夫の仕事の関係で地方への単身赴任が決まり、家族が離れ離れで生活をしていく中でふと不安になるのが、「夫の浮気」です。
結婚する前の旦那は、女性からモテていたと聞いていたこともあり、不安になってしまう奥様方は少なくありません。
今回は、単身赴任中の男性の浮気率がどのぐらいあるのか?を踏まえた上で、旦那が浮気・不倫しているか確認すべきポイントをご紹介します。
単身赴任となった家族の気持ちをお伝えした記事もあります。
合わせて確認してください。
【不安】単身赴任はデメリットしかないのは本当?家族と離れるメリット・デメリットを解説
単身赴任中の夫(旦那)の浮気率は?
単身赴任中は、通常時と比較して浮気や不倫の確率が2倍以上に上がるという話をよく耳にしますが、国内における比較データは存在しません。
しかし、同棲している既婚者夫婦での男女の不倫・浮気率は相模工業ゴム株式会社から調査した結果により明らかとなっています。
同棲時であっても、男性の場合妻以外に夜の関係がある割合は平均26.4%となります。
単身赴任の時は、周りの目が全くないため、この不倫率というのが通常時よりも高くなり、3割以上の夫が確率で浮気する可能性があると身構えておいてどうやったら夫婦円満で過ごすことができるか考えていく必要があります。
単身赴任中に夫が浮気・不倫する心理
なぜ、夫は単身赴任で地方で一人暮らしをすると「浮気や不倫をしたい」と考えてしまうのでしょうか?
まずは、単身赴任をする旦那の気持ちを探ってみましょう。
浮気する理由①:家族と別れて生活するので寂しい
これまでの夫は、妻と子供の複数人で暮らすことが当たり前でした。
家に帰れば、妻と子が「おかえり!」とお出迎えしてくれて、温かい家庭に仕事のストレスも解消されていたことでしょう。
しかし、単身赴任中の夫は、家族と別れて一人で生活します。
家に帰ってきても、電気も付いておらず真っ暗。
単身の家に帰ってから言葉を発したのは、テレビを見ながら少し独り言をつぶやく程度です。
嬉しいことや悲しいことを、共有する相手がいないのはとても寂しいことです。
これまで家族と暮らしていた分、そのギャップが辛く感じてしまいます。
そんな旦那は、ZOOMなどでの家族とのテレビ電話や月に1回程度の実家への帰宅程度では寂しさを紛らわすことが出来ず、話し相手が欲しい・人肌が恋しいという軽い気持ちから、徐々に浮気や不倫に発展するケースもあります。
浮気する理由②:一人のため時間の制限がない
単身赴任中の夫にとって、仕事終わりにそのまま家に帰っても楽しいことがないため、仕事の終わりに一人飲みをする機会が増える傾向にあります。
また、会社の歓迎会や同じような境遇の単身赴任者の同僚と飲みに行ったのがきっかけで、女性と仲良くなることもあります。
別の理由として、単身赴任をすることで夫の時間の制限がなくなります。
これまでは家族が家で待っていたこともあり、1次会だけで済ませていたものが、咎める人もいないため、2次会、3次会へと足を運びやすくなります。
その結果、男性の付き合いとしてキャバクラやガールズバー、風俗などに行き、女性と肉体関係を持ってしまう旦那がいます。
浮気する理由③:単身赴任でバレないからやってしまう
これまでは、家に帰ったら妻と子供がいる環境であったため、急に旦那の帰宅が遅くなったり、今までしなかった香水の香りがするとすぐに指摘される状況でした。
しかし、単身赴任中はどんなに遅く帰っても、どんなに香水の香りがしていても家族に知られることはありません。
これがチャンスだと単身赴任を機に浮気や不倫をしてしまう男性もいます。
特に、小さい子供がいる家庭や赴任先が遠方であるほど「いきなり赴任先まで突然来ることはないだろう。」と妻にバレないから絶対に大丈夫と浮気をしてしまう男性がいるのです。
単身赴任中の夫婦の離婚率は同棲の家庭より2倍ほど高い
ここで、夫婦が物理的に離れ離れになってしまうことで夫婦が不仲になってしまうリスクを知るために、離婚率も確認しておきましょう。
単身赴任世帯のみを対象とした離婚率について明確には明らかになっていませんが、一般的に単身赴任世帯の離婚率は、普通の家庭と比較して2倍ほど高いと言われています。
厚生労働省の令和2年度(最新データ)での離婚届の提出数は193,253件となり、婚姻届数は、525,507件となりました。
※)三人に一人が離婚するというのは、婚姻届に対する離婚届の割合が3割であることから言われています。
今回紹介したデータは全ての家庭の離婚届の提出数とはなるため、単身赴任世帯の離婚率ではありませんが、一緒に暮らしている家庭より離婚しやすいと言われている以上、今のうちから夫婦円満で過ごすことができるように対策をしておくことをお勧めします。
夫(旦那)が浮気しているときによくある兆候7選
単身赴任先の旦那が浮気している・していそうな時によくある兆候があります。
「もしかして怪しいかも・・・?」と感じた場合は、ぜひチェックしてみてください。
浮気の兆候①:「急に」態度が変わる
浮気をしている夫は、奥さんに対して態度が変わります。
少なからず、いけないことをしている罪悪感があるからです。
また、奥さんに察しられないようにするためにいつも以上に気を使い始めます。
浮気中・不倫中によくある態度
- 急によそよそしくなる
- これまでやらかなったようなプレゼントをする
- 急に優しくなる
- 単身赴任先から帰ることが急に増える
- 家族に興味・関心がなくなる
このように急な態度の変化は、何かしらの心境や身の回りの変化を隠そうとする表れです。
もちろん奥様へのサプライズを計画しているなど良い方の変化かもしれませんが、注意しておきましょう。
浮気の兆候②:スマホの使い方が変わる
単身赴任前は、携帯のロック画面も妻の目線も気にせず解除していましたが、久しぶりに会った際に携帯の画面を隠しながらロックを解除しているなど不審な行動をしていることがあります。
また、携帯のロック画面だけでなく、以下のことも浮気の兆候として知られていますので、確認しましょう。
浮気・不倫中に夫に多い行動
- Lineの通知が非通知になっている
- Lineの文面がロック画面に出ないようになった
- 携帯のロック番号が変わった
- 携帯を触る頻度が増えた
- 家族と過ごしていてもスマホばかり触っている
- LINEやメールなどの雰囲気が変わる(スタンプの使い方など)
- 家の中でもスマホを肌身離さず持っている
浮気の兆候③:身だしなみが変わる
夫が浮気や不倫をしている時の兆候の一つに、夫の身だしなみが変わることが挙げられます。
恋愛をしているときは、誰でも相手に格好良く見られたいものです。
浮気をする前は、おしゃれに無頓着だった人でも以下のように変化する事があります。
また、妻にバレないようにと、消臭剤などをこまめに使用するようになったり、クリーニングの回数を増やすこともあります。
身だしなみが変わるPOINT
- 衣服、下着の趣味が変わる
- おしゃれになる
- 香水をつけるようになる
- スーツのクリーニングの頻度が増える
- 消臭剤をよくつける
浮気の兆候④:ビデオ電話の回数が減った
単身赴任のような遠方の人でも気軽に家族の顔を見ることができるのが、ZoomやLineのビデオ電話です。
これまでは、週2〜3回ほどLineでビデオ電話していた人が、「ビデオ電話をする回数が減った」「音声電話に変わった」などは、浮気をしている兆候かも知れません。
もし、浮気や不倫をしている場合は、あなたからの突然のテレビ電話に対応することが出来ません。
テレビ電話をすると、夫が今どこで何をしているかが分かるからです。
もし、浮気をしているのであれば尚更、通話には出なくなる、もしくは「ごめん。忙しくて・・・。」など忙しいなどを理由に音声通話のみで済まそうとするでしょう。
浮気の兆候⑤:休日のスケジュールまで細かく答えられる
浮気や不倫をしている男性は、何とか奥様にバレないようにしようと「アリバイ」を作ります。
そこれまで一切自分のスケジュールなどを言っていなかった旦那が、1時間単位でスケジュールを理解してスムーズに話すようになっても要注意です。
もちろん、営業職などで仕事に関してスケジュール管理している人は多いですが、「単身赴任中の自宅での過ごし方」や「何時までお店にいて、何時から何時まで家で映画を見ていた」などパッと答えることができる男性は少ないです。
特に単身赴任中などは誰かとスケジュールを合わせて行動することは仕事以外ほとんどないはずです。
これまで大雑把な正確な人が「自分は浮気などしていない」と証明するようなアリバイを流暢に話し始めたら浮気の兆候の恐れがあります。
浮気の兆候⑥:週末に帰る頻度が減る
単身赴任の夫が浮気や不倫をしている場合は、赴任した当初と比べて、週末に帰る頻度が減ってきます。
それはそうですよね。
休みの日こそ、赴任先で遊ぶことができるからです。
これまで1週間に1回は帰ってきた夫が、1ヶ月に1回など回数が減ってくる場合は注意しましょう。
帰ることが出来ない時に使われる言い訳
- 仕事が忙しい
- 疲れている
- 体調が悪い
浮気の兆候⑦:お金遣いが荒くなる
浮気相手がいるということは、外食したり、ホテルに泊まったりなどお金を浪費する機会が増えてきます。
これまで見たことのない金額がクレジットカードの引き落としがされている場合があります。
このように、夫のお金遣いの変化が浮気や不倫の兆候である事があります。
- クレジットカードの利用が増える
- 預貯金の残高が異常に減っている
- 外食の回数が増える
単身赴任中の夫が浮気をしないように出来ること
夫の単身赴任がきっかけで夫婦間が仲が悪くなってしまうのは悲しいものです。
もちろん浮気をしてしまう夫が悪いのですが、旦那が浮気をしたいと気持ちにさせないように家族が出来ることもありますのでご紹介します。
浮気防止策その1:夫との接点を増やす
単身赴任中の夫と家族の接点を増やすことは何より大切です。
赴任先まで家族で顔を出してあげると、旦那はいつもの明るい家庭を感じることができ、心が休まります。
赴任先での生活は誰もいない家へ一人帰るだけの生活です。
「寝る為に帰るだけの家」では旦那のストレスは溜まってしまいます。
慣れない赴任先で夫の溜まった悩みを聞いてあげると、「妻の大切さ」を改めて実感できます。
また、世の中のご時世で赴任先まで行けない事も大いにありますが、その際はビデオ電話を行いましょう。
スマホがあれば、顔を見ながら話ができます。
子供も一緒に話すことで遠くにいても一緒に過ごす時間があると、家庭はいいなあと頑張れます。
また、電話の際に「いつも応援しているからね」「お仕事大変かも知れないけどがんばってね」など距離は離れているけど、サポートしている気持ちを伝える事もお勧めです。
浮気防止策その2:食べ物などの仕送りをする
これまであなたが旦那のご飯を作ってきた場合、夫の単身赴任中の食事は外食ばかりです。
最初は様々なレストランで食べることができて楽しいですが、段々と外食することが億劫になってきます。
そうなるとコンビニ弁当ばかりになってしまうことも。
健康面にも良くないですし、より人肌が恋しくなってしまう原因にもつながります。
どんな旦那でも「妻が作った手料理を単身赴任先で食べることが出来ればなぁ…」と感じています。
そんな夫へ、妻の手作り料理を真空パックや冷凍便で送ってみてはいかがでしょうか。
あなたの食事はお腹だけでなく心も満たす事ができますよ。
浮気防止策その3:帰ってきたときは笑顔で
単身赴任から夫が帰った時は、楽しく笑顔で過ごすことを心がけましょう。
あなたも単身赴任中の旦那様と会える機会は月に何度もありませんよね。
夫には「やっぱりこの家が一番!!」と思って貰えるような関係が理想的です。
夫の態度に不満があって夫を責め立てると、心地悪くなります。
夫が居場所がないと思うと、赴任先に新しい居場所を欲しいと感じるようになり浮気をしたい気持ちが強くなる事があります。
浮気防止策その4:子供にお父さんが頑張っていることを伝える
仲がいい夫婦は、子供にお父さんが仕事で頑張っていることを話しています。
「お父さんは、一人で仕事を頑張っている」「帰ったら、お父さんが好きなゲームをしようね」こんな会話を、できるだけ続けていきましょう。
そうすることで、夫が帰ってきた時に、子供も「お父さんいつもお仕事頑張ってくれてありがとう。」など夫を励ますような事を話すようになります。我が子から嬉しい言葉をもらったパパはより一層家族を大切にする気持ちが強くなるでしょう。
夫が浮気していた事が発覚してもやっては行けないこと
万が一、あなたの旦那の浮気が発覚した場合に、旦那への怒りが抑えきれない気持ちになるでしょう。
しかし、そんな時でもやっては生きないNG行動があるので一度気持ちをグッと堪えて一緒に確認してきましょう。
これから紹介するような事を行ってしまうと慰謝料を請求できないだけでなく、加害者として訴えられる恐れがあります。
浮気・不倫相手への怒鳴り込み
「旦那を奪われてしまった」という怒りの感情のまま浮気相手のところへ出向くことはお勧めできません。
もし、相手を侵害するような発言や暴行を行ってしまうと、立場が逆転して罪に問われる危険もあります。
またそれだけでなく、次のような理由で浮気相手から裁判を起こされるケースもあります。
接触したことが原因で、浮気・不倫相手の家族や勤務先など第三者に浮気・不倫が知られて、その責任を追及されるおそれもあります。
アディーレ法律事務所
不倫相手の職場へクレーム・退職を強要する
仮にあなたの旦那と浮気相手が職場不倫で、勤務先が明らかとなっていたとしても浮気相手の退職を強要することはできません。
あなたの夫との浮気を職場にバラすことで退職をさせようとすると、損害賠償の請求をされる恐れがあります。
ただし本件に関しては次のような対策を講じることもお勧めです。
また、復縁を防ぐために、和解書に「職務との関連性がない私的な接触を持った場合、追加で違約金を支払う」などの一文を記載することをおすすめします。
アディーレ法律事務所
まとめ
本記事では、単身赴任中の夫の浮気が心配な人へ「旦那の浮気率と不倫確認ポイントそしてやっては行けないこと」を紹介しました。
これまで一緒に暮らしていた旦那が急に離れ離れになりお互いに寂しい気持ちになりますが、より良い家庭を築くためにあなたが出来ることを行っていきましょう。また、夫が浮気しているかもしれないと思っても、対応には注意が必要です。
夫婦も長くなると、すれ違いが多くなることもあるでしょう。離れていても、少しでも夫婦の接点を持つ時間を作るようにしましょう。