子どもが1歳半〜2歳くらいになると、そろそろオムツ外れが気になり始めるママも多いのではないでしょうか?
- オムツ外れの平均年齢は何歳くらい?
- トイレトレーニングをスタートさせるタイミングは?
- オムツ外れのコツはあるの?
など、オムツ外れに関する疑問はたくさんあります。
特にはじめて子育てをするママにとって、オムツ外れは分からないことばかりですよね。
ちなみに我が家では、娘が2歳1ヶ月の時に、「オムツが嫌だー!」となり、半ば強引にオムツからトレーニングパンツへ切り替えました。※)お漏らしをしてしまうため、1時間に1回程度トイレを確認する。
2歳4~5ヶ月目ぐらいから落ち着いてきて、普段はパンツで過ごして、夜にオムツを履いています!(たまにお漏らしをしてしまいますが…)
そこで今回は、気になるオムツ外れの平均年齢からトイレトレーニングのコツまでオムツを卒業するためのポイントを詳しく解説します。
これからオムツ外れをスタートしたいと考えている方やトイレトレーニングがなかなか進まない…と悩んでいるママやパパに役立つ情報が満載となっていますので、ぜひ参考にしてください!
みんなは何歳くらい?オムツ外れの平均年齢とは
子どもの成長スピードには個人差があるため、オムツ外れの時期もそれぞれ異なります。
とはいえみんなは何歳くらいでオムツ外れしているのか気になりますよね。
オムツ外れの平均は一体、何歳くらいなのでしょうか?
また、日中のおむつは外れたけど、夜間はまだという子も多いです。
ここでは、オムツ外れの平均年齢を日中と夜間に分けてそれぞれご紹介します。
日中のオムツ外れ:平均2~3歳
一般的に、日中のオムツ外れの平均年齢は2〜3歳くらいと言われています。
あくまでも平均なので「うちの子はもう4歳になるのに、まだおむつが外れていない」などと心配する必要は全くありません。
なぜなら、生活環境やからだの成長は子どもによってそれぞれ違うのが当たり前だからです。
保育園に通っていたり兄弟がいたりすると、周りの子や上の子のまねをしたり影響を受けやすいためオムツ外れが早い傾向があります。
日中のオムツ外れの平均年齢は2〜3歳くらいなのね!」と軽く認識しておくくらいで大丈夫ですよ。
夜間のオムツ外れ:平均4~5歳
日中のオムツ外れが完了しても、就寝中のオムツ外れはまだという子は少なくありません。
日中のオムツ外れよりも夜間のオムツ外れは長引くことがほとんどです。
夜間のオムツ外れの平均は4〜5歳くらいと言われています。
日中は尿意を感じて自らトイレに行けるようになっても、就寝中の夜間はトイレに起きることが難しいです。寝ている間の長い時間、尿を溜めておけるほどまだ膀胱が成長していないため仕方がないと言えるでしょう。
からだが大きくなるにつれて、夜間のおねしょの回数も少しずつ減っていくので心配いりませんよ!寝ている間の尿を溜められるようになるまでからだが成長するのを気長に待ちましょう。
いつから始める?トイレトレーニングのタイミングとは
オムツが外れるには、まずトイレトレーニングが必要です。
同じくらいの月齢の子たちがトイレトレーニングを開始したなどの話題が耳に入ると、うちの子もそろそろかな…と考えるママも多いでしょう。
しかし、子どもの成長には個人差があるため、同じ月齢であっても1人ひとりトイレトレーニングを開始するタイミングは異なります。トイレトレーニングを開始するタイミングは、子どもに合わせて決めてあげることが大切です。
子どもに合わせてスタート!トイレトレーニングの開始年齢はさまざま
1歳7〜8か月頃になると、歩き方もしっかりとして、簡単な問いかけに「はい」や「イヤ」といった言葉で返事ができるようになる子も増えてきます。
トイレトレーニングに必要な心身の発達が確認出来てからスタートさせることがスムーズに進めるポイントです。
トイレトレーニングは、2〜2歳6か月の間にスタートさせるママが最も多いようです。中には、1歳代からスタートさせるママや3歳を過ぎてからスタートさせたママもいます。トイレトレーニングの開始年齢はかなりばらつきがあるようです。
トイレトレーニングを開始する前に、子どもの心や身体が「トイレに行く」ための準備ができているかしっかり観察してあげましょう。
トイレトレーニングを始めるタイミングとは?
トイレトレーニングをスタートさせる具体的なタイミングは以下の通りです。
- トイレまで自分で歩いて行ける
- 便座やおまるにしっかりした姿勢で座っていられる
- おしっこの間隔が2時間以上ある
- 「ちょうだい」「イヤ」など自分の気持ちを簡単な言葉で伝えられる
- 大人のマネができる
上記の目安が全て揃っている必要はありません。1つでもあてはまるようであればスタートさせるタイミングです。しかし、あてはまる項目が多い方がスムーズにトイレトレーニングを進められるでしょう。
おしっこの間隔は、オムツ交換してからどのくらい経過したら濡れているのかをこまめにチェックすると分かりやすいですよ!
ママやパパの気持ちや時間に余裕があるかもポイント
かなり重要です!
余裕がないうちに行ってしまうと、お漏らしなどで本当に大変です…。
トイレトレーニングは子どもが主体ではありますが、サポートするママやパパに余裕があるかも重要なポイントです。
じっくりトイレトレーニングにむき合う時間と心の余裕があるときがおすすめです。また、2〜3歳頃はイヤイヤ期に突入する子も多いでしょう。
子どもとの関係が安定していないと、トイレトレーニングを開始してもなかなかスムーズに進まない可能性が高いです。
トイレトレーニングは一進一退の場合がほとんどです。ママやパパがじっくり取り組める時間と心の余裕があるときを選ぶようにしましょう!
トイレトレーニングを開始するのにおすすめの季節は?
トイレトレーニングをスタートさせるのは、薄着で過ごせる暖かい季節の春から夏がおすすめです。
薄着の季節であれば、トイレに行ってもすぐにズボンやパンツを脱ぐことができます。失敗して下着や洋服を汚してしまっても、洗濯物も乾きやすいのでママやパパの負担も少ないです。
タイツやズボンなど厚着している寒い季節は、トイレでの着脱に時間がかかってしまい失敗の可能性が高まります。さらに、厚手の洋服は洗濯物もかさばりますし乾きにくいため手間も負担も大きいです。
春から夏にかけてスタートできるのがベストですが、子どもの成長具合やトイレへの関心などを優先してあげてくださいね
トイレトレーニングをスムーズに進める7つのステップ
いざトイレトレーニングをスタートさせると言っても、一体なにから始めたらいいのかわからないママも多いでしょう。
ここでは、トイレトレーニングをスムーズに進めるために7つのステップに分けて解説します。
1つクリアできたら次のステップへ!あせらずゆっくり進めていきましょう。
ステップ①:まずは「トイレ」を知ってもらう
ご飯を食べることや着替えをすることは、ママもパパも子どもと一緒に日常的に行っています。しかし、トイレだけは子どもと一緒に行っていませんよね。
今まで排泄はオムツにするのが当たり前で、トイレの存在すら知らない子もいるはずです。
子どもがまだ何も知らない「トイレ」に行くことに、興味や関心をもってもらうことからトイレトレーニングはスタートします。
実際にママやパパがトイレに行くのを見せてあげると分かりやすいでしょう。
絵本やアプリ、映像教材などを利用して「うんち」や「おしっこ」ということばの意味を知ってもらうこともおすすめです。
ステップ②:トイレで便座に座ってみる
ステップ①で子どもがトイレに興味や関心を持ってくれたら、実際にトイレに誘ってみましょう。
トイレに対してよいイメージを持ってもらうためにも、明るく清潔なトイレにしておくことがポイントです。
子どもが嫌がらなければ、おまるや補助便座に座らせてみましょう。
実際のトイレを知ってもらい慣れてもらうことが目的です。
もし嫌がる様子をみせたら、無理に座らせたりする必要はなく、もう一度ステップ①に戻って絵本やアプリで子どもがトイレに興味を持つまで待ちましょう。子どもの様子を見ながらあせらずゆっくり進めていくのが大切です。
ステップ③:決まった時間にトイレに誘う
子どもが抵抗なくトイレに行けるようなら、タイミングをみてママやパパがトイレに誘ってみましょう。
誘うタイミングは、子どもが尿意を感じそうな時間帯がベストですが、分からない場合は起床直後や就寝前、食後、帰宅後など生活リズムに合わせて決まった時間に誘ってみましょう。
トイレでおしっこやうんちが出た場合は「おしっこ出てよかったね!」「うんちできてすごいね!」などとたくさんほめて盛り上げると効果的です。
ステップ④:自分からトイレを教えてくれる
ステップ③に引き続き、ママやパパが生活リズムに合わせて数時間おきにトイレに誘い、便座に座る習慣をつけさせましょう。
もし、上手におしっこやうんちができたらたくさんほめてあげてください。
子どもはほめられると俄然やる気になります。
上手にトイレができ、ほめられる経験を繰り返していくうちに、自分から「トイレに行く」と教えてくれるようになりますよ!
ステップ⑤:トレーニングパンツを履いてみる
少しずつトイレでおしっこやうんちができるようになってきたら、日中はパンツやトレーニングパンツを履かせてみましょう。
オムツと異なりパンツやトレーニングパンツはおしっこした感覚が分かりやすいです。
パンツの中でおしっこすると、濡れてしまうため気持ちが悪いと感じるはずです。
気持ちが悪いのはイヤだから、トイレでおしっこしようという気持ちにつながります。
何度も失敗しておもらししてしまうこともあるでしょう。
しかし、ママやパパは怒ったり叱ったりすることがないよう気を付けてください。
おもらしすると、洗濯や床掃除など後処理が大変ですよね。思わず怒ってしまう気持ちはよくわかります。しかし、大変なのは大人の事情でしかありません。大らかな気持ちで接してあげることが大切です。
ステップ⑥:いよいよ外出時もトイレに挑戦!
家のトイレで上手におしっこができるようになり、日中はパンツで過ごせるようになってきたら、いよいよ外出時のトイレに挑戦です。
まずは、失敗しても比較的安心な公園や児童館などがおすすめです。
子ども用のトイレがある場所を選ぶといいでしょう。
また、着脱しやすい服装を選ぶこともポイントです。万が一のことを考えて、着替えは多めに用意しておくと安心です。
私は、予備のパンツ2枚、ズボン2枚、肌着2枚、靴下2着、オツム適量、ハンドタオル、ビニール袋は常に持ち歩いていました。
何かあったときに、これだけあると安心ですよ!
ステップ⑦:夜のおねしょがなくなるには身体の成長が不可欠
先述した通り、日中のトイレトレーニングとは異なり、就寝時の夜間におしっこが出なくなるには、おしっこを溜めるためのからだの発達が不可欠です。
具体的には「膀胱が大きくなること」と「抗利尿ホルモンが働くこと」が必要になります。
抗利尿ホルモンとは、夜間に作られる尿の量を減らす働きのあるホルモンです。
抗利尿ホルモンが十分に分泌されるようになるのは10歳くらいと言われています。
日中は自分でトイレに行けても、就寝中の夜間におねしょをしてしまう場合は、膀胱の大きさが十分でない場合がほとんどです。
就寝時だけオムツを使用するのもおすすめです。
起床してオムツが濡れていない日が続けばパンツに移行してみましょう。
あると便利!トイレトレーニングおすすめアイテム
まだまだからだが小さい子どもは大人と同じトイレを使用するのは難しいですよね。
トイレトレーニングをスムーズに進めるためには、おすすめのアイテムがいくつかあります。
ここでは、トイレトレーニングを行うのに欠かせない便利なアイテムをご紹介します。
トイレトレーニングにお悩みのママやパパは、ぜひチェックしてください!
おすすめグッズその①:絵本やアプリ
トイレトレーニングのステップ①でぜひ使用したいのが、トイレの方法を楽しく教えられるアイテムです。
飛び出す絵本やしかけ絵本、アプリを使って楽しくトイレについて教えてあげましょう!
【おむつはずしのえほん トイレばっちり!】
子どもが楽しくトイレについて学べるように工夫がいっぱいの絵本です。
絵本の仕掛けをめくったり、トイレ型のモジュールで遊んだりしながら、子どもがトイレにチャレンジできるようになっています。
ママやパパ向けに「声かけポイント」も教えてくれるので、親子でいっしょにトイレトレーニングができます。
対象年齢は3〜5歳頃です。
【ムーニーちゃんとトイレトレーニング by トレパンマン】
トレーニングパンツの定番「トレパンマン」のムーニーちゃんと楽しくトイレトレーニングができるアプリは、子どもだけでなくママやパパからも人気です。
アプリ内では、トイレをした日時やおしっこやうんちの有無などの記録や管理ができます。
トイレトレーニングの進み具合を把握するのにとても便利とママやパパからも評判です。
また、はじめてできたことがあるとアプリ内でメダルがもらえるなど子どものやる気を引き出す工夫も満載です。
アプリとしてダウンロードできます。
メダルを早く集めたくて、おしっこやうんちが出ないのにトイレに行こうとする子もいるそうですよ。ゲーム感覚で楽しくトイレトレーニングができるのはアプリならではですね!
よくある質問:トレーニングパンツは紙製vs布製どっちが良い?
トイレトレーニングを進めていく際、赤ちゃんの頃から履かせている紙オムツではおしっこをしても濡れた感覚が分かりにくいです。
オムツではおしっこしても「気持ちが悪い」という意識が芽生えにくいため、トイレトレーニングに適した下着に交換しましょう。
トイレトレーニングに適したトレーニングパンツには、紙製と布製があります。
それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット・デメリット
紙製 | 布製 | |
---|---|---|
メリット | 使用後は破棄するだけなので洗濯物がない。 外出時も安心感がある。 | 濡れた感覚が分かりやすい洗って繰り返し使用できる。 カラーやデザインが豊富。 |
デメリット | 布製より気持ち悪さが分かりにくい。 肌に合わない場合があるコスパが悪い。 | 外出時は不安が残る洗濯の手間がかかる。 乾きにくい。 |
紙製のトレーニングパンツは、紙オムツのようにおしっこを吸収してくれるのに濡れた感じが分かりやすいのが特徴です。
ただし、布製と比べると気持ち悪さが分かりにくいため、おしっこをしても子どもが教えてくれないことがあるので注意が必要です。
知恵がついてくる2〜3歳頃になると「紙パンツだからトイレに行かなくても大丈夫」とトイレトレーニングが停滞してしまう子も少なくありません。
布製のトレーニングパンツは「トイレトレーニング完了まであともう少し!」という子におすすめです。
トイレには行けたけれど、パンツを下ろすのが間に合わず少し出てしまったという段階まで進んだ際に最適なアイテムと言えるでしょう。また、布製のトレーニングパンツはデザインが豊富なため、子どもが大好きなキャラクターを選ぶのもおすすめです。
よくある質問:おまるvs補助便座どっちが良い?
トイレトレーニングの必需品ともいえる「おまる」と「補助便座」は、どちらにするか迷う方も多いでしょう。
おまると補助便座の特徴は下記の通りです。子どもの月齢や生活スタイルに合わせて選びましょう。
メリット・デメリット
おまる | 補助便座 | |
---|---|---|
メリット | 小さな子どもでも足がつくので踏ん張りやすい どこにでも設置できる | 排泄後の洗浄が簡単 トイレでの一連の動作が身につきやすい |
デメリット | 排泄後に洗浄しなければならない トイレに慣れる練習が必要になる ひっくり返してしまうことがある | 足がつかないので踏ん張りにくい トイレ空間や補助便座の不安定さを怖がる場合がある |
からだが小さい子や1歳からトイレトレーニングを開始する場合はおまるからスタートするとスムーズに進められるかもしれません。
からだも大きく、言葉が理解できるようになる2〜3歳くらいになると補助便座がおすすめです。
補助便座は、はじめから「トイレに入る」「便座に座る」「紙で拭く」「水を流す」といったトイレでの一連の動作が身につけられます。
「おまる」も「補助便座」もシンプルなものから多機能なものまでさまざまなタイプが販売されています。
まとめ
トイレトレーニングは、スムーズに進んでいたと思っていても、突然停滞することも日常茶飯事です。
とにかくママやパパが思うように進まないことがほとんどでしょう。
オムツ外れの時期は、子どもの成長スピードや性格などによってさまざまです。特に、夜間の就寝時のオムツ外れは身体の成長を待つしかありません。同じ月齢の子がオムツ外れしたと耳にしても、気にする必要はありません。周りの子と比べることがないようにすることが大切です。
また「上手にできた時は思いっきりほめる」「失敗しても怒らない」を念頭に、あせらずゆっくり一歩ずつ進めていきましょう!なかなか上手く進まないときは、絵本やアプリなど子どもが楽しく取り組めるアイテムを活用するのもおすすめですよ!