初めは些細なことでも良いです。
子供と一緒に朝日を見に行く・夕日鑑賞をするなど一緒に経験や感情を共有することで、あなたの家族だけの楽しい思い出を作ることができます。
少しずつ共有体験を増やすことで、「帰りたくない自宅が、早く帰りたい自宅へ」と気持ちを変えることにつながります。
対処法②:一人の時間が欲しいから家に帰りたくない人向け
自宅だと一人でゆっくりする時間が取れないから家に帰りたくない人は、あなたの精神状態を家族の理解してもらうことから始めることをお勧めします。
家族に今の心理状態を理解してもらう
まずは、今の自分の精神状態を保つためにも「一人の時間が欲しい」ことを、素直に妻や家族に伝えましょう。
例)
最近忙しくて、気持ちの整理をする時間が全然なくて少し一人になりたいんだよね。
だから、1日30分から1時間でも良いから自分の好きなことをする時間が欲しいな。
まずは上記ののように自分の意思をしっかりと伝えることが大切です。
ただし、自分だけが一人の時間を確保したいと要求しても、妻からしたら「私も大変なのに、なんであなただけ?」と思うのは当然です。
そのため、「いつも、育児や家事をやってくれてありがとね。交代交代で一人の時間を作れるように工夫してみない?」など妻の気持ちも考慮して二人が自分の時間を作れるような提案をすることが大切です。
まとめ
本記事では、家に帰りたくないと思う既婚者男性の割合やその理由、原因別の対処法を解説しました。
どんな人でも、たまには一人でいたい時もありますし、妻と喧嘩して家に帰る足取りが重たくなる時はありますよね。そんな時は、気持ちをリフレッシュさせてから家に帰ってみてはいかがでしょうか。
「家に自分の居場所がない」「家では常に気が張っている」このような状態の場合は、根本的な原因から改善していく必要がありますので、本記事で紹介した対策を少しずつ活用してみてください。
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