マタニティ雑誌や育児雑誌の出産準備リストに「あると便利なもの」に分類されることが多いおしりふきウォーマーは、購入を悩む方も少なくありません。
出産準備リストの中でも、おしりふきウォーマーは必要かなのか、よく話題にあがるアイテムの1つです。
そこで今回は、おしりふきウォーマーのメリットとデメリットを紹介し、おしりふきウォーマーの選び方と代用できるアイテムについて徹底解説します。
これから生まれてくる赤ちゃんのために、おしりふきウォーマーの購入を悩んでいるママはぜひ参考にしてください。
知っておくと便利!おしりふきウォーマーの代用方法5選

出産準備では、さまざまなベビー用品を揃える必要があるため、意外と出費も多いものです。

オツムなど絶対に必要な物を優先して、無駄な出費は極力抑えていきたいものです。
使用期間が限られるおしりふきウォーマーは中古品やレンタルを活用するのも1つの方法です。
実は、おしりふきシートを温める方法はおしりふきウォーマーだけではありません。おしりふきウォーマー以外でも、おしりふきシートを温める方法はさまざまあり、他のものでも代用できるのです。
おしりふきウォーマーを購入する前に、ぜひ知っておきたい代用方法を詳しくご紹介します。



我が子は、2月に産まれましたがおしり拭きウォーマーを一切使用せずに乗り切りました!体験談も交えながらお伝えしていきますね。
代用方法その①:お湯で温める
おしりふきウォーマーの代用方法でもっとも代表的なのは、おしりふきをお湯で温める方法です。
ボウルや大きめの容器などにお湯をはっておしりふきを直接温める方法や、事前に電気ポットや魔法瓶にお湯を用意しておき、おしりふきシートを直接濡らして温める方法などがあります。
おしりふきシートをお湯で少し湿らすことで汚れも取りやすくなりますね。
先輩ママの体験談(PaMarry編集部の1児のママ)
子供のお尻かぶれが気になり、極力おしりふきを使わずに、お風呂場に連れていきシャワーで綺麗にしていました♪
そのあとは、クリームでしっかりと保湿です。
特に保育園に行き始めると、保育園でおしりやお股を拭かれすぎて赤くなっていることもあったので、家では負担がかからないように意識していました。
代用方法その②:レンジで温める
少し手間はかかりますが、おしりふきを使用する際に電子レンジで温める方法があります。
なお、おしりふきシートは広げた状態で温めてしまうとすぐに冷めてしまいます。
小さく折りたたんでから温めてあげると熱が逃げにくいです。
おしりを拭く前に、軽く広げて温度を確認してから使用しましょう。
温める時間の目安
- 温める時間:500Wで5〜10秒ほど
- 温める方法:折りたたんでから温める
代用方法その③:暖房器具を活用する
寒い冬の季節なら、使用している暖房器具の力を借りてみるのもおすすめです。
ホットカーペットの上やこたつの中におしりふきシートを置いておくだけで、手間なくおしりふきを温められます。



夜寝る時に、おしりふきを布団の中に入れて寝るママもいるそうです。
正に、おしりふきシートを人肌に温められますね!
外出時でもおしりふきシートを温めたい場合は、ホッカイロをおしりふきシートと一緒にタオルで包んでおく方法もあります。
代用方法その④:手で直接温める
もっとも手軽で簡単な方法は、手でおしりふきを温める方法です。
取り出したおしりふきシートを手でやさしく温めるだけのとても原始的な方法ですが、道具もお金もかからず人肌に温められるためおすすめです。
代用方法その⑤:シャワーボトルやドレッシング容器で代用する
100円ショップやホームセンターなどで売っているシャワーボトルや、ドレッシング容器などにお湯を入れて赤ちゃんのおしりを適度に濡らしてあげる方法です。
人肌程度に温めたお湯を活用することで、簡単におしり拭きウォーマーの代わりとして代用することができます。
デメリット
- 人肌程度のお湯の温度に保つのが大変
- 外出時は、保温性のボトルを持ち運ぶ必要があり、重たい
- お湯が出過ぎてしまい、おしりふきシートーがびちょびちょになってしまうことがある。
おしりふきウォーマー以外で、温める場合のNG方法


おしりふきウォーマー以外でも、温める方法・代替品はたくさんありますが、注意すべきことがあります。
それは、お尻拭きの清潔さの担保です。
おしりふきはデリケートゾーンを拭くため清潔である必要があります。
そのため、おしりふきを温める時は、容器から出さずに、密閉した状態で温めるようにしましょう。
人によっては、スチーム式加湿器の蒸気で温める方もいるようです。
おしりふきが温まるだけでなく湿らすこともできるなどメリットはありますが、次のようなデメリットも多数あるためお勧めできません。
- 加湿器のタイプによっては、高温なものもあるため、火傷の危険がある
- 加湿器内に含まれるお水が清潔じゃない・菌が混じっていることがある
お尻やお股などデリケートゾーンを吹くことが多いため、雑菌のリスクが高まるような方法は避けるようにしましょう。
おしりふきウォーマーを購入するメリット


おしりふきウォーマーは、育児グッズの中で絶対に必要なものではありません。
しかし、実際におしりふきウォーマーを使用した方の中には「買って良かった!」という声も多いようです。
SNS上でも、実際におしりふきウォーマーを購入して良かったと投稿されている方がいるのでいくつかご紹介します。
おしりふきウォーマーが良かった!!という先輩ママの声



おしりふきウォーマーを利用してから、おむつ替えの際に赤ちゃんがグズらなくなったと言う声が多いようですね。赤ちゃんが冷たいおしりふきシートを嫌がる場合は、試してみるのもおすすめです!
ここからは、おしりふきウォーマーを使用すると、どのようなメリットがあるのか詳しく紹介します。
おしりふきウォーマーの購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
おしり拭きウォーマーのメリット①:赤ちゃんがびっくりしない
寒い季節になると常温で保管してあるおしりふきは冷たくなりがちです。
冷たいおしりふきでは、おむつ替えの際に赤ちゃんがびっくりしてしまうことがあるでしょう。
赤ちゃんが急に動いてしまうことで、周囲に汚れが飛び散ってしまった経験がある方も少なくありません。
また、赤ちゃんは一度泣き出してしまうと、泣き止ませるのはとても大変です。
おしりふきウォーマーで人肌に温まったおしりふきシートであれば、赤ちゃんが驚くことなくスムーズにおむつ替えができるでしょう。
おしり拭きウォーマーのメリット②:汚れを落としやすくする効果が期待できる
冷たいおしりふきよりも温められたおしりふきの方が、汚れが落ちやすいと感じる方は多いでしょう。
温められたおしりふきは、蒸気によって汚れを落としやすくする効果が期待できます。
新生児のころは、1日に何度もおむつ替えをする必要があるため、繰り返し拭くことでおしりが赤くなってしまう場合があります
特に、肌の弱い赤ちゃんには、汚れの落としやすさは大切になってくるでしょう。
先輩ママの声(PaMarry編集部)
私も子供のお股が一度だけ爛れて赤くなってしまったことがありました…。
その状態だと、ヒリヒリしてオムツが沁みる可哀想な思いをさせてしまっておりました…><
特にお尻やお股の周りはデリケートですので、肌が荒れないようにケアが大切となります。
おしり拭きウォーマーのメリット③:据え置きタイプなら片手で取り出せて便利
据え置きタイプのおしりふきウォーマーは、片手で取り出せるタイプがほとんどです。
おむつ替えでは、赤ちゃんが動かないように支えていなければならないため、片手でおしりふきを取り出せるのはとても助かります。片手でおしりふきシートがサッと取り出せれば、スムーズにおむつ替えができますね!
子供の面倒を見るときは、「ながら作業」を行うのがほとんどですよね。
子供の気を逸らすために、「話しかけながらオムツを変える」などママやパパは大変です。
その時に、片手で操作できるのは非常に助かります。
おしりふきウォーマーはいらない?デメリットとは?


おしりふきウォーマーは、スムーズにおむつ替えができる便利なアイテムの1つです。
一方、数多くのメリットがあるものの購入を悩む方が多いのも現実です。
ネット上でも、購入を悩む方からの質問が数多く投稿されています。
おしり拭きウォーマーを購入しようか迷っている人の声
おしりふきウォーマーって必要ですか?
3ヶ月になる子どもがいます。
夜はグッスリ6時間くらいは寝るので、就寝中のおむつ替えはありません。
冬生まれの赤ちゃんなら、新生児のうちは何回もおむつ替えるし、冷たいとビックリして起きちゃうから、あれば便利かなと思うのですが…ぬるま湯で濡らすとかじゃダメでしょうか?
yahoo知恵袋
皆さまどうされてますか?
おしりふきウォーマーは必ず必要なアイテムですか?
yahoo知恵袋
今の時期はまだ良くても真冬のオムツ替え時はつめた~くてかわいそうですよね。。?
ちなみにうちのTV は薄型なので上には物が置けませんし、ポットもストーブもありません。。
ここからは、どのようなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。
おしり拭きウォーマーのデメリット①:おしりふきシートが乾く
おしりふきウォーマーで長時間温めていると、おしりふきの水分が飛んでしまい乾いてしまうことがあります。
おしりふきウォーマーは上部から温めるタイプが多いため、ふたを開けたままにしておくと、中のおしりふきが乾きやすくなります。おしりふきを1枚取り出すたびにふたを閉めているという方もいるようです。



おむつ替えの際に、肝心のおしりふきシートが乾いてしまっていては困ってしまいますね。
成長とともにおむつ替えの頻度が減ることで、おしりふきシートの使用頻度も減ります。
保温が長くなることでシートが乾きやすくなるため注意が必要です。
おしり拭きウォーマーのデメリット②:電源が必要なため、使用場所が限られる
おしりふきウォーマーは、電源を必要とするタイプがほとんどです。
コンセントに繋がなくてはならないため、使用場所が限られてしまいます。
おむつ替えの場所によっては使いづらさを感じることもあるでしょう。



子供は常に歩き回り、逃げ回りますよね。
オムツを変えたいけど、おしり拭きウォーマーが遠くて使えない…。
なんてこともありえます。
また、赤ちゃんの近くにコンセントがあるのは心配と感じる方も少なくありません。
しかし、離れた位置におしりふきウォーマーを設置してしまうと、おむつ替えのたびに持ち運ばなくてはならなくなり手間が増えてしまいます。
おしり拭きウォーマーのデメリット③:取り出すと、すぐ冷めてしまう
おしりふきウォーマーは、寒い冬でも温かいおしりふきが使えることが魅力ですが、取り出すとすぐに冷めてしまうという声が多いです。特に寒い季節で室温が低い場合、おしりふきを取り出した瞬間からどんどん冷めてしまいます。
また、おむつ替えの際は手早くふき取りたいため、先におしりふきを何枚か取り出しておく方も多いです。しかし、せっかく温めたおしりふきも先に取り出してしまえば、すぐに冷めてしまうため意味がありません。



おしりふきウォーマーのメリットを活かすなら、手間はかかりますが、使用する直前に取り出して温かいうちに使うようにしましょう。
おしりふきウォーマー選び方のポイントは?お勧めの商品も紹介!


おしりふきウォーマーには、電源が必要な据え置きタイプと持ち運びができるタイプの2種類があります。
多くのメーカーからさまざまなタイプのおしりふきウォーマーが販売されているため、どれを選べばいいのか悩む方も多いでしょう。
ここからは、おしりふきウォーマーを選ぶ方のポイントをお話しします。
おすすめのおしりふきウォーマーも紹介しますのでぜひ参考にしてください!
おしりふきウォーマーの定番!据え置きタイプ
おむつ替えは、ほぼ決まった部屋で使うという方なら「据え置きタイプ」がおすすめです。
コンセントを必要とする据え置きタイプは持ち運びには向きませんが、片手でおしりふきシートを取り出せるタイプがほとんどなのでスムーズにおむつ替えができます。
特に寒い冬などは、赤ちゃんへの負担を考えたら短時間でおむつ替えを終わらせたいものです。片手でサッと使用できる据え置きタイプが便利でしょう。
据え置きタイプのおしりふきウォーマーのオススメ


「コンビのクイックウォーマーコンパクト」は、スッキリサイズで置き場所にも困らないおしりふきウォーマーです。
おしりふきシートを下から持ち上げる構造で最後の1枚まで片手で楽々取り出せます。
また、上部から温めるタイプのため短時間で適温になるためおすすめです。
外出時に便利な持ち運びタイプ
おしりふきウォーマーの中には、USBケーブルで充電できるタイプもあります。
外出先で使いたいなら「持ち運びタイプ」がおすすめです。
外出先でも温かいおしりふきが使用でき、快適におむつ替えができます。
持ち運びタイプには、ポーチのようなタイプや超薄型ヒーターが内蔵されたウェットシートのフタなどがあります。
持ち運びができるお勧めのおしりふきウォーマー


「ヒュービディックのポータブルおしりふきウォーマー」は、おしりふきだけでなくおむつやお手ふき、さらには離乳食も温めることが可能です。なお、モバイルバッテリーは付属されていないため、別途購入する必要があります。



ポーチタイプのおしりふきウォーマーはヒーターを取り外せるタイプが多いです。
おしりふきウォーマーとして使用しなくなってからも、通常のポーチとして使用することもできますよ。


Amazonが最も安いです。
ウェットシートのフタに超薄型ヒーターが内蔵されている「Bitatto 携帯用 ウェットシートウォーマー」は、非常にコンパクトで持ち運びに便利です。
モバイルバッテリーにつなげば外出先でも約10時間保温できます。なお、モバイルバッテリーは別途必要です。
番外編:デリケートなお肌の赤ちゃんにおすすめ
通常のおしりふきシートを温めるだけでは、汚れが落ちにくいと感じることもあるでしょう。
汚れを落とすために何度もふき取ることで、赤ちゃんの肌への負担が心配という方も多くいます。比較的、肌にやさしいコットンを使用しておしりを拭いてあげるのもいいでしょう。
デリケート肌にお勧めのおしりふきウォーマー


コットン派の方におすすめなのが「コンビのお湯でコットンおしりふき」です。
ポンプのお湯は保温を維持するヒーター付きで、常に適温(35〜45℃)を保つことができます。片手でプッシュするだけで、コットンに適温のお湯を湿らせることができるためとても便利です。


「あったかいdeシュ!」は、温水を噴射しておしりの汚れを落としやすくするスプレー式の赤ちゃん用おしり洗浄器です。
おしりを適度に濡らせることで汚れが落としやすくなります。スプレーと霧吹きに切り替えができるため、おしり全体を湿らせたり、ピンポイントでお湯をかけたりすることも可能です。
赤ちゃんの便秘が気になるときには、ウォシュレット代わりに使用する方もいるようです。
まとめ
おしりふきウォーマーは、出産準備グッズの中でも「あると便利なもの」といった位置付けのため、必ずしも必要というわけではありません。
しかし、赤ちゃんもママもストレスなくおむつ替えができる「あると便利なベビーグッズ」の1つであることは確かなようです。
おしりふきウォーマーがなくても、工夫次第でおしりふきシートを温める方法は数多くあります。
実際に、おしりふきウォーマーを購入することなく工夫している方も多いのが現実です。
おしりふきウォーマーを実際に購入する前に、まずは紹介した代用方法を試してみましょう。
マタニティ雑誌や育児雑誌の出産準備リストにあるからと言って、すぐに購入するのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら、実際に購入するか検討しても遅くないはずです。ベビー用品の準備にはいろいろと出費もかさみます。
抑えられるところは抑えてこれから生まれてくる赤ちゃんのために本当に必要なものを購入しましょう!