どんな人でも気にしすぎてしまったり、考えすぎてしまったりする時はありますよね。
しかし、気にしすぎてばかりいると、なにごともうまくいかないですしストレスもたまる一方です。
- 普段の生活の中で些細なことでも気になってしまう
- 子どものことが気になって他のことが手につかない!
- 家庭や仕事でも、気にしすぎが原因でものごとがうまく進まない…
どうしてこんなに気にしすぎてしまうのだろう…と悩みを抱える方は多いようです。
気にしないでいられたら、どんなに楽だろうと思いますよね。他の人たちもみんなこんなに気にしているものなのでしょうか?
そこで今回は、あなたの「気にしすぎ度合い・考えすぎ度合い」をチェックする診断シートを作成しました。
また、気にしすぎる人の特徴と考えすぎてしまう原因も解説します。
気にしすぎてしまう性格を直したい!と思っている方はぜひ参考にしてください。
きっと、気にしすぎたり考えすぎたりしなくなるヒントが見つかるはずですよ。
気にしすぎ・考え過ぎ度合い診断チェックシート【各10質問】
気にしすぎ度をチェックするための診断シートを作りました。あなたの「気にしすぎ度」をチェックしてみましょう。
▼気にし過ぎな性格チェック
0〜3個:【心配なしレベル】不安に引きずられないたくましい人
4~5個:【問題なしレベル】不安を受け止めて現実に向き合う人
6~7個:【やや注意レベル】不安な気持ちをさらにを強める人
8~10個:【要注意レベル】不安な妄想を繰り広げる人
▼心配し過ぎな性格チェック
0〜3個:【心配なしレベル】不安に引きずられないたくましい人
4~5個:【問題なしレベル】不安を受け止めて現実に向き合う人
6~7個:【やや注意レベル】不安な気持ちをさらにを強める人
8~10個:【要注意レベル】不安な妄想を繰り広げる人
▼合計が10個以上
気にしやすい性格+考えしやすい性格の混合型の可能性あり
※このチェック結果はあくまでも目安です。正しい診断は病院で行うようにしてください。
この診断は、症状や結果を保証するものではありません。
参考程度に留め、治療などを検討する場合は、適切な医療機関に受診してください。
気にしすぎる・考えすぎる人の特徴とは?
あなたの「気にしすぎ度」はどのレベルでしたか?
気にしすぎ度診断チェックシートを踏まえた上で、気にしすぎる人の特徴を深掘りして確認していきましょう!
特徴その①:ミスをひきづる
気にしすぎる人は、自分がやってしまったことや失敗に対して過剰なまでに反応してしまいがちです。
たとえば、チームを組んで仕事をした際にミスがあったとしても、まるで自分だけが悪いかのように受けとめてしまいます。
なかなか立ち直れず、長い期間落ち込んでしまう方もいます。
またそれでだけでなく、人間関係でも仕事でも始める前から以下のように考えてしまう傾向にあります。
- 失敗したらどうしよう…。
- 上手く話せなかったらどうしよう…。
- 相手になんて思われているんだろう…?
楽しい・成功するビジョンよりも、失敗してしまった時の自分の姿を考えてしまいます。
その結果、他人と会うことがストレスになってしまうことも少なくありません。
失敗のフォローや償いを十分に行なってもなかなか立ち直れないのが気にしすぎる人の特徴です。
特徴その②:他人の目が気になる
気にしすぎる・考えすぎる人の特徴の2つ目として、他人の目が気になることがあげられます。
- 他人から良く思われたい気持ち
- 嫌われたくない気持ち
これらのことは、誰しもが考えます。
ただ、気にし過ぎてしまう・考え過ぎてしまう性格の人は、この気質が強く、自分を追い込んでしまうことがあります。
つい相手の顔色や言葉を気にしすぎてしまうため、自分自身の本音や素直な気持ちを抑えつけてしまうのでしょう。
他人にどう見られるかばかり気になってしまうのです。
他人は誰も気にとめないようなことでも、考えすぎてしまい疲れてしまいます。
また、人付き合いにおいて相手の言動だけでなく、顔色や声色などから察して場の空気まで気にしてしまう方もいます。
他人と関わる際に慎重になり、自分よりも相手を優先しすぎてしまうためストレスを受けやすいと言えるでしょう。
特徴その③:自分に自信がない
気にしすぎる・考えすぎる人の特徴の3つ目として、自分に自信がない人が多いがあげられます。
- どうせ自分なんて、上手く出来っこない
- どうせ自分なんて、嫌われている
- どうせ自分がやっても、失敗するだけだ
このように、やってみたら上手く出来たことでも、始める前は自分には出来ないと感じてしまう傾向にあります。
また、自分の言動が相手に受け入れてもらえるか、それとも受け入れられないのか自分自身で判断できないため考えすぎてしまう傾向にあります。
自分に自信がないと、取り組んだことや成し遂げたことを自分で正当に評価できません。
うまくできない…と思い悩んでしまうあまり、気にしすぎてしまいます。
自尊心がないため、他人の評価が気になってしまうのです。
「相手に嫌われたくない」「認めてもらいたい」と強く願うあまり、受け入れられるかどうかが気になって不安になってしまうのでしょう。
特徴その④:完璧主義
気にしすぎる・考えすぎる人の特徴の4つ目として、完璧主義であることがあげられます。
真面目で自分に厳しい人も気にしすぎる傾向があります。
毎日の家事や与えられた仕事など、なにごとも相手が求める以上の結果を出そうとがんばりすぎてしまうのです。
- 失敗することが恥ずかしい
- 人の前で自分の弱い部分を見せることができない
完成度を追求するがゆえに、些細なことでも気になってしまいます。
実は、この記事を書いている私も、人の目を気にし過ぎてしまう傾向にあります。
例えば、歌を歌うことが好きですが、音痴な私は、他人とカラオケに行くのが今でも苦痛に感じてしまいます。
誰も気にも留めないことですが、音痴な姿を他人に見られることが本当に嫌なんですよね…。
このように、完璧主義者と言われるような方はなにごとも気にしすぎる傾向があります。
万が一、ミスが発生したときのためにさまざまなことを想定しておかなくてはという気持ちが強く、考えすぎてしまうこともあります。ミスがないように責任感を持ってものごとに取り組もうとするため、さまざまなことが気になってしまうのです。
失敗やミスを気にしすぎる人は、妥協したり自分自身や他人に対して負けることが許せないタイプの方が多いです。
身近にいる家族や仕事上の同僚など周りから完璧であることを期待されていたりすることが原因かもしれません。
特徴その⑤:ネガティブな性格
気にしすぎてしまう人の中には、通常なら起こりえないようなネガティブなことまで心配してしまう人もいます。
自分に自信がないため、自分に向けられる他人からの言動や態度を過度に恐れてしまいます。
起こってもいないことにもかかわらず、マイナスの結果が起こってしまうことを想像するなど、基本的にネガティブ思考を持っていることが多いです。
特に、人間関係においては相手の反応が分からないため、さまざまことを想定しておきたいと考えるあまり、ネガティブなことも考え過ぎてしまうというのかもしれません。
気にし過ぎてしまう・考え過ぎてしまう原因とは?
そもそも、なぜ、気にしたり考え過ぎてしまうのでしょうか?
ちょっとしたことでも不安を感じてしまったり、ずっと考えこんでしまったりするのには原因があるはずです。
ここではそれらの原因を解説します。
気持ちの切り替え方が分からない
不安なことや気になることが、ひとつでもあるとそのことばかり考えていませんか?
せっかく楽しい予定があっても、頭の中は不安なことで埋め尽くされてしまいますよね…。
気にしすぎてしまう性格の人は、不安なことがあると他のことに集中できず、普段の生活全体に影響をおよぼしてしまうことがあります。
気持ちの切り替えができないと、不安やストレスを感じるたびにネガティブな思考や感情にとらわれてしまいがちです。
固定観念を崩せない
原因の2つ目は、固定概念を崩せないことです。
例えば、「夫婦はこうあるべき」などというように、ものごとや自分自身に対して強い固定観念があると自分自身を追い込みやすいです。
理想的なあるべき姿と現実とのギャップに悩む方も少なくありません。
現実の自分をうまく受け入れられないため、思い悩んでしまうことがあります。
他人と比較してしまう
なにをやっても、常に他人と比較してしまう人がいます。
- 〇〇さんは上手にできるのに、自分はできない…
- みんなは〇〇なのに、自分だけ違う
- 〇〇さんは誘われたのに自分は誘われなかった
などといったように、いつも他人と比べてしまう人は自分にないものや自分が劣っている部分を見つけ一喜一憂してしまうことがあります。
最近はSNSなどで他人の情報が入手しやすくなり、他人と比較したり他人の反応を気にしすぎたりしてしまう機会も増えています。
気にしすぎる性格の人は特にSNSの利用は注意が必要です。適切な距離感を持って利用するように心がけましょう!
時にはスマホを見ないなど強制的に他人の情報を入れないようにするのも大切です。
考え過ぎて生きづらい時に、気持ちが楽になる対処法
家庭や仕事、近所付き合いなど普段の生活のなかで常に気にしすぎているとストレスもたまりますし、心が疲れてしまいますよね。
気にしすぎの性格を直して、もっと楽に過ごしたいと願う方は多いのではないでしょうか?
ここでは、気にしすぎる性格の対処法をお伝えします。
考え方を少し変えるだけで、きっと楽になるはずですよ!
「まあ、いいか」も必要!気にしないように心がける
当たり前ですが、気にしすぎを直すには、気にしないことが1番です。
ちょっとしたことで不安になったり、考え込んだりしている…と自分で気付いたなら、一旦考えるのをやめましょう。
別のやるべきことや楽しいことを考えるように自ら仕向けてみてください。
すぐに出来ないが、繰り返し反復練習を行う
気にしないことができれば良いけど、それが出来ないから悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
こちらは、すぐに出来なくても良いです。
意識的に、「まあいっか!」と口ずさむことが大切です。
自分に何度も言い聞かせることで、少しずつ考え過ぎてしまうストレスに対して耐性をつけることができます。
まずは、頭の中で気にしてしまっていても「まあいっか!」と口に出すことからチャレンジしてみましょう。
ポジティブな考えを心掛ける
- 「いつも失敗してしまう」
- 「どうせミスするだろう」
などとマイナスな考えでいると、どうしてもネガティブな思考に偏ってしまいます。
成功する自分の姿を想像するなど、なにごともポジティブに考えられるようになりましょう。
気にしすぎる性格を直すには、ポジティブな思考を意識することが大切です。
言い換え・上手くいった自分を想像する練習から始めてみる
気にしないようにする事と同様に、ポジティブな思考をすぐに持つことはできません。
こちらもトレーニングが必要です。
まずは、以下のことを練習することから始めてみましょう。
ネガティブな考えを、ポジティブに捉える。
- 失敗したらどうしよう・・・。
→失敗しても、死にはしないから何とかなるでしょ! - どうせ自分なんて…出来ないよ。
→周りから期待されていないんだったら、失敗しても良いんだ!
このように、ネガティブな発言をポジティブに考えを変えてみることで、グッと気持ちが楽になりますよ。
この言い換えができるようになったら、失敗した姿ではなく、成功した自分も合わせてイメージすることで、気持ちがより楽になり、意欲的に過ごすことができるようになってきます。
自己評価を大切にする
他人の評価を過剰に気にしてしまう方は多いようです。
頑張らないと認めてもらえないというプレッシャーを抱えている方も少なくありません。
マイナスな評価は記憶に残りやすいと言われています。
過去にマイナスな評価を受けた経験があるとつい気にしすぎてしまいがちです。
しかし、よく振り返ってみてください。
過去に褒めてくれた人や応援してくれた人もいるはずです。
マイナスなことだけに気を取られすぎず、ポジティブな出来事にも目を向けましょう。
失敗した経験より、良かったことや成功した事に意識的に目を向けてみましょう
自分の強みを見つけることに意識を向けていくと、自己肯定感も向上します。
目に見える結果や数字だけにとらわれず、結果に至るまでのプロセスにも着目できるようになると自己評価が高まりやすくなるはずです。
自己肯定感がアップすれば、ありのままの自分を受け入れられますよ!
肩の力を抜いて少し楽になりましょう。
周りの環境を変えるのも一つの手段
自分の自己肯定感が低い、考えすぎてしまうのは、周囲の環境による影響によっても生じます。
そのため、自分の生活する環境や付き合う人を変えてみるのも一つの手段です。
勇気のいる事ですが、周囲の環境を変えるだけで、気持ちが楽になるケースも少なくありません。
趣味を作って楽しむ
不安なことや気になることも忘れられるような時間を作るのもひとつの方法です。
何も考えずに没頭できるような趣味があれば、悩みごとや考えごとから解放されます。
自分の大切な時間は楽しいことを考える時間にしましょう。きっと毎日が楽しくなるはずよ。
特に、体への刺激があり、不安なことを忘れやすい趣味が良いとされています。
精神的に疲れている時におすすめの趣味
- トレーニング
- ランニング
- スポーツ
- サウナ
- ハイキング
- 登山
- 旅行
趣味をしながらでも、別の仕事のことを考えてしまうような趣味は、不安なことを忘れる目的ではなく、リラックスした時に行うことをお勧めします。
周囲は自分に興味がないと考える
気にしすぎる性格の人は他人からの評価や、自分がどう見られているかを気にしすぎてしまう一面があります。
そのため、周囲は自分に興味がないと考えるのも一つの手段です。
他人はあなたが思っているほどあなたを気にしているわけではありません。
他人の目を気にしながら生活していると疲れてしまいます。
気にしすぎかな…と思ったら「他人は自分に興味がない」ということを自分に言い聞かせてみましょう。
きっと、周りの目が気にならなくなるはずですよ。
自分に素直になる
気にしすぎる性格の人は、他人のことを優先しがちです。
自分の考えは二の次にして他人の言うことに合わせてしまうという方も多いのではないでしょうか?
しかし、どんな人でも自分の意見を言う権利はあるはずです。
自分の意見があるときは、気持ちに素直になってはっきりと相手に伝えましょう。
きっと、悩む機会が減りストレスを感じることも少なくなるはずですよ!
気持ちを切り替える意識を持つ
気にしすぎていると自覚しているのであれば、自分の気持ちを変えるように意識しましょう。
自分で気にしすぎているな…と気付いたら、気持ちを切り替えて、強引にでも他のことを考えるようにするのです。
大好きな人のことや楽しい趣味のことなど、あらかじめ気持ちを切り替えるためのネタを用意しておくのもおすすめです。
また、自分で考え込む時間を決めてしまうのもひとつの方法です。
たとえば、気になることを考えるのは15分だけと決めます。
15分考えても解決しなければ考えるのをやめるのです。
気持ちを切り替えるのが難しければ、外に出て散歩するなど、全く違う環境に身を置いたり違うことをはじめて強制的に考えるのを中止します。
考えることのループから抜け出して、少しずつ気持ちの切り替えができるように意識しましょう。
まとめ
家庭や仕事、友人関係などさまざまな場面で、つい気にしすぎてしまうという方は多いです。
気にしすぎる性格の人は他人からの評価を重視する傾向があります。確かに、より良い人間関係を築くためにも周りの人への配慮は大切です。しかし、自分の気持ちを抑えつけてしまってはストレスがたまる一方です。どんなに思い悩んでも解決しないこともあります。ときには、心を決めて割り切ることも必要です。
気にしすぎてしまう性格の人は、考え込むことが習慣となっているため、なかなかすぐに変えられるものではないかもしれません。
今回ご紹介した「気にしすぎ度チェック」診断シートを参考に、改めて自分自身のことを振り返ってみてください。また、気にしすぎる性格の対処法もぜひ試してください。性格をすぐに変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ考え方を変えていきましょう。時には「まあ、いいか」と気楽に考えることも必要ですよ!