妊娠をきっかけに産休や育休に入ると、今までとはまったく違うリズムでの生活になります。
産休や育休中は時間にゆとりができるため、忙しく仕事をしているときには気付けなかったことに気が付いたり、深く考えたりする時間が増えます。
子供が産まれると、本当に忙しく勉強どころじゃないことも…。
共働きが一般的な現代では、子どもが生まれても働きたいという女性が増えています。
そんな中、妊娠中から育休中のスキマ時間で資格取得に注目が集まっています。
しかし「資格は取ってみたいけれど、どんな資格をとればいいのかわからない!」という方も多いようです。
そもそも資格を取ったとしても何に使えるのかなぁ?
妊娠中から育休中に資格を取ってみたいと考えている方は、ぜひご一読ください。
ユーキャンの資格についてもっと知りたい方へ!
妊娠中から育休中に資格を取るメリット
資格取得のきっかけや理由は人によってさまざまですが、妊娠中から育休中に資格を取る方は年々増加傾向にあります。
SNS上でも、妊娠中に資格取得を考えている方が数多く投稿しており、人気の高さがうかがえます。
ここでは、妊娠中から育休中に資格を取るメリットについて詳しく解説していきます。
メリットその①:妊娠中は自分のための時間を確保しやすい
出産後は、赤ちゃんのお世話で忙しくなります。
授乳やおむつ替えなど赤ちゃん中心の生活になるため、自分のためにまとまった時間を作るのは難しくなるでしょう。
妊娠中は、資格取得のための勉強時間を比較的確保しやすい時期と言えます。
注意点:子供が生まれた後の資格勉強は大変
私も妊娠が発覚して、妊娠中そして子供が産まれてからの育休中に資格を取ろうと奮闘していました。
しかし、子供が産まれた後、資格の勉強が出来たか?というとほとんど出来ませんでした…。
子供が産まれた後の生活は、ほっんと忙しい!!
夜泣きでほとんど寝られない日が続くし、目を全く離すことが出来ません・・・。
ずっと疲労困憊状態が続きます。
本当に、子供に手いっぱいで、体もボロボロでした・・・。
もちろん、資格のために頑張れる人もいますが、本当に本当に大変です・・・。
子供が産まれてから資格の勉強ができた人を心の底から尊敬します
狙い目は(妊娠中・出産するまで)このタイミングです。
この時期に、どれだけ集中して勉強できるかが、合否の鍵となります。
メリットその②:復職や再就職に役立つ
ジェンダー平等が叫ばれる中、日本でも女性の活躍の場を広げるための取り組みが推進されています。
しかし、幼い子どものいるママが仕事を見つけるのは、まだまだ簡単とは言えないのが現実です。
資格を持っているだけで必ず就職ができるというわけではありませんが、職業によっては大きなアピールポイントになります。
なにより、資格取得は自分が持つスキルの自信にもつながるでしょう。
メリットその③:家族や生まれてくる子どものために役立つ
妊娠中から育休中に資格を取得することは、復職や再就職に役立つだけではありません。
資格の中には、日常生活にスキルを活かせるものも数多くあります。たとえば、食生活アドバイザーやベビーマッサージ認定講師などのスキルは、これから生まれてくる赤ちゃんとの生活に役立つでしょう。
自分が好きなことや興味のあること、生まれてくる赤ちゃんのための勉強は、モチベーションも上がりますし楽しく学べるはずです。さらに、妊娠中の気持ちにメリハリができ、リフレッシュにもなります。
SNS上でも「資格取得の勉強で自分時間が充実した!」という投稿があったのでご紹介します。
興味があるものや挑戦してみたいものが見つかったら、ご自身の体調と相談しながら、資格取得を目指してみるのもおすすめです!
妊娠中におすすめ!子育てに役立つユーキャンの資格3選
資格といっても数多くあるため、どんな資格を取ろうか迷ってしまう方も多いでしょう。
「妊娠中から育休中の時間を有意義に使いたい!」
と資格取得を考えている方におすすめなのが、出産後に役立つスキルが身につく資格です。
ここでは、再就職に役立つだけでなく、子育てにも役立つ資格を3つご紹介します。
子育てに役立つ資格その①:食生活アドバイザー
食生活全般のスペシャリストである食生活アドバイザーは、食への関心が高まる現代で注目を集める資格です。
食生活アドバイザーとは、その名の通り、よりよい食生活へと導けるように豊富な知識でアドバイスするスペシャリストのことです。
食生活アドバイザーのスキルは、赤ちゃんはもちろん、家族みんなの健康のために活かせるため、妊娠中から育休中のママからも人気が高い資格です。
また、食品業界や飲食店、病院や保育、介護の現場など、食生活アドバイザーの資格で身につけたスキルはさまざまな現場で役立ちます。
子育てに役立つ資格その②:保育士
意外に思われる方もいるかもしれませんが、保育士の資格は、専門の養成施設に通わなくても取得可能です。
保育士の国家試験に合格すれば保育士資格を取得できます。
独学でも受験は可能ですが、効率的に学ぶためにもユーキャンなどの通信講座を活用するのがおすすめです。
保育士の資格取得のために学習する内容は、出産後の子育てに役立つことばかりです。
また、近年では都市部を中心に保育所に入りたくても入れない待機児童が社会問題となっています。
保育所の増加にともない、保育士のニーズは高まる一方です。自身の子育てが一段落してから、保育士として働く方も多いようです。
子育てに役立つ資格その③:離乳食・幼児食コーディネーター講座
生まれてくる子供により良いご飯を食べさせたいという女性も少なくないのではないでしょうか?
しかし、初めてだと。何を離乳食で子供にあげれば良いかすら分かりませんよね…。
また、赤ちゃんにはNGの食べ物も沢山あります。
これらを解消することができるのが、離乳食・幼児食コーディネーター講座です。
「離乳食・幼児食コーディネーター」は、乳幼児の食と身体発達についての正しい知識を持ち、発達段階に合った食事を効率良く作ることができるスペシャリスト。
離乳食・幼児食コーディネーターって?
赤ちゃんにより良い食事(食育)をあげることが出来るようになりますので、妊娠中に勉強するのにピッタリです!
妊娠中におすすめ!実生活に役立つ資格ユーキャンの資格3選
日々の生活の中では、さまざまな困りごとや悩みごとが生まれるものです。
中でも、部屋の片付けや家計の管理が苦手な方は多いのではないでしょうか?苦手でなくても、もっと改善したいと考えている方も多いはずです。
ここでは、学んだスキルをすぐにアウトプットでき、実生活に役立つおすすめな資格をご紹介します。
実生活に役立つ資格その①:整理収納アドバイザー
近年話題を集めている整理収納アドバイザーとは、ゆとりある空間をつくる整理整頓のスペシャリストのことです。
単純に片付けをするだけでなく「散らかりにくく、片付けやすい」空間をつくることが整理収納アドバイザーの役割りになります。
整理収納アドバイザーの資格取得者は年々増加傾向にあり、主婦の方はもちろん、インテリアコーディネーターやホームヘルパー、家事代行業などさまざま職種の方から注目を集める資格です。
整理収納のスキルは、仕事からプライベートまで幅広く役立ちます。
仕事のために何級まで必要?
整理収納アドバイザーは3級〜1級まであり、3級から準1級のスキルは「個人のためのもの」です。
1級資格を取得することで「整理収納のプロ」としての活動が可能になり、整理収納コンサルティングや講師などの業務をメインに、活躍の場は大きく広がります。
実生活に役立つ資格その②:ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、税金や保険、年金制度、不動産、住宅ローン、教育資金などのお金にかかわる幅広いスキルを持つ専門家です。
ファイナンシャルプランナー(FP)の有資格者は、金融機関や保険会社、不動産会社、ハウスメーカーなど活躍の場はさまざまです。また、資格取得により身につくスキルは、就職だけでなく、日常生活にも役立ちます。
家計の不安:お金に関する不安や疑問を解決可能!
- 住宅ローン控除はいくら受けられる?
- 老後資金のための資産形成はどうしたらいい?
- 今、加入している保険は本当に必要?
などの身近な疑問も、ファイナンシャルプランナー(FP)のスキルがあれば解決できます。
私も昨年お金の勉強をしたくて、FP3級の資格を取得しました。
就職のためというよりは、実生活に役立つ知識を身につけたいと思っていたので楽しく学べましたよ!
妊娠中におすすめ!就職・転職に役立つ資格ユーキャンの資格5選
出産後に仕事をしたい方にとって、時間にゆとりができる妊娠中から育休中は就職や転職に役立つ資格を取るいいチャンスと言えるでしょう。
ここからは、就職や転職に役立つおすすめの資格を5つご紹介します。
就職・転職に役立つ資格その①:MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格は、社会人必須ともいえるPCスキルを証明する資格です。
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の試験では、文章作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなど企業で一般的によく扱うソフトウェアの問題が出題されます。就職に有利になる資格の1つで、実践的なスキルまで身につけられるため、就職後に非常に役立つおすすめの資格です。
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格は、参考書などを購入して独学でも取得は可能です。PCが苦手な方は、自分のレベルやPC環境に合わせてコースが選べるユーキャンがおすすめです。
【MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)講座】
さまざまな企業や教育機関で取得を推奨されている認知度が高い資格なので、特に事務系での就職を考えているママは挑戦してみるのもおすすめです!
就職・転職に役立つ資格その②:調剤薬局事務
調剤薬局の事務として働くには特別な資格は必要ありません。
しかし、調剤薬局事務の資格をもっていることで就職しやすくなります。
どの市町村にも必ずある調剤薬局は、実はコンビニよりも数が多いです
子どもが小さいうちは、自宅のそばで働きたいママも多いでしょう。
もし旦那さんが転勤になったとしても、調剤薬局事務の働き口は豊富なため再就職もしやすいです。
また、調剤薬局事務は勤務時間も融通が利きやすいのも人気の理由です。
就職・転職に役立つ資格その③:医療事務
医療事務の資格取得には、特別な受験資格は必要ありません。
また、在宅でも受験することが可能なため妊娠中でも挑戦しやすい資格の1つです。
医療事務の仕事内容は、病院やクリニック、診療所などで、受付や会計、診療報酬明細書(レセプト)の作成、患者さんの応対や電話対応などです。
比較的、安定した求人が見込め、高齢化が進む現代では、今後も医療事務の有資格者のニーズは高まることが期待できるでしょう。
就職・転職に役立つ資格その④:簿記3級
簿記とは、企業における資金の流れや経営、財政状況を管理するために必須な帳簿をつけるための技能です。
帳簿は一定期間ごとに、規則に従い記録し管理する必要があります。簿記の資格取得のためには帳簿の計算および管理方法の学習が不可欠です。
簿記検定には3級〜1級まであり、難易度は大きく異なります。勉強時間の目安と合格率は以下の通りです。
簿記検定 | 勉強時間の目安 | 合格率 |
---|---|---|
3級 | 約100時間(約2か月) | 40~50% |
2級 | 約200時間(約4か月) | 15~30% |
1級 | 約600時間(約10か月) | 10~20% |
3級は簿記の知識がまったくない方でも、比較的挑戦しやすいです。3級が取得できたら、より専門知識が必要になる2級への挑戦も可能で、経理や会計のスペシャリストを目指せます!
簿記の有資格者は、さまざまな業種から求人があり安定したニーズが期待できます。
簿記3級は、実務で役立つ経理、会計の基礎知識が習得できるためおすすめです。
また、簿記のスキルがあればお金の流れを把握できるようになるので、家計の管理や見直しにも活用できます。
さらに、財務資料などを読み取るための基礎知識が身につくので、資産運用のための株式投資などにチャレンジしたい方にもおすすめの資格です。
就職・転職に役立つ資格その⑤:宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産売買や賃貸の仲介には欠かせない国家資格です。
不動産事務所は、5人に1人は宅地建物取引士(宅建士)を雇わなければならないと法律で定められているため、ニーズは常に安定しています。不動産業界や建築業界への転職や就職に有利な資格です。また、実務経験をつむことで将来的には独立や開業することもできます。
また、宅地建物取引士(宅建士)のスキルは、マイホームの購入や売却時などプライベートな人生設計にも役立つためおすすめです。
まとめ
妊娠中から育休中の資格取得は、時間を有効活用でき、新しいことを学んだりスキルアップしたりとたくさんのメリットがあります。今回ご紹介した資格は、復職や再就職はもちろん、子育てや実生活にも役に立つ資格ばかりです。
これから何か資格を取得し、妊娠中から育休中の時間を充実させたいという方は、ぜひ参考にしてください。
とはいえ、妊娠中や産後のからだはデリケートなため無理は禁物です。「絶対合格!」と意気込みすぎず、自分や家族のことを第一に考えて、妊娠中から育休中の気分転換として資格取得に取り組むのもおすすめです!