「ごめんね」が言えない旦那…。謝ったら負けだと考える夫の心理状態と効果的な対処法

夫よ「ごめん」の一言が何で言えないの?妻にだけ謝れない旦那の心理と効果的な対処法

夫婦喧嘩になると、いつもわたしから謝ってばかり…。

夫のミスで問題が起きたのに「ごめん」のひと言も言ってくれない夫に、イライラしている奥様は意外と多いようです。

わたしの友人も喧嘩になるとまず先に、妻である自分が謝ると言っていたことがあります。
ひとつ屋根の下で、喧嘩が長引くのは精神的に辛いですからね。

しかし、なんとか仲直りしたとしても旦那は「俺も悪かった」なんてひと言も言わないのだとか。

妻としては、喧嘩が収まってよかったと思う反面、ちょっと引っかかるものがありますよね。
どうして、あなたは謝らないの?」と、納得できないのは当然

一体なぜ夫は素直に謝罪ができないのでしょうか?
頑固な旦那の心理を探り、奥様の気持ちを解消できるような対処法を、一緒に学んでいきたいと思います。

目次

旦那が「ごめん」と謝れない理由4選

夫が謝らない理由①:奥様に甘えている

夫が「ごめんね」と謝らない理由①:奥様に甘えている

同僚や友人相手なら素直に謝ることができる旦那なのに、奥様に対してだけ「ごめん」を言わないのなら、「この人なら許してくれる」という甘えがあるのだと思います。

特に、いつも奥様から謝るパターンで仲直りをしているのなら、それが当たり前になってしまったのかもしれません。
自分が謝らなくても「そのうち妻から謝ってくるだろう」と考えています。

他人とは違い、相手が妻や家族の場合「言葉にしなくてもいっか」という甘えが生じるのは、ごめんのひと言に限りません。
「ありがとう」や「おやよう、おやすみ、いただきます」などの言葉でもありがちなこと。

言葉にしなくても、妻なら許してくれるだろうという甘えが出てしまうのかもしれません。
もしそうだとしたら、奥様は感情的にならずに、冷静に自分が不快な思いをしていることを伝えてみる必要があります。

夫が謝らない理由②:謝ったら負けだと思っている

夫が謝らない理由②:「謝る=負け」だと思っている

ごめんが言えない旦那は夫婦が揉めたとき、夫婦喧嘩に勝とうとしているのかもしれません。

そもそも夫婦喧嘩は、勝敗を決めるためにしているのではありませんよね。
夫婦喧嘩は「相手が何に不満を感じているのか?」という、ふたりの理解を深めるキッカケにすぎないので、そこで相手に勝っても意味がありません。

むしろ「怒ってごめん」と素直に謝って高ぶった感情を収めることのほうが大切なはず。

しかし「謝ったら負け」という意識を持っている旦那は、とても頑固でプライドが高いので「ごめん」のひと言が言えないんですよね。そのプライドの高さは、自信のなさが原因だと思います。

夫が謝らない理由③:奥様に劣等感を感じている

夫が謝らない理由③:奥様に劣等感を感じている

旦那が、奥様に対して劣等感を抱いているから謝れないというパターンもあるようです。

自分に自信を持てずにいる旦那は、しっかり者の奥様から正論を言われると、叱られているようで惨めな気持ちになってしまうのかもしれません。

奥様としては責めているつもりはなくても、実は旦那は「やっぱり俺はダメなんだ」と傷ついていて、自分のプライドを守ろうとして謝れない夫になってしまうのでしょう。

夫が謝らない理由④:自分の非を認めたくない

実は、わたし自身も結婚当初は、謝ることに抵抗がありました。
結婚してから夫との喧嘩が増えましたが、自分の非を認めたくなくて「ごめんね」と言えなかったんです。
「謝ってしまうと、わたしが悪いことになってしまう」という気持ちでした。

非を認めたくないという気持ちの裏には、自己肯定感の低さからくる「自分を否定しないでほしい、認めてほしい」という気持ちがあったのかなと、自己分析しています。

先ほど書いた「奥様に劣等感を感じている」と似ていますが、もともと自分を肯定できていないので、非を認めてしまうと、まるで自分には存在価値がないかのように感じてしまうのです。

「ごめんね」と自分から謝れない頑固な夫の対処法

先ほど、「謝る=負け」や「自分の非を認めたくない」などの心理をご紹介しましたが、そのような理由で素直になれず、「ごめん」が言えない頑固な旦那の対処法について考えてみようと思います。

謝れない旦那への対処法①:
「喧嘩をしたら謝る習慣を子供に教えたい」と伝える

謝れない旦那への対処法①:喧嘩をしたら謝る習慣を子供に教えたいことを伝える

これまで喧嘩をしたとしても夫婦二人の問題でした。
しかし、お子様がいる家庭では二人の問題だけではありません。

喧嘩している姿を子供は見ています。
夫が悪いことをしても「ごめんね。」と謝らない姿を見ています。
このように子供は普段から夫婦の振る舞いを観察しながら、学び成長していきます。

夫への気持ちの伝え方

頑固で自分から謝ることが出来ない夫には、次のような伝え方をしてみてはいかがでしょうか。

私たちの子供は、悪いことをしたら自分から謝ることができる大人になってほしい。
だから協力してほしいな。

こんな大人に育って欲しい気持ちを旦那にも伝えてみましょう。
二人で良いお手本になるようにしていこうね。と旦那の考え方を変えていくことで謝ることができるようになっていきますよ。

謝れない旦那への対処法②:
否定をしない

謝れない旦那への対処法②:否定しない

旦那が自分の非を認められないのは、それを認めてしまうと自分の存在価値がないように感じてしまうからかもしれません。
自分に自信がなく、ちょっと心が弱いんですね。なので、普段から旦那を否定しないことが大切です。

「あなたは間違ってる」なんて否定すれば、旦那は自分を守ろうとして、さらに謝らない夫になっていくと思います。

具体的な対処法

もし、旦那が言い訳をしたら「そっか、そうだったんだね」と一旦こちらが引き、「そういうことってあるよね」と旦那を肯定します。旦那が「君が間違っている」と奥様に言ってきたら、「確かに、わたしも間違っていたかもしれないね」と、旦那の意見を認めます。

そのうえで、「でも、わたしも辛かったよ」「わたしはこうして欲しかったよ」と自分の気持ちを伝えます。

すぐに効果は出ないかもしれませんが、「わたしはあなたを否定しない」ということを伝え続ければ、旦那も自分自身を認められるようになり、素直になれると思いますよ。

謝れない旦那への対処法③:
旦那の自己肯定感を高めてあげる

謝れない旦那への対処法③:旦那の自己肯定感を高めてあげる

自分に自信がなかったり、自己肯定感が低い旦那は、奥様から間違いを指摘されても言い訳ばかりで、自分の非を認めないことがあります。

  • 俺は悪くない
  • そういうつもりじゃなかった
  • そんなことは言ってない
  • そんな話は聞いてない
  • 本当のことを言っただけ

このような言葉で反発し、自分を守ろうとするんです。

自分に自信がないから謝れないのであれば、そんな旦那をちょっとかわいそうだと感じませんか?
ここはぜひ、奥様の愛情で旦那の自己肯定感が高まるように、協力してみてはいかがでしょうか。

自分の存在価値を認められるようになれば、頑固な旦那も素直に「ごめん」が言えるようになると思いますよ。

夫の肯定感を高める具体的な方法

定番の方法として「褒める」というのがありますよね。
それも良い方法ですが、それ以上に謝れない旦那に有効な方法は次の通りです。

  1. とにかく責めない
  2. 否定しないこと
  3. 夫を認めること

これらが良い夫婦の関係を築く上で必要不可欠です。

褒めるのもいいんですが大げさに褒めるより、夫の考え、夫の言動、夫の生き方などを
「それ、いいと思うよ」と受け入れて認めるという感じでしょうか。

同時に、例えば夫がなにか失敗したら「大丈夫?」「オーケー、オーケー」「そのくらい、なんてことないよ」「わたしもこの間同じ失敗したよ!」と責めずに励ますんです。

すると「失敗してもいいんだ」という安心感を得られると思います。
あとは奥様の言い方も気をつけたいですね。

夫へのNGな伝え方

「違うでしょ!」「おかしいよ!」「なんでそうやるの?」という言い方はせず、「こうしてほしい」「このほうが助かる」「それもいいね!こういう方法はどう?」などがいいですね。

謝れない旦那への対処法④:先輩ママにアドバイスをもらう

謝れない旦那への対処法④:先輩ママにアドバイスをもらう

夫婦関係の悩みは何も一人で抱え込む必要はありません。
特に夫に対してストレスを感じている人は、経験豊富な先輩ママ達に相談することも一つの手です。

もちろん、親族やママ友に相談することも一つの手ですが、夫婦関係がうまくいっていない事を他人に知られたくない人も多いはずです。

そのような人は、インターネットのコミュニティなどで匿名で相談することも有効です。
本サイトでは、夫婦のお悩みコミュニティー機能もご用意しております。
これまでに夫婦の悩みや不満など多種多様な相談がありますので、ぜひこの機能を活用してご自身の悩みを相談してみてください。

謝らない夫を「謝らせることに成功した!!」ママ達の体験談

弊社の運営する「夫婦のお悩み掲示板」にて、旦那が謝れないのはなぜ?謝らせる方法は?について調査をした結果、35名のママ達が次ような回答いただいておりますので一部抜粋してご紹介します。

旦那様の性格を分析した上で我が家で行っている対処法を解説していますので、ぜひ活用してみてください。

自分の方が偉いと思っている夫を謝らせた体験談

夫が謝れないのは、自分の方が稼ぎが多いからえらいと思っているからです。
稼ぎが多いからえらい?そんなこと誰が決めたの?何がえらいの?全く持って意味が分かりません。

だから私は言います。
私より少し稼ぎがいいだけでその態度?馬鹿じゃないの?何もできないのにと。
そうすると、少し意欲減退するようです。

旦那が謝れないのはなぜ?謝らせる方法は?

夫が謝れないのは、「俺様」と思っているから。本当に何様のつもり?だから絶対に謝らないのです。そんな時には、何を話しかけてきても、私は徹底無視をします。そうすると少し向こうが折れてくるから。私からはおれません。

旦那が謝れないのはなぜ?謝らせる方法は?

自分の方が立場が上だと思っている旦那に自分から謝れない傾向がありました。
また、そのような男性への対処法として、徹底的に抗戦することで、夫を気付かせる必要もあるという意見もあります。

プライドが高い夫を謝らせた体験談

①:子供を活用して気づいて貰う

夫は学歴が高い為かプライドが高く、自分が悪くても素直に謝りません。
私がいくら言っても謝らないので、そんな時は5歳の娘から「今のはパパが悪いよ。ママに謝ってと」と言ってもらうと、謝ってくれます。5歳の娘にデレデレの夫です。

旦那が謝れないのはなぜ?謝らせる方法は?

妻の意見を素直に聞くことはできないけど、第三者(子供や親)などを活用することで自分が悪いことに気づいてもらうことも一つの手です。

確かに言い合いをしている相手から、「謝ってよ」と言われても素直に受け入れないこともありますよね。
対して、自分の子供からパパが悪いと言われたら、素直に受け入れて謝らざる得ないですよね。

ぜひプライドが高い夫をもつ女性は、子供と協力して悪いことを気づいて貰うのも良いかもしれません。

②:先に妻が謝り、空気を柔らかくしてから「あなたも謝って」と伝える

喧嘩をすると無口になるし絶対に謝らないうちの旦那…。
きっとプライドが高くて先に謝りにくいんだと思います。

だから喧嘩の原因で「私は悪くない!」と思っても、「怒ってしまったのは悪かった。ごめんね。」という気持ちで先に謝るようにしてます。そうすると旦那も謝ってくれます。

旦那が謝れないのはなぜ?謝らせる方法は?

どうしても謝ることが出来ない旦那の場合は、イライラする気持ちをグッと堪えて「ごめんね。」の一言を先に伝えてみることも有効です。

妻が謝ることで夫も、意地を張って謝ることが出来ない自分に、気づいて素直に謝りやすくなります。

どうしても謝らない旦那と夫婦円満に過ごすには?

どうしても謝らない旦那と夫婦円満に過ごすには?

これまで謝らない旦那の特徴と、対策方法について解説しましたが、どんなことをやっても謝ることが出来ない亭主関白のような場合、どのようすれば夫婦円満に過ごすことができるのでしょうか。

「夫は謝ることが出来ないもの」と諦めて妻から謝り、円満を保つ

男性脳・女性脳という言葉があるとおり、男女で考え方が異なる部分があります。
そのため、男性の中には競争心が強く、謝ることが出来ない男性も少なからずいることも事実です。

そのため、いっそのことその場を収めるために女性が大人になり、謝ることで夫婦円満を保つことが出来るかもしれません。しかし、悪くもないことに対して、謝り続けるのは、女性の負担が大きいですよね。

いつかは旦那に対してどうして欲しいか妻としての意志を伝える必要があります。

適度な距離感を保つ

長年、夫婦で生活をしていくと夫が機嫌が悪くなる瞬間などが分かるようになってきますよね。
それであれば、旦那とは適度に距離を保ち、喧嘩になりにくいような生活をすることをおすすめします。

必要以上にパートナーのプライベートに干渉をせず、自分は自分の楽しみを見つけることで、相手に対するイライラも軽減することが出来ます。

適度な距離感を保つための方法

  1. 必要以上にパートナーに干渉しない
  2. 各々自分の楽しみを見つける
  3. 自分の気持ちを相手に押し付けない
  4. 一人になりたい時に邪魔をしない
  5. 時には、言葉で言いたいことを伝える

まとめ

本記事では、「ごめんね」の一言すら、言えない旦那の心理とその対処法について解説しました。

頑固で謝れない夫は、自分に自信がなく、自己肯定感が低いのかもしれないということを頭に置いておくと、奥様も少し優しい気持ちになれるのではないでしょうか。

この記事を書いているわたし自身も、否定されたり責められると「わたしは悪くない!」と意地を張りたくなるタイプです。そんな夫婦喧嘩も数多くしてきました。

相手を変えるというのは難しいのですが、夫の心を安定させることはできると思います。
奥様の言動が変わることで夫が安心感を得られれば、「ごめんね」と素直に謝れる男性に変化することは十分にありえますよ。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係・育児・子育てにまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦問題の解決、子育て・育児のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
https://fathering.jp/papafiles/common/20211206_batori.html
クーミル株式会社 代表取締役
https://coomil.co.jp/

目次