どんなに仲の良い夫婦であっても、心のどこかで不倫したいと思っている人はいるでしょう。
結婚する前は、異性から求められることが多かったけど、結婚したらなくなった。
└安定しているけど、少し寂しい…!
とはいえ、不倫願望はあっても実際には行動に移せないでいる人も多いのではないでしょうか?
出会い系アプリなどで異性と出会うことが当たり前になりつつある現代、不倫のハードルも下がっていると言えそうです。ネット上には、掲示板や既婚者専用の出会い系アプリなども存在します。インターネットの普及により、ひと昔前よりも不倫の第一歩を踏み出すのが簡単になっていると言えそうです。
しかし、不倫には大きなリスクが伴うことを忘れてはいけません。もし、あなたが今、不倫したいと思っているなら知っておくべきことがあります。
この記事では、不倫したいと思っている人に向けて、不倫のリスクについて詳しく解説します。また、不倫願望を断ち切る方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
不倫したくなるのはなぜ?パートナー以外に求めてしまう理由とは?
そもそも、なぜ不倫したくなるのでしょうか?
不倫は、決して人から褒められるような行為ではありませんよね。
理性のある人なら不倫はやってはいけないことだと分かっているはずです。しかし、もともと不倫願望のない人であっても、ちょっとしたきっかけによって不倫に興味を抱いてしまうことはあるようです。
ここでは、不倫したいという気持ちになるきっかけについて解説します。以下のようなきっかけで、理性が揺らぐ可能性があるので注意しましょう。
不倫のきっかけその①:夫婦仲がうまくいっていない
長い間、結婚生活を送っていれば、楽しいことばかりではなく、嫌なことや辛いこともあるのが当たり前です。時には夫婦の間でぶつかり合うこともあるでしょう。
夫婦仲がうまくいっていない時というのは、不倫したい心理状態に陥りがちです。
パートナーに冷たい態度をとられたり、自分の気持ちを理解してもらえなかったりなどの日々が続けば不満は積もるばかりです。パートナーに尽くすのが虚しくなってしまうこともあるでしょう。
夫婦仲が不穏な状態は、パートナー以外に「癒し」を求めがちです。
夫婦間の悩みを相談した相手と不倫に陥るケースは、不倫によくあるパターンですよね。
「コメント:夫婦仲が上手くいっていないときは、不倫に陥りやすいため注意が必要です。」
不倫のきっかけ②:性的欲求を満たしたい
- 夫とはもう数ヶ月やってない
- 妻とはもうしばらくなっていない
子供が生まれてから、特にこのようなマンネリ化しいる夫婦やセックスレスの夫婦の場合には、自分の性的欲求を満たしたいという気持ちから不倫に走ってしまうことがあるようです。
いつも「同じ」であることは安心感がある反面、新鮮味に欠けることはあるでしょう。
特に夜の営みに関しては、マンネリ感を感じ気持ちが冷めてしまう人もいます。
また、パートナーからセックスを拒まれた経験から、プライドが傷付いたり、誘いにくくなったりしてセックスレスに陥ってしまう夫婦は少なくありません。特に男性は、性欲を押さえることが大きなストレスとなり、自分の性欲を満たすために不倫に走ってしまう傾向があります。女性も例外ではありませんが、セックスレスは不倫する確率が高まると言えるでしょう。
パートナーに満たしてもらえない欲求を処理するために、他へと目を向けてしまうのかもしれませんね。
不倫のきっかけ③:刺激やスリルを求めている
結婚して正式なパートナーがいるにもかかわらず、リスクを冒して不倫していることは、時として人の感情を刺激し高揚させることがあります。
結婚して長い間一緒に生活していると、恋人同士だったころのようなときめきや恋愛感情は薄れていきがちです。
毎日同じパートナーと顔を合わせ、代り映えのない日常を過ごしているとマンネリ感からつまらないと感じてしまう人もいるようです。
許されないことをしている背徳感は、変わり映えのない日常に刺激を与えてくれるのでしょう。
家族としての情が強くなることで、刺激的な関係を保つのはなかなか難しいのかもしれません。いい意味でも悪い意味でも夫婦関係が安定することで、他に刺激を求めたくなってしまう人はいるようです。
不倫のきっかけ④:結婚してもモテたい願望がある
不倫したいと思っている人のなかには、異性からチヤホヤされたいという願望が強い傾向にあります。
結婚していて愛するパートナーがいたとしても、異性からモテたいと思っている人は意外に多いようです。
年齢を重ねても、自分はまだ若くて魅力的であるということを確認するために不倫に走ってしまう人はいます。
不倫することで、結婚しているにもかかわらず、自分はモテると実感し自己肯定感がアップするのでしょう。
特に、結婚前からモテたい願望が強かった人は注意が必要です。
異性からおだてられるとつい調子に乗ってしまうようなタイプの場合、結婚してもモテたい願望が収まらないなんてことは少なくありません。
不倫のきっかけ⑤:ドラマやニュースの影響を受けている
不倫したいと思うきっかけとして、ドラマやマンガ、ニュースなどの影響も考えられます。
ネットニュースや週刊誌では、毎日のように有名人や芸能人たちの不倫騒動が取り上げられています。
思いがけないような人が不倫していることで、身近に感じてしまうこともあるようです。
また、不倫をテーマとするドラマやマンガも数多くあり、人気を集めています。
主人公につい感情移入してしまう…なんて方も多いのではないでしょうか?
自分にとって別世界の出来事と思っていても、目や耳にする機会が増えることで影響を受けてしまいモラルが揺らいでしまう人は少なくありません。
必ず知っておきたい!不倫に伴う7つのリスク
人の気持ちは、他人には簡単に変えることはできません。不倫するもしないも決めるのはあなた自身です。
とは言え、不倫にはさまざまなリスクが伴います。
実際に不倫してから後悔するのでは、遅すぎるということを知っておきましょう。
ネット上に、不倫したい気持ちが抑えられないという人からの相談が投稿されていたのでご紹介します。
不倫するのであれば、それ相応の心構えが必要です。どうしても不倫するのであれば、不倫によって考えられるリスクをしっかり把握しておきましょう。
以下では、不倫のリスクについて詳しく解説します。
不倫のリスク①:慰謝料を支払う必要がある
万が一、不倫が発覚した場合、被害者である不倫された側の配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。
不倫による慰謝料は、100万〜300万円くらいが相場といわれていますが、状況によっては、300万円以上の多額な慰謝料を請求されるケースも少なくありません。もし、話し合いで解決できない場合は、裁判に発展する可能性もあります。
請求を無視した場合などは、話し合いを挟まず、いきなり裁判を起こされるケースもあるでしょう。
裁判に発展した場合は、手間や時間がかかるのはもちろん、費用もかかります。
弁護士への依頼費用の相場は、着手金が15万〜30万円、成功報酬が15万〜30万円に加え、減額できた額の10%程度が一般的です。また、裁判は公開で審理されるため、誰でも傍聴できる状態に置かれるということも知っておきましょう。
不倫のリスク②:離婚に発展する可能性がある
不倫が発覚すれば、パートナーから不倫を理由に離婚を求められることが考えられます。
不倫による「不貞行為」は、法律で離婚できる条件の1つとして定められています。
裁判で不貞行為が認められれば、自分が望まない場合であっても、離婚が認められる可能性は高いです。
離婚することになった場合、慰謝料だけでなく財産分与や離婚までの間、婚姻中のパートナーに支払う生活費などの婚姻費用も取り決める必要があります。子どもがいる場合は、親権や養育費、面会交流など決めごとは多岐にわたります。
親権がとれない場合は、子どもと離ればなれになることも覚悟しなければなりません。
なお、原則として不倫した側からの離婚請求は認められないとされています。
不倫相手と再婚したいなどといった理由から、不倫した側から離婚を請求してもパートナーが応じない限り、離婚成立は難しいのが現実です。仮に、パートナーと別居して不倫相手と一緒に暮らし始めたとしても、法律上の夫婦関係は継続したままです。
基本的にパートナーに対する扶養義務がなくなることはありません。
パートナーの収入状況にもよりますが、生活費などを支払う義務があるため、経済的に苦しい状況に陥る可能性もあるでしょう。
不倫のリスク③:親や兄弟、親族、友人からの信頼を失う
世間一般的に「不倫=やってはいけないこと」と認識されています。
もし、不倫していることが周りに知られた場合、今まであなたが築き上げてきた信頼は全て失うことになるでしょう。
たとえ、親や兄弟、親族であっても、疎遠になってしまうことも考えられます。
今まで親や親族から援助や協力を得ていた場合、打ち切られてしまうこともあるかもしれません。
不倫は夫婦2人の問題ではあるものの、夫婦双方の親や兄弟姉妹も迷惑をこうむる可能性が高いです。
不倫された側の親族は傷つき、不信感を抱くことになるでしょう。
冠婚葬祭などで親族同士が顔を合わせる機会に嫌な思いをしたり、肩身が狭い思いをしたりすることになるかもしれません。
親や兄弟、親族だけでなく、友人との仲にも亀裂が入ってしまうことも考えられます。
友人の中には、不倫された経験があったり不倫が原因で両親が離婚していたりする人もいるかもしれません。
不倫を絶対に許せない人にとって、あなたの不倫は許しがたい行為に映って当然です。
不倫のリスク④:仕事に支障をきたす可能性がある
不倫したことが会社に知られた場合、信用を失い仕事に支障をきたす可能性が高まります。
特に、不倫相手が会社の上司や部下、同僚などの社内不倫であれば、あっという間に社内でうわさが広がってしまう危険があります。不倫関係が社内で発覚した場合の影響は大きいものになるでしょう。
場合によっては、降格や減給などの処分を受けることも考えられます。
処分を受けなくても、昇進や昇給など出世に影響を及ぼすことはあるかもしれません。
会社に居づらくなってしまい、結果的に自主的に退職することになってしまう…なんてことも考えられます。
たとえ、仕事とプライベートは別と割り切れるタイプであっても、周りの目を気にしながら居心地の悪い職場で働き続けるのは辛いのではないでしょうか?
職を失えば、家庭にも当然影響が出るため、ダメージの大きさは計り知れないと言えるでしょう。
不倫のリスク⑤:子どもに影響を及ぼす
子どもがいる夫婦の場合、不倫問題が発覚したとき、まず気になるのが子どもへの影響です。
まだ幼くあまりものごとを理解していないような子どもでも、何かしらの変化や影響があることは十分に考えられます。
子どもは大人が思っている以上に、感受性が強く環境の変化に敏感です。子どもがいる夫婦の場合、子どもに与える影響は見逃せませんね。
両親の関係が不仲だと、精神的に不安定になったり、恐怖心から依存症になったりするケースも少なくありません。
家庭内で日常的にストレスや不安を抱えていると、保育園や幼稚園、学校でのトラブルが増えることもあるようです。
両親の不倫問題は、幼少期だけでなく大人になってからも子どもの心に爪痕を残す可能性があります。
異性に対して恐怖心や不信感があり「恋愛恐怖症」に陥ってしまうことも考えられます。
反対に、「恋愛依存症」に陥ってしまうケースもあるようです。
幼少期におかれていた環境は、子どもに大きな影響を与えると言えるでしょう。
不倫のリスク⑥:本気では愛してもらえない
不倫関係の場合、お互い本気にならないように予防線が張られている状態で交際していることがほとんどでしょう。しかし、本気になってはいけないとはわかっていても、自分の感情をコントロールするのは難しいものです。
もし、あなたが不倫相手に本気になってしまったとしても、不倫相手もあなたと同じ気持ちでいるとは限りません。
不倫相手にも家庭がある場合は特に、遊びである可能性が高いです。
本気で愛してもらえる可能性は低く、結局自分だけが辛い思いをするはめになるケースがほとんどです。
不倫のリスクその⑦:自責の念を抱えて生きる
もし、パートナーをはじめ周りの人に不倫が発覚することなく関係が終了したとしても「不倫をした」という事実には変わりありません。不倫は自分本位な行為であり、パートナーへの罪の意識は大きいでしょう。
「不倫をした」という自責の念を抱えて生きていく人は少なくありません。
また、不倫が発覚して多くの人に迷惑をかけた場合、さまざまなダメージが考えられます。
たとえ不倫問題が解決したとしても、不倫された相手はあなたのことを一生恨み続けることでしょう。
多額の慰謝料を請求された場合は、あなたの生活にも大きな影響を及ぼすはずです。
経済的にも社会的にも大きなリスクがある不倫は、経験してから後悔するのでは遅すぎると言えるでしょう。
パートナー以外に魅力的な方が出来てしまう前に
既婚者が不倫によって、夫または妻以外の人と性的関係を結ぶことは「不貞行為」であり、法律でも離婚できる条件の1つとして定められています。
心の中で不倫したいと思っていても一歩踏み出せずにいる人は、不倫はいけないことだと分かっているはずです。
また、現在進行形で不倫している人の中にも、罪悪感を感じつつも関係を断ち切れないで悩んでいる人も多いようです。
不倫は、周りの人を傷つけたり苦しめたりするだけでなく、不倫している自分にも大きな苦しみを伴います。
不倫している多くの人は、不倫関係を解消したくても解消できずに苦しんでいるのが現実です。
心の隙や弱さから不倫に走らないためには、自制心を保つのはもちろん、現状を満たしてあげるのがポイントですよ!
ここでは、不倫したい気持ちを断ち切る方法について解説します。後悔しないためにも、ぜひご一読ください。
不倫が発覚した際のリスクを考え、危機意識を持つ
もし、まだ不倫の第一歩を踏み出していないのであれば、不倫が発覚した時のリスクを考えて、冷静になることが大切です。
一時的な感情や気の迷いから、一線を越えて不倫してしまった…などということにならないためにも冷静になりましょう。
先述した通り、不倫にはさまざまなリスクが考えられます。
パートナーを失うのはもちろん、慰謝料を請求されたり、社会的信用を失ったりなど、今まで積み上げてきた全てを失う可能性があります。
不倫のリスクをしっかり想定して危機意識を高めることで、自らの行動を自制できるのではないでしょうか?
夫婦円満を心がける
そもそも、不倫したいという気持ちに陥りやすいときというのは、夫婦関係が上手くいっていないときがほとんどです。
夫婦関係が満たされていて幸せであれば、気持ちが他に向かうことは少ないでしょう。
とは言え、仕事や家事、育児で忙しくしているとついパートナーにきつく当たってしまうこともありますよね。
おいしいものを食べたり、ゆっくりと休息をとるなどして、日ごろのストレスはこまめに発散しましょう!
できるだけストレスを溜めこまないことが大切です。
人生を共にするパートナーとして、夫婦で良い関係を保つのはもちろん、異性としてきちんと向き合うことも必要です。
最近会話が少ないな…と感じたら、意識してコミュニケーションやスキンシップをとるようにしましょう。
没頭できることを見つける
不倫したい気持ちを断ち切るには、自分が没頭できることを見つけるのも効果的です。
目の前の仕事に集中したり、趣味や習い事、資格取得などにチャレンジしたり、自分がやりたいことをとことん追求してみましょう。
つまらない毎日に刺激を求めているなら、不倫以外にもいくらでも方法はあるはずです。
むしろ不倫以外の方法をとった方が、リスクなく自分の心を満たしてあげられますよ。
自分が没頭でき真剣に打ち込めることを見つけて毎日を充実させられれば、不倫したい気持ちは紛れるはずですよ!リスクの高い不倫に踏み出す必要はありません。
ペットを飼ってかわいがる
好きになったり愛したりする対象は、人間だけではありません。
自分の溢れる愛情を注ぐ対象として、人間ではなくペットへ注ぐのも1つの方法です。
犬や猫などのペットは癒しを与えてくれます。ペットをかわいがることで、愛するという欲望が満たされ、不倫したい気持ちが紛れる場合もあります。
住宅環境により、犬や猫などが飼えない場合は、ハムスターや爬虫類などもおすすめです。異性以外でかわいいと思える対象を見つけて不倫したい気持ちを断ち切りましょう!
お酒の場は控えるようにする
不倫したい気持ちがある人は、できるだけお酒を飲む機会を減らすようにすることをおすすめします。
お酒を飲むとどうしても気持ちがゆるむため、隙ができてしまいがちです。
不倫が始まるきっかけが、お酒の場であるケースは少なくありません。
お酒の影響で、本能が丸出しになってしまい感情が抑えられなくなる危険性も高まります。
素面の状態では、不倫はいけないことだと分かっている人でも、飲んだ勢いで男女の関係性を持ってしまうことも考えられます。少しでも感情のコントロールができなくなる心配があるなら、職場の飲み会などお酒の席に行くのは控えるようにしましょう。
不倫はいけないことだと分かっているなら、お酒を入れずに理性を保つことで、間違った行動を起こすリスクを回避できるはずですよ。
「推し活」に励む
現実世界では付き合うことはない芸能人やアイドル、アニメの主人公、声優などを好きになって「推し活」するのも1つの方法です。特に、結婚してからもパートナー以外の誰かを愛したいという気持ちが強い恋愛体質の人は、推し活することで不倫したい気持ちを断ち切れるかもしれません。
ネット上に、推し活しているお陰で不倫せずに済んでいるという投稿も見受けられました。
「推し活」により気持ちが満たされるケースもあるようです。
実は、不倫がしたいわけではなく、常にときめいていたかっただけなのかもしれませんよ!
推し活は、恋愛感情特有とも言えるドキドキしたり、キュンキュンしたりする気持ちが味わえます。
気になる推しを見つけて、思う存分トキメキましょう。
推し活なら、不倫のように誰かに迷惑をかけたり、罪悪感に苛まれたりすることなく、思いっきり幸せな気分が味わえますよ。
まとめ
結婚している多くの人は、不倫はいけないことだと分かっているはずです。
しかし、ちょっとしたきっかけで不倫したい気持ちに陥ってしまう人は少なくありません。
不倫したい気持ちになるきっかけは、夫婦仲がうまくいっていないときや自分の欲求を満たしたい、刺激やスリルを求めているなどさまざまです。報道やドラマの影響で理性が揺らぐこともあるでしょう。
しかし、不倫には大きなリスクが伴うことを忘れてはいけません。不倫したい気持ちを断ち切るには、不倫が発覚した際のリスクを考え、危機意識を持つことが大切です。
夫婦関係が上手くいっていない場合は、意識してコミュニケーションやスキンシップをとって夫婦円満を心がけましょう。
不倫がいけないことだと分かっているなら、ぜひ今回の記事を参考にして、不倫したい気持ちを上手に回避してください。
今のパートナーとの生活を大切にしましょう。