良かれと思って夫に何かをやってあげても、「あぁ。オッケー」など気の抜けた一言。
「え!?ありがとう、も言えないわけ?」
たった一言、「いつもありがとね。」と言ってくれるだけで、「やって良かった!」
と思えるのにその一言すらない旦那にイライラしてしまう女性は少なくありません。
この「ありがとう」という言葉。
「妻にだけ」言っていないだけかもしれません。
実は、会社や友達には楽しそうに「ありがとう!」と伝えてるケースも少なくありません。
最も身近で大切な存在である妻に感謝を伝えないのは、何故でしょうか?
本記事では、感謝が言えない夫の心理状態と効果的な対処法についてご紹介します。
嫌味は言えるのに、ありがとうが言えない夫にイライラする妻の声
百歩譲って、「ありがとう」と言えないだけであれば・・・。
そんな夫は、感謝を言わない代わりに、嫌味や相手が傷つくことを平気で言ってきます。
天邪鬼な夫に対して、イライラを募らせてしまう女性は少なくありません。
お礼を言わない夫。
私は専業主婦で一児の母です。
もちろん専業主婦なので家事、育児は私がして当たり前です。
ですがありがとうやお疲れ様など何も言わない夫にイライラします。
私は仕事の話を聞いたり今日も仕事お疲れ様、夫の給料からお小遣いを頂く時にありがとうとお礼を言います。夫から言われた事はありません。
育児や家事は誰からも評価される事もありませんよね?
食器洗いをしてくれたり育児を手伝ってくれたりといい夫ではあります。
夫に対して見返りを求めすぎなのでしょうか?
yahoo知恵袋
男性はそんなものですか?
感謝の気持ちがない旦那といるのが苦痛です。
ありがとうの言葉がほぼありません。
寂しいです。料理を頑張る気にもなれません。
乳飲み子の子供がいますが、旦那と一緒にいるのが苦痛になります。
普段は無口なのに、不都合なことがあると大声出したり、物投げたりします。
でもこんな理由で離婚して父親をとりあげるのも子供に申し訳ないです。
人生に希望の光が見えなくなってしまいました。
yahoo知恵袋
このように相手を蔑んだり、嫌味は簡単に言うことができる夫ですが、感謝の気持ちやたった一言「ありがとう」と伝えることができない男性は少なくないようです。
「ごめんね」と謝ることができない旦那も多い
感謝もさることながら、「ごめんね」と謝ることができない男性も多いです。
口喧嘩になってしまうと、引くに引けなくなってしまい、言い訳ばかりで謝ることができない夫。
プライドが邪魔して「ごめん」と言えないのかもしれないけど、謝ることができず、ずっと言い訳している方がダサいですよね…。
旦那が「ありがとう」と素直に感謝を言えない理由5選
そもそも、なぜ夫は素直に「ありがとう」と妻に言うことが出来ないのでしょうか?
その理由は大きく5つあるとされています。
- 奥様に甘えている
- やってもらえるのが当たり前になっている
- 言わなくても伝わっていると思っている
- 「ありがとう」という言葉に言い慣れていない
- プライドが邪魔をしている
夫が感謝を言わない理由①:奥様に甘えている
同僚や友人相手なら素直に感謝できる旦那なのに、奥様に対してだけ「ごめん」を言わないのなら、「妻だから大丈夫」という甘えがあるのだと思います。
特に、夫が育ってきた家庭環境では、夫が散らかしても「お母さんが何も言わずに片付けてくれる」ような環境だと、自然と甘えてしまうのかも知れません。
他人とは違い、相手が妻や家族の場合「言葉にしなくてもいっか」という甘えが生じるのは、ありがとうのひと言に限りません。
「ごめんね」や「おやよう、おやすみ、いただきます」などの言葉でもありがちなこと。
「言葉にしなくても、妻なら許してくれるだろう」という甘えが出てしまうのかもしれません。
もしそうだとしたら、奥様は感情的にならずに、冷静に自分が不快な思いをしていることを伝えてみる必要があります。
夫が感謝を言わない理由②:やってもらえるのが当たり前だと思っている
感謝を言わない夫は、奥様に家事や育児などを「やってもらえるのが当たり前」だと思っている可能性があります。
以前までは、「夫が働き・妻は家を守る」のが一般的でしたが、今の時代は共働きが当たり前の時代です。
夫婦二人で、一緒に家事や育児を頑張っていく必要があります。
しかし、未だに家事や育児は、女性がやることが当たり前だと思っている男性が一定数いるのも事実。
女性が家事・育児をやることが当たり前だと夫が考えてしまっていると、「奥様がやるのが当たり前」と自然に考えてしまい、ありがとうの一言すら出てこないのかも知れません。
夫が感謝を言わない理由③:言わなくても伝わっていると思っている
ありがとうと旦那が言わない理由の3つ目として、言葉でわざわざ言わなくても伝わると思っている事です。
本当に、そんなこと考えているの?
こんな風に思う奥様も多いかと思いますが、このような理由で伝えない旦那もいるのが事実です。
言葉で言わなくても「夫婦だったら態度で分かる」と未だに思っている男性も少なくありません。
そのため、わざわざ感謝の言葉を言わなくても問題がないと思っているため、何あったとしても「ありがとう」と伝えることが少ないのです。
夫が感謝を言わない理由④:「ありがとう」という言葉に言い慣れていない
女性にとって信じられない事実かも知れませんが、男性同士の場合、感謝するような出来事があっても「ありがとう!」としっかり言葉で伝えることが少ない場合があります。
男友達の会話のワンシーン
これ持ってきたから遊ぼうぜー!
おう!
いいねー!
こんな感じで、「おう!」「いいねー!」など共感はしますが、感謝の言葉がないことも少なくないのです。
感謝の言葉を伝えたとしても「サンキュー!」ぐらいの軽い感じで終わることが多く「ありがとう」や「いつもありがとね」と伝えること自体、男性は慣れていない傾向にあります。
そのため、奥様が夫のために何か良いことをしても、夫の反応が想像より薄いため、寂しいと感じてしまうのです。
夫が感謝を言わない理由⑤:プライドが邪魔をしている
ありがとうと言えない理由の5つ目として、「プライドが邪魔をしている」ことがあります。
男性に特に多いのが変なプライドが邪魔をして、謝ることや感謝を伝えることができないケースです。
素直に「ありがとう!」と伝えれば良いのに、「おう!」「どうも!」「はいよー!」などよく分からない返事で誤魔化してしまいます。
それで感謝の気持ちを表現していると夫は言うものの、受け取り手としては全く嬉しくありませんよね。
「ありがとう」と感謝ができない夫の対処法
先ほど、「言わなくても伝わる」や「やってもらえるのが当たり前」などの感謝をしない旦那の心理をご紹介しました。
そのような理由で「ありがとう」と感謝をすることができない旦那への対処法について考えてみようと思います。
感謝をしない旦那への対処法①:
「ありがとうと伝え合うを習慣を子供に教えたい」と伝える
旦那がありがとうと伝えることが出来ないとしても、夫婦二人の問題で済んでいましたが、お子様がいる家庭では二人の問題だけではありません。
子供には、小さなことでも相手に感謝ができる子に育ってほしいですよね。
お二人の姿を見て子供は成長していきます。
当然、夫が「ありがとう」と伝えないのであれば、それが正解だと思ってしまうのです。
このように子供は普段から夫婦の振る舞いを観察しながら、学び成長していきます。
そのため、「子供のため」にも二人で感謝を言い合う習慣を身につけたいことを提案してみましょう。
夫への提案方法
なかなか「ありがとう」と伝えることが出来ない夫には、次のような伝え方をしてみてはいかがでしょうか。
私たちの子供は、どんな小さな事でも相手に良いことをされたら
「ありがとう」と言える大人になってほしいのよね
だから、わたしたちでたくさんありがとうを言い合う習慣を作ってみない?
こんな大人に育って欲しい気持ちを旦那にも伝えてみましょう。
二人で良いお手本になるようにしていこうね。と旦那の考え方を変えていくことで小さな事でも「ありがとう」と感謝ができるようになっていきますよ。
感謝をしない旦那への対処法②:
小さな事でも「ありがとう」と言ってほしい事を伝える
感謝をしない旦那への対処法の2つ目は、小さな事でも「ありがとう」と言ってほしいことを旦那へ伝えてみるのも効果的です。
もしかしたら、夫は今の状態でも妻に感謝の気持ちを言葉で伝えていると、感謝を伝えていないことにすら気づいていない可能性があります。
「ありがとう」ということは、全くネガティブな事でもないため、夫側もすぐに受け入れやすいと思います。
そのため、今の状態よりも小さな事でも「ありがとう」と言葉で伝えてほしい意志を伝えましょう。
より効果的な伝え方
一方的に奥様が「もっと感謝の言葉を言ってほしい!」と伝えてもスッと受け入れができない旦那もいます。
旦那へ何かをお願いする時に以下のように伝えることで素直に受け止めてくれる可能性が高まりますよ。
あなたから「ありがとう」って言われると何だか嬉しくてもっと頑張ろう!って思うのよね。
だから、小さな事でも褒めてくれると嬉しいな♪
私も今まで以上に嬉しいことがあったら「ありがとう」って伝えるから
何かいいことがあったら、もっと「ありがとう」って言葉で伝え合うようにしない?
謝れない旦那への対処法③:
「ありがとうweek」など作り、楽しみながら感謝し合う
何事も楽しく笑顔で取り組むことが大切ですよね。
そんな方へおすすめなのが、夫婦の中で「ありがとうweek」などを作り、感謝をするきっかけを作ってみてはいかがでしょうか?
ありがとうWeekは、実は我が家でも実践している楽しいイベントです。
内容は単純で、1週間、夫婦で「ありがとう」といっぱい伝え合うイベントです。
そして、1週間後に、パートナーにやって貰って最も嬉しかったことを発表しています。
そうすることで、「パートナーがこれをしてもらうと嬉しいんだ!」など相手の喜びのツボも理解することが出来ます。
我が家では、ありがとうweekの最後の日にお互いにケーキを買ってきて、夫婦団欒の時を過ごすようにしています。非常に楽しく、イベント中は、夫婦の揉め事も少なくなりますのでおすすめですよ。
謝れない旦那への対処法④:
先輩ママにアドバイスをもらう
夫婦関係の悩みは何も一人で抱え込む必要はありません。
特に夫に対してストレスを感じている人は、経験豊富な先輩ママ達に相談することも一つの手です。
もちろん、親族やママ友に相談することも一つの手ですが、夫婦関係がうまくいっていない事を他人に知られたくない人も多いはずです。
そのような人は、インターネットのコミュニティなどで匿名で相談することも有効です。
本サイトでは、夫婦のお悩みコミュニティー機能もご用意しております。
これまでに夫婦の悩みや不満など多種多様な相談がありますので、ぜひこの機能を活用してご自身の悩みを相談してみてください。
夫婦だからこそ「労いの言葉」は大切
夫婦だからこそ、お互いに「がんばったね。いつもありがとう。」など労いの言葉をかけることは非常に大切です。
- やって貰えるのが当たり前
- やってもらうのが当然
このような考えを持つことはお勧めできません。
小さなことでも「ありがとう」と感謝を伝え合える関係こそ、より良い円満な夫婦を作る秘訣です。
- 「この人のためにやって良かった」
- 「大変だけど、妻のためなら・・・。(夫のためなら・・・。)」
見返りは決して求めるものではありませんが、この感謝の言葉を伝えることで、@次もまたやってあげよう!」という気持ちを生み出してくれます。
まとめ
本記事では、「ありがとう」この一言がない旦那…感謝が言えない夫の心理状態と効果的な対処法について解説しました。
夫のタイプによって異なりますが、本人が気づいていないだけで、しっかりと奥様の気持ちを伝えることで少しずつ「ありがとう」と伝えてくれる場合もあります。
感謝をされて嫌な気持ちになる人はいないので、夫婦だけの「ありがとうWeek!」など楽しいイベントごとのように行うと自然と旦那も感謝しやすくなります。
このように楽しみながら感謝し合うことを習慣づけすることで、笑顔が絶えない家庭を作る一歩になりますよ。