生後何ヶ月から赤ちゃんを新幹線に乗せて良い?持ち物・授乳スペース・オムツ替え台の有無を徹底解説

生後何ヶ月から赤ちゃんを新幹線に乗せて良い?持ち物・授乳スペース・オムツ替え台の有無を徹底解説
  • 実家に帰省する時に、新幹線に乗る必要がある
  • 人混みに連れて行くのが心配…。
  • 1週間ぐらい実家に帰りたいけど、赤ちゃんを連れて新幹線に新幹線に載せる事ができるか心配…。

このように、新幹線などの公共機関を利用した長期移動に、不安を感じるママ・パパは少なくありません。

私も人混みに子供を連れて行くのが不安で、できる限り車移動で解決していました…。

しかし、どうしても新幹線に乗らなければいけない事情もあります。

本記事では、乳児を新幹線に乗せるときに、「いつから乗車できるか?」など、赤ちゃんを安心して新幹線に乗せる事ができるように情報を共有いたします。

長時間移動が不安な方は必見です。

目次

生後何ヶ月から新幹線に乗せて良いの?

いつからOK?生後何ヶ月から新幹線に乗せて良いの?

年齢制限がある飛行機とは異なり、新幹線の乗車には赤ちゃんの年齢制限は設けられていません。

そのため、0歳はもちろん、生後1ヶ月だとしても新幹線に乗せる事ができます。

ただし、新幹線に乗る場合、以下のことも頭に入れた上で計画立てて移動するようにしましょう。

  1. 新幹線が止まるターミナル駅までの移動
  2. 自宅から最寄り駅までの交通手段
  3. 新幹線を下車後の移動・新幹線に長時間移動する負担
  4. 食事や授乳のタイミング

何より、慣れない環境で長時間移動させることは、赤ちゃんにとって負担は大きくなってしまうことが想定されます。

極力、赤ちゃんが疲れを感じないように、工夫をすることが大切となります。

特に、生後4ヶ月未満の場合、赤ちゃんの首がすわっていない場合が多く、長時間の移動では非常に神経を使う事が予想されます。

赤ちゃんはもちろん、パパ・ママの負担を考慮した上で、新幹線を利用するようにしましょうね。

赤ちゃんの乗車料金は?

赤ちゃんの乗車料金は?

赤ちゃんを新幹線に乗せる時に、乗車料金はかかるのでしょうか?

JR各社の料金表を確認した結果、6歳未満までは基本的に無料となります。
詳細は以下の通りです。

赤ちゃんの座席の料金について

区分年齢料金
おとな12歳以上(中学生以上)大人料金(通常価格)
こども6歳〜12歳(小学生)子供料金(通常価格の半額)
幼児1歳〜6歳未満無料
乳児1歳未満無料

子供が一人の三人家族の場合、あえて三人席分の料金を支払い、
一列分の席を確保することで安心して乗車するなど、工夫している家庭も中にはあります。

赤ちゃんを初めて新幹線に乗せる時の不安解消FAQ【まとめ】

新幹線内にオムツ替え台はあるの?

オムツ替えについては、赤ちゃんマークが貼ってある方のトイレ内に、折りたたみ式のベビーベッドを設置されています。

席を確保するときに、赤ちゃんマークがあるトイレが近くにあるか確認しましょう。

新幹線に授乳室はあるの?

授乳室自体はありません。

ただし、多目的室にて授乳が可能です。
※)お身体の不自由な方が優先的に利用するスペースとなるため、乗務員まで申し付けする必要があります。

万が一、赤ちゃんの体調が悪くなった時に途中下車できるの?

可能です。

駅員さんに体調不良を伝えて駅務室で休ませてもらう事ができるケースもあります。

また、多目的室を活用して休むことも可能です。

子供の面倒を見ていて、乗りたい電車に間に合わなかった場合どうすれば良い?

まずは、緑の窓口にいる駅員さんに相談しましょう。

自由席や別の空いている指定席を案内してくれる場合がございます。

新幹線に乗る時の持ち物は何が必要ですか?

赤ちゃんと新幹線に乗る時に、以下の物があると安心して乗車できます。

  1. お気に入りのおもちゃ
  2. おしゃぶり
  3. 着替え
  4. ブランケット
  5. 抱っこ紐
  6. おむつ
  7. おしりふき
  8. ビニール袋・ジップロック
  9. 保険証、母子手帳、お薬手帳
  10. 常備薬
  11. 子供用お菓子
  12. 子供用のご飯
  13. 溢れないマグ、ストロー付きコップ、哺乳瓶
  14. 粉ミルク
  15. 熱湯が入った水筒
新幹線の時間帯などは意識すべきですか?

以下の時間は混雑が予想されるため、避けて新幹線を利用することをお勧めします。

  • 平日の通勤・帰宅時間

また、赤ちゃんが寝る時間に合わせて乗車することで、新幹線内で泣いてしまうことを防ぐ事ができます。

新幹線に乗せる時は、ベビーカーと抱っこ紐どっちがオススメ?

新幹線に乗せる時に、ベビーカーと抱っこ紐どっちがオススメ?

赤ちゃんと新幹線に乗るときに、ベビーカーと抱っこ紐どちらの方が良いのでしょうか?

新幹線の中で過ごすことだけを考えると、抱っこ紐の方が動きやすくて良い面が多いと言えるでしょう。

ベビーカーの場合、新幹線の中では折りたたんで収納スペースなどに格納する必要があります。
新幹線に乗るまでの移動には便利だとしても、新幹線の中では余計な荷物になってしまう可能性が高いです。

一方、抱っこ紐の場合、新幹線の中でも十分に活用する事ができます。

座席であやしても泣き止まない時は、デッキや連絡通路に出て対処しなければいけない時があります。

その時に、抱っこ紐があると非常に便利です。

手も疲れる事なく、赤ちゃんを抱っこしながら立ったり座ったりが出来ます。
また、抱っこ紐が大好きな赤ちゃんは多く、「ゆらゆら〜」とあやすことで、スヤスヤ眠ってくれることもあります。

赤ちゃんがいる時、座席(グリーン車・指定席・自由席)を選ぶポイント

赤ちゃんがいる時、座席(グリーン車・指定席・自由席)を選ぶポイント

赤ちゃんがいる時に大切になっているのが、座席の確保です。

  • 赤ちゃんが泣いてしまった時
  • 赤ちゃんが眠くなった時
  • 赤ちゃんに離乳食をあげる時

これらのことを想定すると、確実に席を確保できる指定席またはグリーン車にて乗車することをオススメします。

自由席でも移動することは可能ですが、家族全員が席を確保できる保証はありません。
もし、万が一座れなかった時に、赤ちゃんだけでなく両親の負担も非常に大きなものとなります。

指定席やグリーン車を予約する上で、さらにより快適に過ごすためのコツがあります。

大型の荷物を置ける席(荷物スペース)を確保する

赤ちゃんを連れて、帰省する時にはなんと言っても大型の荷物が多くなる傾向にあります。

  1. スーツケース
  2. ベビーカー

このように座席の前に置く事ができない大型荷物も多々持ち運ぶ事があります。
そのような場合は、荷物スペースがある席を予約することをオススメします。

荷物スペースは、ベビーカーだけでなく大型のスーツケースも保管する事ができるスペースとなっており、このスペースを活用することで、乗車中に「狭い・人に当たったらどうしよう」など余計な心配をする必要がなくなります。

車両の一番前・一番後ろを確保する

新幹線の座席を予約する時には、車両の一番前または一番後ろを予約することをオススメします。

赤ちゃんを連れた移動では、「不意に動いた、急に泣いてしまった」など予期せぬ事が多々起きます。その際に、前後乗客がいると、座席に足が当たってしまって不快な思いをさせてしまうこともあります。

新幹線の一番前や一番後ろの席を予約することで、他の乗客への迷惑を最大限軽減する事ができます。

車両の一番前・一番後ろを予約するメリット
  1. 万が一、足が当たっても壁で他の乗客に不快な思いをさせずらい
  2. 泣いてしまった時に、直ぐに車両と車両の間に移動できる
  3. 乗り降りがしやすい

どうしても、新幹線に乗る時に、「子供が迷惑をかけないか心配…。」と、他人の目が気になってしまいますが、そのような精神的なストレスの軽減にも繋がります。

多目的ルーム・赤ちゃんマークがあるトイレの近くの席を確保する

新幹線を利用する時は、電車に数時間単位で乗車している事が多いと思います。

赤ちゃんを連れていて不安なのが、授乳やオムツの交換が新幹線内で出来るか?ではないでしょうか。

実は、新幹線には多目的ルームや赤ちゃんマークがあるトイレが存在します。

  • 多目的ルーム:授乳スペースとして活用可能
  • 赤ちゃんマークがあるトイレ:オムツ替え台が備え付けられている

新幹線の席を予約する時には、上記の設備の近くの座席を確保することで安心する事ができますよ。

座席は通路側がオススメ

長時間移動する場合、「赤ちゃんが泣いてしまった」などを想定した座席を選ぶことが大切です。

窓際に座り景色を眺めるのも良いですが、すぐにデッキや連絡通路に移動する事ができる「通路側」の座席を選ぶ事も席を予約する上でのポイントです。

他の人を気にする事なくスムーズに移動ができますよ。

新幹線で赤ちゃんの耳抜きは必要?やり方を紹介

新幹線で赤ちゃんの耳抜きは必要?やり方を紹介

新幹線で長距離移動する時に、起きるのがトンネルを通る時の気圧の変化による「耳の不快感」です。

この耳のキーンとした不快感が原因で、落ち着いていた赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。

このような耳の不快感を防ぐことができる耳抜きは以下の方法が効果的とされています。

  1. 授乳をする、ミルクをあげる
  2. お菓子を食べさせる
  3. 飲み物を飲ませる
  4. おしゃぶりをさせる
  5. お昼寝をさせる

皆さんもご存知の通り、耳と口はつながっています。

「あくびをしたり、何か物を食べたり飲んだりする、口を大きく広げる」ことで、耳の圧迫感が治った経験をした人は多いですよね。

赤ちゃんも同じです。
赤ちゃんの「口を動かす」ように促す事で、耳抜きができる事があります。

もし、トンネルなどによる気圧の変化で赤ちゃんが泣いてしまった場合は、今回紹介した4つの方法も試してみてくださいね。

まとめ

本記事では、新幹線に赤ちゃんを乗せる事ができる時期から、パパ・ママが気になる不安を解消できる内容をご紹介しました。

新幹線は、年齢制限がないため、生後1ヶ月の赤ちゃんでも乗車する事ができます。

また、予約するときに以下のポイントを意識することでより快適に移動する事ができます。

  • 赤ちゃんマークがあるトイレの近く、多目的ルームの近く
  • 座席は通路側の出入り口付近
  • 荷物スペースがある座席

初めての長時間移動は不安になることも多いと思いますが、乗る前に万全に準備して安心して移動できるようにしましょうね。

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この記事を書いた人

PaMarryの編集部です。
編集部のメンバーは全員既婚者であり、かつ子供がいる家庭となります。
夫婦関係・育児・子育てにまつわる「あるある」「なるほど!」な記事を書いています。
ぜひ、夫婦問題の解決、子育て・育児のヒントにご活用ください。

『編集部管理者』
馬鳥 亮佑
ファザーリンクジャパン所属
https://fathering.jp/papafiles/common/20211206_batori.html
クーミル株式会社 代表取締役
https://coomil.co.jp/

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