離乳食が始まってからしばらくすると、赤ちゃんが自分でコップを持って水やお茶を飲めるように「コップ飲み」の練習をスタートするママやパパも多いでしょう。
赤ちゃんが自分でコップ飲みができるようになると、ママやパパの育児が少しだけ楽になりますよね。
実際に我が家でも、コップ飲み練習は苦戦しました。
途中で飽きて、コップをポイっとする娘。笑
何度こぼしたことか・・・。
そんなコップのみトレーニングを考えるママたちへ、赤ちゃんのコップ飲み練習法について詳しく解説していきます。
また、コップ飲みの練習に役立つと話題になっているダイソーのトレーニングコップについてもご紹介します。コップ飲みの練習が上手くいかない…と悩んでいるママやパパはぜひ参考にしてください。
【先輩ママ50人に聞いた!】コップ飲みの練習を始めた時期はいつ?
コップ飲み練習を始める時期はその子によって様々かと思います。
月齢で決める人もいれば、やってみたら意外と出来ちゃった!という人まで。
そこで、今回は先輩ママ50人を対象に、コップ飲み練習を始めた時期についてアンケート調査を行いました。
何歳からコップ飲み練習を始めましたか?
先輩ママ50人に「コップ飲み練習の始めた時期」についてアンケート調査を行った結果となります。
トレーニングを始めた年齢 | 人数 |
---|---|
5~6ヶ月から | 6人 |
6~7ヶ月から | 8人 |
7~8ヶ月から | 13人 |
8~10ヶ月から | 21人 |
10~12ヶ月から | 2人 |
最も多かった回答は、「月齢8~10ヶ月目からコップトレーニングを始めた」となります。
始めようと思ったきっかけは何ですか?
ストローのみができるようになってきたので、コップ飲みをやってみる?みたいなノリで始めてみました。
(30代女性)
ストローが苦手で全然飲まなかったので、「コップから始めちゃえ!」と勢いで
(20代女性)
子供の前で、コップで飲む姿を見せていたら興味を持ったので、そこから始めました。
(30代女性)
離乳食を2回食べれるようになったタイミングで
(30代女性)
トレーニングを始める目安は母子手帳に表記あり
赤ちゃんの成長スピードは十人十色です。
コップ飲みは「いつまでに必ず開始すべき」という決まりはありません。
母子健康手帳の中で、1歳6か月児健診(1歳半健診)の際にチェックする目安として「コップ飲みができること」という項目が記載されています。
そのため、1歳6ヶ月までにはコップで飲み物が飲める状態であれば良いとなります。
コップ飲み練習のやり方・手順について
赤ちゃんがコップで飲めるようになるには、コップで飲むための口元の筋力と、コップを口まで運ぶ手や指の機能の発達が不可欠です。
赤ちゃんの成長スピードは個人差が大きいため、同じ月齢でもコップ飲みが上手な子もいれば、できない子もいます。
コップ飲みの練習は焦らず、楽しみながらやるのがコツです♪
少しずつ段階的にステップアップしながら進めていくのがポイントです。
ここでは、それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
赤ちゃんの様子をみながらマイペースに進めてください。
コップ飲みトレーニングの手順について
まずは、離乳食用のスプーンを使って水やお茶を口に含んで飲むことに慣れさせてあげましょう!
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、まだ唇を上手に使うことができません。
飲み物を口に含んでも、すぐにこぼしてしまうことも多いはずです。
練習を続けることで、少しずつ上手に飲めるようになっていきます。
生まれて初めてコップを見る赤ちゃんは、コップが飲み物を飲むための道具ということを知るはずがありません。
離乳食の時などに、お手本としてママやパパがコップを使って飲む様子を赤ちゃんに見せてあげましょう。
赤ちゃんは大好きなママやパパのまねっこをするのが大好きです。
また、ママやパパの行動に興味津々ですので、自然にコップの用途や使い方を理解してくれるでしょう。
コップ飲みをスムーズに習得するために、スパウトマグやトレーニングコップを活用するのもおすすめです。
スパウトマグは、ずっと慣れ親しんできたおっぱいや哺乳瓶のような感覚で飲めるため、コップ飲みの移行に最適なアイテムの1つと言えます。
トレーニングコップは、コップを傾けすぎても一気に飲み物が流れ出ないように工夫されているため、赤ちゃんがむせてしまう心配が少ないです。
離乳食も中期から後期に入る生後8か月〜1歳1か月頃になると、コップは飲み物を飲む道具であることが理解できるようになってくる赤ちゃんもいます。この時期になると、コップ飲みも徐々に上達してくる頃でしょう。
いよいよコップを使った練習をスタートさせてもいい時期です。はじめはママやパパの手助けが必要なため、しっかりとコップに手を添えてあげ、赤ちゃんの口元までコップを運んであげます。
コップに注ぐ飲み物は、ほんの少しの量からスタートしましょう。はじめは小さじ1杯くらいの量がおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら、少しずつ量を増やしていくようにしましょう。
ママやパパが手を添えて飲むことに慣れてきたら、手を添えるのをやめてみましょう。
しばらくの間は、ママやパパが近くで見守ってあげ、なにかあったらすぐにフォローできるようにしておくと安心です。
練習をする上でのポイント
- コップのみが上手にできるまで、量は少なめに
- 子供が飽きるタイミングに注意(ポイっとすることがあります。)
- 勢い余ってむせないように、注意してあげましょう
- コップを置くタイミングもフォローを
私の子供は、飲むのに飽きたら、コップをポイっと投げてしまう子供でした。(笑)トレーニングコップは漏れにくいとはいえ、投げたら衝撃で漏れますので、注意してくださいね♪
トレーニングコップを購入する前の確認事項
トレーニングコップを使用する上で、いくつか事前に知っておくべき注意事項があります。
一つずつしっかりと確認していきましょう。
確認事項①:電子レンジの使用ができないものが多い
トレーニングコップで1番注意したい点は、電子レンジ使用不可の製品も多いという事です。
電子レンジが使用できないのは、なにかと不便と言えるでしょう。
赤ちゃんが使用するものなので、使用の際に消毒をしたい方もいるでしょう。
煮沸消毒や熱湯消毒、レンジ消毒などができないことがあるため、使用可能かどうかは購入前に確認しましょう。
離乳食を開始する頃には、赤ちゃんの免疫力が高まってくるので、煮沸消毒は行っていない方がほとんどのようです。消毒したい方は注意してくださいね!
また、飲み物を温めたい場合も、コップのまま電子レンジで温められません。
温かい飲み物を飲ませたい場合は、鍋で温めるか、別の耐熱性容器で温める必要があるため、面倒に感じる方も多いでしょう。
確認事項②:食洗機の使用は不可の物も多い
トレーニングコップの多くは、前述した通り、耐熱温度が70~80℃程度のものも少なくありません。
このように耐熱性でないものは当然、食洗機の使用は不可となり、手洗いのみとなります。
日常的に食洗機を利用している家庭の場合は、耐熱性があるトレーニングマグコップを選ぶようにしましょう。
確認事項③:シンプルさ
トレーニングマグコップの中には、いくつものパーツに分解できる商品と、蓋とコップだけのようにシンプルな作りな商品があります。
育児をしている時の、1分1秒は非常に大切です。
可能な限り、パーツが少なくシンプルなものを選ぶことをお勧めします。
パーツが多いとそれだけ無くなってしまうリスクがあります。
私も数千円の良いトレーニングコップを購入したことがあります。
購入して1ヶ月も経たない時に、外に持って行ったらフタを無くしてしまいました・・・。
- 可能な限り無くなるリスクが少ない
- パーツが少なく洗いやすいもの
確認事項④:絶対に飲み物がこぼれない商品はない
トレーニングコップはサポートキャップや蓋が付いているため基本的にはこぼれにくいです。
とは言え、赤ちゃんが勢いよくコップを傾けたり振り回したりすれば、中身がこぼれてしまうことがあります。
子供の方が大人より、一枚上手です。
耐熱性ではないものを、電子レンジや高温のお湯で変形してしまう可能性があります。
「少しだから大丈夫…」と電子レンジや高温のお湯を使用してしまうとコップが歪んでしまう可能性が高いです。
キャップのしまりが悪くなる原因ですので注意してください。
トレーニングマグコップはどこが人気?徹底比較!
コップのみの練習に欠かせないトレーニングコップは、シンプルで低価格なものから、赤ちゃんが飲みやすいように工夫された高機能なものまで、さまざまなタイプが販売されています。
種類がたくさんありすぎて、一体どれを選べばいいのか、困ってしまう方も多いでしょう。
100均で有名なダイソーでは、多くの育児アイテムを取り扱っています。
中でも、トレーニングコップはコップ飲みの練習に便利と話題で、育児中のママやパパから人気を集めています。
ここでは、代表的な4つのブランドを比較検証してみました。
比較検証するメーカー
- ダイソー(100均)
- セリア(100均)
- 西松屋
- munchkin|ハンドル付ミラクルカップ
ダイソー(100均)のトレーニングコップの詳細
100均のダイソーで販売されているトレーニングコップの詳細は下記のとおりです。
原産国 | 中国 |
材質 | ポリプロピレン 80℃ シリコーンゴム 120℃ |
サイズ | 6.5cm×6.7cm×3cm |
容量 | 約150ml |
色 | ブルー/ピンク |
値段 | 110円(税込) |
メリット | デメリット |
---|---|
メリット:安い メリット:どこでも買える メリット:サポートキャップで飲み物が出過ぎない メリット:サポートキャップを外してコップとして使える | デメリット:横向きになると溢れる デメリット:電子レンジが使えない デメリット:熱湯消毒ができない デメリット:デザインが他の子と被りやすい |
セリア(100均)のトレーニングコップの詳細
100均のセリアで販売されているトレーニングコップの詳細は下記のとおりです。
原産国 | 中国 |
材質 | ポリプロピレン 80℃ シリコーンゴム 120℃ |
容量 | 約150ml |
色 | 赤色/緑色 |
値段 | 110円(税込) |
メリット | デメリット |
---|---|
メリット:安い メリット:どこでも買える メリット:スパウトタイプのため、飲みやすい | デメリット:横向きになると溢れる デメリット:スパウトタイプが飲みにくい子もいる デメリット:ネット購入できない デメリット:袋に梱包せず、そのまま店頭で売られている |
西松屋のトレーニングコップの詳細
原産国 | 中国 |
材質 | 【カバー】ポリエチレン 【シリコンキャップ】シリコーン 【キャップ】ポリプロピレン 【パッキン】シリコーン 【ハンドル】ポリプロピレン 【ボトル】ポリエチレンテレフタレート |
容量 | 約150ml |
色 | ブルー/ピンク |
値段 | 812円(税込) |
メリット | デメリット |
---|---|
メリット:西松屋で買える メリット:横に倒しても漏れない メリット:蓋があるため、飲み口が汚れづらい メリット:360°どこからでも飲める | デメリット:100均と比べると高い デメリット:200ml入れると重い デメリット:西松屋のロゴが目立つ |
ハンドル付ミラクルカップの詳細
原産国 | 中国 |
材質 | 【キャップ】ポリエチレン 【バルブ】シリコーン 【フタ】ポリプロピレン 【パッキン】シリコーン 【カップ】ポリプロピレン |
サイズ | 12.5cm×8.7cm×11.0cm |
容量 | 約200ml |
色 | ブルー/グリーン/ピンク |
値段 | 1,430円(楽天市場) |
メリット | デメリット |
---|---|
メリット:可愛い メリット:横に倒しても漏れない メリット:蓋があるため、飲み口が汚れづらい メリット:360°どこからでも飲める メリット:持ち運びしやすい | デメリット:他の物と比べると高め デメリット:デザインが他の子と被りやすい デメリット:200ml入れると重い |
【総評】トレーニングマグコップ比較表
ダイソー | セリア | 西松屋 | ハンドル付ミラクルカップ | |
---|---|---|---|---|
飲み口 | コップ サポートキャップ付き | スパウト | コップ | コップ |
電子レンジ | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
消毒 | ベビー用消毒液 | 食器用洗剤ベビー用消毒液 | 食器用洗剤煮沸可能 | キャップ以外煮沸可能 | キャップ以外
容量 | 150mL | 150ml | 200ml | 200ml |
溢れやすさ | 漏れる | 横にすると漏れる | 横にすると漏れない | 蓋なしでも漏れない | 蓋なしでも
持ち手 | あり | あり | あり | あり |
利便性 | そのまま飲める | そのまま飲める | 蓋を空ける手間あり | 蓋を空ける手間あり |
価格 | 110円 | 110円 | 812円 | 1,430円 |
購入する | ネット販売なし | 購入する | 購入する |
我が家では、ハンドル付きミラクルコップを活用していました。
【使っていた理由】
・土日に車で外出することが多いため、車で溢れると大変
・外でも使い慣れたコップを使って欲しかった
・飽きたら、容赦無く投げるため(笑)
・動物が描かれた可愛いデザインが豊富
100均など、安いトレーニングコップから始めるのもオススメ
トレーニングコップは、1つ1つこだわれば、数千円ほどの金額となります。
これからのことを考えると少しでも節約したいものですよね。
また良いトレーニングコップを買っても以下のようなケースも想定されます。
- 買ったは良いもの、子供が飲んでくれない
- 子供が投げてしまい、壊れてしまった
そのため、初めてのトレーニングコップは、壊れても・無くしても大丈夫なように100均で売っているようなトレーニングコップから始めることをお勧めします。
メリット①:コスパのよさが抜群!
なんと言ってもコスパのよさが1番の人気の理由でしょう。
さまざまなタイプが販売されているトレーニングコップは、高いものだと数千円するものもあります。
実際に使用した方の中には「高価格帯のトレーニングコップよりも、赤ちゃんが上手に飲んでくれた!」なんてこともあるようです。
万が一、赤ちゃんが気に入ってくれなくても、100円であればダメージは少ないので気軽に試せるのも人気の理由でしょう。
メリット②:大きめの持ち手で使いやすい
100均のトレーニングコップには、持ち手が両方に付いている製品もたくさんあります。
持ち手のサイズも比較的大きいため、赤ちゃんでも持ちやすいと評判です。
容量も約150mlと小さめで、コップ飲みの練習をスタートさせる赤ちゃんにピッタリなサイズと言えるでしょう。
メリット③:サポートキャップが便利
サポートキャップは取り外し可能となっており、コップ飲みが上手にできるようになってからも通常のコップとして使用できます。
赤ちゃんがコップ自体を気に入っている場合は、トレーニングコップを卒業しても、通常のコップとして引き続き使えるのは嬉しいですよね!
また、サポートキャップの飲み口は、赤ちゃんの口にフィットしやすく設計されています。
さらに、赤ちゃんがコップを傾けすぎても、中身が勢いよく流れ出ないようになっているため、むせにくいです。
メリット④:目盛りがあるため量の調節がしやすい
トレーニングコップは目盛りがついているため、量の調節がしやすく大変便利です。
コップの内面に「50ml・75ml・100ml」と25mlごとに目盛りがついているため、量の調節をする際の目安になります。
優秀・・・!
目盛りを確認することで「今日はどのぐらい飲んだ」と言うことが分かりやすく、夏場など水分摂取量が気になる季節は目安になるため便利です♪
ちなみに、我が家では子供が必要なくなった後は、計量カップとして使ってしまう時もあります。(笑)
人気の秘密その⑤:パーツは2つだけ!洗いやすい
形やデザインはとてもシンプルで、サポートキャップ以外の付属品がないため、とても洗いやすいと評判です。
高機能なトレーニングコップなどは、部品が多いものがあり、洗うのが大変との声が多いようです。
「シンプル・イズ・ザ・ベスト」とはまさにこの事です♪
ただし、食洗機・乾燥機は使用できません。
食器用洗剤で洗うまたは、ベビー用消毒液できれいに洗うようにしましょう!
まとめ
コップ飲みの練習をするときは、赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、焦らずゆっくり進めましょう。
ママやパパの都合を優先したり、赤ちゃんの機嫌が悪かったりするときに練習しても決して上手くいきません。
コップ飲みの練習を続けていると、思うようにいかないこともたくさんあるでしょう。
思わずイライラしてしまうこともありますが、ママやパパのイライラは赤ちゃんに伝わります。
赤ちゃんが機嫌よくコップ飲みの練習ができるように、環境を整えることが大切です。赤ちゃんが気に入るトレーニングコップを用意してコップ飲みの練習をしましょう。
今回、トレーニングマグコップの使用しやすさ・丈夫さ・コスパなどあらゆる観点から比較しました。
ぜひ自分のお子様に合った商品を探してみてくださいね。