生活していると、辛いことがあり、心身ともに限界に近い状態まで追い込まれてしまうことがあります。
そんな時に、旦那に対して「もう家事に育児に大変すぎて、倒れそう…。」と伝えても、
「周りの家庭も頑張っているよ。」など夫から心無い一言・・・。
あなたは夫でしょ?
少しで良いから励ましの言葉が欲しかった・・・。
そんなこと、妻が一番分かっています。
出来ない私に対してプレッシャーをかけて何になるの?
ただ自分の気持ちを分かって欲しいだけなのに…。と悲しくなりますよね。
旦那がほんの少しでも辛い気持ちに共感して支えてくれたら、その分妻の頑張る力になります。
しかし、そんなボロボロの妻へ夫は心無い一言ばかり。
追い詰められた自分を守るためにも、夫に対してつい反論してしまい夫婦喧嘩になってしまう。
そんな悩みを抱えている女性は少なくありません。
今回は、妻の気持ちを理解できない夫に分かってもらう方法をご紹介します。
辛い気持ちを旦那に理解・共感してほしいだけ。
旦那には、自分の気持ちを分かって欲しいだけ。
たったそれだけの単純なこと。
しかし、夫に何度も何度も気持ちを伝えても理解して貰えません。
歩み寄ってもらえるどころか、「お前が悪い」など否定されることも・・・。
私たち女性は、正論を求めてあなたに話している訳でもありません。
それなのに、旦那からの一言で余計に追い詰められた気持ちになります。
- もっと寄り添って欲しいな
- 何で私の気持ちを理解して貰えないんだろう
- 冷たい人だな
こんな風に夫に対して思っている女性は少なくありません。
もしくは、「夫に話しても無駄」と諦めてしまっている人もいるでしょう。
では、なぜ夫は妻の気持ちを理解することが出来ないのでしょうか?
なぜ妻の気持ちを旦那は理解してくれないの?
筆者の私も、過去に「何でこの人は私の望むような言葉を一切かけてくれないのだろう・・・。」と悩みに悩んだ時期がありました。
夫が妻の気持ちを理解できない、仮に理解をしていても、自分の望んだ応えではないのは以下の理由によるものとされています。
- 男性と女性の考え方の違い
- 男性と女性の察する能力の差
男性と女性の考え方の違い
あなたの旦那様が、気持ちを分かってくれない理由の一つに、男性と女性との考え方の違いがあります。
男性脳と女性脳という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、男性と女性とで話し方や考え方が異なる部分があります。
- 男性(目的脳):目的を達成するための解決を一番求める
- 女性(共感脳):わずかな表情や声のニュアンスを読み取ることができ、共感し合うことが出来る
このように、妻が夫に求めている共感してほしい気持ちより「解決策は何か?」をつい先に考えてしまいます。
その悩みを解決するために、妻にも直すべきところがある場合は、妻の気持ちに寄り添う前に、妻に対して「そこはお前が悪い」など否定をしてしまうのです。
その結果、夫は自分の気持ちを全く分かってくれないと落胆してしまうのです。
男性と女性の察する能力の差
男性は女性よりも察する能力が低いことは、夫と生活する上で何となく理解していると思います。
その通りで、女性より男性は相手の気持ちを察する能力が低いとされています。
これはどんな家庭でも経験したことがあると思います。
夫にお願い事をするときに、主語や目的をしっかりと伝えないと全く理解して貰えない経験を一度はありませんか?
- 妻:あれをこっちに片付けといてー。
(さっきまで話していた会話の話題だから分かるはずよね。) - 夫:え?分かったよ。
(あれって何だろう?こっちってこの場所かな?)
夫は返事はするものの、妻が片づけてほしい場所とは全く異なる場所に違う物が置いてあったなどの二度手間になることもしばしば。
妻としては、さっきまで会話の話題だったから分かるはずなのに、理解出来ない夫は鈍感だなと感じてしまいます。
しかし、夫は「片づけて欲しい物が何であって、何処にどのように片づけて欲しいか」まで伝えないと理解することが出来ません。
このような男性と女性の感覚の違いによっても夫は自分の気持ちを分からないと感じてしまう原因です。
旦那に理解して欲しい・支えてほしいのに、喧嘩になる理由5選
- 夫に辛い時に支えてほしい
- 夫に気持ちを理解して欲しいだけ
すごい簡単なことのはずなのに、全く理解して貰えない旦那に不満はたまるばかり。
理解して貰えないだけでなく、夫婦喧嘩や言い合いまで発展してしまうことも…。
共感して欲しいだけなのに、全く逆の言い合いになってしまう理由についても触れていきます。
①:妻の気持ちに対して、正論で回答される
気持ちを理解して欲しいだけなのに、それに対して正論で回答される。
こんな経験を持つ妻たちは非常に多いです
妻たちは、正しい答えはすでに自分の中に持っています。
旦那には大変だった気持ちを共感して欲しいだけです。
- よく頑張ったね。お疲れ様。
- いつもありがとう。
この一言を夫から言ってもらえれば満足するのに、
「確かに大変だったね。けど〇〇したらもっと良かったかもね。」など余計な一言が付いてきます。
「けど」はいらないわ!!
旦那の言うことは正しいかもしれませんが、そんな言葉を妻たちは求めていません。
共感して欲しいだけなのに、イラっとする事を言われると、夫に対してストレスばかりが溜まっていきます。
②:旦那に否定されて、理解してもらえない
先ほど紹介した、気持ちに対して正論で回答されるに類似する理由ですが、妻の悩みに対して「お前が悪い」などすぐに否定をされて気持ちを全く理解して貰えない場合もあります。
せっかく話したのに、いきなり否定されると「は?何なの?」と一気に夫に対して嫌な気持ちが高まります。
夫に理解して貰えず、話を聞いてもらうだけでも良いです。
けど、全く関係しない旦那から全てを理解したような顔で、それは妻が悪いなど言われると、夫婦喧嘩待ったなしです。
③:真剣に話しても話を適当に流される
家での夫は、ずっとテレビやスマホばかり。
ソファーからほとんど動くことがなく、食事だけを求める無気力な旦那。
そんな状態の夫に、妻が話しかけても適当な「分かったよ。」の返事ばかり。
こんなダラダラ夫だと、いくら妻が真剣に気持ちや理解して欲しいことを話しても適当に流されて終わりです。
適当に聞いてるから話をほとんど覚えていない
このタイプの夫は、妻の話を聞く姿勢が全くできていないので、当然言われたことを覚えていません。
頭の50%以上はスマホやテレビに占領されている状態の「ながら聞き」でどこまで妻の話を覚えていることができるでしょうか?
こんな状態では、普段の話もほとんど覚えておらず、頼み事をお願いしても少しも覚えていません。
挙句の果てには、「そんなこと言われてないだろ!!」と逆ギレされる始末です。
④:周りの家庭と比べられる
子供がいる家庭や、専業主婦のあなたが最も嫌なことは、「周りの主婦と比べられる」ことではないでしょうか。
自分では家事も育児もすごい頑張っています。
けど、どうしても動けない時や、どうしてもしんどい時はありますよね。
- 妻:
「ごめんね。本当に疲れちゃってご飯まだ作れてないや。」
「疲れちゃって、今日の晩ご飯2品だけなの。ごめんね。」 - 夫:
「そっかー。他の専業主婦の人もこんな感じなのかな?」
「俺の会社の同僚の嫁さんは、一人でも楽しみながら家事しているらしいよ。」
これは、一種のモラハラ夫です。
それぞれの家庭は全く違うのに、比較されて出来ない妻たちを間接的に攻めてくる夫。
妻だって自分を守るためにも否定の一つや二つはします。
⑤:夫は、「妻のことを理解している」と勘違いしている
夫は、妻の一番の理解者のような風に勘違いしている場合もあります。
実際、妻からしたら全くそんなことはないケースも多々あります。
今回は、具体的にどんな時に夫の勘違いが起きやすいか2つの例を紹介します。
どんな時も仕事が優先だけど、寄り添っているアピール
妻が体調が悪い時の話
- 妻:
ごめんね。体調崩しちゃって・・・。
気持ち(明日、病院に連れて行ってもらえるかな・・・?) - 夫:
いつも頑張っていたんだね。お疲れ様。
ゆっくり休んでてね。 - 妻:
明日って忙しい・・・かな?
気持ち(一人で病院に行けないぐらい辛いんだけどな・・・。) - 夫:
そうだね。
打ち合わせがたくさん入っているんだよね。 - 妻:
そっか・・・、そうだよね。
気持ち(夫が正しいのは分かるけど、少しぐらい甘えたかったな…。)
確かに、仕事を優先しなければいけない夫の言い分も分かります。
ただ、旦那から「一緒に付き添いが出来なくてごめんね。」の一言があれば妻としても少しは気持ちが救われたでしょう。
家事について
- 妻:
疲れちゃって食器を洗えてないや・・・。 - 夫:
そうだよね。育児に家事に疲れてちゃうよね。
そしたら明日でも良いから「後で」やれば良いよ。 - 妻:
いや、お前がやってくれないんかい!!
よくあるケースであり、妻を支えている風な夫です。
妻が疲れて動けないと分かっているのであれば、たまには旦那が家事をやっても良い物です。
しかし、旦那にはそんな発想はなく「休んだ後でやってね。」という結局、楽にはならないんですよね。
支えない・理解しない旦那をもつ妻たちの体験談
旦那に気持ちを分かって貰えない体験談①
旦那に気持ちがわかってもらえません。
私は結婚して半年の専業主婦です。旦那の実家で同居してますが、私以外みんな働いてるので日中はいつも一人です。
遠距離恋愛だったため、身近に知り 合いもいないし、交通の便が悪く気軽に買い物などいける場所もないので、なんとなく最近はずっと息が詰まっている感じがして苦しいのです。元々、私は仕事人間で仕事大好きであり、毎日仕事が楽しく、とても充実していたので今の生活とのギャップにまだ気持ちが吹っ切れないようです。
こないだ、あまりに煮詰まってしまい「家ばかりにいるとストレス溜まる、仕事してたときが懐かしい」と泣いてしまった時に、励ましてくれるかと思ったら怒られてしまいました。
そんなに、仕事が好きなら結婚しなければよかっただろうと。
そんなここに嫁に来たことが嫌なのかと。
仕事が好きで泣くなんて理解できないし、日中家にいてストレス溜まるって言われても俺も仕事行ってストレス溜まってるんだから自分ばかり押し付けるな。
と言われてしまいました。私は結婚して、家族や旦那には普段とても優しくて頂いて後悔はしていません。
ただ充実感があった仕事を辞めたことは、私にとってはひどく心に穴が開いたようで、まだ上手く自分で処理出来ません。 怒られたことで、私はなんだか旦那に辛い気持ちや弱音を吐くことすら許されないような気がしました。私は付き合ってる時から弱音や愚痴をこぼしたことは殆どなかったんですが、旦那にはなんだか一生もう甘えられない気がしてしまいました。 でも、未だ結婚前のもうどうしようもないことをズルズルと引きずり、比べてしまう私が悪いのでしょうか。
yahoo知恵袋
旦那には私とは元々の考えや価値観が違うので理解し合えないだろうと言われてしまいました。私の考えてることや思ってることがちっともわからないそうです。
旦那の実家に同居するようになり、環境が変われば誰でもこれまでとのギャップを感じて「世間から自分だけ取り残された」ような感覚になります。
しかし、妻の気持ちが分からない夫は、「仕事もせず楽をしているのに不満があるなんて愚痴なんて信じられない」と感じてしまっているのでしょう。
旦那に気持ちを分かって貰えない体験談②
共感してくれない旦那についてです。
現在、1歳半の子供を育てています。専業主婦で、先月東北から関東に引っ越してきたばかりなので、育児のことなどを話せる友達がこちらにまだいません。 新しい環境で育児をしているといろいろとストレスや疲れがたまり、ここ最近は体調もよくありませんでした。
話せる友達がいないことや、子供はかわいいけれど疲れる時もあるということを旦那に話しても、分かってもらえません。
先日、夜に「私が悩みや愚痴を言っているときは、アドバイスが欲しいんじゃない。そうだね〜大変だったね〜って言ってくれればいいんだよ」と言ったら、「男は共感できない生き物。自分が経験したことのないことについて想像して共感するなんて無理」とバッサリ切られました。
また、「そう思わない?って聞かれれば、うん、と答えるよ」とも。
男女の脳の違いなので、仕方ないとは思いつつ、やはり悲しかったです。普段だったらそこまで落ち込まないのですが、新しい土地で話し相手がいない中、唯一話せるのは旦那だけなので、それでもそのようなことを言うんだな…と思うと、悲しくて涙がでました。
ちなみに、私は普段からお疲れ様やありがとうを言うように心がけていますが、旦那は、ほぼ言いません。
yahoo知恵袋
今後、旦那には愚痴や相談はしないでおこうと思いました。
みなさんの旦那さんは話をよく聞いてくれますか?
頼れる相手が旦那しかいない孤立した環境で、全く共感してくれないと誰にも頼ることが出来ず、追い詰められてしまいますよね…。
夫に「妻の大変さ」や「気持ち」を分かってもらう3つのコツ
「気持ちを分かってほしい、共感してもらいたい」けど旦那には共感して貰えない理由や体験談を紹介してきました。
これから夫婦生活は何年も続いていくことを考えると、少しは寄り添って欲しい物です。
そこで、夫に妻の気持ちを理解してもらうためにできることを紹介します。
①:思いを手紙で伝える
夫に自分の気持ちを理解してもらうためにできることの一つ目として、自分の思いを手紙で伝えることです。
気持ちを言葉では上手に伝えられなくても、文字に書き出すことで気持ちの整理が出来、夫に理解して貰いたい事を「正しく」伝えることが出来ます。
旦那に対して手紙を書くことのメリットデメリットは次のとおりです。
メリット
- 手紙の方が冷静に物事を理解できる。
- お互いに感情的にならず、伝えたい本質からズレが生じにくい。
- 妻も気持ちを整理して夫に伝えることができる。
- 形として残るため、夫が見返すことができる。
デメリット
- 書くのに手間がかかる
- 手紙を書くまでしないと理解出来ない夫に落胆する。
②:夫が理解をできるように伝える
意外と多いのが、妻の気持ち・妻のやりたいことを夫が全く理解出来ていないことです。
「これだけ、私の気持ちや思いを伝えているのに?」と疑問を持つ妻たちも多いと思いますが、
妻のことを分かっていない夫は皆同じように思っています。
夫には、嫌がらせの気持ちで妻を理解していない訳ではありません。
本当に、妻が何を望んでいるのか分からないのです。
多くの夫は、「妻と仲良く暮らしたい」と思っている人が大半です。
夫も夫で、妻に対してどうすれば良いか分からないなりにも、何かを頑張っているのです。
男性は察する能力が乏しいため、次のようなことが起きている理由を1〜10まで説明しないと理解ができないのです。
- なんで怒っているのか
- なんで機嫌が悪いのか
- なんで妻が大変そうにしているのか
妻の機嫌が悪いと、夫も今はソッとしておこうと距離を取り始めます。
そうなる前に、夫は理解出来ないものと認識を変えて、何をして欲しいのか明確に伝えてあげましょう。
そこまでして初めて妻が夫にやって欲しいことを理解することが出来ます。
③:夫に分かってもらう事を諦めて、ママ友などのコミュニティで発散する
冒頭でお伝えしたとおり、男性脳と女性脳の違いがあるため、夫に共感してもらう事自体が難しいことがあります。
それであれば、夫に共感してもらうことは諦めて、ママ友やSNSなど別の独立したコミュニティに参加することも一つの手段です。
夫に理解して貰えなくても、自分の事を理解して貰える社会があるとそれだけで心の支えになります。
また、夫が理解してくれない事を前提とすることで、これまでは、「あの人は自分を分かってくれない!なんでなの!!」とイライラしていましたが、「あの人はこんな人だからしょうがないよね。」と割り切ることが出来ます。
下記のような夫婦のお悩み掲示板をご用意していますのでぜひ活用ください。
まとめ
本記事では、【共感性なし旦那】どんなに辛くても気持ちを〝理解しない・支えない夫〟の心理と対策とは?について解説しました。
ほとんどの男性は、妻と仲良く笑顔で暮らしていきたいと考えています。
けれども、妻の気持ちや状態を察して行動することが出来ず、イライラさせてしまいます。
これまで夫に言わなくても理解してほしいと考えていた方も、どうして欲しいのか説明することをお勧めします。
説明されて初めて夫は「こうして欲しいのか!!」と気付きます。
ぜひ今回の記事を夫婦円満のヒントに活用ください。