世の中で勝ち組と呼ばれる結婚条件とは?旦那の職業や年収の基準について解説

世の中で〝勝ち組〟と呼ばれる結婚条件とは?旦那の職業や年収の基準について解説

結婚相手を選ぶ際、あなたなら何を重視しますか?

職業や収入、性格など人によってそれぞれ選ぶ条件は異なるでしょう。

世間には「勝ち組の男性と結婚したい!」と考える女性は数多く、旦那の職業や年収で「勝ち組・負け組」と表現されることがあります。

そもそも、勝ち組といわれる旦那とは一体どういった職業で、理想とされる年収とはいくらくらいなのでしょうか?

今回は、勝ち組といわれる旦那の職業や年収を具体的に紹介していきます。
また、勝ち組の旦那を持つ妻のメリットとデメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

勝ち組・負け組の判断基準とは?

結婚相手における勝ち組・負け組の判断基準とは?

前提として、世の中の「勝ち組・負け組」の判断基準には明確な基準はありません。

理由としては、人によって価値観が異なり、幸せと感じる基準が全く異なるからです。

そのため、「お金や地位がある人」を勝ち組と評価する人もいれば、「所得が高くなくても笑顔が絶えない家庭」を勝ち組だと考える方もいます。

本記事では、勝ち組の評価基準として最も可視化しやすい「職業や年収」に注目して執筆しております。
あくまで金銭面・社会的地位(安定性・高年収)を判断基準としていることをご了承ください。

一般的に〝勝ち組〟と言われる旦那の職業とは?

一般的に〝勝ち組〟と言われる旦那の職業について解説

一般的に勝ち組と言われる旦那の職業とは、どんな職業なのでしょうか?

世間一般で、勝ち組と呼ばれる職業には以下の特徴があります。

  1. 高年収
    (平均年収よりも高い)
  2. 高ステータス
    (社会的地位が高い・貢献性がある)
  3. 安定性
    (会社の安定性が高い)

これらの条件を満たす世間で勝ち組と言われることが多い、代表的な旦那の職業を7つ紹介します。

各職業の平均年収は、厚生労働省が発表しているデータを参照しております。
参照文献:厚生労働省|賃金構造基本統計調査

勝ち組と呼ばれる職業①:医者

医者の年収平均社会的地位安定性
1378万円高い高い

医者は社会的ステータスが高く、高収入かつ安定性が高いから、勝ち組と言える職業のひとつでしょう。

家族や親戚も同じく医師をしていることも多いです。

将来、子どもをもった際に父の後を継いで、子どもも医者を目指すことも考えられます。

勝ち組と言われる職業②:弁護士

弁護士の年収平均社会的地位安定性
945万円高い高い

高学歴で社会的信頼性がある弁護士もステータスが高く、高収入な職業で勝ち組と言えます。

万が一、事故に遭遇してしまった時や、家族が犯罪や事件に巻き込まれた時など、トラブルが起こっても旦那が弁護士であれば安心です。

憧れや尊敬する職業であると同時に、頼もしさと安心感があります。

勝ち組と言われる職業③:自営業者や社長

自営業・社長の年収平均社会的地位安定性
青天井(上限なし)高い低い

自営業者や社長の旦那を持つ妻は「社長夫人」と呼ばれ、勝ち組と言われることが多いでしょう。

事業が成功すれば、ゆとりのある生活を送れ、さらに経費として額面以上に使えるお金もあります。

また、休みも比較的自由に取りやすく、自分で仕事を調節してサラリーマンが取れないような長期休暇を取ることも可能です。

ただし、常に事業が成功し続けるとは限りません。経済的な保証はなく、安定性に欠ける面もあるでしょう。

勝ち組と言われる職業④:投資家

投資家の年収平均社会的地位安定性
青天井(上限なし)場合による低〜高(場合による)
  1. 地主さん
  2. 不動産投資
  3. 株式投資
  4. エンジェル投資家(企業投資)

投資家も勝ち組と呼ばれる職業の一つです。

投資家として成功している状態は、自分の時間をお金に変えるのではなく、自分が働かなくてもお金が勝手に新しいお金を生み出すことが出来る状態です。

自分の時間を仕事に充てることなる自由に過ごすことが出来るだけでなく、お金を運用することで資産を増やすことができます。

社会的地位や、安定性は、資産が多ければ多いほど高まりますが、実績がないと住宅ローンなどの審査が通りづらいケースも少なくありません。

勝ち組と言われる職業⑤:大手総合商社

総合商社の年収平均社会的地位安定性
1,396万円高い高い

総合商社は7社しかなく、全てが大企業となります。
そのため、平均年収も高い水準となっています。

このように日本国内だけでなく、海外でも仕事をする商社勤務の旦那は、まさに勝ち組というイメージが強いでしょう。

一般的に、商社の年収は高めですが、仕事内容はハードワークであることが多いです。

また、旦那が海外勤務になり、家族で海外に移り住む可能性もあります。

子どもがいる家庭では、グローバルな教育や経験をさせられるのも魅力のひとつです。

勝ち組と言われる職⑥:銀行員

銀行の年収平均社会的地位安定性
762万円
(大手都市銀行の場合)
高い高い

銀行員といっても、メガバンク、地方銀行、信用金庫とあり、収入や働く環境には多少違いが見られます。

全ての銀行員が高収入というわけではありませんが、比較的昇進のスピードが速く、若い年代から役職についているケースも珍しくありません。

特に、大手都市銀行(メガバンク)で働く銀行員は多忙な仕事をこなし高収入のイメージがあるため、勝ち組と言われることが多いです。

また、お金の知識が豊富なため、計画的な家計管理や資産運用で将来の備えも万全で安心です。

【勝ち組と言われる旦那の職業その②】公務員

公務員の年収平均社会的地位安定性
公務員:630万円
国家公務員:682万円
高い高い

安定した職業であることも、勝ち組と呼ばれる条件の一つです。

公務員は、倒産の心配がなく、ある程度の昇給も約束されており、老後も安心して暮らせる職業といえるでしょう。

また比較的、有休もとりやすく、収入が安定しているため、人生設計が立てやすいのも魅力です。

世間的にも好印象な公務員は、安心や安定を求める人から人気が高い職業です。

〝勝ち組と言われる旦那の年収はいくら?

〝勝ち組〟と言われる旦那の年収はいくら?

一体どのくらいの収入があれば勝ち組と言われるのでしょうか?

国税庁の民間給与実態統計調査をもとに、年収を段階的に分け「勝ち組」と言われる年収について解説します。

ゆとりのある暮らしができるかどうかは、住む場所や生活スタイル、家族構成によって変わりますので、あくまでも目安として参考にしてください。

平均年収は、厚生労働省が発表しているデータを参照しております。
参照文献:民間給与実態統計調査

勝ち組と言えないことが多い:年収400万円から500万円について

地方在住で、子どもがいない夫婦ふたり世帯であれば、年収500万円くらいで十分に生活できるでしょう。

しかし、物価や住居費が高い東京などの都市部在住で、子どもがいる世帯の場合は、年収500万くらいでは家計のやりくりが難しく感じる人が多いです。

地方か都市部か住む場所にもよりますが、一般的に勝ち組と呼ばれる年収とは言えないでしょう。

勝ち組のボーダーライン?:年収500万円から800万円

国税庁の民間給与実態統計調査によると、30代後半の男性の平均年収は533万円です。

年収が600万円から800万円だと、平均より高く勝ち組と言われることも多くなるでしょう。

贅沢三昧とはいきませんが、一般的な生活を送るには問題ありません。

子どもがいる世帯でも地方都市であれば、一戸建てを購入し、旅行や趣味を楽しんだりしても、家計をやりくりするのは難しくないでしょう。

年収における勝ち組:年収800万円以上は給与所得者の9.7%

先ほど紹介した国税庁の民間給与実態統計調査のデータによると、年収800万円台のサラリーマン(会社員、公務員などの給与所得者)は全体の2.9%でした。

年収800万円以上になると全体の9.7%となるため、「日本人の10人1人しかいない」割合となります。
そのため、年収800万以上の夫であれば、勝ち組といっても良い基準値となります。

旦那の年収が800万円以上であれば、子育て世帯で都市部に住んだとしても、子供の教育費や、娯楽費にもある程度のお金をかけることが可能でしょう。

年収1200万円以上

さらに年収が1200万円以上あれば、大都市に住んで、海外旅行などの趣味や娯楽を楽しんだり、余裕のある生活ができるでしょう。

また、子供を多く持ったとしても、それぞれの子供の興味を広げて、グローバルな教育やスポーツ、習い事で十分な教育を受けさせることもできます。

勝ち組と言われる夫を持つ妻のメリットとは?

勝ち組と言われる夫を持つ妻のメリットとは?

世間一般的に勝ち組と言われる職業と年収の旦那を持つ妻には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

高収入でステータスも高く、安定性も兼ね備えた旦那との生活はどのようなものか、一般的に言われているメリットを3つ紹介します。

勝ち組旦那のメリットその①:
金銭的に余裕がある/将来に不安がない

勝ち組の旦那を持つメリットの一つとして、金銭事の心配がほとんどないことでしょう。

子供がたくさんいても、それぞれ必要な教育を十分に受けさせ、子供がやりたいといった習い事なども費用を気にすることなく通わせることができます。

金銭的に余裕があれば、子育て世帯であっても、ベビーシッターや家事代行業者などに依頼して、自分や夫婦の時間を作れます。

貯蓄や資産運用にお金をまわす余裕があるため、老後の備えなど将来への不安もなくなるでしょう。

金銭的に余裕があるということは、幸せな結婚生活を続ける大きな手助けになるでしょう。

勝ち組旦那のメリットその②:
専業主婦になれる

共働き世帯が一般的と言える今の時代では、専業主婦を羨ましいと思う人も珍しくありません。

旦那の収入だけで十分に暮らせるため、専業主婦になりたい場合は自分が働く必要はありません。

専業主婦であれば家事や育児に専念できます。

働く必要がないので、趣味や習い事などにも時間がとりやすく、プライベートを充実させられます。自分が望む生活ができることで、自分らしくマイペースに過ごせるでしょう。

勝ち組旦那のメリットその③:
ゆとりのある生活ができる

金銭的な不安がないため、心にも余裕がうまれ、ゆとりのある生活を送れます。

旦那の金銭感覚にもよりますが、お金に余裕があれば自分磨きをしながら、行きたいところに行き、欲しいものを手に入れる暮らしができるでしょう。

さまざまな体験から知識も身に付き、新しい自分に出会えるかもしれません。

勝ち組な旦那と結婚する意外なデメリットについて

勝ち組な旦那と結婚する意外なデメリットについて

勝ち組といわれる旦那との生活はメリットばかりと思われがちですが、デメリットもあります。

一般的に勝ち組と言われる旦那を持つことは、お金の心配がないため、家庭円満であると思われがちです。

しかし、現実は「高収入だから…」とぎりぎりまで我慢している妻もいるようです。

ここからは、勝ち組の旦那を持つ妻の悩みやデメリットを紹介します。

勝ち組旦那のデメリットその①:
旦那が忙しくてなかなか会えない

医者や弁護士に代表されるように、高収入の夫は仕事が激務で拘束時間も長いことも珍しくありません。

朝早く家を出発して、深夜に帰宅したり、出張などで数日から数カ月間、家を留守にすることもあるでしょう。

結婚したものの次のような悩みを抱えてしまうケースも少なくありません。

よくある悩み

  1. 旦那が仕事でほとんど家にいなくて寂しい
  2. 1人で子育てるワンオペ育児状態
  3. 夜間に急に仕事で呼ばれてしまう
  4. 休みの予定が急に仕事へ変わることがある

このように夫の仕事が忙しくて、負担が多いと感じる女性も少なくありません。

また、仕事に対して一生懸命な旦那の場合、常に仕事を優先してしまい家族は後まわし…。

家族の存在ってなんだろう・・・?

緊急の連絡をとりたいときにも、なかなか連絡が取れずに不安な思いをすることがあるかもしれません。

旦那が家におらず、会えない状態が長く続くと、夫婦のコミュニケーションがうまくとれないため、すれ違いの原因になります

夫婦がお互いに歩み寄り、意識して理解しようとしていないと、結婚生活に悪影響を及ぼす可能性があります。

勝ち組旦那のデメリットその②:
お金に関する落とし穴

安定した家計を考えた時、収入以上に大切なのは「支出」です。
いくら収入が高くても浪費癖がある旦那の場合、家計は苦しくなるでしょう。

借金してでも欲しいものを手に入れたがったり、趣味や娯楽など派手にお金を使うようなタイプの旦那は要注意です。

生活レベルを一度上げてしまうと、下げることが難しい

特に、独身時代から高収入の場合、結婚してからも浪費癖が治らない人もいます。
いくら収入が多くても生活は不安にさらされてしまいます。

旦那が高収入の場合、ママ友同士のランチにかかる金額や子供の教育費などが高くなる傾向があり出費も多くなります。

一度上げてしまった生活レベルを落とすのは難しいものです。

高収入があることと、高額の貯金ができることはまったく異なり、旦那が高収入なのに貯金がほとんどなく、老後の生活を不安に思っている女性も少なくありません。

勝ち組旦那のデメリットその③:
モラハラ行為⁉プライドが高い

高収入の旦那は高学歴であることも多く、プライドがとても高く、一緒に生活するのが苦痛と感じる妻も少なくありません。

社会的に成功している勝ち組と言われる旦那の場合、今まで勝ち負けにこだわった人生を送ってきていることが多いです。

そのため、家庭内でも些細なことを勝ち負けに置き換えて考えたり、批判や敵意ととらえてしまったりすることがあります。

自分の思い通りにならないと理不尽な行動をとり「モラハラ」と言われる行為に及んでしまう場合も少なくありません。

勝ち組旦那のデメリットその④:
専業主婦のデメリットもある

旦那が高収入だと、妻が専業主婦となるケースも珍しくありません。

高収入の旦那を持つ専業主婦ならではのデメリットを感じている妻もいます。

専業主婦は旦那の仕事を陰で支えるという立派な仕事です。

しかし、社会とのつながりが少ないことを寂しく感じる女性も少なくありません。

また、家にいる機会が多いため、ママ友や近所の人との付き合いにわずらわしさを感じてしまう妻も多いようです。

勝ち組旦那のデメリットその⑤:
イメージの落差に苦しむ妻も多い

家族のイメージは、土日はゆっくり家族で過ごすもの

仕事も大切だけど、家族の時間も確保してほしい!

  • 仕事を優先する旦那の考え方をどうしても受け入れられない
  • 価値観が違い過ぎる

男性のステータスを結婚の決め手にしてしまうと、結婚してから自分が想像した家族のイメージ像のとギャップで苦しんでしまうことがあります。

周りから羨ましがられ、親からも大いに祝福された勝ち組と言われるような結婚の場合、現実とのギャップに悩んだり、後悔したりするケースは少なくありません。

ネットにも勝ち組と言われる旦那との価値観や考え方の違いに悩む声が投稿されています。

夫との価値観の違いに悩む声

価値観の違い?

夫は激務+高収入です。士業で、安定性もあります。でも、多忙すぎて話す時間がほとんどありません。
子供の成長も、ほぼ私1人で見てきました。
大変なこと、つらいこと、泣きたいこと…
相談もまともにできず、いつも自分1人で抱えてきました。

今、下の子が幼稚園に上がり、私も国家資格を活かして働きに出始めたのですが、もともと仕事が好きなこともあり、できれば正社員になりたいと考え始めました。

それと同時に、話もろくにできない夫との結婚って何なんだろう?
そもそも「家族のために働いている」と夫はいうけれど、私はそんなことを求めてない(むしろ仕事をセーブしてほしい)し、子供たちも求めてない。

土日も返上でずっとパソコンの画面に向き合って仕事。

正直、幸せを感じないのです。

でも、世の中には「こんなに働いてくれるなんて」と思う女性もいるんですよね?

これって価値観の違いでしょうか?

単に私が相手を間違えたのでしょうか?

yahoo!知恵袋

みんなが羨むような結婚だからこそ、ひとり苦しさを抱え込み、誰にも相談できずにいることもあるでしょう。

まとめ

旦那の職業や年収、妻の置かれている状況などの条件が揃うと多くの場合「勝ち組」と言われます。

世間一般的に、勝ち組と言われる旦那の職業や年収についてお話ししました。

世の中に勝ち組・負け組と言う言葉があることで、多くの人は「負け組と言われたくない!」と思い、他の人と比較して羨んだり、必死に勝ち組になろうとしたりするのかもしれません。

上を見たらきりはなく、下を見てもきりがないものです。

周りの人を羨んだり、比較するのではなく、自分の生き方に良い意味で自信を持ち満足することも大切です。自分が満足していたり幸せだと感じられれば、旦那の職業や年収などはあまり関係なく「勝ち組」と言えるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係・育児・子育てにまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦問題の解決、子育て・育児のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
https://fathering.jp/papafiles/common/20211206_batori.html
クーミル株式会社 代表取締役
https://coomil.co.jp/

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