「妻」「嫁」「家内」「女房」「奥さん」など女性側の配偶者の呼び方は色々ありますよね。
みなさんは女性側の配偶者(パートナー)のことを職場で紹介するとき、なんて呼んでいますか?
改まった場所、親しい人の前やそれ以外で使い分けているという方も多いのではないでしょうか。
- 「職場で紹介する時、なんて言えばいいんだろう…。」
- 「なんとなく呼んでいたけど、正しい使い方がわからない。」
- 「あれ、この呼びかたで、、、合ってる?」
と思った方や恥ずかしい思いをした方は案外多いのではないでしょうか?
そんな「女性配偶者の正しい呼び方・使い方について」一般的なマナーを含めて解説します。
本記事を確認することで、妻・嫁の使い分けや、職場などで紹介する時に正しい呼び方がどっちか、正しく理解することができます。

妻と嫁、正しい呼び方や使い分けについて【画像付き】

自分の女性パートナーを他の人へ紹介する時、シチュエーションや間柄によっても呼び方が異なります。
今回は、そんな女性配偶者の呼び方を、正しく使い分けるように確認しましょう。
日本において女性パートナーの呼び方は大きく5つの種類に分けられます。
- 妻
- 嫁
- 家内
- 女房
- 奥さん
妻(つま):もっとも無難な使い勝手が良い呼び方
夫の対義語となるのが妻です。1番一般的かつ使い勝手が良いのが妻です。
男性配偶者の知人に自身を紹介する時にも「〇〇の妻です」と応えるのが一番わかりやすく、誰が相手でも失礼のない名称と言えるでしょう。
嫁(よめ):砕けた呼び方・息子の配偶者に対する呼び方
嫁とは、「結婚して夫の家族に加わった女性」の意味を持ちます。
男性配偶者が自分の結婚相手に対して「嫁」と呼ぶのはもちろん、舅や姑が子供の女性配偶者のことを「うちの嫁」などと呼ぶこともあります。
また、「嫁」は「嫁ぐ」とも読めるように、本来は息子の配偶者に対する呼び方となり、対義語は「婿(むこ)」となります。
よめ【嫁】
1息子の妻。⇔婿(むこ)。
出典:goo辞典
2 妻。また、他人の妻。「彼の―さんは働き者だ」
3 結婚したばかりの女性。また、結婚式でこれから嫁となる女性。新婦。はなよ
4 旧民法2の下、息子の妻となりその家に入った女性。「―に行く」⇔婿。
「嫁」は最近ではなかなか聞く機会が減った名称です。
とても砕けた言い方になるので、使う場合は相手を選んで使ったほうが良いでしょう。
男性配偶者の呼び方と対比をすると「旦那」との対比に使われることが多い言葉です。
家内(かない):目上の人や親しくない人相手に使う呼び方

家内(かない)とは、家の中のことを示す言葉です。
自宅で家を守り、家の作業を主に担っているため、女性配偶者のことを家内と呼ぶことがあるのでしょう。
結婚をすると女性が専業主婦になるのが主流だった時代は「家内」でも違和感はありませんでした。
しかし最近は結婚をした女性が働きに出る機会も少なくはありません。
そのため、家の中を守る「家内」という名称を使う機会はどんどん減ってきています。
家内は自身、そして女性配偶者をへりくだって説明する言葉です。
使う機会は限られていますが、目上の人や親しくない人相手に使うことが多いでしょう。
女房(にょうぼう):親しい友人間などで使う呼び方
女房はもともと「女官の個室」を意味する言葉です。
とても砕けた言い方で親しい友人間などで使うことが多いでしょう。
しかし現代では女房を使う人がどんどん減ってきました。
「女房役」という言葉もあり、これは世話をしてくれる役割に対して使います。
奥さん・奥様(おくさん):他人の女性配偶者を呼ぶ時に使う呼び方
奥さんは他人の女性配偶者を呼ぶ時に使う機会が多い言葉です。
ある程度の年齢の親しくない女性のことを「奥さん」と呼ぶこともあるでしょう。
もともとは「身分のある人の夫人」という意味があり、奥さんだけではなく「奥様」「奥方」などと呼ばれていました。現代風にどんどん砕けていき、奥さんが主流になったのでしょう。
基本的には「あなたの奥さんが」と他人を示す言葉として使われる名称です。
自分の女性配偶者のことを奥さんと呼ぶ機会はあまりないでしょう。
「妻(つま)」がビジネスシーンでも最も無難な呼び方
男性の方が特に悩むのが、次の2つが多いとされています。
- ビジネスシーンで自分の女性配偶者を紹介するとき
- 取引先への方の女性配偶者をお呼びするとき
このような仕事に携わる場面で、正しい呼び方がしっかり出来ているだけでも、取引先での印象も変わってきます。
特に、今、自分のパートナーのことを正しく紹介出来ているか、不安が残るようであれば、しっかりと整理しておきましょう。
ビジネスシーンにおいては以下の呼び方が最も良いとされています。
ビジネスシーン | 呼び方 |
---|---|
自分の女性配偶者を呼ぶ時 | 妻(つま) |
取引先の女性配偶者を呼ぶ時 | 奥様(おくさま) |
たまに、「うちの家内が〇〇」など呼ぶ方もいますが、正しくは、「私の妻が〇〇」となります。
まとめ
いかがでしょうか。
本記事では、「妻・嫁・家内・奥さん」の違いを紹介すると共に、ビジネスシーンにおける女性配偶者の呼び方を解説いたしました。
プライベートな場面では、砕けた呼び方でも問題はありませんが、仕事中など公的な場面では正しい敬称で妻を紹介できるようになればと思います。