出産で入院するときの荷物を入れるのに、どんなバッグを選んだらいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
プレママ雑誌やプレママサイトの準備リストを見ていると、おすすめグッズなどもあり、あれもこれも用意したくなってしまい大荷物になってしまうことも…。
- ボストンバッグだと必要な物が入りきらないかも?
- スーツケースは大げさすぎるかしら…?
- みんなバッグは何個ぐらい用意するのかしら?
など、出産で入院する際の持ち物やバッグのサイズに悩んでしまう方も少なくありません。
また、はじめての出産の場合、入院バッグに入れるものや準備はいつまでにすべきなのかなど分からないことも多いでしょう。
そこで今回は、出産で入院する際に使用するバッグの選び方と、入院バッグを準備する際に気を付けたいポイントについて詳しく解説します。
予定日はあくまでも目安であって、赤ちゃんはいつ生まれてくるか分かりません。
急遽入院!となった場合でも、あわてないためにできるだけ早めに入院バッグを準備しておきましょう!
【大きさ/シーン別】入院の荷物は3つのバッグに分けるのがおすすめ!
入院のための荷物を入れておく入院バッグは、シーンに合わせて「陣痛バッグ」「入院バッグ」「退院バッグ」の3つに分けることをおすすめします。3つに分けておくことで、たくさんのメリットがあるのでぜひ参考にしてください!
ここでは、それぞれのバッグの分け方とメリットをご紹介します。
陣痛バッグ:バッグインバッグがおすすめ!
陣痛を感じて産院に向かう際に必ず必要なものだけを入れておくのが「陣痛バッグ」です。
バッグには、スマホやお財布などの貴重品に加えて、診察券や母子手帳など産院で必要なものを入れておきます。
陣痛は外出時に起こることも考えられます。外出先から直接産院に向かうことになっても大丈夫なように、陣痛バッグは常に持ち歩くようにすると安心です。
陣痛バッグにおすすめのサイズの鞄は?
- ポシェットなどの小さめサイズのバッグ
- バッグインバッグ
- 斜めがけのボディバック
- ウェストポーチ
これらのように、パッと必要最低限のものだけ入れて、気軽に持ち運びができるバックが陣痛バックとして優秀ですよ。
入院バッグ:マザーズバッグorスーツケース
出産してから産院に入院している間に使用するものを入れておくのが入院バッグです。
バッグの中身は、パジャマや下着といった着替えや歯ブラシなどの日用品です。出産による入院は4〜5日間程度の場合が多いため、着替えだけでも結構な量になるでしょう。
陣痛室や入院中で過ごす自分用の飲み物やおやつ、軽食などを持参する方もいるようです。
先輩ママたちが入院バックに入れたもの(ネット上の声)
自分の好きなものやお菓子を用意している人も少なくありません。
ちょっとした楽しみになりますね。
入院バックはいざという時に持ち運びやすいバックが良い
しかし、入院する際は出産間近の大きなお腹を抱えて産院に向かわなくてはならず、陣痛の痛みがあるかもしれません。
荷物はなるべく最低限にまとめ、運びやすいバッグに準備しましょう。
また、産院に向かう際は、付き添いの方がいるとは限りません。状況次第では陣痛で苦しい中、自分でタクシーを呼んで、1人で産院に向かわなければならないケースも考えられます。
ワンポイントアドバイス
1人で産院に向かう場合などは、後から面会者に入院バッグを持ってきてもらうのも1つの方法です。
くれぐれも無理しないようにしましょう!
スーツケースを入院バックにする際の注意点
入院バッグとして、小さめのスーツケースとマザーズバッグのどちらにしようか悩む方も少なくありません。大きなお腹をかかえて陣痛の痛みに耐えながら荷物を運ぶことを考えると、運びやすいスーツケースを選ぶ方も多いようです。
しかし、産院によっては部屋が狭く荷物を広げるスペースがないなど、スーツケースは不便だったという声もあります。
また、スーツケースの持ち込みを禁止している場合もあるため、事前に産院へ確認しておくことをおすすめします。
私は入院バッグとしてマザーズバッグを利用しました。仕切りが多いマザーズバッグは、こまごまとしたものも整理しやすくあれこれ持ち込みたい人におすすめです!
退院バッグ:トートバッグorリュック
退院バッグには、産院から退院する際に必要なものを入れておきます。
トートバッグや小さめのリュックなどがおすすめです。
基本的に入院中は使用しないため、退院する日に使うものだけを入れておきます。バッグの中身は、退院時に着る自分の洋服や化粧ポーチなど身支度に必要なものです。
一緒に退院する赤ちゃんの洋服やおくるみなども忘れずに準備しましょう。
退院当日は、自分の荷物整理や赤ちゃんの退院手続きなど
意外にあわただしいものです。
入院バッグとは別に事前に準備しておくと
スムーズに退院できますよ!
【陣痛・入院・退院別】バッグに入れるものリスト
はじめての出産は分からないことばかりで、あれこれと心配になりがちです。
念のため…と、いろいろ準備したくなる気持ちはとてもよく分かります。
しかし、出産後は3時間おきの授乳や検診などがあり、思ったよりものんびりしていられません。
余計なものを持って行っても結局は使わず荷物になっただけ…なんてこともありがちです。
出産時の入院バッグには、必要最低限の荷物をコンパクトにまとめて準備することを心がけましょう!
陣痛バッグに入れるもの
陣痛バッグには、外出先の急な陣痛で産院へ直行することになった場合でも無事出産ができるように必要最低限のアイテムだけを入れておきます。
妊娠後期に入ったら、外出時には必ず持ち歩くようにしましょう。
- 母子健康手帳
- 保険証+診察券
- 入院申込書(必要な場合のみ)
- 印鑑
- 現金(タクシー代として)
- メモ帳+ペン
入院バッグに入れるもの
入院バッグには、出産を終え退院するまでの入院中に必要な荷物を入れておきます。
【入院に必須アイテム】
- パジャマ(授乳しやすい前開きのものがおすすめです)
- カーディガンなどの羽織るもの
- 靴下
- 授乳ブラ
- 産褥ショーツ
- 産褥パッド
- 母乳パッド
- バスタオル+ハンドタオル
- 洗面用具(歯ブラシ・基礎化粧品・シャンプーなど)
【入院時にあったら便利なもの】
- 乳頭保護クリーム
- ヘアゴム
- 骨盤ベルト
- 加圧ソックス
下着やパジャマは汚してしまい着替えたい場合も考慮して、入院日数分だけでなく、多めに準備しておくと安心です。
産院によってはパジャマやタオル、洗面用具のレンタル(購入)ができたり、コインランドリーが使用できる場合もあります。事前にチェックしておきましょう。
退院バッグに入れるもの
退院バッグには、赤ちゃんと一緒に退院する際に必要なものを入れておきます。
退院バックにあると嬉しいアイテム
- 自分の洋服
- 化粧品
- 赤ちゃんの肌着と洋服
- おくるみ
晴れて赤ちゃんと一緒に退院する日は、記念撮影する方も多いでしょう。
退院の際、赤ちゃんにセレモニードレスを着せてあげる方も多いようです。しかし、季節によってはおくるみにくるまれて、せっかくのドレスをほとんどお披露目することなく終わってしまうことも…。
出産前に準備するためうっかりしがちですが、産後は頻繁に授乳しなくてはなりません。退院する際の自分が着る洋服は、授乳がしやすい前開きの洋服を用意しておきましょう。
産院の入院案内はしっかりチェック!
出産入院セットやお産セットとして最低限の産褥パットや加圧ソックスなどを準備してくれる産院もあります。出産が近づくと、産院から入院案内の説明やお便りがもらえるはずです。
同じものを準備してしまってももったいないですし、荷物を減らすためにもきちんと確認しておきましょう。
レンタルがある場合もある
追加料金を支払うことで、1日1セットではなく何度でも交換可能なプランを設けている産院もあるようです。赤ちゃんをだっこしながらの授乳は汗ばむこともありますし、慣れない授乳ではパジャマを汚してしまうことも多いです。追加料金は発生しますが、利用するメリットは大きいでしょう。
気兼ねなく、1日に何回でも新しいパジャマに交換できるのは魅力的ですね!
入院バッグはいつ頃までに準備すればいい?
プレママ雑誌やプレママサイトなどで「入院バッグは早めに準備しましょう!」と書かれているのを目にしたことがある方も多いはずです。しかし、早めにと言われても具体的にいつ頃から準備を始めたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
これから産まれてくる赤ちゃんのためのベビー用品は、どれもかわいらしいため選ぶのも楽しいですよね。
一方で、自分の入院準備となると、いまいちやる気が起きない方も多いようです。SNS上でも、入院バッグの準備をつい後まわしにしてしまう方の投稿があったのでご紹介します。
しかし、出産間近になるとお腹も急に大きくなり、外出するのも一苦労…入院の準備をするのも大変になってしまいます。
ここからは、入院バッグを準備する際に気を付けたいポイントを詳しく解説します。これから入院バッグの準備をする方はぜひ参考にしてください!
妊娠後期(妊娠28週頃)に突入したら準備スタート!
妊娠28週に入ると妊娠後期に突入します。
妊娠後期に入るとお腹もグッと大きくなり、出産までいよいよラストスパートですね!
入院バッグの準備はいろいとと調べることも多く、1日で終わらせるのは難しいかもしれません。
入院バッグをスムーズに準備するには、事前に買い物リストを作成することをおすすめします。
ご紹介した「【陣痛・入院・退院別】バッグに入れるものリスト」を参考に、まずは必要なものをリスト化しましょう。
産院で用意してもらえるものを忘れずに確認し、家にあるものと購入する必要があるものをチェックします。買い物リストが完成したら、実際に買い物をして入院バッグにつめておきます。
いつ陣痛がおこっても大丈夫なように妊娠28週ころから準備をはじめると安心です。遅くても妊娠36週までには準備しておきましょう。
外出時は必須!陣痛バッグは常に持ち歩くのがおすすめ
妊娠後期に入ると、いつ生まれてきてもおかしくない期間がすぐに始まります。
予定通り自宅から入院バッグを持って産院へ向かうことができれば、なにも問題はありません。しかし、外出先で急に破水してしまった!というケースも少なくありません。
赤ちゃんがいつ出てくるかは誰にも分からないため、帝王切開など計画入院を予定している方でも、思ったよりも早く産院へ出向かなくてはならない可能性があるのです。
妊娠後期に入ったら、外出する際は必ず陣痛バッグを持ち歩くようにしましょう。
入院バッグは誰でもわかりやすい場所に置く
入院バッグの準備が完了したら、玄関など分かりやすい場所に置いておきましょう。
入院バッグを持って出かけるのは出産間際のはずです。陣痛の痛みに耐えながらかもしれませんし、もしかしたら突然の破水で急遽産院に向かわなければならないケースもあるでしょう。
緊急事態とも言えるような時でも、すぐに持って出かけられるように入院バッグは玄関に置いておくのがおすすめです。
万が一、外出先から産院へ向かうことになった場合でも、玄関に入院バッグを置いておけば、後から旦那さんや家族に持ってきてもらう際も分かりやすいです。
「入院バッグを持ってきてと頼まれたけど、どこにあるのか分からない!」という事態が発生しないためにも、事前に旦那さんや家族に置き場所を知らせておくか、誰でも分かりやすい場所に置いておきましょう。
まとめ
出産で入院するときの荷物は、いろいろと準備するものが多いため、面倒に感じる方も少なくありません。
私も、妊娠後期に入って産院から入院の案内を渡され「もう、いつ生まれてもおかしくありませんよ!」と言われ、あわてて準備した覚えがあります。
陣痛・入院・退院とシーン別に3つのバッグに分けることで、準備もスムーズに進められます。
プレママ雑誌やプレママサイトを見ていると、おすすめグッズや便利グッズなどが紹介されているため、ついあれもこれも準備したくなってしまいますよね。しかし、入院中は3時間ごとの授乳や健診など意外にあわただしく、いろいろと準備して持参しても結局使わないことも多いです。
最低限必要なものをしっかり準備して、荷物はコンパクトにまとめましょう。いざという時にサッと持ち運べるバッグに準備しておくことをおすすめします。万が一、忘れものがあったとしても、あとから旦那さんや家族に持ってきてもらったり、産院の売店で購入できたりするケースがほとんどなので安心してください。
ただし、母子健康手帳や保険証、診察券などは、出産の際に必ず必要です。妊娠後期に入ったら、陣痛バッグは外出する際に必ず持ち歩くようにしましょう!