カラフルなボールが敷き詰められたボールプールは、ショッピングモールなどに入っている室内遊具施設やキッズルームなどでもよく見かけますよね。
公共施設にあるような大型のボールプールは、滑り台や階段がありダイナミックに遊べるため子どもたちにも大人気です。
しかし、
まだうちの子小さいし怪我しないかしら…。
口に入れている子もいるし衛生面が心配…。
という方も多いのではないでしょうか?
大きな遊具は思いっきり楽しめる分、危険も潜んでいます。
一方、家庭用のボールプールも数多く販売されています。大型のボールプールに連れて行くのは移動や費用もかかって大変ですよね。家庭用のボールプールなら、お家で子どもを気兼ねなく遊ばせることができるため、購入を検討する方も多いようです。
今回は、ボールプールの購入を検討中の方に向けて、メリットとデメリットを解説します。また、ボールプールの選び方とおすすめのボールプールも3つ厳選してご紹介します。ぜひ、ボールプールを選ぶ際の参考にしてください。
事故を防ぐために知っておきたいボールプールの危険ポイント
ボールプールを利用するシーンは、「公共施設での利用」「家庭内での利用」大きく2つのパターンに分かれます。
子供が利用する前に、事故を防止するためにも危ないシーンを確認しておきましょう。
事故になりうるシーン確認することで、安心して子供が楽しく遊べる環境を作ることができますよ。
公共施設でボールプールを利用する時の危険シーン
- 興奮した子供と子供がぶつかって怪我をした
対策→ボールプール内では走らないように伝える - ボールプールに潜っている子供を踏んで怪我をさせてしまった
対策→ボールプールでは必ず子供が歩く、前方を確認する - ボールプールに入る時にボールを踏んでしまい、転倒して怪我をした
対策→ボールプールに入る時に、ボールをどかして踏み場を作ってあげる - ボールプールの枠にあるファスナーに指を挟んでしまった
対策→入る前にファスナーがしっかりしまっているか確認する - ボールプールに落ちていた異物(ヘアピン、他のおもちゃ)を踏んで怪我をした
対策→ボールプールで遊ぶ前・遊んだ後に、ボール以外の物が混在していないかチェックする - 割れたボールを口に入れて、ケガをした
対策→割れたボールがないか確認、あった場合はすぐに捨てる - ボールプールの外に転がっているボールを踏んで転んでしまう
対策→遊び終わった後は、周囲を確認する
特に気を付けるべきは、ボールプール内での子供同士の接触によるケガです。
大型のプレイパークでは、ボールプールと滑り台が一緒になっているタイプも多く、衝突によってケガをする恐れが高いですのでより注意が必要となります。
自宅でボールプールを利用する時の危険シーン
- ボールプールに入る時にボールを踏んでしまい、転倒して怪我をした
対策→ボールプールに入る時に、ボールをどかして踏み場を作ってあげる - ボールプールの枠にあるファスナーに指を挟んでしまった
対策→ファスナーがないものを購入する。ファスナーが動かないように固定具をつける - ボールプールに落ちていた異物(ヘアピン、他のおもちゃ)を踏んで怪我をした
対策→ボールプールで遊ぶ前・遊んだ後に、ボール以外の物が混在していないかチェックする - 割れたボールを口に入れて、ケガをした
対策→割れたボールがないか確認、あった場合はすぐに捨てる - ボールプールの外に転がっているボールを踏んで転んでしまう
対策→遊び終わった後は、周囲を確認する
自宅にボールプールを設置する場合、ボールプールに入れるボールの量を調整することで上記のようなケガを防ぐこともできますよ。
楽しいだけじゃない!ボールプール3つのメリットとは?
ボールプールの危ないポイントについてお伝えしましたが、子供にとってはこれ以上ないほど楽しいおもちゃです!
実は、ボールプールには楽しいだけでなく、子供がボールプールで遊ぶことで、ママにも嬉しい次のようなメリットもあるとされています。
- 雨の日でも思いっきり遊んでくれて「疲れてくれる」
- 運動能力や体力の向上が期待できる
- 視覚の発達、色や数の学習もできる
ボールプールのメリット①:雨の日もからだを思いっきり動かして遊べる
実は、これがパパやママにとって一番嬉しいメリットです。
子供の体力は無限大!
雨の日で外で遊ばせないと、夜に元気が有り余って中々寝てくれない…。
こんな悩みは全国共通だと思います。
どうにかして、遊んで疲れさせないと・・・!
このママやパパの悩みを解決する手段にボールプールはおすすめです。
ボールプールがあれば、外出することなく室内でからだを思いっきり動かして遊べます。
お天気の悪い日でも家から一歩も出ることなく、室内で子どもを遊ばせることができるのはうれしい限りですよね。
ボールプールのメリット②:運動能力や体力の向上が期待できる
ボールプールの中でからだ全体を使って遊ぶことで、子どもの運動能力の向上が期待できます。
ボールをつかむ、転がす、投げる、キャッチする、蹴るなど、腕や足の動きを身につけることが可能です。また、たくさんのボールの中で立ったり寝ころんだりすることで、バランス感覚が養われ、からだの使い方も上手になります。
子どもには体力をつけるためにも、たくさん遊んでたくさん寝てほしいですよね!私には男の子が2人いるのですが、幼い頃はボールプールで大騒ぎして遊んでいました。ボールプールで遊んだ後は、遊び疲れて、よく寝てくれましたよ。
ボールプールのメリット③:視覚の発達、色や数の学習もできる
ボールプールは、カラフルな原色のボールが多く使用されています。
視力がまだ発達途中の赤ちゃんでも原色のカラーボールは認識しやすいと言われています。
動くボールを目で追うことで視覚のトレーニングになったり、ボールの色分けで色の認識ができるようになったりと脳の発達にも役立ちます。さらに「赤いボールを2つちょうだい」など、色の学習だけでなく数の学習もできますよ。
我が家でも、今日は赤いボールを集めてみよー!などゲームをよく行います。
集め終わったら、「赤いボールの数は何個あるかなぁ〜?」などクイズを出したりして遊んでいます。
ボールプールは必要ないという意見も?3つのデメリット
ボールプールが家にあれば、わざわざ外出する必要もなく、安心して子どもを遊ばせることができます。
思いっきりからだを使って遊べるボールプールは子どもも大好きですよね。
しかし、ボールプールは「場所をとる」「危ない」などといった声もあるようです。いざ、購入するとなるとデメリットも気になるところですよね。
ここでは、ボールプールのデメリットについて詳しく解説します。
対処法もあわせてご紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ボールプールのデメリット①:設置する場所がない
ボールプールはコンパクトなものもありますが、子どもを思いっきり遊ばせたいなら大きなサイズがおすすめです。
しかし、子どもがからだを動かして思いっきり遊べるサイズのボールプールは、かなり場所をとります。
購入する際は商品のサイズをチェックして、設置場所を確認しましょう。
ボールプールはコンパクトに収納できるタイプも多い
ボールプールはコンパクトに収納できるタイプが多いですが、遊んだあとに片付けるのが面倒になり、結局、出したままにしている家庭も多いようです。出したままにする可能性がある場合は、設置場所の確保が必須です。
また、出したままにしておくと、子どもがすぐに飽きてしまうという声もあるようです。
わが家で使用していたボールプールは簡単に折りたためるタイプだったので、少し面倒ではありますが、使用するたびに片付けていました。出しっぱなしにしないことで、ボールプールを出すと毎回喜んで遊んでいましたよ!
ボールプールのデメリット②:ボールが散らかり、片付けが大変
ボールプールではボールを投げたり蹴とばしたりして遊ぶため、いくら大きなボールプールでも、部屋のいたるところにボールが飛んできます。遊び終えたあとの片付けが大変という声も多いです。
また、散らかったボールにつまづいて転んでしまうこともあります。柔らかい素材のボールがほとんどですが、転んだ際に、足元に危険なものがあるとケガをするおそれがあります。ボールプールで遊ぶ前は、周辺に危険なものがないかチェックしましょう。
また、片付けの際にボールと一緒にブロックなどの固いおもちゃを入れてしまうと、次回遊ぶ際にケガする可能性があるため、十分注意してください。
おすすめの片付け方
我が家でも実践していた方法です。
ボールを片付けることまで遊びしてしてまうことです。
思いっきり遊んだあとは、子どもと一緒に散らかったボールを片付ける競争をしましょう!「お片付けしなさい」というよりも、競争などの遊びを取り入れて片付けをすると子どもも楽しんでやってくれますよ。
ボールプールのデメリット③:清掃が面倒くさい
ボールプールは静電気によって、ボールに髪の毛やホコリなどが付着しやすいです。
赤ちゃんがボールを舐めたり口に入れてしまうこともあるでしょう。
できる限り清潔に保ちたいところですが、大量にあるボールを一つひとつ洗うのはとても手間がかかり大変ですよね。
大量のボールを一気に洗う方法をご紹介します。手順は以下のとおりです。
【大量のボールを一気に洗う手順】
- ボールを目の粗い大きめの洗濯ネットに入れる
- 浴槽やベビーバスなどに水をはって洗う
- 濯ネットに入れたまま干して乾燥させる
大きな洗濯ネットを使用すれば、大量のボールも一気にきれいに洗えますよ!定期的に洗って清潔に保ちましょうね。
また、ボールプールを出したままにしておくと、ボールプールの底からおもちゃや粘土などが発見されることも…。出したままにしている場合は、特に注意が必要です。
何歳から遊べる?【年齢別】ボールプールの遊び方
ボールプールの対象年齢はメーカーごとに異なりますが、1〜2歳頃から使用できるものがほとんどです。
なかには、生後6か月頃から使用できるものもあるようです。小学校入学前までの5歳くらいまでボールプールで遊んでいたという子が多いようですね。
ボールプールは、赤ちゃんから幼児まで年齢に応じてさまざまな遊び方ができるため、長い間使用できる遊具といえるでしょう。
ここからは、年齢に合わせたおすすめのボールプールでの遊び方をご紹介します。
生後6か月頃~1歳まで:ボール遊びを中心に
生後6か月頃になると、ずりばいやハイハイが上手にできるようになる赤ちゃんも多いでしょう。赤ちゃんは、動くものに興味津々です。ボールを床に転がすと追いかけて遊びます。
少しずつボールに慣れてきたら、子どもと向かい合って座り、ボールをコロコロと転がしてキャッチする遊びもおすすめです。
また、玉入れのように少し離れた場所からボールを大きめのかごに入れる遊びや、大量のボールを一気に頭上から落とす「ボールシャワー」は、子どもも大興奮で盛り上がります。
ボールシャワーは、うちの子たちも大好きで「やって!やって!」と何回も催促されて大変なくらいでした。
2~3歳:学習も取り入れてみる
2~3歳ごろになると、原色などはっきりとした色を理解して言えるようになる子もいるでしょう。
ボールプールのボールは原色を使用している場合が多く、色の種類を学ぶのに適しています。
また、大量にあるボールは、数字の概念を学ぶのにピッタリです。
ボールプールを使ったおすすめの遊び方
- 子供が大好き「お店屋さんごっこ」
-
例えば、赤いボールはりんご、黄色いボールはレモン、緑色のボールはピーマンなどときめて「赤いりんごを3つください」などと遊びます。
- ボール転がし・玉入れ遊び
-
ボールを転がして遊んだり、ダンボールの箱に投げてボールを入れるなど遊び方は自由自在です。
利き手だけでなく、反対の手を使用したり、後ろ向きで投げたりなど工夫してみましょう。
いつもとは違う慣れない動きに挑戦することで身体能力だけでなく脳の発達にも役立つと言われています。
ただし、言葉の発達スピードや身体の成長スピードは個人差が大きく、男の子なのか女の子なのか、さらに子どもの性格によってもまったく異なります。
子どもの様子を見ながら取り入れていきましょう。
4〜5歳:自ら遊びを発案!
4~5歳ころになると、自らいろいろな遊びを考えて遊びだす子もいるでしょう。
離れた場所に置いた箱へボールをシュートする遊びや、ボールプールのテントの屋根からボールを落としてカゴでキャッチする遊びなど、遊び方は無限です。
テント式のボールプールなら、おままごとも楽しめるでしょう。ボールプールの中におもちゃなど「宝物」を隠して探す宝探しゲームも盛り上がりますよ!
買う前に要チェック!ボールプール選びのポイント
ボールプールといってもタイプも種類もたくさんあるため、どれを選べばいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ボールプールの選び方のコツを解説します。子どもが楽しく遊べることはもちろんですが、サイズや収納のしやすさも選ぶ際の重要なポイントです。
楽しく遊べて、お片づけも簡単なボールプールを選びましょう。
【屋根なしvs屋根あり】メリットとデメリット
ボールプールは、大きく分けて屋根のないプールタイプと、屋根ありのハウスタイプの2種類があります。
どちらもメリットもデメリットもあるため、どのように使用したいのか目的に合わせて選びましょう。
屋根なし 「プールタイプ」 | 屋根なし 「プールタイプ」 | |
---|---|---|
メリット | 子どもの安全を確認しやすい 比較的安価 片付けやすい | ボールが部屋に散らかりにくい おままごとなど「ごっこ遊び」としても活用できる |
デメリット | ボールが部屋に散らかりやすい | 中の様子が見えにくい 場所をとる |
屋根のないプールタイプは、遊んでいる子どもの様子がわかりやすいのが最大のメリットです。
オープンな分、ボールはあちこち散らかってしまうので片付けが面倒に感じる方も多いでしょう。
一方、屋根ありのハウスタイプならボールが散らばりにくいですが、中の様子が見えにくいのが難点といえるでしょう。
子どもが遊んでいるときは、なるべく様子がわかるように近くで見守りましょう。
設置場所は要確認!サイズは必ずチェックする
ボールプールの設置には、比較的広いスペースが必要になります。
設置場所は、目の届きやすいリビングなどがおすすめです。生活スペースを確保したうえで、ボールプールを設置できるか確認しましょう。
購入する際は、事前に必ずサイズを確認し、設置する場所のスペースに最適な大きさのボールプールを選びましょう。
簡単に収納できるタイプがおすすめ
ボールプールを選ぶ際は、収納のしやすさも大切です。
特に、ボールプールを出したままにせず、遊んだあとは片付けるという場合は、収納のしやすさは重要です。
ボールプールは小さく収納できるタイプがほとんどのため、比較的、収納場所には困りません。
しかし、たたみ方は慣れるまで、なかなかコツがつかめないという方もいるようです。
ネットの投稿や口コミを見たり、動画サイトなどでもたたみ方を紹介している商品などもあります。心配な方は、参考にしてみるのもいいでしょう。
子どもの安全が一番!安全基準・素材にも注目
子どものおもちゃは安心して遊ばせられるものを選びたいですよね。
子どもが安心して遊べる安全性の高いボールプールを選ぶことも大切です。
屋根のないプールタイプであれば、少し離れた場所からでも、子どもが遊ぶ様子も見やすいですが、屋根ありのハウスタイプだと中の様子が見えにくくなってしまいます。
メッシュ素材や透けている素材など中の様子がわかりやすいタイプを選ぶようにしましょう。
幼い子どもが遊ぶおもちゃは、安全を第一に考えて作られていることがほとんどでしょう。
しかし、より安全性を重視したいという方は「STマーク」などの安全基準をクリアした商品を選ぶようにすると安心です。
ボールは別売りの場合も⁈ボールがセットなのか確認する
ボールプールは、必ずボールがセットになっているとは限りません。
ボールプール本体のみで、ボールは別売りになっているものも数多くあるので、購入する際は必ず確認しましょう。商品が届いてすぐに遊びたい場合は、ボールがセットになったものを選びましょう。
セットのボールだけでは数が少ないと感じるケースも
ボールは、メーカーや商品によってサイズや色が異なります。
同じボールで揃えたい場合は、購入時にボールを追加購入できるか確認しておくといいでしょう。
自宅で楽しめる人気のボールプールおすすめ3選
ボールプールは、屋根なしのプールタイプや屋根ありのハウスタイプなどたくさんの商品が販売されています。
サイズもさまざまで、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、おすすめのボールプールを厳選して3商品ご紹介します。ボールプール選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
複数人でも遊べる!広々サイズのボールプール
広々としたサイズで、珍しい六角形をしたハウスタイプのボールプールです。
大人も入れる大きさで、子どもなら2〜3人一緒に入って遊べます。出入り口が2つあり、お友だちや兄弟と遊んでいても出入りがしやすいです。
5色のカラフルなボール付きで、遊んだ後は、小さくコンパクトにたたんで専用のバックに収納できます。
バスケットゴール付き!コンパクトサイズのボールプール
幅120cmのコンパクトなサイズで、バスケットゴールも付いているボールプールです。
ボールは付属していないため、別途購入が必要になります。
3つの面にメッシュ素材が使われており、遊んでいる子どもの様子が確認しやすく通気性も抜群です。コンパクトに折りたためて、収納場所にも困りません。
おままごとや秘密基地にぴったり!ハウスタイプのボールプール
おままごとなどの「ごっこ遊び」も楽しめるハウスタイプのボールプールです。
テラス付きで、子どもが大好きな秘密基地としても大活躍しそうですね。
ボールは付属していないため、別途購入が必要になります。軽量でサッと折りたためるため、持ち運びや収納も簡単です。
まとめ
子どもが大好きなボールプールが家にあれば、お天気の悪い日でも家から出ることなく、からだを使って思いっきり遊ばせることができます。外で遊べないと、お昼寝してくれない…なんてこともなくなりそうですよね。
ボールプールは、楽しく遊べるだけでなく、年齢に合わせて運動能力や視覚の発達、さらには色や数の学習などにも役立ちます。遊び方も工夫すれば無限大に広がる面白さもあります。赤ちゃんから幼児まで長い期間使用できるメリットいっぱいの遊具と言えるでしょう。
一方で、設置する広いスペースが必要であったり、片付けや掃除に手間がかかったりなどのデメリットもあります。ボールプールは、コンパクトに収納できるものも多いので、手間はかかりますが、出したままにせず遊び終わったら都度片付ける方がいいかもしれませんね。
今回ご紹介したボールプールは、すべて簡単に折りたためてコンパクトに収納できるためとても便利です。この記事が、お気に入りのボールプールを見つけるきっかけになったら幸いです。