昼と夜の区別がつきはじめる生後4ヶ月頃は、個人差はありますが、夜にまとめて寝てくれる赤ちゃんも少しずつ増えてきます。
赤ちゃんは成長に伴い、視覚や聴覚、触覚などの五感も発達するため、音などにも敏感になります。
わずかな音で目覚めてしまったり、なかなか寝ついてくれなかったりすることもあるのではないでしょうか?
夜中にギャン泣きで、家族みんな寝不足の日々…。
- 新生児の頃は、よく寝ていたのに4ヶ月頃から急にぐずるようになった
- 背中スイッチが敏感で布団に置くとギャン泣きする…
- 30分以上抱っこし続けてもぐずりっぱなし
- わずかな音で目が覚め、一度起きるとなかなか寝つけない
など、生後4ヶ月を過ぎたころから急にぐずりが増えたと感じるママやパパは多いです。
そこで、今回は生後4ヶ月頃の赤ちゃんのぐずりが増える原因と対処法についてお話しします。
赤ちゃんの寝かしつけにおすすめのアイテムもご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
【時間帯別】生後4ヶ月の赤ちゃんがぐずる原因とは?
生後4ヶ月頃の赤ちゃんがぐずる原因は、一体どんなことが考えられるのでしょうか?
日中にぐずってしまう場合や夜に寝つけなくてぐずる場合、夕方から始まるぐずりなど、ぐずる時間帯は赤ちゃんによってさまざまです。
ここでは、時間帯別に生後4ヶ月頃の赤ちゃんがぐずる原因と対処法についてお話しします。
一日中ぐずる原因:おっぱいが足りていない可能性も
生後4ヶ月頃の赤ちゃんが一日中ぐずってしまう場合があります。
一日中ずっと泣いている赤ちゃんを見ているママもつらいですよね。
1日を通して授乳間隔に合わせてぐずっている場合は、もしかしたら母乳の量が足りないのかもしれません。
完全母乳にこだわる方もいますが、もしぐずりが増えたと感じたなら、ミルクとの併用を検討してみましょう。
母乳だけでなくミルクを併用することで
「お昼寝をしてくれるようになった!」
「ぐずる時間が減った!」
と言う声が多々寄せられています。
ママのストレスを子供が感じとっているケースも
まぐずってしまうからと言ってずっと抱っこし続けたり、なぜぐずるのか分からず原因ばかり考えていたりしていませんか?
ママ自身にストレスがかかってしまっているのかもしれません。
一日中ぐずってどうしようもない日が続けば、どうしてもイライラがたまってしまいますよね。
しかし、ママのイライラは赤ちゃんにも伝わります。
たまには、赤ちゃんをパパや実家に預けて息抜きをすることも大切です。
ミルクをあげてもオムツを交換してもぐずる場合「一体どうしたらいいの⁉」と思ってしまいますよね…。
赤ちゃんに一番近いママがリフレッシュして笑顔で過ごせれば、自然に赤ちゃんのぐずりが減っていくかもしれませんよ。
昼間〜夕方にぐずる原因:家事が忙しい夕方にぐずりだす黄昏泣き
日が暮れる夕方頃になると泣きだす黄昏(たそがれ)泣きで悩んでいるママも少なくありません。
生後4ヶ月頃になると、お昼寝をしなくなる子もいます。
しくしく泣き出し、だんだんと泣き声が大きくなって30分以上も大泣きしてしまう赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんのぐずるタイミングが夕食の準備の時間帯と重なるため、ママも余計にイライラしてしまいますよね。
私も、よく赤ちゃんをおんぶしながら夕食の準備をしていたことを思い出しました。ママは本当にがんばっていますね!
黄昏なきがひどい時は夕方の買い物も前に少し公園で散歩をするなど環境を変えてあげるのもおすすめです。
育児と家事を両立するのは難しいものです。
完璧を求めずに、ママが少しでも楽になるよう工夫してみてはいかがですか?
夜寝る前ぐずる原因:眠たいのに眠れない!寝ぐずり
眠たいのに上手に眠れなくて寝ぐずりする赤ちゃんに悩むママは多いです。
夜寝る前に激しく泣き続ける赤ちゃんを添い寝で見守るのは本当につらいですよね。大変ですが、だっこや添い乳をしてあげると落ち着く赤ちゃんは多いようです。
夜はママも休みたい時間帯ですよね。
寝ぐずりは一生続くことはありません。
「今の時期だけ」と割り切って、パパにも協力してもらい夫婦二人で乗り切りましょう!
また、生活リズムを気にするばかりに、赤ちゃんがまだ眠くないのに無理やり寝かしつけようとがんばってしまうママもいます。規則正しい生活リズムにこだわりすぎないのも大切です。
お昼寝をし過ぎていないか、日中の活動量は足りているかなど振り返り、夜に眠りにつきやすいよう工夫しましょう。
どうしても眠れない日は、無理に寝かしつけるのではなく、たとえ遅くなってしまっても自然に眠くなるまでほっておくのも1つの方法です。ただし、自然と寝るまで待つことを続けると、寝る時間がまちまちになり、遅くまで起きているという習慣がついてしまう可能性があるため、どうしても寝ないときだけにしましょう。
翌朝はいつも通り起床させれば、生活リズムは自然に整っていくはずですよ!
夜中にぐずる原因:ミルクかおむつが原因かも?
生後4ヶ月頃の赤ちゃんが夜中にぐずって起きてしまう原因は、ミルクかおむつが原因の場合が多いです。
夜中に赤ちゃんがぐずるとママも寝不足になってしまいつらいですよね。夜中でもスムーズに対応できるように、枕元におむつ替えセットを用意したり、授乳しやすい前開きのパジャマを着用したりしましょう。
夜中に部屋の明かりをつけてしまうと目がぱっちり覚めてしまうので、明るさの調節ができる手元ライトを利用するのもおすすめです。明かりをつけるために起き上がる必要もないので便利ですよ。
生後4ヶ月頃の赤ちゃんを寝かしつけるポイントとは?
昼と夜の区別がつきはじめる生後4ヶ月頃の赤ちゃんは、活動時間も1時間~1時間半程度と新生児の頃の倍以上になります。
活動量が増えることで、夜にまとまって寝るようになり、夜中の授乳回数が減る赤ちゃんも増えてきます。一方で、生後4ヶ月頃はぐずりが増えて、なかなか上手に寝つけない赤ちゃんも少なくありません。
ここでは、生後4ヶ月頃の赤ちゃんをスムーズに寝かしつけるポイントをご紹介します。
スムーズな寝かしつけはお昼寝の時間調整が大切!
生後4ヶ月頃になると、少しずつお昼寝のタイミングが決まってくる赤ちゃんもいるでしょう。
生後4ヶ月頃の赤ちゃんが1日に必要な睡眠時間は12~16時間と言われています。
日中のお昼寝は2回で、午前と午後にそれぞれ3〜5時間ほどが目安です。
ただし、赤ちゃんの成長スピードはさまざまなため個人差が大きく、日によっても異なります。
お昼寝の時間は予定通りに行かないことも多いでしょう。
お昼寝はしすぎ・しないもNG
お昼寝はし過ぎてもしなさ過ぎても、夜の眠りに影響します。
日中の活動量が多く、疲れて夕方寝てしまった場合などは30分程度で起こしてあげると、夜の寝かしつけへの影響も少ないとされます。
マッサージやスキンシップで気持ちよく入眠
赤ちゃんをマッサージしてあげるのもおすすめです。
眉毛や眉間に「眠りのツボ」があると言われています。
赤ちゃんの横で添い寝をしながら優しくさすってあげると気持ちよく、うとうと寝ついてくれるかもしれませんよ。
体のマッサージなら、鎖骨や手首を撫でてあげたり、足裏をくるくるしたりするのも効果的です。
マッサージは、赤ちゃんとママのスキンシップになります。
赤ちゃんは、ママの手でやさしく触ってもらうだけで安心します。ママにとっても、赤ちゃんのすべすべの肌を触ることで癒される方も多いでしょう。
SNS上でも、赤ちゃんの寝ぐずりに効果的なマッサージやスキンシップが投稿されていたのでご紹介します。
赤ちゃんが気持ちよさそうにするお気に入りのマッサージを探してみてくださいね。
寝かしつけまでのルーティンを作る
昼と夜の区別がついてくる生後4ヶ月頃から寝かしつけの流れを決め習慣化するのも1つの方法です。
具体的なルーティンについて
お風呂に入り、授乳をした後、部屋を暗くする
このように日常生活の中で寝る前の流れを決めてルーティン化します。
毎日同じことを繰り返し行うことで、赤ちゃんも自然に流れを理解して「寝る心構え」ができ、スムーズに眠りにつけます。
寝かしつけの絵本は、同じ単語を繰り返すようなリズムのある絵本がおすすめです。
心が落ち着く音楽で寝つきをよくする
スムーズに眠りにつけるように、寝かしつけに音楽を使うのも有効です。
寝かしつけの際は、ヒーリングミュージックなど心が落ち着く音楽を選べば、赤ちゃんもママもリラックスできます。
また、静かなオルゴール音がなる赤ちゃん用のメリーも夜の寝かしつけに効果的です。
メリーのゆったりした動きとオルゴール音は眠りを誘います。いろいろな音楽を試して、赤ちゃんが眠りにつきやすい音楽を見つけてあげましょう。
【生後4ヶ月の赤ちゃんのぐずり】どうやって乗り越える?
生後4ヶ月頃の赤ちゃんのぐずりに悩むママは多いです。
ミルクをあげてもおむつを変えても、何をしても泣き止まない赤ちゃんを見ていると心が折れそうになるママもいるでしょう。
生後4ヶ月頃の赤ちゃんがいるママたちはどのような方法で乗り越えているのでしょうか?
ここでは、生後4ヶ月頃の赤ちゃんのぐずりを乗り越える方法についてお話しします。同じように悩むママはたくさんいますよ!
身近な人に話を聞いてもらう
身近な人に育児の悩みや状況を伝え、気持ちを落ち着かせているママはとても多いです。
悩み事やストレスが溜まっているときに、誰かに話しを聞いてもらうだけで心が軽くなったりしますよね。
- 昨日は一日中ぐずっていた
- 毎日抱っこして家事をこなしている
- 赤ちゃんの泣き声を聞くのがつらい
など、赤ちゃんとの生活で大変なことや悩みを誰かに聞いてもらいましょう。
赤ちゃんのお世話は身体的にも精神的にもとても大変です。身近なパパや実母に話せば、気持ちもすっきりするかもしれませんよ。また、同じ子育て中のママならより共感してもらえ、きっと気持ちが軽くなるはずです。
子育て支援センターなどで月齢の近い赤ちゃんのいるママや先輩ママと情報交換するのもおすすめです!また、乳児健診で小児科を受診した際に、小児科の先生や看護師さんに相談することもおすすめです。
育児と家事の両立で悩んだら、家事は一旦休むのもおすすめ
生後4ヶ月頃の赤ちゃんが、一日中ぐずって泣き止まないという場合もあるでしょう。
大声で泣いてぐずるときなど、無理して家事をしても、余計にぐずるだけかもしれません。
育児と家事の両立で悩んだら、一旦、家事はお休みしてみてはいかがですか?
大声でぐずる赤ちゃんだけに専念してあげると、ママの気持ちにも少しだけゆとりができるかもしれませんよ。
子供が生後4ヶ月の当時を振り返って
私も子供が生まれた時は、毎日のようにギャン泣きで常に寝不足状態でフラフラでした・・・。
大量も限界で、少しのことでイライラしている自分が本当に嫌いになりそうでした。
親失格かも・・・。と思ったほどです。
本当に周りの人の協力や自分に妥協することは大切ですので、子供も大切ですが自分も大切ですのでまずは、ご自身を労ってくださいね。
赤ちゃんの寝顔や動画を見る
ぐずる赤ちゃんに疲れ果ててしまっても、赤ちゃんの寝顔や動画を見ると元気になれるというママも多いです。
赤ちゃんの寝顔を間近で見られるのはママやパパの特権です。どんなに疲れていたり、怒っていても、赤ちゃんの寝顔や動画を見ると、癒されたり幸せな気持ちになりますよね。
【赤ちゃんの寝かしつけアイテム】厳選!おすすめ3選
生後4ヶ月頃の赤ちゃんの寝かしつけは、本当に苦労しますよね。
抱っこやおんぶをして「ようやく寝たかな?」と思っても、布団に置くと起きてしまい、また同じことの繰り返しになることも…。赤ちゃんを持つママやパパにとって日常茶飯事ですよね。
赤ちゃんの寝かしつけグッズは日々進化しており、赤ちゃんが眠りにつきやすい音や揺れなどさまざまな工夫がされたグッズはたくさんあります。
ここでは、赤ちゃんがスムーズに眠りにつけるおすすめグッズを厳選してご紹介します。赤ちゃんの寝かしつけに困っているママやパパはぜひ参考にしてください!
【スワルドアップ】包まれる感覚のおくるみが効果的
おくるみなどで赤ちゃんの手足をやわらかく包んであげるのも効果的です。
「スワルドアップ」は、一般的なおくるみとは異なり、ママに抱っこされている感覚で包み込まれるため、赤ちゃんが安心して眠りにつくことができます。手足もすっぽりと包み込んでくれるため、手先や足先の冷えを防ぎ寝つきやすい環境を整えてくれます。
また、原始反射と呼ばれる原始的な運動であるモロー反射で自分の手足の動きにびっくりして目覚めてしまうことを防いでくれます。赤ちゃんを快適な睡眠へ導いてくれるアイテムです。
【おやすみホームシアター】音や映像を使ったグッズ
音や映像によるリラックス効果でスムーズな眠りに誘導するアイテムもおすすめです。
1歳、2歳と少し大きくなってからもおやすみ前の習慣として長い間活用できます。
おやすみホームシアターは、赤ちゃんの心拍リズムに合わせた寝かしつけ用音楽が搭載されています。
やわらかい光で天井を照らし映し出す映像は、副交感神経を働かせ眠りにつくのに効果的です。大人よりやや早い赤ちゃんの心拍に合わせたメロディで、快適な眠りに導くように工夫されています。
【Cカーブ授乳ベッドおやすみたまご】赤ちゃんを起こさず寝かせるアイテム
抱っこやおんぶで寝かしつけた際、赤ちゃんを起こさずに布団に寝かせるのに最適なアイテムをご紹介します。
スマイルケアジャパン「Cカーブ授乳ベッドおやすみたまご」は、背中を伸ばす姿勢にならないため目覚めにくく、寝かしつけをスムーズにしてくれます。
本体は低反発素材でできており、まるでママのお腹の中で羊水に浮かんでいるような感覚になれるアイテムです。
まとめ
生後4ヶ月頃の赤ちゃんのぐずりに悩むママやパパは多いです。
一日中ぐずる、夕方や夜中になるとぐずりだすなど赤ちゃんによってぐずる時間帯はさまざまです。
ミルクをあげてもおむつを交換してもぐずりが収まらないと、「一体どうしたら泣き止んでくれるの⁉」とお世話するママもストレスが溜まってしまいますよね。
赤ちゃんがぐずってしまう原因はいろいろ考えられますが、お世話するママが笑顔であることが一番大切なのかもしれません。
育児が大変と感じることがあれば、身近な人に話を聞いてもらったり、少しの間赤ちゃんを預けてリフレッシュする時間を作ったりしてストレスをため込まないようにしましょう。少しくらい家事は後回しにしても大丈夫ですよ。
赤ちゃんとママがリラックスして過ごせるよう、ご家庭にあったぐずり対策が見つけられることを願っています。