名もなき家事という言葉をご存知でしょうか。
「食器洗い」「風呂掃除」のように名前こそついてはいませんが、やってくれると地味に助かる家事が存在しています。
例えば以下のような家事は名もなき家事といえます。
- 食器洗いをしたら元の場所に戻す
- 風呂掃除をするときにシャンプーを補充する
そして名もなき家事をすることで夫婦仲の改善に繋がります。
以前僕たち夫婦の状況はこんな感じでした。
・妻が常にピリピリしている
・小言を言われそれに対して怒る
・ほぼ毎日喧嘩ばかりしている
しかし名もなき家事を意識するようになってからは確実に夫婦仲は良くなりました。
この記事では僕が普段からやっている名もなき家事を紹介します。
また、めんどくさがり屋の僕が、名もなき家事を続けられているコツや考え方をシェアしたいと思います。
出勤前の朝にやっている「名もなき家事」+育児
実践している名もなき家事①:子供が起きたらリビングに連れて行く
うちの娘は最近、母乳を卒業したばかりです。
寂しいのか、6時半くらいに泣いて起きます。妻は1日中家事・育児で休む暇がないと思うので、僕がリビングに連れていき、妻にはゆっくり寝てもらいます。
実践している名もなき家事②:洗濯物の振り分け
乾燥機付きの洗濯機の場合、乾燥機がかけられる衣類と、そうでないものあります。まずは先に洗濯し終わって干せるように乾燥機をかけない衣類を洗濯機で回します。乾燥機用の衣類は後から妻が洗濯機に入れるだけの状態にまとめておきます。
実践している名もなき家事③:洗剤の詰め替え・フィルター掃除
洗剤容器が空になりそうなら補充しておきます。
洗剤のストックが無くなりそうなら「買っておいて」と伝えるのも重要です。
また、意外と忘れがちなのがフィルターの掃除です。乾燥機のフィルターと、排水のフィルターがあります。乾燥機フィルターは1回でホコリがいっぱいになるので毎回掃除します。排水フィルターは1ヶ月に1回程度です。
実践している名もなき家事④:子供の髪を梳かし、服を着替えさせる
お出かけする前に、髪を整えたり、服を着せたりするので、自分が朝余裕あるときは事前にやるようにしています。
娘の髪を梳かしている時間、愛おしくてたまりません。
実践している名もなき家事⑤:カーペットをコロコロで掃除
100均に売っている粘着のコロコロで掃除機ではとりづらいカーペットのほこりや髪の毛を掃除します。
掃除といっても特に意識せず、仕事の準備したり、妻と会話しながらコロコロやっているだけです。
片手間であったとしても、やるかやらないかでは大きな違いです。
出勤までダラダラとスマホやテレビを見ていたい気持ちはわかりますが、あなたの左では空いているはずです。
合計の所要時間:約13分
・子供が起きたらリビングに連れて行く(1分)
・洗濯物の振り分け(1分)
・洗剤の詰め替え・フィルター掃除(3分)
・子供の髪を梳かし、服を着替えさせる(5分)
・カーペットをコロコロで掃除(3分)
朝の時間は1分でも大切!小さなことでも妻の負担は軽くできる
このようにたった13分であれば、どんなに忙しい人でも決して出来なくはない家事の量だと思います。
しかし、この13分を行うか行わないかだけで、妻の負担を「グッと」減らすことができます。
そのため、できることは協力をしたいことや、妻に何をやれば楽にすることができるか聞いてみることから始めていきましょう、
帰宅後の夜にやっている「名もなき家事」+育児
実践している名もなき家事①:妻が料理している間、子供と遊ぶ
奥さんが料理している間に「俺は仕事で疲れたんだ」とソファでゴロゴロ、スマホをいじっていませんか?
小さな子供がいると子供の面倒を見ながらで、なかなか料理に専念できません。
世の男性のほとんどが、平日はなかなか子供との時間も取れないでしょうからそういった妻が忙しいときこそ子供と遊ぶようにすると良いです。
実践している名もなき家事②:食卓の上を綺麗にする
夕飯ができる前に、テーブルの上を綺麗にしておくと、料理を出す側はすごくありがたい気持ちになります。
想像してみてください。あなたが一生懸命料理を作っていざ出そうとしたら、
ゲームや本、おもちゃが机の上に散らばっていてその横にいる人は暇そうにスマホをいじってる。「おい!片付けとけよ!」と思いますよね。
実践している名もなき家事③:ゴミ袋がいっぱいになってきたら取り替える
これに関しては妻がやらずに、よく僕から妻に小言を言っていました。
「ゴミ袋がパンパンだと縛れないでしょ。変えておいてよ」と。
でも良く考えたらそんな小言を言うぐらいなら自分が黙ってやった方が夫婦円満です。
実践している名もなき家事④:洗剤の補充・食洗機のフィルター掃除
そもそも食洗機がない人は導入することをおすすめします!洗い物が面倒な方は絶対に買って損はありません。
食洗機も洗濯機と同じで、フィルター掃除を怠ると食材のカスが異臭を放ちます。
普段、行き届きづらい細かい掃除は夫が担当することでお家がキレイに保たれます。
実践している名もなき家事⑤:子供の入浴後、保湿クリームを塗って服を着せ、髪も乾かす
子供が小さい場合に、お風呂に一緒に入るお父さんは多いと思いますが、
いれるだけいれて、保湿クリームや着替えは奥さんにやらせる人も多いと思います。
家事や育児はやりはじめたら中途半端で終わらせず、最後まで責任を持ってやることが重要です。
合計の所要時間:約55分
・妻が料理している間、子供と遊ぶ(40分)
・食卓の上を綺麗にする(1分)
・ゴミ袋がいっぱいになってきたら取り替える(1分)
・洗剤の補充・食洗機のフィルター掃除(3分)
・子供の入浴後、保湿クリームを塗って服を着せ、髪も乾かす(10分)
世の主婦から寄せられた「名もなき家事」に対する意見
パジャマを脱ぎっぱなしにせず洗濯機に入れて!
朝パジャマからスーツに着替える時に、パジャマを脱ぎっぱなしにしていってしまいます。
https://pamarry.com/topics/4121#comment-1702
さらにお風呂上りに汗をかいて拭いたタオルは、いつもそのままです。それを洗濯機に入れるという作業は名前のない家事になるのではないでしょうか。意外と面倒です。
うう。。これは僕も思い当たる節があります。脱ぎっぱなし無意識でやっちゃうんだよな〜笑
食器はせめて水につけておいてほしい・・
食べたら食べっぱなしが許せない。流しに運んで水をかけるだけで、私の食器洗いの速度が断然違います。そのため、夫には食べたら流しに運んで水をかけておくということをやってほしいです。それでも流しにたまったものを見るとがっかりするのですが。
https://pamarry.com/topics/4121#comment-1694
少しの思いやりで自然と行動も変わりますよね!
急かすなら、子供の着替えくらいしてよ!
家事全般をしていて準備がまだできないのか?
まだでれないのかと急かし続けてくる。そうおもうなら、子供のこと子供の着替えくらいさせてほしい。私に言われてからなにかするじゃなく考えて手伝ってあげるともうすこしはやくでゆことができるとかそう言う考えをできるようになってほしい。
https://pamarry.com/topics/4121#comment-1685
言われてからやっていては遅いんですよね〜。僕も良く言われます。
掃除機かければ、掃除だと思ってない?
ゴミをまとめたり、ほこりや汚れを拭いたり、これって一括りにしたら「掃除」だけど実際は名前のない家事だよね。旦那は掃除って掃除機かけるだけだと思ってるし…うちは旦那にゴミ捨てと掃除をお願いしてるけどこういう細かいところは伝えても結局忘れちゃうみたいで私がやってる。もう少し細かいところも気にして欲しいなあ。
https://pamarry.com/topics/4121#comment-1686
恥ずかしながら掃除機やったからいいでしょ?と思っていました。
でもこういう意見があることを知ることで世の男性の意識は変わりますよね!
洗面所使ったら綺麗にしてくれるとうれしい・・
洗面所の使い方がありえないくらい汚いので、水を飛ばした鏡をふいてくれたり剃ったヒゲが散らばった洗面台を綺麗にしてくれたらうれしいです。きれいで当たり前かと思っているみたいで汚しっぱなしが普通で気分が落ちます。
https://pamarry.com/topics/4121#comment-1665
ヒゲ!!!!!これは汚い。やめてあげて!笑
僕が休日にやっている「名もなき育児」
①休みの日に子供と1日遊ぶ
朝、妻が起きる前に、子供とお出かけし、1日外で遊ぶ。そして夕飯前に帰宅するということを時々やっています。
休日は夫だけでなく、妻も休みであるという自覚を持つことで、自然と今日は妻にしっかり休んでもらおうという考えになるはずです。
とくに男性はサボったり自分の時間を作る口実が作りやすいですが、子育てをしている女性で自分の時間がないと悩む方は多いです。
②休日に遊びに行く場所を決める
家事・育児を何もしない頃の僕は、妻が立てた休日のプランに従うだけの男でした。
ただの運転手で、完全に受け身なので楽しむこともできません。
思えば付き合っていた頃は毎回僕がデートプランを立てていました。。
めんどくさがり屋でも「名もなき家事」を続ける4つのコツ
マイナビウーマンの記事ではめんどくさいと感じる時の心理をこのように解説しています。
・楽しさを見いだせない時
https://woman.mynavi.jp/article/191203-3/
・苦手なものをやる前
・やり方がわからない時
・長い時間がかかる時
・義務感を覚えている
・強制を感じている
・疲れている
個人的に重要だと感じる部分が赤文字の箇所です。
これらを工夫することで、めんどくさがり屋でも「名もなき家事」を続けることができます。
続けるコツ①やり方を妻に聞いてみる
普段家事をしてこなかった夫が中途半端に、家事の一部をやっても、妻からすると調子が狂ってしまいます。
「少しでも家事を手伝いたいと思うんだけど、何かやれることある?」と聞いてみてください。
この記事を見せて「名もなき家事って何がある?」って聞いても良いと思います。
その気遣いだけでも奥さんは喜んでくれると思うし、やることが明確になることでめんどくささは軽減されます。
続けるコツ②:時間を割り出してみる
僕がやってみて一番良かったと思うのは1つ1つの家事にどれくらい時間が掛かるか考えてみることです。
時間にしてみると意外と大したことではないことに気づくはずです。
朝やっていること
- 子供が起きたらリビングに連れて行く(1分)
- 洗濯物の振り分け(1分)
- 洗剤の詰め替え・フィルター掃除(3分)
- 子供の髪を梳かし、服を着替えさせる(5分)
- カーペットをコロコロで掃除(3分)
帰宅後にやっていくこと
- 妻が料理している間、子供と遊ぶ(40分)
- 食卓の上を綺麗にする(1分)
- ゴミ袋がいっぱいになってきたら取り替える(1分)
- 洗剤の補充・食洗機のフィルター掃除(3分)
- 子供の入浴後、保湿クリームを塗って服を着せ、髪も乾かす(10分)
続けるコツ③:義務ではなく自分が幸せになるためだと考える
実際僕は、名もなき家事を積極的に行うようになってから、自分自身が幸せになっていると感じています。
毎日ダラダラと過ごし、妻に負担をかけ、夫婦関係がこじれるより、
毎日少しの時間で家事を行い、夫婦仲が良くなるほうが良いとは思いませんか?
続けるコツ④:疲れている時は素直に「ごめんね」
そうはいっても、さぼることはあります。
僕自身、上であげてきた名もなき家事を毎日完璧にこなしているわけではないですし、ルールとして必ずやります宣言をしているわけでもないです。
普段の良好な夫婦関係が築けていれば、「今日は疲れてるから、ごめんね」の一言ですむはずです。
また、妻が代わりにやってくれた時にしっかりと言葉で感謝を伝えることも大切です。
「あ!〇〇をやってくれたんだね!ありがとう。」と具体的に伝えてあげることで、奥様も見てくれていると嬉しくなります。
【まとめ】「名もなき家事」は夫婦仲を改善し、結果として自分が幸せになる
僕たち夫婦は今でこそ夫婦円満だといえますが、かつてはダメ夫で家事・育児は何もしてきませんでした。
そのせいで妻にはストレスが溜まり、小言を言われ、それに腹を立て言い返す、の繰り返しでした。
そのような悪循環から抜け出し夫婦仲を改善するには小さいことからでも始められる「名もなき家事」がおすすめです。
綺麗事を言うつもりはありません!
妻や家族のためというより、自分が幸せになるための少しの手間と考えたら、面倒でもやった方が良いと思いませんか?
家事・育児をやらなかった頃は、家に帰るのも億劫で、家庭は気の休まらない場所でした。
家事・育児に積極的になってからは夫婦仲が良くなったおかげか、家が好きになり、幸せと感じる瞬間が増えた気がします。
この記事とあわせて夫婦のお悩み掲示板「名前のない家事ってどのぐらいある?」というトピックもチェックしてみてください。
男性の方は、世の女性の意見を聞くことで参考になることも多いと思います!
また女性の方であれば共感できること間違いなしです!よかったらあなたの意見もこちらからお聞かせください。